里山の茅場に咲く秋の七草 ききょう
もうすぐ8月。
大阪南部の低山、岩湧山山頂の茅場ではいろいろな花が咲く季節。
青紫色の花がたくさん咲いていました。
キキョウ。

ここは今も茅場として使われている場所。
春にはススキが刈られ、焼かれ、焼け残った木があれば刈られます。
そうやって林になるのを抑え、ススキは維持されます。
そのような場所を好む植物も同じように維持されることになります。
キキョウもそういった植物の一つでしょう。

ここでは秋の七草のほとんどが見られます。
身近では見ることができない花も多い秋の七草。
それが人の手が入る里山で見ることができるということは、昔は身近な植物ばかりだったのでしょう。

ただ、キキョウは環境省のレッドリストも大阪府のレッドリストも「絶滅の危険が増大している種」の絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
ここのキキョウは誰かが持ち込んだタネからはじまったのか。
それとも鳥か何か動物や風が運んできたタネからはじまったのか。
気になります。
キキョウ
桔梗
Platycodon grandiflorus (Jacq.) A.DC. (1830)
キク目 キキョウ科 キキョウ属
多年草

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