【 橄欖岩】

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大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-〈大阪市立自然史博物館〉大阪の地下には地球の中心がある!

 「大阪アンダーグラウンド」つまり、「大阪の地下」。
 だから大阪の地下にあるものが色々展示されています。

リアル大阪の地下の剥ぎ取り標本
リアル大阪の地下の剥ぎ取り標本

 それがたった8日間しか開かれない特別展。
 緊急事態のために緊急事態になり、たった1日だけのところを、関係者のみなさんの努力の末、7日間の延長となったにちがいありません。

テープの跡が緊急事態を物語っています(多分)

 さて。
 大阪の地下になにがあるでしょう。
 土、植物の根、モグラ、地層、化石、岩盤。
 それらがあります。

モグラの巣の模型
モグラの巣の模型

 でも、もっとすごいものがあります。
 もっともっと深いところにあるもの。
 地殻、マントル、核。
 なんと、地球まるごとの展示です。

 陸地を支える花崗岩(かこうがん)。

花崗岩

 さすがにリアルなマントルの展示はできませんので、マントルが固まってき出たかんらん石。

かんらん石

 さすがに地球の核を取り出すのは無理なので、きっと同じものでできているにちがいない鉄隕石。

鉄隕石

 代用とはいえ、地球まるごとの展示とは。

 そして、陸の大阪の地下の話なので、展示されているとは思わなかった海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」についての展示もありました。
 こちらもまるごとの展示は無理なのでパネルと映像。

地球深部探査船「ちきゅう」がみつけた海底下の堆積物の中の生き物とちきゅう 地球深部探査船「ちきゅう」

 確かにタイトルに偽りはありません。
 予想を超えた展示で地球の中身がわかります。

■参考外部リンク■
第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」|大阪市立自然史博物館

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タグ: 大阪アンダーグラウンド展大阪市立自然史博物館剥ぎ取り標本花崗岩橄欖岩鉄隕石ちきゅう

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genre : 学問・文化・芸術

大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-〈大阪市立自然史博物館〉とにかく急げ!

 とにかく、もう時間がない!
 悩む暇、考える暇あればいくのだ!!
 大阪市立自然史博物館 第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」。

 開催翌日から緊急事態宣言のため休館。
 最終日が緊急事態宣言最終日。
 開催たった1日!
 しかも翌月にはアインシュタイン展が。
 去年はそのまま秋まで延期されたけど、今年は無理!

 と思っていたら。
 なんと。
 一週間だけ延長決定!
 なんとか行くことができました。

会期延長!

 ものすごくざっくり言うと、博物館でブラタモリ、かも?

 前半は石の世界。
 ブラタモリでタモリさんが現地で説明する石の標本がたくさん。

ブラタモリでおなじみ柱状節理の玄武岩

ブラタモリでおなじみのチャート

 地球の内部から隕石までいろいろ。

滅多に地上に現れないマントルが固まったかんらん岩

ウィドマンシュテッテン構造がきれいな鉄隕石

 石だけじゃなくて鉱物もたくさん。

見る角度で模様が変わる虎目

アクアマリン

 後半は地下と縁のある生き物たち。
 地下から見つかった化石、地下を利用する生き物たち。

恐竜時代の海に住む大型爬虫類モササウルスの歯の化石

 大阪の地下からどんどん見つかるクジラの化石。
 どうして陸地からクジラが見つかるのかも地層で説明。

大阪市生野区で見つかったナガスクジラ類の化石

 見つかった化石で昔の大阪の自然環境がわってしまいます。
 海あり川あり湖あり。

 地下を利用する生き物と言えば植物ですが、なかでも地下にネットワークを作る菌類に頼り切っている植物など。

光合成をしないで菌類から栄養をもらうツチアゲビ

 地下に特化したモグラと、そのトイレを栄養源にするキノコ。

モグラのトイレから生えるナガエノスギタケ

 地下はおもしろい!

地下茎がとんでもないことになっているモウソウチク

 コロナ禍でたった1週間しかない開催期間にもかかわらずブロガー招待で参加させていただきました。
 ありがとうございます。

■参考外部リンク■
第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」|大阪市立自然史博物館

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タグ: 大阪アンダーグラウンド大阪市立自然史博物館ブラタモリツチアゲビ玄武岩柱状節理チャート橄欖岩ウィドマンシュテッテン構造鉄隕石

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たった3つでもものすごい個性!『三つの石で地球がわかる 岩石がひもとくこの星のなりたち』藤岡換太郎 著 講談社ブルーバックス 刊

 タイトルから分かるように石の本です。
 どうして生き物ブロクで生物ですらない石のことを?
 それは、生き物に石が深く関係しているからです。
 というのはちょっと無理矢理すぎるかもしれませんが。

 陸上の生き物にとって大切なのは植物。
 植物の大きな特徴は、自分で栄養を作り出せること。
 もちろん、そうでない植物もありますが。
 動物は食べ物で肉食と草食に分けられますが、肉食動物が食べる草食動物が食べるのは植物。
 肉食動物も間接的に植物を食べているのです。

 その植物が育つのは土。
 土の基本は、小さく砕かれた石に植物の遺体など有機物や小さな生き物たちが混じったもの。
 石が変化したものなのです!

 ただ、石に興味を持ったことがある人なら実感できると思いますが、石はものすごく、とんでもないほどの種類があります。
 そこで、この本では、地球に多い石トップ3にしぼっています。
 橄欖岩、玄武岩、花崗岩。
 日常では使わない漢字が多いのですが、読みは「かんらんがん」「げんぶがん」「かこうがん」。

 「かこうがん」は最近土石流災害関係で耳にすることが増えたと思いますが、その「かこうがん」。
 陸地を支える地殻を作ります。

花崗岩
〈大阪市立自然史博物館 花と緑と自然のセンターネイチャースクエア〉

 「げんぶがん」は宮崎県の高千穂峡や、兵庫県の玄武洞のような景勝地などの説明にでてくることがある「げんぶがん」。
 海の底を支える地殻を作ります。

玄武岩
〈大阪市立自然史博物館 花と緑と自然のセンターネイチャースクエア〉

 「かんらんがん」はあまり地面の上に出ることがないので、聞いたことがないかもしれません。
 地殻の下のマントルにあります。

カンラン岩が砕けたカンラン石がとりこまれた岩
〈大阪市立自然史博物館 本館2階ギャラリー〉

 時折地面の上に出てくることもありますが、そのときは性質が変わって名前も変わり「じゃもんがん(蛇紋岩)」となることがあります。
 「じゃもんがん」は生き物好きなら聞いたことがあるかもしれません。その「じゃもんがん」の元の石が「かんらんがん」です。

カンラン岩などが水と反応してできた蛇紋岩
〈大阪市立自然史博物館 花と緑と自然のセンターネイチャースクエア〉

 地面の変化はとてもゆっくりで、人間が見て実感できるようなものではありません。
 それでも、今いる生き物たちが住む世界、環境の成り立ちを知るための基本的な情報。
 もちろん、世界はこんなに単純にできているわけではありませんが。

 命を育む大地と海を支える地殻とマントルをつくる3つの石で紡ぐ46億年の地球の歴史。
 生物の本ではないので、生物の歴史はほとんどありません。
 でも、生き物が住む環境の地球レベルの壮大な歴史について基本的なことを知ることができます。

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タグ: 三つの石で地球がわかる橄欖岩玄武岩花崗岩蛇紋岩大阪市立自然史博物館

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