【 植物園】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

万葉集といきものの関係 萬葉植物園

 新元号の「令和」の由来となったことで万葉集が注目されています。
 万葉集、約4500首の歌の約3分の1で150種以上の植物が詠まれていると言われます。
 その植物が、万葉植物。

 もちろん身近にも万葉植物は生えていますが、植物園などでは万葉植物コーナーを設置して、解説板をつけているところもあります。
 奈良県には「萬葉植物園」というそのものズバリの植物園もあります。
 文字通り万葉集に詠まれた植物に特化した、最古の万葉植物園です。
 場所は奈良公園の春日大社の駐車場の南。

万葉植物園の入口は植物園っぽくない

田んぼや畑もあります

奈良市の天然記念物「春日大社境内のイチイガシ巨樹群」の一つ
臥龍(がりゅう)のイチイガシ

朽ちかけたイチイガシの倒木

 今までは秋の七草やナンバンギセルを見に秋から初冬に行っていましたが、春から初夏にも行ってみようと思います。

■参考外部リンク■
世界遺産 春日大社 公式ホームページ/国宝殿・植物園・庭園喫茶/萬葉植物園概要

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タグ: 萬葉植物園春日大社世界遺産奈良公園万葉植物園植物園万葉集

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theme : 樹木・花木
genre : 趣味・実用

冬の植物園でもいろいろ咲いています。花の文化園


 1月。

 暦(こよみ)の上でも感覚的にも、冬。

 そして植物園も、冬。



 大阪の南東部にある植物園、花の文化園。

 ここは日本でも有数のクリスマスローズガーデンを誇ります。
 名前の通り冬に咲く花で、冬の花の文化園のみどころの一つです。



クリスマスローズガーデンでいっぱい咲いているヘレボルス・ニゲル
クリスマスローズガーデンでいっぱい咲いているヘレボルス・ニゲル
本来「クリスマスローズ」はこの種のことを指していました。




 もちろん、それ以外にも咲いている花があります。

 ロウバイ(蝋梅)。

 ここで咲いているのはソシンロウバイ(素心蝋梅)という品種。
 中国原産の落葉低木で、花期はちょうど今頃から。

 花の中心が暗い色になっているロウバイに対して、花の中心まで薄い黄色なのがソシンロウバイ。

 花の文化園では奥のアジサイ園に多く植えられています。



薄い花びらのソシンロウバイ
薄い花びらのソシンロウバイ




 花の文化園ではまだ咲き始めという感じで、木によってはまだまだ蕾(つぼみ)がかたそうなものもあります。

 ロウバイの花の特徴は、透き通るような薄い黄色の花弁(はなびら)と、香り。

 スッキリとした花の香です。

 花はまだまだこれからですが、香りを楽しむことはもうできます。



まだ葉が残っていたアジサイ園のソシンロウバイ
まだ葉が残っていたアジサイ園のソシンロウバイ




 そして、冬の間中咲いているのがジュウガツザクラ(十月桜)。

 アジサイ園の向かい側、階建を下りて行ったところにあります。



八重のジュウガツザクラの花
八重のジュウガツザクラの花




 サクラの園芸品種で、名前の由来は10月に咲くことから。

 実際は10月以降にも花をつけ、大阪の平野部では3月近くまで咲いていることがあります。

 ジュウガツザクラの特徴の一つは、1本の木で長い間花が続くこと。
 ソメイヨシノなど他の桜とはちがうところです。



 クレマチスガーデンでは2本の八重のジュウガツザクラがありますが、冬の間いつ行っても咲いています。

 ただ、花の多い少ないはあり、お正月の花の文化園では、ちょうど満開のように木全体で咲いていました。



木全体で咲いている1月のジュウガツザクラ
木全体で咲いている1月のジュウガツザクラ




 まるでピラミッドのように三角の形をしている大温室では、季節に関係なく多くの花が咲いています。

 お正月にはマッソニアという珍しい植物の花が咲いていました。

 南アフリカに咲くキジカクシ科の球根植物。

 2枚広げた葉の真ん中に花が咲きます。

 オシベとメシベばかりが目立つ花は、まるで熱帯のイソギンチャクのようです。



イソギンチャクのようなマッソニア・プスツラタ
イソギンチャクのようなマッソニア・プスツラタ




 真冬でもいろんな花がさいている花の文化園は、12月と1月はいつもの4割引きの入場料です(2014年1月現在)。
 ただ開園時間が短くなりますのでご注意ください。



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タグ: 冬の花クリスマスローズヘレボルス・ニゲルソシンロウバイ十月桜花の文化園植物園冬の植物園ロウバイ

