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水清ければ魚棲まず まさにそのとおり

水清ければ魚棲まず

【読み】みずきよければうおすまず
【意味】あまりに清廉すぎる人は、かえって人に親しまれず孤立してしまうこと。
 きれいすぎる水には生き物が少なく魚も住まないことからのたとえ。

二上山雌岳山頂から見た金剛山地

緑に覆われていますがほとんどがスギやヒノキの植林

 いつもそうだなぁ、と思う故事成語です。
 ただし、本来の意味ではなく、由来となったほうの意味で。

 意外に思うかもしれませんが、きれいに澄んだ水には生き物が少ないのです。
 水が澄んできれいということは、プランクトンなど小さな生き物の食べ物がないということ。
 ということは、小さい生き物たちはいないということ。
 ということは、それを食べる中くらいの生き物がいないということ。
 中くらいの生き物がいないということは、それを食べる大きな生き物がいないということ。
 ですから、きれいすぎる水には魚は住まないのです。

高野山のアマゴ

水が澄んでいてもこんな大きな魚がいます

 もちろん、山の清流には大きなアマゴなどが住むことがあります。
 しかし、こういった魚は水の中の生き物食べるのではなく、水に落ちた昆虫などを食べているのです。
 他にも、カワセミやホタルなど「清流の生き物」と思われている生き物も、住んでいるところは意外と「清流」ではありません。

1600年前に人間がつくった狭山池

冬には水鳥がたくさん来ます

 街はもちろん、人間がつくった庭、農地、公園など、植物がたくさんあっても整った「きれい」な場所を見ると、いつもこの故事成語を思い出します。

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タグ: 故事成語ことわざ自然環境人工人間

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theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

黄色い巨鳥で狭山池の鳥たちがかわっていく?

 築造1400年を迎えた狭山池。
 巨大な黄色い鳥が現れました。

 今から1400年前。奈良時代。
 流域に洪水をもたらす大蛇を封じるため、狭山の地に修験者が遣わした黄色い大鳥の式神が時を経て現代に蘇った。
 のではありません。
 オランダ人アーティスト、フロレンティン・ホフマンさんの現代芸術作品「ラバー・ダック」です。

「ラバー・ダック」
ラバー・ダック

 この狭山池のラバー・ダックについて、批判的な意見を目にしました。
 そのホームページによると、巨大なラバー・ダックを鳥が怖がるというのです。
 言うなれば、狭山池の鳥環境破壊でしょうか。
 確かにラバー・ダックの周りには鳥はいませんでした。
 でも、なんかすっきりしないのでちょっと考えてみました。

 冬の狭山池は多くの水鳥がやってきます。
 でも、4月初旬のこの日はラバー・ダックのまわりどころか、池中に冬の水鳥はいませんでした。
 2週間ほど前には、ちょっと離れた錦織公園の池にもすっかり冬の水鳥はいなくなっていましたので、そういう季節なのかもしれません。
 それに年中池にいるカワウやアオサギ、それにオオバンなどはたくさんいました。

カワウにアオサギにコサギにゴイサギにホシゴイ(ササゴイ幼鳥)
水鳥

 池のまわりがおよそ3キロ弱の狭山池。
 いくらラバー・ダックが大きいからといっても、狭山池全体に影響があるとは思えません。
 それに近くにある給水塔がラバー・ダックと同じくらい。
 大きさが影響あるようにも思えません。
 ただ、風に吹かれてゆっくりと動きますのでそれを怖がるかもしれません。

 ちょっと離れたところにある錦織公園の水鳥が多い奥の池と比べると、狭山池の特徴が見えてきます。
 どちらも見られる水鳥はだいたい同じ。
 ただ、奥の池は小さいので数は全然ちがいますし、種類もすこし少なめ。
 そんな小さな池ですが、オシドリが毎年やってきます。
 ところが狭山池にはやってこないようです。
 すくなくとも、ここ数年見たことはありません。

錦織公園の奥の池のオシドリ
オシドリ

 オシドリは人影を嫌います。
 奥の池は谷間をせき止めてつくった入り組んだ形の池のため、人の目が届かないところがいくつもあります。
 それに対して狭山池は、周遊路が一周し、多くの場所から池全体を見渡すことができ、鳥が隠れる場所がありません。
 鳥がたくさん集まる大きな狭山池ではなく、小さな奥の池をオシドリが選んだのも納得できます。

