【 白い花】

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ノビル(野蒜)-下赤阪の棚田の植物

 野草で野菜で山菜の植物です。

植物界 被子植物門 単子葉類

ノビル(野蒜)Allium macrostemon

クサスギカズラ目 ヒガンバナ科 ネギ属
多年草
花期:5~6月 散形花序
草丈:60cm(花茎)
山菜
タグ:ノビル

野草で山菜で野菜の植物。

花を見ているとニラに似ていますが、同じネギ属。

花柄が長く、根元に瘤があります。
この瘤は珠芽(しゅが)。またはムカゴ。
種子ではありませんが、ここから芽を出し成長して増えていきますので、その意味では種子と同じものです。

珠芽から花がつかないネギっぽいものが生えていますが、これは新芽。
地面に落ちる前にもう成長を始めています。

ノビルには珠芽がたくさんできるものとそうでないものがあります。
このノビルはたくさんできる方のようです。

ノビルは花が咲いても種子ができなものが多いようですので、この珠芽と地下の鱗茎(りんけい)で増えることになります。

ノビルはネギやニラのように葉などを食べることができます。
ニラは有毒のスイセンと間違われて食中毒を起こすことがよくあります。

ノビルはニラよりも細く真ん中が厚くなる半月形。
よく見れはわかりますが、知識がないとスイセンと間違うかもしれません。

山菜採集は知識と注意が必要です。

植物界 被子植物門 単子葉類

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銀竜草が減ってちょっと残念な今年の梅雨の金剛山

 梅雨も後半。
 ギンリョウソウの季節です。
 ということで、金剛山に行ってきました。

 ギンリョウソウは金剛山では梅雨のころに現れる真っ白な植物。
 光合成をやめてしまい、地下でいろいろな植物とネットワークを作っている菌類に寄生している植物。
 漢字では「銀竜草」。
 鱗片状の葉をつけた茎とその先につく花を白い竜に見立てたもの、と言われます。
 ということで、竜ぽいようなな気がする銀龍草です。




 金剛山でギンリョウソウというと、メインルートの千早本道。
 三合目をすぎたあたりから山頂まで、登山道の左右の落葉の中や土留めの丸太の下から顔を出します。
 ところが、ここ数年千早本道の改修が進み、すっかり減ってしまいました。
 この日も最初に見かけたのは四合目を過ぎたあたり。
 その後は八合目まではほとんど見かけません。
 残念です。

 といっても、金剛山からギンリョウソウがなくなったわけではありません。
 時間がたては千早本道にも戻ってくるでしょう。
 きっと。

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初夏の山で出会った蘭 采配蘭

 春の花も一段落。
 落葉樹の葉も広がり、林床も薄暗くなってきた初夏。
 蘭と出会いました。


 まっすぐ伸びた花茎にちょっとうつむき加減の花が並んでいます。
 なんとなくキジカクシ科のような雰囲気ですが。
 花びらの根本のところを見ると、縦の溝がねじれています。


 これは花柄じゃなくて子房。
 子房がねじれて花の上下が逆になるのが蘭の特徴。
 果実が熟す間にねじれがなくなっていきます。
 ですから、この植物は蘭。

サイハイラン

 この蘭はサイハイラン(采配蘭)。
 戦いのとき指揮官が軍勢を指揮するときに使った采配に似ていることが由来。
 というには、采配が多すぎ、「船頭多くして船山に登る」になってしまいそうです。
 リーダーにとってちょっと縁起が悪い花かもしれません?


 この蘭も盗採が後を絶たず、数を減らしているようです。
 蘭は菌類と共生して生きる植物。
 ですから多くの蘭は栽培は困難。
 サイハイランもそのような蘭の一つ。
 盗採はいたずらに蘭を減らすだけ。
 もちろんそれ以前に犯罪です。

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2017年の春の大型連休後の金剛山のヤマシャクヤクの花

 春の大型連休のころの金剛山はいろいろな花が咲きます。
 もちろん、すべてが10日ほどの間に咲くわけではありません。
 大型連休後半から咲きはじめるものや、終わってから咲きはじめるものもあります。
 後半から咲きはじめるものの一つがヤマシャクヤク。
 ボタン科ボタン属の多年草。
 名前のようにシャクヤクとボタンの仲間です。

