【 淀川水系】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

実はかくれた水族館。滋賀県立琵琶湖博物館の水族展示室


 琵琶湖(びわこ)博物館。

 その名の通り琵琶湖に特化した博物館です。

 琵琶湖東岸の烏丸(からすま)半島の先にあります。



 順番に見ていくと、まずは地質の展示です。

 琵琶湖とその周辺の地質の資料が展示され、琵琶湖のおいたちを教えてくれます。

 化石も展示され、さすがに恐竜はいませんが、大きなゾウが出迎えてくれます。

 次は人間と琵琶湖の歴史。

 自然科学で始まったが人文科学になり、人々と琵琶湖の関係がわかります。

 そして琵琶湖で暮らす人々の民俗展示になります。



滋賀県で見つかったミエゾウに近い黄河象
滋賀県で見つかったミエゾウに近い黄河象




 その後にやってくるのが水族(すいぞく)展示室。

 ややこしそうな名前ですが、つまり水族館です。

 琵琶湖博物館は地理や歴史から民俗まで幅広い展示を行なっているので、「水族館」とは呼ばないのでしょう。



 飼育されているのは当然琵琶湖に住む生き物。

 固有種が多い古代湖です。
 他の水族館では見ることができない魚がいっぱい。

 それが海水魚の水族館に負けない規模で展示されています。

 「水族展示室」ではなく「水族館」と呼びたくなるくらいの量です。



淡水魚を下から見れるトンネル水槽
淡水魚を下から見れるトンネル水槽




 魚に混じって展示されているのが滋賀県の鳥でもあるカイツブリ(鳰)。

 カイツブリは池などに住む決して珍しい鳥ではありません。
 しかし警戒心が強いうえに潜水が得意なので、人間の気配を察知すると池に潜って遠くに逃げていってしまうのです。

 そのため身近にいながら、意外と近くで見る機会がない鳥なのです。

 それが透明なアクリル板を隔てたところをスイスイと泳いでいます。

 アクリル板を越えてやってこないことがわかっているのか、人間を怖がりません。

 こんな近くでカイツブリを見る機会などそうあることではないでしょう。



間近に見れるカイツブリ
間近に見れるカイツブリ




 さらにカイツブリコーナーの特徴は、餌やり見ることができることです。

 飼育員の方が生きた小アユを水槽に放ちます。

 するとカイツブリは水に潜り、右へ左へ逃げるアユを追いかけ、見事に捕まえます。

 間近でカイツブリを見れるだけでなく、泳いで魚をつかまえるところまで見ることができる施設はそうないでしょう。



小鮎(右の白くて細い筋)を追いかけるカイツブリ(左の白くて太い筋)
小鮎(右の白くて細い筋)を追いかけるカイツブリ(左の白くて太い筋)




 滋賀県立琵琶湖博物館水族展示室。

 もう「琵琶湖水族館」と言ってもいいんじゃないでしょうか。



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タグ: 琵琶湖博物館淡水魚琵琶湖淀川水系カイツブリ水族館古代湖

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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

世界的な古代湖の琵琶湖と断層と山


 琵琶湖(びわこ)博物館C展示室の展望室からは、目の前に広がる琵琶湖とその後ろに聳える比良山地(ひらさんち)がよく見えます。



 比良山地は比良断層と花折断層(はなおれだんそう)に挟まれ盛り上がってできた山地です。

 琵琶湖博物館がある東岸は平野が広がり田んぼが広がっていますが、西岸の比良山地は琵琶湖から一気に立ち上がっています。



琵琶湖博物館C展示室の展望室から見た琵琶湖と琵琶湖大橋と比良山地
琵琶湖博物館C展示室の展望室から見た琵琶湖と琵琶湖大橋と比良山地
※画像スライドできます ⇒⇒




 琵琶湖西岸には比良山地の他にも山が連なっていますが、山々と琵琶湖の境には断層も連続。
 それらの断層を合わせて「琵琶湖西岸断層帯」と呼ばれています。

 今よりも南東の三重県北西部にあった琵琶湖がだんだん北西によってきて、琵琶湖西岸断層帯で盛り上がった山々に止められたような形になりました。

 そのため、琵琶湖の水深も西側の方が深くなっています。



 早ければ数千年、もって10万年といわれる湖の寿命ですが、それが数百万年も続いているのが琵琶湖。
 今の場所に落ち着いてからでも40万年以上過ぎています。

 確認されている固有種だけで60種以上。

 琵琶湖は日本だけでなく、世界でも貴重な湖です。



 滋賀県立琵琶湖博物館では、琵琶湖の地理や生き物だけでなく人々の暮らしまで、自然科学から人文科学まで幅広く展示されています。



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theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

琵琶に見えない琵琶湖は世界で3番目


 琵琶湖(びわこ)

 琵琶湖がある滋賀県の面積のおよそ6分の1を占める巨大な湖です。

 河川法上は一級水系「淀川水系」に属する一級河川で、水鳥の生息地として国際的にも重要な湿地を定めるラムサール条約の登録湿地でもあります。

 ラムサール条約に登録されるわけですから、なにかほかには無い特徴があるわけです。

 日本最大の湖ですが、世界の淡水湖の中ではトップ100にも入っていません。

 琵琶湖の特徴は大きさよりもほかにあります。



 琵琶湖がつくられたのは今から400万年前ごろ。
 恐竜が滅んだのが6400万年前ですから、それから比べるとかなり新しい湖のように感じます。

 しかし実は世界で3番目です。

 そう、3番目に古い湖と考えられているのです。



 実は湖というのは周辺から土砂が流れ込み、次第に埋められていずれなくなってしまうものなのです。

 多くの湖の寿命は1万年くらいと考えられています。




坂本ケーブル延暦寺駅の展望デッキから見た琵琶湖(北湖)




