紫苑に青条揚羽
秋の花、シオン。
在来種ですが、観賞用によく植えられます。
そのようなシオンの花壇。
その花にチョウが。
アオスジアゲハ。
アゲハチョウの仲間としてはちょっと小さめ。
黒い翅の中央に明るい青い帯。

南方系のチョウで東日本ではめずらしいかもしれませんが、大阪ではごく普通のチョウ。
ほんの少し温かいこともあるでしょうが、幼虫が食べるクスノキが当たり前のようにあることが大きいかもしれません。

クスノキは日本での自生地がよく分からず、はるか昔にやってきた史前帰化植物とも言われています。
確かに大木と言われるクスノキは神社や集落周辺など人の手が入るところばかりのようにも。
大阪では街路樹、公園、神社仏閣など人間の生活の場にクスノキは植えられています。
アオスジアゲハは人間に育てられているのかもしれません。
ただほかにもシロダモ、ヤタブノキ、ヤブニッケイなど在来種の樹木の葉も食べますので、クスノキがなくても絶滅はしないでしょう。
在来の自然が残っていれば。
アオスジアゲハ
青条揚羽
Graphium sarpedon (Linnaeus, 1758)
チョウ目 アゲハチョウ科 アオスジアゲハ属
![]() |

- 関連記事
-
- なんか時代劇の浪人みたいな名前の格好いい虫 編笠羽衣 (2023/10/09)
- 紫苑に青条揚羽 (2023/10/06)
- 幼虫はイカツい虫です (2023/09/16)