 実は錦織公園の奥の池も一部に遊歩道があり、それがオシドリがよくいるところのすぐ近くを通っていたりします。
 ところが、遊歩道と池の間を木々が遮り、オシドリからも人間からもお互いが見えなくなっているのです。
 ということは、狭山池も人の目が届かないところをたくさん作れば、オシドリもやってきても不思議はありません。

大きなラバー・ダックも遠くから見ればこんな感じ
狭山池

 それで狭山池のラバー・ダックはどうかというと、単純に鳥のことを考えるとよくないでしょう。
 必要のないものをわざわざ池に置いて、そこに人間が集まってくるのですから。
 でも、現実的には、池全体が人間の視線にさらされていることを思えば、ラバー・ダックよりもそちらのほうが大きな問題のように思えます。

 住宅地のただ中にある狭山池の鳥たちを守っていく上で、大切と思われることのひとつは、できるだけ多くの人に存在を知ってもらうこと。
 特に地元地域の人に。
 そのためには、多くの人に池に来てもらうことは決して悪いことではないと思います。
 ラバー・ダックで地域の人も狭山池に来る機会ができたのであれば、まったく無駄なことではないと思います。
 ベストの方法ではないと思いますが。

ラバー・ダックの画像は別館にもあります。
【いきもの を ぱちり! 狭山池にラバーダックがやってきた!】

■参考外部リンク■
現代アート・『ラバー・ダック』が狭山池にやってきた/大阪狭山市ホームページ

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タグ: ラバー・ダック狭山池環境自然野鳥

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theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

第45回特別展「ネコと見つける都市の自然」―特定外来生物には気をつけろ! セアカゴケグモ―大阪市立自然史博物館


 大阪の都市部の生き物のことについて展示している「ネコと見つける都市の自然」。

 都市の生き物には、都市ができる以前から住んでいた生き物だけでなく、都市ができてどこからか移ってきた生き物も少なくありません。

 数や割合はわかりませんが、そういう生き物のほうが目立つのは確かです。

 もちろん日本国内からやってきた生き物もいるでしょうが、ちょっと問題なのが外国からやってきた外来種。



右へ行っても特別展会場へ行けます
右へ行っても特別展会場へ行けます




この記事にはクモの画像があります。





 外来種の中には日本の生き物や環境、人間に直接危害を加えるものもいて、中でも特に問題があるものや問題があるおそれのあるものは、環境省によって外来生物法の「特定外来種」に指定されます。

 特定外来種は輸入販売はもちろん、捕まえて飼ったり、他の場所へ持って行ったりすることが禁止されます。

 そして都市には特定外来種がたくさんいます。



 会場で展示されている特定外来種のひとつに、セアカゴケグモがいます。

 近畿圏では有名なクモかもしれません。

 1995年に大阪で見つかったオーストラリア原産のクモです。

 ただし、毒グモ。

 オーストラリアでは死亡した人もいるそうです。

 多くの場合は死亡するほど重症化することはないようですが、体が小さい子供や免疫機能が低下しているお年寄りは注意が必要です。



 セアカゴケグモは、会場後半で出迎えてくれます。

 ガラス張りの展示ケースの中、タランチュラよりもずっとずっと大きな超巨大なクモがいます。

 丸くて真っ黒な胴体の真ん中に稲妻のような赤い線が。

 セアカゴケグモです。

 こんなに大きいなんて、さすが環境省が特定外来生物に指定する凶悪な毒グモ!



超巨大毒グモのセアカゴケグモ?
超巨大毒グモのセアカゴケグモ?




 実は、これは拡大模型。

 今の地球では、陸上でこんな大きなクモは存在できないでしょう。

 実物はどんなのかな、と思ったら、隣にいました。

 生きています。

 大きさは模型の20分の1。
 とても小さなクモです。



生きている実物のセアカゴケグモ
生きている実物のセアカゴケグモ




 ちょっとまってください。

 特定外来生物は飼ってはいけないはず。

 違反したら法人の場合罰金は最大100,000,000円(1億円)!!