金剛山のヤマシャクヤク

 ところが。
 派手さはありません。
 色も白で、花びらも一重。
 美しい女性の例えに使われるシャクヤクやボタンの仲間とは思えません。


 もちろん、好みは人それぞれ。
 ヤマシャクヤクのように丸まって広がらない白い花も、美しいと思います。
 そして1株に1輪だけ。
 膝くらいの高さに大きな小葉の羽状複葉の葉をまわりに広げ、その中央に白い鞠のような花。
 明るい林床ではよく目立ちます。


 色鮮やかな、人間が作り出した花が無数に並ぶ街の花壇ではまったく目立たないかもしれませんが、木々が芽吹きはじめた金剛山には、ヤマシャクヤクの清々しさがよく似合います。

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2017年の春の大型連休とその後の金剛山のニリンソウの花

 春の大型連休の金剛山で「花」といえば、やっぱりニリンソウ。
 もちろん他にもいろいろな花が咲きますが、ニリンソウほど一面を埋め尽くして咲く花はないでしょう。

名前のように2輪咲いているニリンソウ
ニリンソウ

 ニリンソウ(二輪草)はキンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。
 茎の先に花を二輪咲かせることが名前の由来。


 まだまだ寒いうちから葉を広げ、落葉樹が葉を広げる前に花を咲かせて、種を作って、夏には枯れ、何もなかったように落ち葉に埋もれていきます。
 春の一種だけ現れる植物なので、春植物(スプリング・エフェメラル)とよばれます。


 ニリンソウですが、同時に咲きません。
 最初に1輪だけ咲き、その後追いかけるように2輪目が咲きます。
 ですから、見頃は2輪そろって咲いたとき。


 今年は3月末の大雪のため咲くのが少し遅れてしまいました。
 大型連休を過ぎてもまだニリンソウは咲いていましたが、ここもあと1ヶ月もすればニリンソウが咲いていたとは思えないほど落葉が一面を覆う薄暗い林床になってしまいます。


 ニリンソウで有名なのはカトラ谷ですが、他でもニリンソウは見ることができます。
 同じ金剛山でも環境によって咲く時期は変わってきます。
 5月中旬。
 カトラ谷はもう終わりかけですが、まだなんとか見頃のところも。
 開花が遅かった今年ならでは。


 いつもとちょっとちがう花の時期。
 新しい発見もありました。

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2017年の春の大型連休の金剛山のイチリンソウの花

 春の大型連休の頃の金剛山は、ニリンソウの花を目当てにたくさんの人が集まります。
 ニリンソウ。
 漢字では「二輪草」。
 思わず「一輪草」や「三輪草」もあるんかい!
 と突っ込んでしまいそうですが、実はあります。どちらも。

 金剛山にはイチリンソウがあります。
 それもニリンソウの場所へ行く途中に。



 イチリンソウはニリンソウとよく似ていますが、同じキンポウゲ科イチリンソウ属(Amemone)の多年草。
 ニリンソウの名前の由来は、文字の通り茎の先端から2輪の花を咲かせること。
 ということで、イチリンソウの特徴は、花を1輪咲かせること。

イチリンソウ

 金剛山ではニリンソウが満開を迎えるころにそろそろと咲き始めます。
 今頃はもう終わっているでしょうが。

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2017年の春の大型連休の金剛山のトウゴクサバノオの花

 金剛山の絶滅危惧種のサイコクサバノオ
 「西国」があるのですから、「東国」もあります。
 同じ春の大型連休のころに咲きます。


 こちらは絶滅危惧種ではありません。
 サイコクサバノオは名前のように近畿以西の本州と四国にしか分布しませんが、トウゴクサバノオは宮城県以南の本州と四国九州に分布しています。
 ぜんぜん「東国」ではありません。
 看板に偽りあり系です。


 どちらも同じシロカネソウ属。
 落葉樹が葉を広げるまでの短い間に花を咲かせて身をつける多年草です。

トウゴクサバノオ

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新米ビオトープ管理士でフィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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