【 春の花】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

いつかは白くなるのでしょうか? 晩春のふでりんどう

 いつもより早くニリンソウが見頃の金剛山。
 その影に隠れて小さなフデリンドウも見頃。

 数センチほどの小さい青紫色の花が、地面から生えているように咲く越年草。


 葉もありますが、花よりも小さく十分な光合成ができるのか気になります。
 と思っていたら、フデリンドウをはじめリンドウの仲間は菌類から栄養を一方的にもらって成長する従属栄養性の植物へと変化している最中にあるそうです。
 つまり寄生植物を目指している?


 フデリンドウもいずれ葉を無くし、白くなり、晩春に突然花を咲かせるようになるのかもしれません。
 残念ながらそれを目にすることはできないでしょう。

フデリンドウ
筆竜胆
Gentiana zollingeri
リンドウ目 リンドウ科 リンドウ属
越年草

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今年はちょっと早く咲きはじめました ヤマシャクヤク(牧野富太郎さん)

 今年は春になってから暖かく、花々がいつもより早く咲きはじめています。

 春の大型連休が始まる頃の金剛山というと、カタクリは終わり、フデリンドウは盛りをすぎ、ニリンソウやイチリンソウはが咲きはじめ、ヤマシャクヤクはつぼみはまだ固そうな状態。

 ところが今年はフデリンドウもニリンソウも見頃。
 そしてヤマシャクヤクも日当たりの良いところは見頃。
 咲くのが早い!

一面のニリンソウ
ニリンソウ

 低山とは言え気象の影響は受けやすく、毎年花の時期はちょっとしたことで変わります。
 それが自然なのでしょう。

ヤマシャクヤク
山芍薬

 ヤマシャクヤクの学名はPaeonia japonica
 そこに命名者の情報を加えるとPaeonia japonica (Makino) Miyade et Takeda。
 ここにも「(Makino)」とあります。

ヤマシャクヤク

 ヤマシャクヤクを命名した人は牧野富太郎さん。
 朝ドラらんまんの主人公のモデルの方です。

ヤマシャクヤク
山芍薬
Paeonia japonica (Makino) Miyade et Takeda
ユキノシタ目 ボタン科 ボタン属
多年草

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タグ: ヤマシャクヤクニリンソウ春の花白い花金剛山の花金剛山牧野富太郎

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石垣の隙間 すみれ

 スミレの季節も後半。

 「スミレ」はちょっとややこしくて、スミレ属の植物全体を指す場合と、学名Viola mandshuricaの標準和名の場合があります。
 今回はViola mandshuricaの方です。
 公園の石垣の間で咲いていました。

Viola mandshurica

 スミレはどういうわけがこういった隙間が好きで、アスファルトの隙間から生えているのもよく見かけます。
 なかなかしたたかなようですが、逆に土の上ではタチツボスミレやシハイスミレなど他のスミレの方をよくみかけるので、地面の上では弱いのかもしれません。

菫
スミレ

スミレ

Viola mandshurica
キントラノオ目 スミレ科 スミレ属

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タグ: スミレマンジュリカ春の花紫色の花

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グミの花が咲いていました。

 グミの花が咲いていました。


 毎年、晩春から初夏に咲き、秋に丸くて赤い実がなり、花の筒状のところが白いので、アキグミでしょうか。


 白い花がいくつもまとまって下向きに咲きます。
 人の背丈よりちょっと高いくらいの木。
 花を近くで見るのにちょうどいい高さ。


 ほのかに香ります。

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タグ: アキグミグミ春の花晩春の花白い花クリーム色の花

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春の低山に咲く 鮮やかな躑躅色の花

 4月の大阪の低山。
 林道を歩いていると少し淡い鮮やかな躑躅色が。
 ツツジが咲いています。


 大阪の低山はスギやヒノキの植林で覆われ、そうでないところもコナラばかり。
 緑の中で鮮やかな色は目を引きます。


 色からすると、ミツバツツジの仲間。
 画像を拡大すると、オシベがたくさんあります。
 5本以上。

 コバノミツバツツジ。
 山では時折見かけます。

 延々と続く杉林の中、ほっとして、トレッキングが楽しくなるひとときです。

コバノミツバツツジ
小葉の三葉躑躅
Rhododendron reticulatum
ツツジ目 ツツジ科 ツツジ属
落葉低木

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タグ: コバノミツバツツジミツバツツジツツジ春の花ピンク色の花赤紫色の花

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ユキモチソウだけじゃない恩を仇で返す植物はそこにもいる

 先日のNHK「ダーウィンが来た!」の「ようこそ!牧野富太郎の植物らんまんワールド」回でユキモチソウの生態が紹介されていました。
 葉に囲まれた雄花に虫を誘い込み、花粉まみれにし、下の隙間から一旦逃してから、雌花でも同じように誘いこみ、花粉をメシベにつけてもらったら、そのまま閉じ込めて花粉を運んでくれた虫を殺してしまいます。
 最初は雄花が咲き、栄養を地下のイモに蓄え毎年大きくなっていくと、雌花を咲かせるようになります。

 この変わった生態はユキモチソウだけではなく、同じテンナンショウ属ではよく見られます。

 大阪周辺の異低山でよく見かけるテンナンショウ属のひとつ。
 ムロウテンナンショウ。

ムロウテンナンショウ

室生天南星
ユキモチソウは白くて大きな付属体でずがこちらは細くて緑色

 先日出会ったムロウテンナンショウ。
 登山道の左右に大きい株と小さい株が生えていました。


左が大きく 右が小さい

 小さい株の花を覆う葉の根本を見ると、隙間があります。
 雄花です。


高さ39センチほど


 では、大きい方の花は?


高さ83センチほど


 こちらも隙間がありました。
 まだ雄花です。
 雌花を咲かせるにはもっと大きくならなければならないようです。

ムロウテンナンショウ
室生天南星
Arisaema yamatense
単子葉類 オモダカ目 サトイモ科 テンナンショウ属
多年草

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タグ: ムロウテンナンショウテンナンショウマムシグサ春の花緑色の花

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春の紫色の絨毯 サギゴケ(牧野富太郎さん)

 公園の芝生の広場の一角が紫色に染まっていました。
 地面を這うように広がる低い草が一斉に咲いているようです。
 春に咲く紫色の花というと、スミレ?

Mazus miquelii

 いいえ、サギゴケです。
 別名はムラサキサギゴケ。

 なんかややこしく、でこぼこした感じの名前ですが、おもしろい形の花で、地面の上に茎を伸ばして増える多年草。
 このように広がると、きれいです。
 田んぼのあぜみちや公園のなどのちょっと湿り気の多いところに育つありふれた草。

鷺苔

 サギゴケの学名は「Mazus miquelii Makino」。
 3つの部分でできています。
 最初の「Mazus」はサギゴケが属すサギゴケ属のこと。
 姓のようなもの。
 次の「miquelii」はサギゴケ自身のこと。
 名のようなもの。
 この2つを合わせて「Mazus miquelii」がサギゴケの学名になります。
 姓と名を合わせて姓名になるようなものでしょう。

サギゴケ

 そして最後の「Makino」は命名した人の名前。
 オトメスミレと同じように朝ドラらんまんの主人公のモデル、牧野富太郎さんです。
 珍しい植物だけでなく、このような身近な植物も命名しています。
 植物の名前を調べるときは、学名も調べてみると意外と牧野さんの命名かもしれません。

サギゴケ
鷺苔
Mazus miquelii
シソ目 ハエドクソウ科 サギゴケ属
多年草

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タグ: サギゴケムラサキサギゴケ春の花紫色の花牧野富太郎

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