 財政難の大阪市の施設だというのに、大丈夫?



 だいじょうぶです。

 研究などの目的で適正に管理する場合は飼育は特別に許可されます。

 博物館も環境省の許可をとっての展示です。



 会場では大阪でのセアカゴケグモの分布図や、同じように特定外来生物に指定されているゴケグモ類についての展示もあります。

 ほかにもヌートリアやアライグマなどの特定外来生物についての展示あります。

 人間が持ち込んだ外来種は、野生の生き物とはいえ本来日本にはいない生き物。

 そういった身近な外来生物についても標本から生体いろいろ展示されて、いろいろ知ることができるのが「ネコと見つける都市の自然」です。



タグ♦ ネコと見つける都市の自然 セアカゴケグモ 特定外来生物

■参考外部リンク■
第45回特別展 ネコと見つける 都市の自然 ?家の中から公園さんぽ?|大阪市立自然史博物館
ようこそ大阪市立自然史博物館へ

外来生物法 -特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律-
大阪府/セアカゴケグモについて
大阪府/セアカゴケグモによる咬傷にご注意ください!


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タグ: ネコと見つける都市の自然環境大阪市立自然史博物館45th-toshinshizenセアカゴケグモ特定外来生物外来生物法都市の自然

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第45回特別展「ネコと見つける都市の自然」―大阪は緑が少ないかもしれないけれど、実は増えている!?―大阪市立自然史博物館


