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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

もう原始的とは言わせない? ナミウズムシ

 錦織公園で見つけたナミウズムシ
 通称プラナリア。
 結構面白くて変な生き物です。

この記事にはやわらかい虫の画像があります。


 分類をカブトムシや人間と比べて見ましょうい。

ナミウズムシカブトムシ人間(ヒト)
動物界
旧口動物新口動物
上門 冠輪動物上門脱皮動物上門
扁形動物門節足動物門脊索動物門
ウズムシ綱昆虫綱哺乳綱
ウズムシ目甲虫目霊長目
亜目 ウズムシ亜目カブトムシ亜目直鼻猿亜目
サンカクアタマウズムシ科コガネムシ科ヒト科
ナミウズムシ属カブトムシ属ヒト属

 見てのように人間とは思いっきり遠くて、カブトムシともかなり遠い生きものです。
 ナミウズムシのような扁形動物(へんけいどうぶつ)の特徴は、呼吸器も循環器も無いということ。
 消化器は一応はありますが、入口と出口は同じ、袋状になって体の中に広がっているだけ。
 食べ物は袋の中に広がり、吸収されます。
 呼吸は体の表面で行います。


 このような仕組みの欠点は、体を大きくすることができないこと。
 ですからほとんどが小さく、長さが1mを超すようなオオミスジコウガイビルでも幅は1センチもありません。
 ナミウズムシも含まれるプラナリアの仲間は、体がバラバラにされても、それぞれが一つのプラナリアに成長できます。
 それも、このような単純な仕組みだからかもしれません。

 それでも頭はあり、2つの目や神経が集まった脳もあります。
 頭の上に2つの白い部分があり、中には瞳のような黒い点があります。
 ちょっと寄り目のようにみえて可愛いのですが、光を感じる程度で、人間のように物の形が見えるわけではありません。


 観察してみると、意外と動くのが早く、泳ぐようにスイスイと這っていきます。
 小さなケースの縁から逃げようとするのですが、さすがに水のないところへは行けないようです。
 一緒に捕まえた甲殻類のミズムシは逃げていってしまいましたが。


 呼吸器も循環器もないような単純な体の作りで、原始的な生き物とされています。
 でも、気がつかないだけで、当たり前の生き物として繁栄しているのですから、原始的というより、複雑にする必要がないほど十分な作りなのでしょう。
 ナミウズムシ、おそるべし。

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タグ: ナミウズムシプラナリア扁形動物錦織公園の虫水生生物底生生物指標生物錦織公園

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小さな流れで超ミニミニダイオウグソクムシ発見! でもそれは水質階級IIIのきたない水の生き物だった!!

 おなじみの錦織公園は、この冬、2箇所を改装していました。
 一つは水辺の郷の遊具。
 そしてもうひとつが、やんちゃの里の奥にあるアメンボ池。
 作られて何十年もたっていて、正直あまり見た目がよくなかったのが、それがコンクリートと石組みできれいになっていました。

この記事にはの画像があります。


 この池は浅く、特定外来生物のウシガエルと未判定外来生物のアメリカザリガニという二大外来生物が住み着くようなところだったので、きれいになったほうがよかったかもしれません。
 ところが、ここの池に流れ込む水量がほとんどない小川には、カワゲラが住んでいました。
 カワゲラは幼虫が水中に住む昆虫で、水がきれいなところに住むと言われています。
 水質の指標動物では、水質階級Iの「きれいな水」に住む生き物です。
 その小川も「きれい」にコンクリートで固められたら。

きれいになったアメンボ池

 と思ったのですが、なにも変わっていませんでした。
 カワゲラもいるでしょう。
 さがしてみたら、たくさんいました。

落葉の上のカワゲラ

 ところが。
 1センチもない、小さなワラジムシのような生き物もいます。
 水の中ですから、ものすごく小さな淡水産ダイオウグソクムシというほうがいいでしょうか。
 これは、ミズムシ。
 ワラジムシ目の甲殻類。
 ですから、ダイオウグソクムシのちょっとした親戚です。

小さなミズムシ

 そして指標生物に選ばれています。
 ミズムシがいる川は水質階級III。
 4段階の中の3。
 「きたない水」の川。
 といっても、有害物質が溶けているというわけではありません。

 この小川はどの川にも繋がらず、すぐそばにある丘の谷筋から染み出してきた水。
 つまり源流直下。
 ですが、小川に流れ出る前に、厚く落ち葉が積もった沼にたまります。
 そこで落ち葉が分解され溶け出した窒素分などで富栄養化して「きたない水」になってしまったのでしょう。

 しかし同じところには水質階級Iのカワゲラ類とナミウズムシと思われる生物もいたので、「きれいな水」ということになります。
 ということは、ここは間を取って水質階級IIの「ややきれいな水」?

水から出したので縮んでしまったウズムシ?

 カワゲラは池のようなところに住むものもいるようですし、ウズムシもまだ確定ではありませんので、この小川の水質階級は「暫定」ですね。

■参考外部リンク■
錦織公園 | 大阪府富田林市 大阪府営公園
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タグ: カワゲラミズムシウズムシ水生生物底生生物指標生物錦織公園

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みかけはこわいがきれいなみずにすむむしだ。ヘビトンボの幼虫


 昔、一度出会って再開したいと思っている生き物はオオゴキブリだけではありません。

 例えばヘビトンボ(蛇蜻蛉)。

 夏の終わりの岩湧山(いわわきさん)中腹の岩湧寺(いわわきじ)の横に流れる沢で出会いました。



この記事にはヘビトンボの幼虫の画像があります。





 その名前の通りトンボというにはちょっと違和感を感じる外観です。

 なぜなら名前ほどトンボに似ていないからです。

 目はトンボほど大きくはなく、触覚は長くて先が丸くなり、夜になると光に集まります。
 そして羽をたたむことができるのがトンボとの大きなちがいです。

 そのうえトンボに似ていなくもないのは成虫で、幼虫はトンボの幼虫のヤゴには似ても似つきません。

 出会ったのは、その幼虫の方です。



昆虫には見えないヘビトンボの幼虫
昆虫には見えないヘビトンボの幼虫
黒っぽい色や大アゴからするとヤマトクロスジヘビトンボ?




 細長いからだからいっぱい生えた足は昆虫というよりムカデか、水中ならばゴカイの仲間のようです。

 しかしヘビトンボの幼虫はれっきとした昆虫です。

 いっぱいある足のようなものはエラと同じ働きをする呼吸器官で、足は川底を歩く頑丈なのがちゃんと6本。昆虫です。

 成虫同様幼虫も大きなアゴを持っていて、手のひらに載せていたのに噛まれてしまいました。
 結構痛かったのですが、血は出ませんでした。



噛まれると痛い大アゴがうまく撮れていません
噛まれると痛い大アゴがうまく撮れていません




 ヘビトンボの幼虫は川のきれいさを示す指標種(しひょうしゅ)(生物学的指標種)の昆虫でもあります。
 住むのは、水質の汚れ具合を4段階に分けた中で一番きれいな水。
 サワガニと同じです。

 岩湧山の北側に流れるこの川は、少なくとも岩湧寺のあたりはきれいな川です。

 とはいえ、いくらきれいといってもそれは溶け込んでいる酸素の量や汚れの濃度のことで大腸菌などの「ばい菌」の有無ではありません。

 基本的に川の水はそのまま飲まないほうがいいと思います。



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