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theme : 博物学・自然・生き物
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花が少ない初冬の萬葉植物園の金色の花


 今からおよそ1300年前の奈良時代に作られた日本で最も古い歌集の万葉集(まんようしゅう)。
 その歌に詠(よ)まれた植物が集められた万葉植物園。

 日本中にある万葉植物園の中で最初に開かれたのが、奈良公園にある「春日大社 神苑 萬葉植物園」。



 木々の葉が色づき始めた初冬の奈良公園。

 といっても真っ赤に染まっているのは外来種のナンキンハゼ。



紅葉したナンキンハゼと観光客とシカ
紅葉したナンキンハゼと観光客とシカ




 奈良公園のはずれには春日大社(かすがたいしゃ)の鎮守(ちんじゅ)の杜(もり)の春日山原始林があります。

 神域として長い間ほとんど人の手が入らなかったため、森林の移り変わりがとまる「極相(きょくそう)」という状態です。

 奈良公園は気候区分では「暖帯(だんたい)」と呼ばれる「わりと温かいところ」に区分されていますので、奈良公園の自然林は冬でも葉が落ちない照葉樹(しょうようじゅ)の森になっています。



極相に近づいている奈良公園の森の林床
極相に近づいている奈良公園の森の林床
草がないのはシカが食べるせいでもあります。



 照葉樹が目立つ奈良公園で、いろいろな植物が植えられている植物園はちょっと雰囲気の違う場所になっています。

 しかし稲刈りも終わり、秋の七草もナンバンギセルも咲き終わり、かといってツバキにはまだまだ早すぎる初冬の萬葉植物園。

 ほとんど花がないなかで、小さな花が咲いていました。

 いや、正しくは花ではありませんが、まるで花のように見えます。

 しかも金色の。



花が少ない初冬にたくさん咲いている萬葉植物園の金色の“花”
花が少ない初冬にたくさん咲いている萬葉植物園の金色の“花”




 それはハナワラビ。

 冬に葉が茂る冬緑性のシダ植物。

 正門から入って右側、椿園の入り口付近のあまり日の当たらない木の陰、コケのじゅうたんの中に生えています。

 下の方に広がるのは、光合成をして栄養を作り出すことを役目にしている栄養葉(えいようよう)。
 花のように見えるのは、胞子が詰まった胞子嚢(ほうしのう)をたくさんつけた胞子葉(ほうしよう)。

 よく見かけるのはフユノハナワラビ(冬の花蕨)とオオハナワラビ(大花蕨)。

 これは葉のふちにあるギザギザの鋸歯(きょし)が細かいのでオオハナワラビ。



花のようなオオハナワラビの胞子葉
花のようなオオハナワラビの胞子葉
細かい鋸歯の栄養葉
細かい鋸歯の栄養葉


 手入れされるときに刈られてしまうのか、小さいものばかり。

 でも、花が少ない初冬の植物園で咲く数少ない花。

 しかも金色の花です。



春日大社神苑萬葉植物園のオオハナワラビ
春日大社神苑萬葉植物園のオオハナワラビ




 ただ、万葉植物じゃないでしょうから、毎年ここに咲いているのかどうかは、わかりません。

 オオハナワラビも植物園の一員になってくれれば、うれしいな。



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タグ: 萬葉植物園オオハナワラビハナワラビ奈良公園シダ冬のシダ冬の奈良公園植物園

