【 秋の七草】

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里山の茅場に咲く秋の七草 ききょう

 もうすぐ8月。

 大阪南部の低山、岩湧山山頂の茅場ではいろいろな花が咲く季節。

 青紫色の花がたくさん咲いていました。
 キキョウ。

Platycodon grandiflorus

 ここは今も茅場として使われている場所。
 春にはススキが刈られ、焼かれ、焼け残った木があれば刈られます。
 そうやって林になるのを抑え、ススキは維持されます。
 そのような場所を好む植物も同じように維持されることになります。
 キキョウもそういった植物の一つでしょう。

キキョウ

 ここでは秋の七草のほとんどが見られます。
 身近では見ることができない花も多い秋の七草。
 それが人の手が入る里山で見ることができるということは、昔は身近な植物ばかりだったのでしょう。

紙風船のようなキキョウのツボミ
桔梗

 ただ、キキョウは環境省のレッドリストも大阪府のレッドリストも「絶滅の危険が増大している種」の絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
 ここのキキョウは誰かが持ち込んだタネからはじまったのか。
 それとも鳥か何か動物や風が運んできたタネからはじまったのか。
 気になります。

キキョウ
桔梗
Platycodon grandiflorus (Jacq.) A.DC. (1830)
キク目 キキョウ科 キキョウ属
多年草

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タグ: キキョウ夏の花青紫色の花秋の七草岩湧山

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秋の七草 カヤバナデシコ。じゃなくてカワラナデシコ

 立秋を迎えた岩湧山。
 8月初旬ですが、暦の上では秋。
 カワラナデシコが咲いていました。
 秋の七草のひとつ。

河原撫子

 ここは山頂の茅場。
 一面ススキが生えていて河原どころか水分が豊富にあるようには見えません。

 名前の由来は河原によく生えることからのようですが、とくに水辺を好むというわけではなく、開けた明るい環境が持続されるところが好きなようです。
 つまり、人の手が入るところ。
 秋の七草に数えられるほど身近な植物だったのでしょう。
 ただ、草が徹底的に刈られ、コンクリートやアスファルトで地面にフタがされる以前のことですが。

カワラナデシコ

 茅場はよく人の手が入る場所。
 ここはカワラナデシコ以外にも数種類の秋の七草が咲きます。

カワラナデシコ
河原撫子
Dianthus superbus var. longicalycinus
ナデシコ目 ナデシコ科 ナデシコ属の多年草

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タグ: カワラナデシコナデシコ秋の七草秋の花赤紫色の花

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暑いと思っていても、秋はやってきています。丸葉萩の花

 秋の花、咲き始めています。

 秋の七草のひとつ、萩も咲いています。

マルバハギ

 萩の種類は多く、よく似ているのでなかなかむずかしい。
 これは、たぶん、マルバハギ。

 葉がわりと丸いこと。
 花が他の付け根にまとまっているように見えること。
 それでマルバハギ。
 実際ここはマルバハギが生えているところのようです。

Lespedeza cyrtobotrya

 小さな花が円錐形の房になった総状花序ですが、柄が短くまるく団子状にみえるのも、マルバハギの特徴。

丸葉萩

マルバハギ
丸葉萩
Lespedeza cyrtobotrya
マメ目 マメ科 ハギ属の落葉低木

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タグ: マルバハギ赤紫色の花秋の花秋の七草

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8月。秋の七草の季節です。

 8月。
 岩湧山の山頂でカワラナデシコが咲いていました。



 岩湧山の山頂は茅場としてススキが植えられています。
 樹木などが生えてこないように春には火が入れられます。
 そのため、昔ながらの里山としての風景が残り、様々な草花が咲きます。


 ここは秋の七草も数種類見ることができます。
 今年もこれからいろいろと咲いていくことでしょう。

カワラナデシコ
河原撫子
Dianthus superbus var. longicalycinus
ナデシコ目 ナデシコ科 ナデシコ属 種エゾカワラナデシコ
多年草
秋の七草

