なんとかまにあった土木通の花
だいたい梅雨のおわりくらいに咲く花。
ツチアケビ。
名前にアケビと付きますが、ランの仲間。
菌類に寄生して、地面の上に現れるのは花を咲かせて、タネをばらまく間だけ。
多年草ですが、花は数年に一度くらいしか咲かないようです。
ここは運良く群生地のようで、ほぼ毎年出会うことができます。
果たして今年は。
薄暗い林床でほのかに赤みがかったクリーム色のツチアケビ。

根本にも同じ色の花被片がちらばり散ってしまったかな、と思ったら、まだ咲いていました。

このあと赤い実をつけることになります。
その実をアケビに見立てたことが由来のようです。
アケビと言うにはちょっと細長いような気がしますが、ランの中では大きい方かもしれません。
もう少ししたら見られるでしょう。
ツチアケビ
土木通
Cyrtosia septentrionalis (Rchb.f.) Garay
キジカクシ目 ラン ツチアケビ属

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