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genre : 趣味・実用

大阪狭山市の市民ふれあいの里の温室の緑化植物園


 大阪の南河内(みなみがわち)地域にある大阪狭山市(おおさかさやまし)の市民ふれあいの里。

 ここにはほかにアスレチック遊具や広場、キャンプサイトやテニスコートがあります。

 ほかに竹林、梅林、温室の緑化植物園、そしてリスやモルモットとふれあえるリス園があるが花と緑の広場。

 温室は数ヶ月の改修を終えて、2月1日に再開したばかり。

 1室だけの小さな温室ですが、ヤシやアダン、ガジュマルにヒカゲヘゴと沖縄の植物などが集められています。



緑化植物園の温室
緑化植物園の温室




 ただ残念ながら数ヶ月の改修で植物がちょっと弱ってしまったようで、温室は養生の最中。

 やっと春になったばかりということで、花もありませんが、本格再開を目指して準備中だそうです。




温室のミニパイナップルのアナナス・ナヌヌ




 温室の隣の梅園では梅が咲き始めました。

 温室が落ち着くまでしばらくは梅の花が迎えてくれることでしょう。



温室の隣の梅園の紅梅
温室の隣の梅園の紅梅
温室の隣の梅園の白梅
温室の隣の梅園の白梅




 そしてリス園では年中無休でタイワンリスとモルモットが迎えてくれます



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タグ: 緑化植物園(大阪狭山市)植物園市民ふれあいの里(大阪狭山市)梅園温室

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冬の植物園の赤い木の実 常緑樹編


 一年でも最も花が少ない冬の植物園。

 花の季節が終わったということは、つまり実の季節がはじまったということです。


 ということで、11月から1月までの冬の間に訪れた植物園で出会った赤い木の実、その常緑樹編です。


【冬の植物園の赤い木の実 落葉樹編】





高木(樹高が4mを超える木)

クロガネモチ
黒鉄黐
バラ亜綱 ニシキギ目 モチノキ科 モチノキ属
常緑高木

実:直径6mm 球形

花期:5月~6月
分布:関東以西の本州~四国~九州~南西諸島,台湾,朝鮮半島,中国,インドシナ,

花の文化園 2011年12月
都市部でよく街路樹として植えられています。
ナナミノキ
七実の木
バラ亜綱 ニシキギ目 モチノキ科 モチノキ属
常緑高木

実:長さ10mm 楕円形

花期6月 
分布:静岡県以西の本州~四国~九州の山地

花の文化園 2011年12月
実がたくさん付くことが「七実の木」の由来といわれています。また、枝を折ると斜めに割れるので「ナナメノキ」とも呼ばれます。
ソヨゴ
冬青
バラ亜綱 ニシキギ目 モチノキ科 モチノキ属
常緑高木

実:直径7mm 球形

花期:5月~6月
分布:新潟県以南の本州~四国~九州,中国,台湾,

花の文化園 2011年12月
別名「フクラシバ(膨らし葉)」。樹木を伐採した時などの後にできる林(二次林)でよく見る種類です。
シナヒイラギ
支那柊
バラ亜綱 ニシキギ目 モチノキ科 モチノキ属
常緑高木

実:直径10mm 球形

花期:4月~5月
原産地:中国東北部,朝鮮半島南部,

花の文化園 2011年12月
別名「ヤバネヒイラギモチ」。「ヒイラギ」とついていますが、ヒイラギは「ゴマノハグサ目モクセイ科」なのでちがう植物です。
カナメモチ
要黐
バラ亜綱 バラ目 バラ科 カナメモチ属
常緑高木

実:直径5mm 球形

花期:5月
分布:東海地方以西の本州~四国~九州の暖地

花の文化園 2012年1月
固いので扇の束ねた骨をとめるところ(要)に使われたことが名前の由来といわれています。



低木(樹高が4m以下の木)

ピラカンサ
Pyracantha
バラ亜綱 バラ目 バラ科 ピラカンサ属
常緑低木

実:長さ6mm 楕円形

開花期:4月~6月
原産地:中国,ヨーロッパ南部,

花の文化園 2011年12月
別名「トキワサンザシ(常盤山櫨子)」。鉢植えから地植えまで病気にかかりにくく手間がかからない植物なので、庭木や街路樹としてよく見かけます。
花の文化園では、実がオレンジ色のピラカンサも植えられていました。

