かんちがいしていた虫は、実は激レア虫だった?
数年前の画像を見ていると、ちょっと変わったワラジムシを見つけました。
錦織公園で移した画像です。
薄い小豆色で、背中の中央に白い筋、その左右に白い模様があります。
ちょっと変わったヤマトサトワラジムシと思っていました。
しかし拡大して見てみると、ワラジムシ特有のお尻から伸びた触角のような1対の尾肢(びし)がありません。
ということは、ワラジムシじゃなくて、ダンゴムシ?!

ダンゴムシと言うにはちょっと平たい感じまします。
それに背中を覆う装甲の背板の縁がちょっと外側に反っているように見えます。
ですから、見た目はワラジムシ。
でも尾肢がない。
やっぱりダンゴムシ。

ということで、探してみてみつかったのが、ハナダカダンゴムシ。
微妙に背板の模様がちがうようですが、変異が多いらしいのでちがうとは言い切れません。
なのでハナダカダンゴムシ(仮)のようです。
このハナダカダンゴムシは、結構レアなダンゴムシなのです。
神戸と横浜の一部でしか見つかっていないようです。
ということは、超絶滅危惧種?
といいたいところですが、数百キロ離れたふたつの都市、それも世界的港湾都市。
つまり、最近入ってきた外来種です。
ヨーロッパ原産の。

調べてみると、神戸と横浜から徐々に広がっているようですが、それが大阪の南東にある錦織公園まで?
大阪を縱橫断したようなもの。
ということは、途中のいろんなところにもいるはず。
どうなのか、気になります。
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