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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

日本の棚田百選 下赤阪の棚田のしめくくり


 2013年11月9日。

 日本の棚田百選に選ばれた大阪の千早赤阪村(ちはやあかさかむら)の下赤阪の棚田で「金剛山の里 棚田夢灯り&収穫祭2013」が行われました。

 内容は棚田のライトアップと農産品などの模擬店。



 午後4時、隣にある村立中学校の吹奏楽部の演奏から棚田のイベントが始まります。

 演奏の最中に小学生が中心となって棚田に下りて行き、点灯が始まります。

 「ライトアップ」というと電気をつけるようですが、棚田の畦(あぜ)の部分に並べられた筒の中のロウソクに火をつけるようです。

 といってもまだ明るい4時半。

 火がついているのかどうかもわかりません。



明かりがかすかに見えはじめた5時頃<
明かりがかすかに見えはじめた5時頃




 太陽が雲に隠れ、暗くなり、風も冷たくなってきました。

 富田林(とんだばやし)の方では霧が出ているようです。

 みるみるあたりが暗くなってきて、棚田の輪郭が浮き上がってきます。



薄暗さの中に明かりが浮かび上がってきた5時30分頃
薄暗さの中に明かりが浮かび上がってきた5時30分頃




 そして棚田が闇に覆われ、輪郭だけが浮き上がってきます。

 昼間に何度も見た棚田ですが、またちがった景色です。



宵の明星とライトアップされ棚田
宵の明星とライトアップされた棚田
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 奥の広場は目の前から棚田がはじまりますので、明かりが立体的に見えます。



奥の広場からだとライトアップ立体的に見えます
奥の広場からだとライトアップ立体的に見えます
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 冬の間は畑になるのか、それとも来年の春まで休ませるのかわかりませんが、これで棚田の今年の稲作はおわりでしょう。

 今年は入水から収穫祭まで、稲だけでなく色々な生き物が命を育むのを見てきました。

 来年の棚田ではどんな新しい出会いがあるか、今から楽しみです。



中学校の前から全体を見たライトアップされた棚田
中学校の前から全体を見たライトアップされた棚田
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金剛山が育む棚田の稲刈り 下赤阪の棚田2013年10月


 大阪南東部にある大阪唯一の村、千早赤阪村。

 そこにある日本の棚田百選にも選ばれた下赤阪の棚田。

 ちょうど七十二候の第四十八候「水始涸(みず、はじめてかるる)」。
 田んぼの水を干して稲刈りにそなえる時期です。

 6日に「棚田ふるさとファンクラブ」の稲刈りがあるというので行ってみました。



稲刈りがはじまっていた下赤阪の棚田
稲刈りがはじまっていた下赤阪の棚田
※画像スライドできます ⇒⇒


 棚田は田んぼによって稲の色づき具合は違っています。
 田植えの時期も違っていました。

 それは水や日当たりの具合もあるでしょうし、全部同じ人や団体が管理しているわけでもないようなので、ほかにもいろいろとちがいもあるでしょう。

 ということで、稲刈りが終わっているのは下赤阪城址の谷の半分くらいでしょうか。



稲刈りが終わった田んぼのとなりにはまだ黄金色の稲穂
稲刈りが終わった田んぼのとなりにはまだ黄金色の稲穂




 稲刈りの終わった田んぼには丸太を組み合わせた稲木(いなぎ)が作られ、刈り取られた稲の束が掛けられています。
 棚田のお米は自然乾燥のようです。

 昔は自然乾燥が当たり前でしたが、今ではコンバインで刈り取りと同時に脱穀(だっこく)して機械で乾燥するのが当たり前になっています。

 棚田はコンバインが入らないので、自然乾燥なのかもしれません。



稲木に垂れる刈り取られたばかりの稲
稲木に垂れる刈り取られたばかりの稲




 半年稲を育ててきた棚田もそろそろ半年のお休み。

 毎日毎日黄金の稲が刈り取られ、冬の棚田へと変わっていっています。



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金剛山が育む棚田の登熟 下赤阪の棚田2013年9月下旬


 夕暮れが早くなり、夜が涼しくなり虫の声も聞こえてくるようになりました。

 大阪南東部の千早赤阪村(ちはやあかさかむら)にある下赤阪の棚田も稲穂が垂れ、黄色くなり、秋の色が濃くなってきています。



黄色くなった穂が垂れている下赤阪の棚田の稲
黄色くなった穂が垂れている下赤阪の棚田の稲




 「登熟(とうじゅく)」は完熟した種を食べる農作物が実って完熟してく期間のことです。

 稲作でも籾(もみ)が緑色で硬さを感じるようになる時期を「登熟期」と呼びますが、さすがに棚田のお米を触るわけにはいきませんので、「実っている最中」という意味です。



登熟が進んでいる9月下旬の下赤阪の棚田
登熟が進んでいる9月下旬の下赤阪の棚田
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 近くで見ると穂は黄色くなって垂れていますが、まだまだ葉は黄緑色。

 遠くから見るとまだまだ緑色が強く見えます。



富田林市立総合スポーツ公園から見た下赤阪の棚田
富田林市立総合スポーツ公園から見た下赤阪の棚田




 今年は10月6日に稲刈りイベントがあるようです。

 稲刈りまであとわずか。

 黄金に棚田が現れるのもあとわずか。

 でも、今の様子からすると、黄金の棚田が現れる前に稲刈りがはじまりそうな?



