二十四節気の「芒種」の「芒」ってなに?
![ノギがわかりやすい麦[錦織公園河内の里]](http://blog-imgs-17.fc2.com/i/k/i/ikimono8000/058201.jpg)
ノギがわかりやすい麦
[錦織公園河内の里]
江戸時代の
穀物の先端の細い毛のことで、植物を表す「草冠」と、発音を表す「亡」をあわせた形声文字です。
ノギがわかりやすい穀物の一つは麦。
刈り取り前の麦の実には細い毛が1本ついています。
これがノギです。
しかしパンや麺類の材料になり、中国北方の主食にもなる小麦をまくのは晩秋から初冬。
梅雨前にまくのは
今の中国でも芒種は「ノギのある麦を収穫して、ノギのある籾をまく」という意味に説明されています。

稲籾の先が尖っているのが
ノギの名残?
ところがお米、つまり籾にはノギはありません。
ちょっと変ですが、稲の野生種や古代米と呼ばれるもの中にはノギがついている種類もあるそうです。
ということで、「芒種」のノギは籾のノギのことだったのでしょう。
きっと。

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