【 絶滅危惧種】

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春になればあらわれる身近だった魚 どじょう

 4月。
 春になって出会ったのが、ドジョウ。
 ドジョウの仲間にはいろいろいますが、おそらく「ドジョウ」という名のドジョウ。

ドジョウ

 童謡の「どじょっこふなっこ」のように、春になったから現れたのでしょう。
 ただ、歌の中では冬に張った氷が溶けたことで出てくるのですが、大阪の平野部ではそんなに氷は張りません。

泥鰌

 童謡に歌われるほど身近な生き物。
 のようですが、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)、大阪府のレッドリストでは絶滅危惧II類(VU)。
 撮影後、スタッフがおい……逃しました。

 ちなみに大阪府レッドリストでニホンウナギは絶滅危惧II類(VU)。
 ドジョウを食べることはニホンウナギを食べるのと同じ!

 ドジョウ。
 泥鰌。
 Misgurnus anguillicaudatus
 コイ目 ドジョウ科 ドジョウ属の淡水魚。

2020年6月11日 追記
 と思っていたのですが、どうやらドジョウには在来種と、外来種である中国系が存在するようです。
 どうやら、このドジョウは中国系の可能性が高そうです。
 とすると、ここにいるのも納得しやすくなります。
 現在色々と調べてますが、その結果はしばらくお待ち下さい。

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今年のニホンアカガエルは、育っています。

 3月初旬に孵化したニホンアカガエル
 一週間後にはこんなに大きくなっていました。
 なんか黒い植物クズのような姿から、小さいながらもオタマジャクシの姿に。

ニホンアカガエル

 今年は適度に雨が降ったからか池の水位は保たれ干上がることはなかったようです。
 今のところは。

 このまま育ってくれれば、うれしいのですが。
 ここは飼育施設ではないので、何が起きるかわかりません。
 去年は全滅したので今年はカエルになるまで育ってほしいな。

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タグ: ニホンアカガエルオタマジャクシ大阪VU絶滅危惧種錦織公園

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今年のニホンアカガエルは、とりあえず孵化しました。

 大阪では絶滅危惧II類(VU)のニホンアカガエル。
 去年は全滅してしまいましたが、今年は?

錦織公園

 2月下旬に最初の卵塊。
 3月の初めには12個まで。
 そして一週間後には、孵化していました。

ニホンアカガエル

 ここの池は時折涸れることがあるので心配ですが、孵化していれば深いところへ移動してくれるでしょう。
 ただ、集まるとサギに食べられてしまうので、それはそれで心配です。
 やっぱり、水が枯れないことを願うだけです。

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山間の集落でであった青空を舞う鳥は?

 登山口まで山間の集落を歩いていると。
 ふと見上げれば、カラスくらい? の1羽の鳥が。


 鳥素人は、まずこういうときはカラスかどうかのチェック。
 1羽しかいないようなので、多分カラスじゃない。

 次はトビかどうかのチェック。
 これはかんたん。
 開いた尾羽根の形。
 扇型の逆というか、中央が凹んで左右が飛び出す凹型だったらトビ。
 中央がふくらんだ扇型なので、トビじゃない。


 ここが限界。  あとはできるだけ写真を撮り、後日、図鑑などで調べます。

 背景がない青空。
 常に動き、高度も変えていく鳥を撮るのはたいへん。
 広角で写せば小さくて画像がはっきりしない。
 望遠にすると追いかけるのが大変で、ピントも合いにくい。
 コンデジを信じてひたすら鳥を追いかけシャッターを押し続けました。

 ほとんどが写ってなかったり、見切れたり、ぼやけていたりする中、判別できそうな画像を拡大して、特徴を簡単にまとめると。
 胸から腹は白、羽の半分くらい? に何重もの黒縞、尾羽根には少し太い黒縞、顔は目の辺りから頬にかけて黒い帯。
 これに最も近かったのが、クマタカ。

羽の所々が欠けている勇者?
熊鷹

 え?!

 クマタカは環境省のレッドリスト(2019年)で絶滅危惧IB類(EN)、大阪のレッドリスト(2014年)でも絶滅危惧I類(CR+EN)。
 絶滅危惧I類は「絶滅の危機に瀕している種」。
 まさかそんな珍しい生き物に出会うはずはない。
 図鑑やWEBで調べ直します。

クマタカ

 気になるのが尾羽根の縞。
 同じような間隔で4本か5本。
 それらしいのはハチクマやオオタカ、ハヤブサなどがいます。
 しかしほかの特徴がもっとも当てはまる鳥はクマタカしか見つけることができませんでした。
 ただ、クマタカにはクチバシから喉に向かって黒い筋があり、胸から腹にかけても黒い縞があります。
 スッキリしませんが、幼鳥はアゴに黒筋はなく、胸から腹に黒い縞は無いので、クマタカ幼鳥?

 それなら、幸運!

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ニホンアカガエル まさか絶滅!!! EN→EX?

 2月下旬に確認したニホンアマガエルの卵塊
 3月上旬にもあることを確認。
 掃除はされていないようです。
 ただし、水車の淀みの卵塊が1個になっていました。
 流されたようです。

池の底にたくさんころがるニホンアカガエルの卵塊

ニホンアカガエルの卵塊

 ところが。

 3月中旬。
 ニホンアカガエルの卵塊が無くなっていました。
 あんなにたくさんあったのに。
 池まで掃除された?
 絶滅危惧種が絶滅してしまった!