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タグ: カワラナデシコナデシコ秋の七草ピンク色の花夏の花岩湧山キトラの茅場

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夏。桔梗が咲いていました。

 キキョウが咲いていました。

桔梗

 今頃から咲く花ですが、秋の七草に入っているためか秋の花のイメージがあります。
 だから夏にキキョウを見るといつもちょっとだけびっくりします。

キキョウ

 青いような紫のような色もいい感じ。
 お椀のように開いた花弁の真ん中からメシベ立ち上がったようすもいい感じ。

 いい感じの花です。

キキョウ
桔梗
Platycodon grandiflorus
キク目 キキョウ科 キキョウ属の多年草

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タグ: キキョウ青い花紫色の花青紫色の花夏の花秋の七草子房下位

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万葉の秋の花 秋の七草とナンバンギセル 花の文化園


 万葉の昔の人々に愛された、日本の秋の花。

 自然の中ではなかなか目にしなくなりましたが、植物園ではよく展示されています。

 大阪南部の河内長野市にある花の文化園でも、ちょうど今、展示されています。




花の文化園の入口で出迎えてくれる大テラコッタ




 「秋の七草」は今から1200年前の奈良時代に編纂されたの『万葉集(まんようしゅう)』に掲載された奈良時代初期の歌人の山上憶良(やまのうえのおくら)の2首(しゅ)の歌に詠まれた花々のことです。

 その歌です。

秋の野に 咲きたる花を 指折(およびを)り かき数ふれば
七種(ななくさ)の花
(1537番)

 そして次に7種類の花が詠まれます。

萩の花 尾花(をばな)葛花(くずはな)瞿麦(なでしこ)の花
姫部志(をみなへし)また藤袴(ふぢはかま)
朝顔(あさがほ)の花
(1538番)


萩(はぎ)
標準和名:ハギ
双子葉植物綱 マメ目 マメ科 ハギ属
落葉低木

ツクシハギ
いろいろな園芸品種が有り、わりと公園などに植えられていたりします。


尾花(をばな)
標準和名:ススキ
単子葉植物綱 イネ目 イネ科 ススキ属
多年草


種名不明
荒れ地を好む植物なので、長い間ほったらかされた空き地などによく生えています。

秋の七草通りのススキはまだ咲いてなかったので、草食花壇の奥のススキです。
葉っぱが斑入りなので園芸品種のようです。


葛花(くずはな)
標準和名:クズ
双子葉植物綱 マメ目 マメ科 クズ属
多年草

これだけ金剛山で撮影
駆除が難しい雑草王です。
ですから植物園で栽培しているのを見たことがありません。
秋の七草コーナーでも、クズを除いた6種が植えられているのが普通です。
ということは、鉢植えにしても管理が難しいほどの雑草王ぶりなのでしょうか。

ということでクズのみ金剛山で撮影したものです。


瞿麦(なでしこ)
標準和名:カワラナデシコ
双子葉植物綱 ナデシコ目 ナデシコ科 ナデシコ属
多年草

エゾカワラナデシコ
「ヤマトナデシコ」と呼ばれることもあります。
ふつう「ナデシコ」と呼ばれるのは「カワラナデシコ」のことです。
エゾカワラナデシコはカワラナデシコと同じナデシコ属です。
カワラナデシコはまだつぼみでした。


姫部志(をみなへし)
標準和名:オミナエシ
双子葉植物綱 マツムシソウ目 オミナエシ科 オミナエシ属
多年草



藤袴(ふぢはかま)
標準和名:フジバカマ
双子葉植物綱 キク目 キク科 ヒヨドリバナ属
多年草



朝顔(あさがほ)
標準和名:キキョウ
双子葉植物綱 キキョウ目 キキョウ科 キキョウ属
多年草

「朝顔」についてはいろいろな説がありますが、現在はキキョウとすることが一般的なようです。




 そして秋の七草ではありませんが、同じように万葉集に詠まれた花です。

 作者不明の歌です。

道の辺の尾花が下の思ひ草、今さらさらに何か思はむ
(2270番)

