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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

紫苑に青条揚羽

 秋の花、シオン。
 在来種ですが、観賞用によく植えられます。
 そのようなシオンの花壇。

この記事にはの画像があります。


 その花にチョウが。
 アオスジアゲハ。

 アゲハチョウの仲間としてはちょっと小さめ。
 黒い翅の中央に明るい青い帯。

青条揚羽

 南方系のチョウで東日本ではめずらしいかもしれませんが、大阪ではごく普通のチョウ。
 ほんの少し温かいこともあるでしょうが、幼虫が食べるクスノキが当たり前のようにあることが大きいかもしれません。

アオスジアゲハ

 クスノキは日本での自生地がよく分からず、はるか昔にやってきた史前帰化植物とも言われています。
 確かに大木と言われるクスノキは神社や集落周辺など人の手が入るところばかりのようにも。
 大阪では街路樹、公園、神社仏閣など人間の生活の場にクスノキは植えられています。

 アオスジアゲハは人間に育てられているのかもしれません。
 ただほかにもシロダモ、ヤタブノキ、ヤブニッケイなど在来種の樹木の葉も食べますので、クスノキがなくても絶滅はしないでしょう。
 在来の自然が残っていれば。

アオスジアゲハ
青条揚羽
Graphium sarpedon (Linnaeus, 1758)
チョウ目 アゲハチョウ科 アオスジアゲハ属

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タグ: アオスジアゲハアゲハチョウシオン秋の花

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冬の蝶 うらぎんしじみ

 12月下旬。
 冷え込んで風が強い日。

この記事にはの画像があります。


 道端のコケの上に小さな蝶が。
 背中に合わせた翅の裏側が少し灰色がかった白。
 ウラギンシジミ。
 シジミチョウの仲間。
 蝶とししては小さい方ですが、シジミチョウとしてはかなり大きい。

ウラギンシジミ

 成虫で冬を越すので葉の裏で休んでいたところ、風に飛ばされてしまったのでしょうか。
 冬を越すとはいえ、寒いと動くのはたいへん。
 飛ぶことができなかったのでしょう。

翅の表に白いところがあるのでメス。オスは赤い。
裏銀小灰蝶

 近くのこんもりとした常緑樹の葉陰にそっと移しました。

 無事冬を越えられればいいのですが。

ウラギンシジミ
裏銀小灰蝶
Curetis acuta paracuta
チョウ目 シジミチョウ科 ウラギンシジミ属

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タグ: ウラギンシジミシジミチョウ冬の虫成虫越冬

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でも、2回目です。アカシジミ

 久しぶりに出会いました。
 数年ぶり。
 二度目。

この記事にはの画像があります。


 アカシジミ。
 翅が赤い、というかオレンジ色の小さなシジミチョウ。
 シジミチョウの中でもゼフィルスと呼ばれるミドリシジミ亜科というグループの一種。

赤小灰蝶

 ゼフィルスは幼虫が樹木の葉などを食べるシジミチョウのグループで、絶滅危惧種などが多く含まれます。
 ただ、アカシジミは環境省も大阪府も絶滅危惧種ではないようです。
 公園や街路に普通に生えてるコナラやアラカシを食べるからでしょうか。

アカシジミ

 でも、出会ったのはやっと2回目です。

アカシジミ
赤小灰蝶
Japonica lutea lutea
チョウ目 シジミチョウ科 ミドリシジミ亜科 アカシジミ属

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タグ: アカシジミゼフィルスシジミチョウ

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赤と黒と茶色の派手な模様のチョウがいました。さて、どのちょうでしょうか?

 10月。
 といっても暖かかった今年。
 花壇に咲いた花にチョウがとまっていました。

この記事にはの画像があります。


 翅はオレンジに黒い斑点、縁が黒。
 タテハチョウによくあるパターン。
 よく似たチョウがいろいろあります。

チョウがとまっているのはキク科のチトニアの花?