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金剛山が育む棚田の台風一過 下赤阪の棚田2013年9月中旬


 日本各地に様々な被害をもたらした台風18号。

 氾濫した川の水に飲み込まれてしまった田んぼがテレビに写っています。
 川が氾濫しなくても強い風で倒されているものもあるようです。

 日本の棚田百選の下赤阪の棚田はどうなっているでしょうか。

 ということで、台風一過の下赤阪の棚田へ行きました。




 ほんの2週間あまり前の下赤阪の棚田は、やっと穂に色がつき始めたくらいでした。

 そこがもっと黄色くなり、重くなり、みんな葉より下に垂らせています。

 稲穂が重たそうですが、倒れているものはありません。
 みんな元気に育っています。



頭を垂れる9月中旬の下赤阪の棚田の稲穂
頭を垂れる9月中旬の下赤阪の棚田の稲穂




 そして、真っ赤なヒガンバナが咲き始めています。

 名前の通りお彼岸(秋分の日とその前後3日間)の頃に咲く真っ赤な花です。



ヒガンバナと9月の下赤阪の棚田
ヒガンバナと9月の下赤阪の棚田




 棚田が黄金色に染まるまではまだ時間がありますが、真っ赤のヒガンバナと穂を垂れる黄緑の稲もいい感じです。



ヒガンバナが咲く9月の下赤阪の棚田
ヒガンバナが咲く9月の下赤阪の棚田




 これからも稲穂はどんどん重くなり、中ではお米がどんどん大きくなっていくことでしょう。



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金剛山が育む棚田の乳熟 下赤阪の棚田2013年9月初旬


 暑い夏も一段落。
 ときおり秋を感じる瞬間もあります。

 日本の棚田百選に選ばれた大阪府千早赤阪村(ちはやあかさかむら)の下赤阪の棚田の稲も、花が終わり穂が膨らんできました。



穂が垂れ始めていた9月初旬の下赤阪の棚田の稲
穂が垂れ始めていた9月初旬の下赤阪の棚田の稲




 徐々に垂れ始めていますが、まだ緑色。

 もみの中ではお米がどんどん大きくなっていることでしょう。

 そういう状態のことを「乳熟(にゅうじゅく)」といいます。



少し黄緑色になってきた9月初旬の下赤阪の棚田
少し黄緑色になってきた9月初旬の下赤阪の棚田
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 稲刈りまではあと1ヶ月はかかると思いますが、それまでどんどん熟して穂が垂れ、稲も黄金色に染まっていくことでしょう。



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金剛山が育む棚田の田植え 下赤阪の棚田2013年6月


 5月下旬に水を入れた千早赤阪村(ちはやあかさかむら)の下赤阪の棚田。
 日本の棚田百選に選ばれた棚田です。

 6月中旬には田植えが終わっていました。


田植えが終わった6月の下赤阪の棚田
田植えが終わった6月の下赤阪の棚田




 ここの棚田は250枚。
 それを42戸の農家が守っています。

 田植えが終わってまだ日が浅いようで、稲はまだまだ小さいまま。
 田んぼは水面がよく見えます。

 近くからみると、空の雲が映っていました。



空が映る6月の下赤阪の棚田
空が映る6月の下赤阪の棚田




 この棚田を見下ろすところに楠木正成(くすのきまさしげ)が作っ下赤坂城(しもあかさかじょう)の石碑が立っています。

 本丸は少し北、村役場の裏手あたりだそうですが、このあたりを歩いてみると、ここに城を作ったことにうなづけます。

 決して高くはないものの、山と谷の連続で、平らなところどころか斜面すらないようなところ。

 その中で尾根から始まる谷筋を切り開いて作られているのが下赤阪の棚田のようです。



6月の下赤阪の棚田
6月の下赤阪の棚田
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 そんなところに田んぼがあるのも、千早赤阪村には平地がほとんど無いから。
 河南町との境の国道309号線バイパスのあたりを除き、田んぼは自然と棚田になります。

 ですから下赤阪以外にも、個性的な棚田があちこちにあります。

 そういった棚田も、同じように田植えが終わっていることでしょう。



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金剛山が育む棚田の入水 下赤阪の棚田2013年5月


 国土の70%が山といわれる日本。

 そんな日本人の主食は言うまでもなくお米。
 平地の少ない山間部の斜面を使用した棚田(たなだ)は、日本らしい景観の一つでしょう。




下赤阪の棚田が入水の頃の金剛山(大和葛城山から)
下赤阪の棚田が入水の頃の金剛山(大和葛城山から)




 1999年7月16日に日本の農林水産省が日本の棚田百選を選定しました。

 緑が少ないといわれる大阪ですが、それでも2箇所の棚田があります。
 一つが大阪北部の能勢町(のせちょう)長谷(ながたに)の棚田。
 そしてもう一つが大阪南部、千早赤阪村(ちはやあかさかむら)下赤阪(しもあかさか)の棚田です。



日本の棚田百選の下赤阪の棚田
日本の棚田百選の下赤阪の棚田



 金剛山の(ふもと)に広がる千早赤阪村には多くの棚田があります。

 金剛山の登山口へ向かう府道705号線。
 村役場を越えた村立中学校の裏にあるのが棚田百選に選ばれた下赤阪の棚田です。



 ちょっと標高が高い赤阪では、すでに田んぼに水が引き入れられていました。

 棚田の季節のはじまりです。



まわりが丘で囲まれている下赤阪の棚田
まわりが丘で囲まれている下赤阪の棚田
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 下赤阪の棚田への道は乗用車が1台やっと通れるくらいの農道。
 対向車どころか人が歩いているだけで通れなくなる狭さ。

 ちょっと離れたところにある道の駅や村立郷土資料館の駐車場から歩くほうがいいかもしれません。



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