【 牧野富太郎】

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『牧野植物随筆』牧野富太郎著 思ってたのとちがうけどおもしろい!

 今年の9月まで放送されていた朝ドラの主人公のモデルとされる人物が記した本です。
 朝ドラ放送中に買ったのですが、読むのが終わってからになってしまいました。

牧野植物随筆【電子書籍】[ 牧野富太郎 ]

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 著者は植物学者の牧野富太郎さん。
 明治から昭和にかけての植物学者。
 日本の植物学草創期から数多くの植物に学名をつけ、植物学の父とも呼ばれます。
 そういった植物学者なので植物についてのエッセイ、と思ったら、多くが植物の名前の由来の話で、半ば民俗学的な本になるでしょうか。

 牧野さんの時代、身近な日本の植物の学名はすでに欧米人によってつけられているものばかりでした。  しかし、まだ全ての植物に学名がついているわけではありません。
 日本語の名前の和名もしかり。

 日本の植物には各地で呼ばれていた名前のほかに、中国から伝わった名前も使われていました。
 ところが中国とちがう生き物に同じ名前がついてしまうことがあります。
 日本にはいない生き物なのでよく似や生き物ついたり、どうしてちがってしまったのかよくわからないものまで様々。
 それがまちがったまま和名になってしまったことに異議を唱えています。

 牧野さんは中国の書物も数多く読んでいた植物学者なので、言葉には説得力があります。
 まちがった名前がつく経緯の一部がわかるのもおもしろいところです。

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タグ: 牧野植物随筆牧野富太郎

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小さな展示場で牧野さんのことを知れる展示 長居植物園のMAKINO展

 植物学者の牧野富太郎さん。
 2023年前期の朝ドラの主人公のモデルになったので、さまざまな植物園や自然史系の博物館でゆかりのものが展示されています。
 常設の展示に解説文をつけたり、収蔵庫から資料をだしてきたり、高知の牧野植物園所蔵の資料を借りたり、展示もさまざま。

 この会場は大阪市の長居公園の花と緑と自然の情報センターの1階のひふみホール。


 コンビニよりも狭いような感じですが、無料スペースなのでさらに牧野さんゆかりのものを見たければ、隣りにある植物園や博物館へ、ということなのでしょう。

 牧野さんの経歴や会場がある大阪との縁のまとめ、博物館が所蔵している牧野さんの標本の一部と、直筆の手紙など。


 手書きの年賀状は、筆を使い、きれいな字で書かれています。
 その年によってデザインは様々。
 わりと左右対称のデザインが好きなのかなと思ったら、全面字に覆われているものも。


 それを書いたが80代なのですから、生涯植物学の探求を続けた牧野さん力を感じます。

 牧野さんのスケッチも展示されています。
 植物を細密な線で表したスケッチを描くためにはこれだけの力が必要なのでしょう。


 広くない展示室に少ない資料ですが、牧野さんのことを知れる展示です。

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タグ: 牧野富太郎牧野富太郎展

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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

真っ白いから光合成はしません! 田代蘭(牧野富太郎さん)

 タシロランが咲いていました。
 広葉樹の落ち葉が厚く積もった場所に咲く真っ白な植物です。

田代蘭

 6月後半ころ突然現れ、半月ほどで跡形もなく消えてしまう。
 まるで幽霊のようです。

 真っ白なのは、光合成しないから。
 地面の下に広がる菌類から栄養をもらっています。
 多くの植物は菌類に水や土の中の栄養を集めてもらう代わりに、光合成で作った栄養をわたす形で共生しているようです。
 ところがタシロランは光合成できません。
 つまり菌類から一方的に栄養をとっているようです。
 それでも毎年この場所では咲いていますので、菌類を弱らせるほどではないのでしょう。

タシロラン

 光合成しないので、地面の上に出てくるのは花を咲かせてタネを広げるときだけ。
 だからすぐ消えてしまうので気づかれないこともあるでしょう。
 実は身近で咲いているのかもしれません。

Epipogium roseum

 タシロランの学名はEpipogium roseum (D.Don) Lindl.。
 Makinoさんの名前はありません。
 実は和名の命名が朝ドラらんまんの主人公のモデル、牧野富太郎さんです。
 発見者の田代善太郎さんの名前から命名されました。
 朝ドラにもタシロランと田代さんは登場するでしょうか?
 出てこないような気がしますが、たのしみです。

タシロラン
田代蘭
Epipogium roseum (D.Don) Lindl.
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今年はちょっと早く咲きはじめました ヤマシャクヤク(牧野富太郎さん)

 今年は春になってから暖かく、花々がいつもより早く咲きはじめています。

 春の大型連休が始まる頃の金剛山というと、カタクリは終わり、フデリンドウは盛りをすぎ、ニリンソウやイチリンソウはが咲きはじめ、ヤマシャクヤクはつぼみはまだ固そうな状態。

 ところが今年はフデリンドウもニリンソウも見頃。
 そしてヤマシャクヤクも日当たりの良いところは見頃。
 咲くのが早い!

一面のニリンソウ
ニリンソウ

 低山とは言え気象の影響は受けやすく、毎年花の時期はちょっとしたことで変わります。
 それが自然なのでしょう。

ヤマシャクヤク
山芍薬

 ヤマシャクヤクの学名はPaeonia japonica
 そこに命名者の情報を加えるとPaeonia japonica (Makino) Miyade et Takeda。
 ここにも「(Makino)」とあります。

ヤマシャクヤク

 ヤマシャクヤクを命名した人は牧野富太郎さん。
 朝ドラらんまんの主人公のモデルの方です。

ヤマシャクヤク
山芍薬
Paeonia japonica (Makino) Miyade et Takeda
ユキノシタ目 ボタン科 ボタン属
多年草

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タグ: ヤマシャクヤクニリンソウ春の花白い花金剛山の花金剛山牧野富太郎

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春の紫色の絨毯 サギゴケ(牧野富太郎さん)

 公園の芝生の広場の一角が紫色に染まっていました。
 地面を這うように広がる低い草が一斉に咲いているようです。
 春に咲く紫色の花というと、スミレ?

Mazus miquelii

 いいえ、サギゴケです。
 別名はムラサキサギゴケ。

 なんかややこしく、でこぼこした感じの名前ですが、おもしろい形の花で、地面の上に茎を伸ばして増える多年草。
 このように広がると、きれいです。
 田んぼのあぜみちや公園のなどのちょっと湿り気の多いところに育つありふれた草。

鷺苔

 サギゴケの学名は「Mazus miquelii Makino」。
 3つの部分でできています。
 最初の「Mazus」はサギゴケが属すサギゴケ属のこと。
 姓のようなもの。
 次の「miquelii」はサギゴケ自身のこと。
 名のようなもの。
 この2つを合わせて「Mazus miquelii」がサギゴケの学名になります。
 姓と名を合わせて姓名になるようなものでしょう。

サギゴケ

 そして最後の「Makino」は命名した人の名前。
 オトメスミレと同じように朝ドラらんまんの主人公のモデル、牧野富太郎さんです。
 珍しい植物だけでなく、このような身近な植物も命名しています。
 植物の名前を調べるときは、学名も調べてみると意外と牧野さんの命名かもしれません。

サギゴケ
鷺苔
Mazus miquelii
シソ目 ハエドクソウ科 サギゴケ属
多年草

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