 大きさは、モンシロチョウよりちょっと大きいくらい?
 タテハチョウとしては小さい方。

 翅を閉じると茶色時に筋が入って木の皮や落葉のよう。
 これもタテハチョウではよくあるパターン。


 一番の特徴は、翅を開いた時、半部くらいが焦げ茶に灰色を塗ったような色をしてること。


 この特徴があるのは、アカタテハ。
 幼虫が食べるのは、里山に生えるようなイラクサ科の雑草。
 だからそう珍しいチョウではないようです。

 ほんとうに似たチョウは多いので、日頃から図鑑をよく見ておかないと。

アカタテハ
赤立羽
Vanessa indica
チョウ目 アゲハチョウ上科 タテハチョウ科 アカタテハ属

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タグ: アカタテハタテハチョウチトニア

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久しぶりの浅葱斑はタデ科が好き?

 ひさしぶりのアサギマダラ。

 アサギマダラは渡りをするチョウ。
 日本列島を初夏には南から北へ、秋には北から南へと移動します。
 なかには1500キロも移動するものもいるとか。
 華奢に見える体でよく移動できるものです。

この記事にはの画像があります。


 アサギマダラは毎年数回出会うのですが、いつもひらひら飛んでいて、なかなかうまく写真が撮れません。
 この日はなぜか草の葉に止まってくれたので写すことができました。

Parantica sita

 このアサギマダラは、その草にやけに執着しています。
 いなくなってから確認すると、花は咲いていないので蜜を吸っていたのではありません。
 葉の裏に卵はありませんので、産卵でもありません。
 そもそもアサギマダラの幼虫が食べるのはリンドウ目ガガイモ科の植物。
 これは、おそらくナデシコ目タデ科のミゾソバ。
 幼虫の食べ物ではありません。

浅葱斑

 どうして執着していたのか謎ですが、おかげでひさしぶりに写真を撮ることができました。

アサギマダラ

アサギマダラ
浅葱斑
Parantica sita
チョウ目 アゲハチョウ上科 タテハチョウ科 マダラチョウ亜科 アサギマダラ属

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タグ: アサギマダラマダラチョウタテハチョウ

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春分 桜の花とともにやってきたアゲハチョウ

 3月下旬。
 春分をすぎたころ。

 アゲハチョウと出会いました。

この記事にはの画像があります。


 翅の前のほうがかすれた黒になっています。
 そして翅の後に赤い丸があります。
 キアゲハの春型です。

黄揚羽

 まだ4月になっていません。
 少し早いような気がします。

キアゲハ

 日本のようなところでは、生き物が冬を越すために様々な方法があります。
 チョウはそれぞれの種類で卵、幼虫、蛹、成虫といろいろなパターンがあります。
 成虫で冬を越すチョウは、冬でも暖かければ姿を見かけることがあります。
 蛹で冬を越すチョウは、暖かくなってから現れます。

 キアゲハは、蛹で冬を越すチョウ。
 まだちょっと早いような気がしますが、今年は桜の開花がちょっと早いので、キアゲハの羽化もちょっと早くなったのかもしれません。

キアゲハ
黄揚羽、黄鳳蝶
Papilio machaon
チョウ目 アゲハチョウ科 アゲハチョウ属

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タグ: キアゲハアゲハチョウ

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このとまりかた、なかなか格好いいと思う キマダラセセリ

 6月。
 チョウが飛んでいました。
 セセリチョウの仲間です。

この記事にはの画像があります。


 セセリチョウは翅を後ろに向けてたたむちょっと変わったチョウです。
 色も地味な茶色が多く、チョウよりガのほうが近いような感じです。

 ところが、このキマダラセセリは明るいオレンジ色でガっぽくないだけでなく、翅のたたみ方がちょっとちがいます。
 後翅を水平に開き、前肢を45度くらいに立てます。
 まるでステルス戦闘機のよう。

キマダラセセリ
黄斑挵

 かっこういいです。

キマダラセセリ
黄斑挵
Potanthus flavus
チョウ目 セセリチョウ科
幼虫の食草はススキなど

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タグ: キマダラセセリセセリチョウ

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