オレンジ色のピラカンサ
イチゴノキ
ビワモドキ亜綱 ツツジ目 ツツジ科 イチゴノキ属
常緑低木

花期:11月~12月
原産地:地中海地方,西ヨーロッパ北部,アイルランド,

花の文化園 2011年12月
実がイチゴに似ていることが名前の由来。実が熟すころに花が咲くのが特徴。

イチゴノキの花
マンリョウ
万両
ビワモドキ亜綱 サクラソウ目 ヤブコウジ科 ヤブコウジ属
常緑低木

花期:7月
分布:関東以西の本州~四国~九州~沖縄,東アジア~インド,

花の文化園 2011年12月
よく似た「千両センリョウ」よりも実が多いことが「万両」の由来といわれています。



 冬には葉を全部落としてしまう落葉樹は赤い実に目がいきますが、冬でも葉が茂っている常緑樹では赤い実は目立たないのでしょうか。

 たしかに木全体を覆う葉っぱに目がいって実は目立ちません。

 しかし一度実を見つけると、緑地に赤という目立つ色の組み合わせで、背景に溶け込んでしまう落葉樹よりもよく目立ってきます。



 果樹の王様バラ科が目立つ落葉樹に対して、モチノキ科が目立つのが常緑樹。

 モチノキ科は常緑の定番街路樹の木が多く含まれ、名前は知らないけど道で見たことがある木が多いのが特徴。

 モチノキ科は樹皮に粘りがある成分を持つ種類が多く、鳥黐(とりもち)をつくるのに利用され名前に「モチ」がつく樹木がいくつかあります。

 鳥黐は鳥や虫などを捕まえるために使われたものです。
 棒の先にねばねばした鳥黐をつけ、木などにとまっている鳥やセミなどに引っ付けてつかまえます。

 昔は小鳥の猟や子供の虫取りなどに使われていました。



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タグ: 植物園赤い実冬の実花の文化園常緑樹冬の植物園の赤い木の実

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冬の植物園の赤い木の実 落葉樹編


 冬の植物園というと、花が少なく、あっても種類が極端に少なくて一年でも最もさみしい季節かもしれません。

 しかし花が少ないからといって見るものが少ないというわけではありません。

 冬の見るものの一つは、実。
 木になる実です。



 ということで、11月から1月までの冬の間に訪れた冬の植物園で出会った赤い木の実、その落葉樹編です。





高木(樹高が4mを超える木)

ナナカマド
七竈
バラ亜綱 バラ目 バラ科 ナナカマド属
落葉高木

実:長さ7~8mm 球形

花期:5月~7月
分布:北海道~本州~四国~九州の山地から亜高山帯,アジア北東部,

神戸市立森林植物園 2011年11月
名前の由来は「七度(かま)に入れても燃えない」「炭にするためには七度焼かなければならない」などいろいろありますが、燃えにくいことを強調しているものが多いのが特徴。


ワタゲカマツカ
綿毛鎌柄
バラ亜綱 バラ目 バラ科 カマツカ属
落葉高木

実:長さ7~9mm 楕円形

花期:5~6月
分布:北海道~本州~四国~九州,朝鮮半島,中国中南部,台湾,

神戸市立森林植物園 2011年11月
葉や花に白くて柔らかい毛が多い「カマツカ」なのが名前の由来。


サンシュユ
山茱萸
バラ亜綱 ミズキ目 ミズキ科 ミズキ属
落葉高木

実:長さ15~20mm 楕円形

花期:3月~5月
原産地:中国,朝鮮半島,

神戸市立森林植物園 2011年11月
まだ葉が残っている11月は実もまだ瑞々(みずみず)しい。

大阪市立長居植物園 2012年1月
葉もすっかり落ちた1月には実もしわしわ。

ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミとも呼ばれます。





低木(樹高が4m未満の木)