 今回の特別展の大テーマは「都市の自然」。

 日本語としては全然問題ないですが、具体的なイメージはちょっと持ちにくいかもしれません。

 でも、展示がそうなのです。

 大阪という都市の自然を様々な切り口で扱っています。

 いろいろな小さなテーマがあり、全体を一言で表すと、やっぱり「都市の自然」。



特別展おなじみの幟
特別展おなじみの幟




 ということで、今回は中でも大テーマそのもののような? 大阪の自然を。

 このブログでも取り上げましたが、「大阪はどうして緑が少ないのか」。

 「緑」というのも曖昧な表現ですが、「樹木」や「樹林」と考えました。

 緑が多いと言われる東京とくらべてみれば、わかりやすくなります。

 大阪と東京では基本的に地理的な状況がちがっています。




 東京はいわゆる「下町」を除いた多くが丘陵地帯にあります。

 もともと原野だったところで谷や崖、つまり斜面が多く、開発から取り残されたところ、緑が残ったところが多いのです。

 徳川家康が幕府を開く地に選んだのも、起伏が多く都市に向かないところが防衛に適していると考えたのかもしれません。



最近大阪市では見かけなくなったと言われるモズの標本
最近大阪市では見かけなくなったと言われるモズの標本




 そして大阪。

 大阪の市街地がある大阪平野は、何千年も前には海。
 生駒山麓で鯨の骨が見つかっています。

 そして湖になり、湿地になりました。

 そんなところに森は発達しません。

 樹木林はかろうじて上町台地の上にあるだけ。

 現在の市街地がある地面の多くは、江戸時代から続く埋め立てや地盤改良によって作られたものです。



海だった縄文時代のころの大阪のパネル
海だった縄文時代のころの大阪のパネル




 戦前ですら大阪は地下水位が高くて樹木を植えるのに適さないと言われていたそうです。

 現在の繁華街である梅田も「埋め田」が語源、難波と共に湿地で人が住んでいなかったので繁華街を作ることができた、とも言われます。

 そうです。

 元から樹木が多かった東京に対して、元から樹木が少なかったのが大阪。

 もちろんほかにも様々な理由がありますが、東京に緑が多いことに地理的な条件が関係していたのと同じように、大阪に緑が少ないのも地理的な条件が関係していたのです。



 ところが、今の大阪は緑が増えているようなのです。

 会場では、それを繁殖する鳥の種類の変化で示しています。

 鳥は種類によって住む環境が違ってきます。

 つまり、どういった種類の鳥が繁殖するかで、地域の環境が見えてくるのです。



南港野鳥園へ行けばたいてい会えるチョウゲンボウの標本
南港野鳥園へ行けばたいてい会えるチョウゲンボウの標本




 さすがに江戸時代の専門的な情報はありませんが、大正から昭和初期までは鳥類研究家などの情報が残されているので、それで比較できます。

 すると、東京は森林の鳥から山林の鳥に変わりつつも種類が減ってきています。

 大阪は種類が少なかったのが山林の鳥がわずかに増えてきて東京に近くなってきます。



 ということは。

 東京は緑が減っている。

 大阪は緑が増えている。

 かもしれない。



 大阪の歴史的景観や繁殖する鳥の変化などの資料は、ぜひ会場でご覧ください。



 緑が多い少ないという話が、視点を変えると新しい事実が見えてくるのが、「ネコと見つける都市の自然」です。



タグ♦ ネコと見つける都市の自然 大阪市立自然史博物館

■参考外部リンク■
第45回特別展 ネコと見つける 都市の自然 ?家の中から公園さんぽ?|大阪市立自然史博物館
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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タグ: ネコと見つける都市の自然環境大阪市立自然史博物館45th-toshinshizenビオトープ自然大阪東京都市の自然

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第45回特別展「ネコと見つける都市の自然」―実は猫もいっぱい!で猫のことも考えてみる―大阪市立自然史博物館


 大阪市立自然史博物館の2014年夏の特別展。

 「ネコと見つける都市の自然」。

 チラシでもホームページでも会場でも、猫のキャラクター「ニャンたろう」推しです。

 もちろん展示はネコ以外のものばかりですが、家の中から都市の仲間で自由に行き来する生き物として、猫のニャンたろうが案内役になっていいます。



長居公園西南入口からはいって長距離走路のところのニャンたろう看板
長居公園西南入口からはいって長距離走路のところのニャンたろう看板




 身近にいるけど、見たことも聞いたこともないような生き物たちを、猫の視点でニャンたろうがコメントしてくれています。

 そして、最後には猫のなりきりコーナーも。

 展示がちょっと専門的なので、こんな“あそび”の部分もちゃんと用意されています。



会場入口で待ってくれているニャンたろう
会場入口で待ってくれているニャンたろう




 なかなか猫の展示がないと思っていると、最後に待っていたのが猫コーナー。

 募集した猫の写真がたくさん貼られています。

 ただしここで対象となるのは、野良猫(ノネコ)。

 野良猫が都市で生きている姿がテーマになります。

 といっても、まるで飼い猫のようにいろいろな姿を見せてくれています。



まるでネコ展のような顔をしてる?ニャンたろう
まるでネコ展のような顔をしてる?ニャンたろう
キャラリストラが進む大阪にあって新キャラ推しで大丈夫?
と思いますがリストラされる大阪府ではなく大阪市の施設だから大丈夫?




 そしてネコの暗黒面の話も。

 ネコは都市空間陸上部分の生態系ピラミッド(食物連鎖の関係を階層上にしたもの)の頂上にいる生き物です。

 徹底的な野犬狩りで野良犬が絶滅状態になった今、頂点にいるのが、野良猫。

 頂点に立つのは人間のような気がするかもしれませんが、人間は都市の野生生物を獲って食べませんので、「食べる-食べられる」の関係の外にいます。



最後に待っていたネコスーツ
最後に待っていたネコスーツ
となりには超巨大ゴキブリホイホイも




 実は、ネコは外来生物。

 一部の島を除き、日本にはネコはいなかったと考えられています。

 穀物を食べ荒らすネズミの天敵として、中国から持ち込まれたものが日本のネコになりました。

 そうです。

 都市の生態系の頂点にいたのは、外来生物だったのです。



 という、大切なのに全然気づいていなかったことを気づかせてくれる、かも知れない。

 それが「ネコと見つける都市の自然」です。



タグ♦ ネコと見つける都市の自然 大阪市立自然史博物館

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第45回特別展 ネコと見つける 都市の自然 ?家の中から公園さんぽ?|大阪市立自然史博物館
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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第45回特別展「ネコと見つける都市の自然」-実はものすごく身近なのに意外と何も知らなかった都市環境についていろいろ教えてくれる!-大阪市立自然史博物館


