【 担子菌】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

謎の生物に遭遇しました!

 先日、謎の生物に遭遇しました。

 公園のクスノキ。
 なにの木かわからないほど苔に覆われています。

 そのコケのすきまに肌色ののっぺりしたものが張り付いていました。


 たいらで一様な表面、大きさも形もいろいろなので、動物ではないでしょう。


 変形菌の子実体が密に並んでいるのかと思いますが、表面にそのように見えるような凹凸はありません。
 ウメノキゴケのような地衣類にも見えますが、厚みがあります。
 それに光合成できそうにない薄い肌色。
 大きさや形が不規則。

 変形菌、地衣類、キノコの中ではキノコの可能性が高そうなので、調べてみると、


 コウヤクタケの仲間?
 担子菌綱ハラタケ亜綱のキノコ。
 公園の木に普通に生えているようなものなのになかなか名前がわかりません。
 キノコの世界は想像のずっと上を行く深い洞窟のようです。
 いや、そもそもキノではないのかもしれません。
 生き物の世界は一つのことがわかっても、すぐ新しい謎が現れます。
 どこまでいっても先が見えません。

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小さく赤いキノコは種類がたくさん

 小さい赤いキノコが生えていました。

ヒイロガサ

 トガリベニヤマタケ?

 ベニヒガサ?

 ヒイロガサ?

緋色傘

 似たものが多く、図鑑やネット画像もゆらぎが多くて見れば見るほどゲシュタルト崩壊してしまいます。

Hygrocybe punicea

 結局ヒイロガサ?
 まったく自信ありません。
 ほんと、キノコをいろいろ見分ける人はすごいと思います。

ヒイロガサ
緋色傘
Hygrocybe punicea
担子菌門 真正担子菌綱 ハラタケ目 ヌメリガサ科 アカヤマタケ属

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キノコって本当に難しい。チチアワタケ

 公園を歩いているとキノコが。
 傘がまるいいかにもなキノコ型。
 茶色い色の表面がぬめっています。
 ナメコの仲間?

チチアワタケ

 用事があったので観察もそこそこに、写真を撮ってその場を去りました。

 後ほど画像を拡大して見ると。
 あれ?
 ヒダが無い?

乳粟茸

 ということは、ナメコの仲間ではありません。
 キノコ型でヒダがないということは、イグチの仲間?

 ここキノコの特徴は、柄が白く概ね同じような太さ。
 傘の裏は自然な形で柄について隙間がない。
 柄の上の方には袋のようなものはついてなく、柄の根元にも袋のようなものはついてない。

Suillus granulatus

 調べてみると、チチアワタケが一番似てるような気が。
 チチアワタケの特徴の一つは、松の木下に生えること。
 しかしそこはコンクリートブロックの下。

 でも、その2メートルほど上には松が生えているので松の下なのはまちがいない?  チチアワタケでいい?

 キノコって本当に難しい。
 山のキノコを食べてる人は本当にすごいと思う。

チチアワタケ
乳粟茸
Suillus granulatus
担子菌門 ハラタケ綱 イグチ目 ヌメリイグチ科 ヌメリイグチ属

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ごちそうの山の中から顔を出しキノコ つのまたたけ

 朽ちてる木、たぶんスギ。
 オレンジ色のものが生えています。
 小さなキノコ。

Dacryopinax spathularia

 たぶん、ツノマタタケ。
 中華料理などに使われるキクラゲを含む膠質菌(こうしつきん)とよばれるグループのキノコ。

ツノマタタケ

 木を分解する担子菌。

角又茸

 こんなに小さいので、この木を食べつくすには、あと何年くらい必要でしょうか。

ツノマタタケ
角又茸
Dacryopinax spathularia
担子菌門 ハラタケ亜門 アカキクラゲ綱 アカキクラゲ目 アカキクラゲ科 ツノマタタケ属の膠質菌

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枯れ木に花が咲いた? ひいろたけ

 里山の遊歩道を歩いていると、赤いキノコが。
 小さいのによく目立ちます。
 花が咲いたよう、に、見えるかな?

Pycnoporus coccineus

 生えているのは切り株。
 コルク層が暑く、大きく波打つように厚さが変わっています。
 さらに年輪を貫いて放射状に筋がありますので、コナラでしょうか。

緋色茸

 きのこの形は丸く、柄は見えません。
 傘の裏も表と同じようなオレンジがかった赤でヒダはなく、小さい穴がたくさん開いています。
 小さくてまだ成長途中でしょうか。

 切り株から伸びている根に同じ色をしたちょっと大きいキノコがついていました。
 こちらは傘を開いてキノコらしい姿です。
 傘に年輪のような環紋が見えます。
 雰囲気はサルノコシカケの仲間。

ヒイロタケ

 ヒイロタケのようです。

 キノコの本体は木や土の中。
 見えません。
 そこから胞子を飛ばすために見えるところに出てきたのキノコ。
 見えないところに菌糸を張り巡らせているでしょう。
 このキノコも、小さいキノコも枯れ木の中でつながっている。
 と思います。


ヒイロタケ
緋色茸
Pycnoporus coccineus
担子菌門 ハラタケ綱 タマチョレイタケ目 タマチョレイタケ科 シュタケ属

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このキノコたちはゆっくりと木を土と空気と水に変えていきます

 里山の大きなコナラの枯木に大きなキノコが。

花弁膠茸

 茶色くてヒダがたくさんあるキノコ。
 大きさは遠くてわかりにくいですが、20センチくらい?

 傘はなく、ヒダが木から直接生えているというと、キクラゲの仲間?

ハナビラニカワタケ

 調べた中で一番近いのはハナビラニカワタケ。
 広い意味でキクラゲの仲間です。

 この木は見た目は立派ですが枯木。
 すでに幹の下のほうではカワラタケの仲間のようなキノコが広い範囲を覆っています。
 「キノコ」は植物に例えると花や実のようなもので、この場合本体はコナラの木の中に広がっています。
 見えない木の中では、「キノコ同士の戦いが行われているのかもしれません。
 それとも、お互い助け合って木を分解しているのでしょうか。

コナラの枯木

 キノコの本体は見えないところにあるのでふしぎです。

ハナビラニカワタケ
花弁膠茸
Tremella foliacea
担子菌門 異型担子菌綱 シロキクラゲ目 シロキクラゲ科 シロキクラゲ属

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杉の林の中の柿色の小さな林 べになぎなたたけ

 緋色のカエンタケと出会うことになるひととき前。
 別の赤いキノコと出会っていました。


 こちらはカエンタケとちがって細いキノコ。
 カエンタケが炎なら、こちらは儚げな火。
 杉林の下で小さな林をつくっています。


 これはおそらく、ベニナギナタタケ。
 カエンタケによく間違われるキノコです。
 つまり、それだけカエンタケよりもよくあるキノコ。
 そして毒はありません。


 ただ、無毒と言われるキノコでも、似た有毒キノコがよくあります。
 十分なキノコの知識がないときは、赤くて、傘がなくて、棒状のキノコはさわらないことをすすめします。


ベニナギナタタケ
紅薙刀茸
Clavulinopsis miyabeana
担子菌門 真正担子菌綱 ハラタケ目 シロソウメンタケ科 ナギナタタケ属

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