カマツカ
鎌柄
バラ亜綱 バラ目 バラ科 カマツカ属
落葉低木

実:長さ7~9mm 楕円形

花期:4月~5月
分布:北海道~本州~四国~九州,朝鮮半島,中国,

神戸市立森林植物園 2011年11月
折れにくいので(かま)の柄に使われたというのが名前の由来。


ヒメリンゴ
姫林檎
バラ亜綱 バラ目 バラ科 リンゴ属
落葉低木

実:長さ20mm 楕円形

花期:4月~5月
分布:北海道~本州北部?,中国,北東アジア,

花の文化園 2011年12月
見た目は小さいリンゴですが、酸味が強いので食用にされないことも多いようです。


ウメモドキ
梅擬
バラ亜綱 モチノキ目 モチノキ科 モチノキ属
落葉低木

実:直径5mm 球形

花期:5月~7月
分布:本州~四国~九州の落葉広葉樹林,

花の文化園 2011年12月
葉や木の姿が梅に似ていることが名前の由来です。


ガマズミ
莢蒾
キク亜綱 マツムシソウ目 スイカズラ科 ガマズミ属
落葉低木

実:長さ6~7mm 楕円形

花期:5月~6月
分布:日本,朝鮮半島,中国,

花の文化園 2011年12月
日本の山や野で普通に見かける樹木です。


 食用にならない実ばかりですが、バラ科が多いのが目立ちます。

 さすが果物が多いバラ科だけのことはあります。



 樹木を4mを境に高木と低木に分けましたが、4mから8mまでを「亜高木」とすることもあります。

 しかし屋外で4mや8mといわれてもよくわかりません。

 木の枝が広がっている一番外側から木のてっぺんを見るとき、ちょっと視線を上げるだけで見えれば低木、首を大きく動かして見上げなければならなかったら高木。

 木の下に入ることができれば高木、枝や葉にじゃまされて木の下に入れなければ低木。

 なんて目安はいかがでしょう。


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タグ: 植物園赤い実冬の実神戸市立森林植物園長居植物園花の文化園落葉樹冬の植物園の赤い木の実

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神戸市立森林植物園 紅葉は見ごろです?


 紅葉情報などで見ごろとなっている神戸市立森林植物園へ行ってきました。


 神戸市立森林植物園は、六甲山(ろっこうざん)牧場や六甲高山植物園と同じように六甲山地(ろっこうさんち)にあります。

 ただ山地の西端の方にあり、標高は400メートルくらい。
 最高峰が931メートルなので、半分くらい。

 ですから標高数十メートルからはじまる海側からの六甲山地登山では、比較的楽なのぼりです。

 場所は新神戸駅の近くにある有名な布引の滝の北にあります。
 滝から山を歩いて1時間半くらい。人によってちがいますか。

 もちろん車でもバスでも行くことができます。
 というかそういう人の方が多いでしょう。



 山の中にあるということで、園内は山あり谷あり。
 名前の通り樹木が中心で、植物園よりもハイキングしているみたいです。

 しかし、六甲山にはえていた木をそのまま植物園にしたわけではありません。

 実は江戸時代から明治の中ごろまで、六甲山系は伐採されて地面が露出した山でした。

 そのため大きな水害が起きたこともあり、六甲山系の自然を回復するため広葉樹を中心とした大規模な植林が行われて、現在の六甲山系の姿があります。

 その過程で作られたのが、現在の神戸市立森林植物園です。


登山道直結の森林植物園東門
登山道直結の森林植物園東門
料金所まではしばらく歩きます。
正門はバス停や駐車場のそばです。



 園内には様々な落葉樹が植えられていますが、この日の紅葉ポイントは植物園の南寄りにある長谷池周辺。

 イロハモミジは池のまわりに植えられていて、対岸からも、横からも、そしてモミジの裏からもいろいろな角度で見ることができます。


長谷池の紅葉しているイロハモミジからすかして見る対岸のイロハモミジ
長谷池の紅葉しているイロハモミジからすかして見る対岸のイロハモミジ



 もう一つは、池のほとりの大きなラクウショウ。

 褐葉していますが、まだほんのりと緑が残っているところがきれいです。


長谷池の褐葉しているラクウショウの大木
長谷池の褐葉しているラクウショウの大木



 見ごろは11月20日くらいだそうです。


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タグ: イロハモミジラクウショウ神戸市立森林植物園紅葉褐葉植物園六甲山地六甲山地の植物

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