 大阪市立自然史博物館、毎年夏恒例の博物館単独主催の特別展がはじまりました。

 タイトルは「第45回特別展 ネコと見つける都市の自然-家の中から公園さんぽ-」。

 自然史博物館の現在系分野をあつめて都市の生態系について考える展示です。

 この自然史博物館は友の会活動の活発なことで有名で、博物館と合同の調査活動の成果を特別展として公開することもあります。

 今回もその一つ。



長居公園南西入口の大看板
長居公園南西入口の大看板
内覧会に行ったので「予告」付き




 都市、つまり人間が人間のために作り上げた場所にどのような生き物が住んでいるのか調査した結果が展示されています。

 「都市の環境」といっても単純なものではありません。

 小さな環境、つまり様々なビオトープが無数に集まったのが都市という大きな環境。

 前半はそのビオトープごとに展示が区切られています。



 入っていきなり昭和の香り漂うアパート風のコーナーが。

 家の中のビオトープです。

 靴を脱いで畳の上に上がると、食器棚やタンスに「ゆっくりあけてね」の文字。

 書いてある通りゆっくり開けてみると……

 多分想像しているものが現れると思います。

 ただし、巨大化して。



この昭和の香り漂う空間に巨大化した生き物たちが……
この昭和の香り漂う空間に巨大化した生き物たちが……




 もちろん、“本物”ではありませんので安心してください。

 そして別のコーナーには家のキノコが。

 まさか大昭和伝説のサルマタケが?

 かどうかは、会場で確認を。



 このように家の中の生き物から公園の生き物まで、動物から植物に菌類など生き物の標本展示が中心になりますが、生体展示(生きているままの展示)もあります。

 身近な都市の生き物のはずなのに、見たことも聞いたこともない生き物だらけ!

 もちろん、見たことも聞いたこともある生きものもいっぱいいます。

 いっぱいありすぎて「みどころ」ポイントをズバッと紹介できないのが残念。



鉢植えのちっちゃなコナラ
鉢植えのちっちゃなコナラ
これも生体展示?




 ポスターやチラシにちょこっと登場していたコウガイビル。

 どこにいるのかと思っていたら、後半のはじめ。
 今回の展示はテーマの区切りがわかりにくいのでまちがっているかもしれませんが、「3.公園の生き物とその変遷」。

 なんと一つの展示ケースを占領!

 残念ながら生体展示ではありませんが、標本がいっぱい!



これ全部コウガイビル!
これ全部コウガイビル!




 ただビンの中で丸くなっているので、コウガイビルらしさは……

 でも、特別展オリジナルグッスのコウガイビル マフラータオルでは、コウガイビルらしさ満載!

 ぜひ、会期中に生体展示を!

 見に行きますので!



オリジナルグッスの長いコウガイビルマフラータオル
オリジナルグッスの長いコウガイビルマフラータオル
なぜか「蟲(むし)」ではなく「蠱(こ)」と書いてあります。
まさかまじない用のタオル?!
「蠱」には食べ物に付く虫という意味もありますが、
コウガイビルにはちょっと似合わないような




 と楽しい?展示ばかりではありません。

 激しく入れ替わる在来種。

 都市に広がる外来種。

 そして徐々に広がっていく外来毒蜘蛛。

 人間の身勝手な理由でやってきた危険な外来生物。

 何も変わっていないような都市も、気がつかないだけでめまぐるしく生き物たちは変わってきているのです。



都市では馴染みの外来生物のアライグマとヌートリア
都市ではお馴染みの外来生物のアライグマとヌートリア




 自然保護・環境保護が当たり前の言葉になってしまった現在、里山や棚田など植物が多い環境がよく取り上げられます。

 しかしもっとも近くて、今も、そしてこれからも直接生活に影響している環境。

 それが都市の環境。

 日常的なことでありながら、実は全然気づいていいなかった都市の環境について、考えるきっかけをくれる特別展。

 夏の自由研究のヒントもたくさんありそうです。



タグ♦ ネコと見つける都市の自然 大阪市立自然史博物館

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第45回特別展 ネコと見つける 都市の自然 ?家の中から公園さんぽ?|大阪市立自然史博物館
ようこそ大阪市立自然史博物館へ


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フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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