【 立春】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

立春 素心蝋梅の香

 2月。
 そしんろうばい。
 咲きはじめました。

素心蝋梅

 道を歩いていいると感じる香り。

 そして蝋細工のような淡い黄色の花。

ソシンロウバイ

 全身に花をまとい、色と香りで冬の終わりを知らせてくれます。

ソシンロウバイ
素心蝋梅
Chimonanthus praecox form.concolor
クスノキ目 ロウバイ科 ロウバイ属の落葉低木
ロウバイの栽培品種

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タグ: ソシンロウバイロウバイ黄色い花春の花初春の花立春

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一番寒い時期ですが、よく見ると春は来ています。立春

 今日は立春
 暦の上では春がはじまります。

 でも、一番寒さが厳しい時期。
 違和感があります。

 ところが。
 生き物たち、特に植物がひそかに動き始はじめています。

フクジュソウの蕾が顔を出していました。

フクジュソウのつぼみ

冬芽を覆っていた芽鱗を脱いでいるネコヤナギもありました。

ネコヤナギの花

アジサイも固く結んでいた冬芽を開きはじめていました。

アジサイの冬芽

 日本は南北に長く起伏に富んでいますので、もう春がきているところも、まだまだ春がこないところもありますが、ここにはもう春がやってきています。

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タグ: 立春初春フクジュソウネコヤナギアジサイ錦織公園

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立春。春の気立つをもってなり



春の()()つをもってなり。


立春


 今日は立春(りっしゅん)です。

 1年を24個に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、いろいろな暦日(れきじつ)はこの日を一年の基準(きじゅん)にします。
 たとえば、節分(せつぶん)立春(りっしゅん)の前日になりますし、新茶を()む時期といわれる八十八夜(はちじゅうはちや)もこの立春(りっしゅん)から数え始めます。
 旧暦(きゅうれき)の正月も立春(りっしゅん)の直前の新月(しんげつ)の日です。

まだつぼみが固い遅咲きの鶯宿梅
まだつぼみが固い遅咲きの鶯宿梅(おうしゅくばい)




すぐそこまで来た春


 そろそろ寒さも(とうげ)をこえ、気温も上昇し始め、草木の芽も少しずつですが(ふく)らみ始める時期です。
 まだまだ落葉樹(らくようじゅ)の多くは葉を落とした寒々とした姿ですが、気の早い花はもう咲き始めていたりします。
 少し離れた公園の梅林(ばいりん)南高梅(なんこううめ)はもうちらほらと咲き始めていました。

 まだまだ寒いながら、気がつくと日暮(ひぐ)れが遅くなっていて、いつの間にか春がすぐそこまで来てることを知ります。

開きはじめた南高梅
開きはじめた南高梅




太陽と星座


 立春(りっしゅん)はだいたい毎年2月5日ころになり、この日を年越(としこし)と考える風習があるために正月節(しょうがつせつ)歳首月(さいしゅづき)などともいいます。

 太陽は日日(ひび)昇っては沈んでを繰り返しますが、その道筋は毎日わずかにちがい、高いところを通る夏と低いところを通る冬の間を行ったりきたりしています。

 この太陽の位置は、夜空に見える星座と(くら)べてもずれていきます。
 もちろん太陽が出ているときは星座は見えませんが、夜の同じ時間に見える星座が季節で違ってくるのは、太陽と星座の位置が毎日変わっているからです。


太陽の通り道


 もちろん太陽と星座は一緒(いっしょ)に空を動いていくように見えますが、実は太陽と星座では動く早さがちがいます。
 ただ、その差がとても小さいので、目で見てもわからないだけなのです。

 毎日の太陽の位置を星座の上に書き写していくと、1本の線になります。
 プラネタリウムのように丸く空をつないでみると、その線は一つにつながって、輪になります。
 その太陽の通り道の輪のことを「黄道(こうどう)」といいます。

 その黄道(こうどう)を24に分けたのが二十四節気(にじゅうしせっき)なのです。


冬と春の境


 昔は冬至(とうじ)基準(きじゅん)にしていましたが、今は昼と夜の時間が同じになる春分(しゅんぶん)から翌年(よくねん)春分(しゅんぶん)までを、一番昼が長い夏至(げし)春分(しゅうぶん)と同じように昼と夜の長さが同じ秋分(しゅんぶん)、そして夜が一番長い冬至(とうじ)で4つに分けます。
 そして、それぞれを6つに分けると、4×6で24に分けられます。

 その中で冬至(とうじ)春分(しゅんぶん)のちょうど真ん中が、今日の立春(りっしゅん)なのです。

 今のカレンダーは、冬至(とうじ)に合わせた形で1年が始まりますが、昔の日本のように立春(りっしゅん)に合わせて一年の始まりを感じてみましょう。

 草木や鳥、虫たちも、一年の始まりとしてそろそろ活動し始めているかもしれません。

南国に長い日本


 ただし、日本の二十四節気(にじゅうしせっき)は昔から(みやこ)が置かれた京都(きょうと)や今の東京(とうきょう)気候(きこう)にあわせて考えられています。
 日本は人が住んでいる範囲(はんい)だけでも、南北に2500kmもあるとても長い国です。

 たとえば、北海道(ほっかいどう)最北端(さいほくたん)宗谷岬(そうやみさき)と同じくらいの緯度(いど)はというとヨーロッパのイタリア北部、ちょうどアルプス山脈(さんみゃく)のあたりになります。
 そして人が住んでる最南端(さいなんたん)沖縄県(おきなわけん)波照間島(はてるまじま)と同じくらいの緯度のところは、なんと地中海(ちちゅうかい)を通り抜け、アフリカのアルジェリアやリビアの南部、サハラ砂漠(さばく)()只中(ただなか)になります。

 これほど長い国ですので、二十四節気(にじゅうしせっき)の意味も地方によって大きく変わってきます。

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タグ: 立春二十四節気南高(梅)鶯宿梅

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