 といっても、琵琶湖も今の場所で400万年続いているのではなく、もとは今の三重県の伊賀市(いがし)のあたりにできたものが、地殻変動などで今の位置に落ち着いたそうです。

 ですから、地理的な水のたまったへこみとしてではなく、多くの生き物が住む水のかたまりとしての歴史が400万年連続しているということなのでしょう。



 世界で3番目に古いということで、日本でも、というか世界でもここだけにしか住んでいない生き物が数多くいます。

 その数は61種。

 世界でも琵琶湖にだけしかいない生き物が61種です。



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 琵琶湖は周囲を山に囲まれています。

 その中でも有名な山の一つが京都との境にある比叡山(ひえいざん)

 滋賀側の坂本ケーブルのケーブル延暦寺(えんりゃくじ)駅の展望デッキから琵琶湖を見ることができます。

 しかしそこから見える琵琶湖は、北岸が見えず、ずっとずっと向こうまで湖が続いて、まるで水平線が見えて海のようです。

 琵琶湖の古い名前「近淡海(ちかつあわうみ)((京都から)近い方の淡水の海)」の通り塩辛くない海がどこまでも広がっているように見えます。

 しかし名前の由来になった日本の古い楽器「琵琶」の形には見えません。

 それほど琵琶湖は広いのです。




琵琶湖を見下ろせる比叡山
京都府立植物園北門前から
 人工衛星どころか飛行機もなかった昔の人が、どうして琵琶湖が琵琶の形に似ているとわかったのでしょうか。

 宇宙人の円盤から見たのでしょうか。
 まるでナスカの地上絵のようです。

 もしかすると「琵琶湖」の名前はオーパーツの一つかもしれません(「物」ではないので本当はオーパーツではありませんが)。



 ところが。

 どうやら測量技術が発達した江戸時代の後期ごろから湖の形が琵琶に似ていることがわかり、「琵琶湖」の名前が定着したようです。

 ちょっと一安心。
 それともがっかり?



 61種の琵琶湖の固有種もオーパーツではありませんでしたが、大切にしていかなければならないことはかわりません。

 世界的にも貴重な琵琶湖が、水だけでなく生き物もふくめて1万年も2万年も続くように。



■外部リンク■
琵琶湖/滋賀県
国土交通省 近畿地方整備局 琵琶湖河川事務所 HOME
ラムサール条約と条約湿地
環境省へようこそ!

長さも、眺めも、日本一。坂本ケーブルで比叡山へ。
ガーデンミュージアム比叡


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theme : 散策・自然観察
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干潟を見るにはちょっと遅かった?[海老江干潟]

人がつくった海老江干潟


 矢倉(やぐら)干潟に行ったときに、続けて行った海老江(えびえ)干潟です。

 もちろんこちらも大阪市立自然史博物館の特別展「みんなでつくる淀川大図鑑」で紹介されていた淀川観察ポイントの一つです。

 地震でできた矢倉干潟に対してこちらは淀川の自然回復の試みで再生された干潟の一つです。
 特に公園などとして整備されてはないのですが、阪神本線の「淀川(よどがわ)」駅を降りてすぐ、さらに近くにはJR東西線の「海老江(えびえ)」駅があるので矢倉緑地よりも行きやすい干潟かもしれません。


 しかし残念ながらこの日は矢倉干潟をメインにしていたので、干潮時刻を矢倉干潟に合わせていました。
 さらに矢倉干潟からの移動時間もあり、ついたときにはすでに干潟は水中に沈みつつあったようです。
 野鳥は見ることができましたが、それ以外の生き物をじっくりと見ることができなかったのが残念です。

堤防の上から見た海老江干潟
堤防の上から見た海老江干潟




9月の海老江干潟でであったいきものたち


 ここの干潟の特徴は、岸から10メートルほど離れたところが中洲のようになっていて、そこに葦原と干潟があることです。
 対岸から離れて野鳥を見ることになり、草むらから野鳥の動きをよく見ることができます。
 トイレも含めて設備は何も無いですが、野鳥観察にはいいところかもしれません。


鳥たち


種類も数も豊富な海老江干潟の鳥たち
種類も数も豊富な海老江干潟の鳥たち



ダイサギに見えるコサギと小さいミユビシギ
ダイサギに見えるコサギと小さいミユビシギ

大きさがわかりにくいのでダイサギがチュウサギかと思ったのですが、
脚が黄色かったのでコサギでした。
この画像でもよく見ると地面についてるあたりがちょっと黄色っぽく
見えます。



右上からオバシギとソリハシシギとコチドリ その1
右上からオバシギとソリハシシギとコチドリ その1

ソリハシシギがあっち向いています。



右上からオバシギとソリハシシギとコチドリ その2
右上からオバシギとソリハシシギとコチドリ その2

今度はオバシギがあちい向いてしまいました。



左上からオバシギとキアシシギとコチドリ
左上からオバシギとキアシシギとコチドリ

ソリハシシギと思ったら嘴が下に反っていました。



 このように見ている間にいろいろな種類の野鳥がやってきます。

そしてどこにでもいるお約束のアオサギ
そしてどこにでもいるお約束のアオサギ




干潟のまわりのいきものたち


岸の葦原にいたアカテガニ?
岸の葦原にいたアカテガニ?



岸の草むらにいたトノサマバッタ
岸の草むらにいたトノサマバッタ




海老江干潟の隣の淀川河川公園の小さな芦原の生き物


べちゃりとしたスナガニ
べちゃりとしたスナガニ




 矢倉緑地のように間近でというわけには行きませんが、鳥の種類が多い干潟でした。
 ということは、エサになる生き物も多いということです。

 今度は干潮に合わせてきたいと思います。

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