 と思ったのですが、よく見ると水底に黒くて小さいものが。
 カメラで写して拡大してみると。
 小さなオタマジャクシ型。

池底の泥の上でじっとしている小さなオタマジャクシ

 どうやら孵化して卵塊が崩れてしまったようです。
 EN→EXではなく、EN→VUくらい?
 ほっとしました。

孵化が終わって崩れた卵塊

 春です。

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現代まで生き残ったたった2亜種の日本在来猫 対馬山猫 京都市動物園

 京都市動物園。
 いろいろな動物がいますが、他ではあまり見られない動物の一つが、ツシマヤマネコ(対馬山猫)。
 日本と韓国の間にある長崎県の島、対馬に生息する、ネコです。


 日本在来のネコ科動物で、唯一の種であり、2つしか生息していない亜種の一つ。
 もう一つは、沖縄県西表島のイリオモテヤマネコ。
 どちらもベンガルヤマネコの亜種ですが、ツシマヤマネコは亜種アムールヤマネコの変種という、ちょっとかわった位置づけ。
 このちがいは、日本に渡ってきた時期と、場所のちがいでしょう。
 イリオモテヤマネコのほうが古くに渡ってきたので固有な亜種になり、ツシマヤマネコは亜種になるほど時間がなかったのかもしれません。


 顔を見ると、ネコのようですが、なんかちょっとちがうようにも感じます。
 それはネコ(イエネコ)はヨーロッパヤマネコの亜種で、ちがう種だからかもしれません。


 京都市動物園のツシマヤマネコは、ネコらしいというのかあまり動かず丸まっているだけ。
 そして目の細かい網のせいであまり良く見えず、残念です。


 ツシマヤマネコは、環境省のレッドリストでは絶滅危惧種最高ランクの絶滅危惧IA類(CR)に指定されています。
 そして種の保存法の国内希少野生動植物種、国の天然記念物に指定されています。

■参考外部リンク■
京都市動物園
環境省_環境省レッドリスト2017の公表について
環境省_国内希少野生動植物種及び緊急指定種一覧
国指定文化財等データベース:主情報詳細

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シロマダラはどこで死んだのか?

 金剛山の二河原辺(にがらべ)道に次いで、また死んでいるシロマダラと出会いました。
 大阪では準絶滅危惧種のヘビです。

この記事にはヘビの画像があります。


 その公園はこのブログにとって重要な生き物フィールドの一つ。
 里山に植林して作られ、端から端まで歩くと20分あまり結構広い上に起伏に富み、木々に覆われ遠くが見えないため、道に迷っている人によく出会います。
 低山の森を好むシロマダラがこの公園にいてもふしぎじゃないように思えます。


 頭から尾の先までの全長は30センチ足らず。


 後頭部が白いので子供。


 ヘビとしての形はきれいに残っていますが、体の所々の皮膚が破れ、中は骨と皮だけ。内蔵も筋肉もなく、ぺらぺら。
 おそらく、シデムシのような小型の肉食昆虫に食べられたのでしょう。


 しかし、見つけた場所が、ちょっと問題です。
 実は、この公園はちょっと変なところがあるのです。
 それは、ヘビが極端に少ないこと。
 何年も公園に通って蛇を見かけたのは、実は2回め。
 ずっと回数が少ない金剛山のほうがもっともっとヘビと出会っています。
 公園で働いている方に聞いても、見かける回数は極端に少ないようです。

 はっきりとした理由はわかりませんが、少ない原因の一つとして考えられるのは、カエルが極端に少ないこと。
 大小の池があり、森があり、周囲に田んぼがあるので、トノサマガエル、アマガエル、ツチガエル、ヌマガエル、ヒキガエルなどがいても不思議はありません。
 しかし、公園で見かけるのは、外来種のウシガエルと、絶滅危惧種のニホンアカガエルのみという両極端。
 さらに、ネズミ類の姿も巣穴も見かけません。
 つまり、ヘビの食べ物になる生き物が極端に少ないのです。
 ですから、おのずとヘビも少なくなります。

ニホンアカガエル 大阪府レッドリスト 絶滅危惧II類(VU)

 なぜ、公園にカエルやネズミが極端に少ないのでしょうか。
 公園では動植物の調査が本格的に行われたことはないようですので、理由は想像するしかありません。
 想像できるもっとも単純な理由は、ネコ。
 公園にはノラネコがいます。
 総数はわかりませんが、決して少なくありません。
 捨てられたものとその子供と考えられています。
 公園の名前を書かないのも、捨て場として検索されにくくするため。

 それだけたくさんのネコは一体何を食べているのでしょう。
 禁止されている餌やりをする人もいますが、ただただ餌をおいているだけ。
 きっちりとネコを管理しているようには見えません。
 実際、カラスがネコを押しのけ食べているところを見たこともあります。
 常識的に考えれば、人間から食べ物がもらえない序列が低いネコがいるでしょう。
 そういったネコは何を食べるのか。
 それは公園にいるもの。
 飼い猫ばかり見ていると信じられないかもしれませんが、ネコはネズミや鳥はもちろん、カエルやヘビに昆虫も食べます。

 そんな公園ですから、シロマダラのような準絶滅危惧種のヘビがいることには、ちょっとびっくりしてしまいます。
 誰かが捨てた可能性もありますが、公園の入口から10分は歩かなければなりません。
 それにシロマダラは夜行性で、捕まえるのも簡単ではないでしょう。
 カラスがくわえてきたものをここに落としたことも考えられます。
 しかし、シロマダラがいそうな森は近くても1キロくらい離れています。
 やはり公園に住んでいると考えるのがもっとも納得がいきます。

 このシロマダラがどこに住んでいたのか、はっきりとしたことはわかりません。
 もし、この公園に住んでいたとするのなら、もっとヘビがたくさんいる環境になれば、いや戻れば、いいなと思います。

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