 「道端の尾花(ススキ)の下に咲いている思草(ナンバンギセル)のようにいまさらなにを悩んでいるのですか」。

 というような意味です。


思ひ草(おもいぐさ)
標準和名:ナンバンギセル
双子葉植物綱 ゴマノハグサ目 ハマウツボ科 ナンバンギセル属
一年草

イネ科の植物を宿主とする寄生植物です。
こちらはヤドリギなどと違い緑色をしていませんので、栄養は完全に宿主に依存しているようです。
ススキの多さの割に野外では見かけないのですが、栽培はしやすいようで植物園でよく見かけます。



 今は身近でなくなった花も植物園では栽培展示してることがけっこうあります。

 近くの植物園へ行って万葉の時代の秋を感じてみてもいいかもしれません。



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タグ: 秋の七草秋の花ハギススキクズカワラナデシコオミナエシフジバカマキキョウナンバンギセル

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秋の七草 金剛山の葛花


 秋に咲く日本の花を集めた秋の七草。

 各地の植物園で花をさかせていることでしょう。

 ただ、多くの植物園では「七草」ではなく「六草」かもしれません。



 秋の七草は次の通り。

 ハギ、ススキ、クズ、ナデシコ、オミナエシ、フジバカマ、キキョウ。


秋の七草についてはこちら
【秋の七草で千二百年の想い】




 「六草」に入れなかったのは、クズ(葛)。

 それは、クズが、国際自然保護連合「世界の侵略的外来種ワースト100」に含まれるほどのキング・オブ・ザッソーだから、と勝手に想像します。

 クズは繁殖力がすごく、一度根がついてしまうと簡単に取り除くことができないと言われています。

 風邪の漢方で有名な根っこに養分をため、地上部分を刈り取っても芽を出して復活してしまうのです。

 さらに増え方もすごく、どんどん蔓を伸ばして低い木など簡単に覆い尽くしてしまいます。
 そうなると十分な太陽の光が当たらず、光合成もできずクズに覆われた木は枯れてしまいます。

 それが植物園の秋の七草展示からからクズだけが外される理由に違いない、そう勝手に思い込んでいます。



フジの花をひっくり返したようなクズの花(金剛山黒栂谷)
フジの花をひっくり返したようなクズの花(金剛山黒栂谷)




 そんな恐ろしいキング・オブ・ザッソーのクズを金剛山で見かけました。

 登山口からメジャーな千早本道と反対側に伸びる黒栂(くろとが)谷へ続く道です。
 ここは舗装こそされていませんが砂防堰堤をつくるためでしょうが、トラックなどが走れるように広い道がつけられています。

 そこでクズが花を咲かせているのを見かけました。

 谷の幅が広く、大きな砂防ダムが作った河原も広いところです。

 こんなところにキング・オブ・ザッソーのクズが!
 金剛山の自然はこのクズによって失われていまうのでしょうか?!



マメ科らしいクズの花(金剛山黒栂谷)
マメ科らしいクズの花(金剛山黒栂谷)




 と、この日の目的のカトラ道に近づくにつれ、川幅も狭くなり沢のようになりました。
 大きな杉に覆われ、昼でも薄暗い道です。

 もうクズははえていません。
 そして山頂につくまで一度もクズを見かけませんでした。



 クズを見かけたのは人間が自然を壊したところ。
 昔からの自然が残っているところにはクズは見かけません。

 もしかするとクズは人間の自然破壊を戒めるためにあえて嫌われ者のキング・オブ・ザッソーになったのでしょう。



 というのは人間の利己的で勝手な解釈で、単に荒地が大好きなだけでしょう。

 つまり、人間が暮らすために拓いた自然は、生き物にとっては荒地にも等しいということなのかもしれません。

 キング・オブ・ザッソーのクズを退治するいい方法は、豊かな自然を回復させることかもしれません。



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タグ: クズ秋の七草金剛山の花紫色の花秋の花秋の金剛山金剛山黒栂谷金剛山の植物

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