【 扁形動物】

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初在来KGB! でいいのかな?

 里山公園の落ち葉をひっくり返したら。
 いました、そこに。
 KGB。

この記事にはミミズのような虫の画像があります。


 コウガイビル。
 陸に住む扁形動物。
 ローマ字で書いたKou-Gai-Biruの頭文字、だと思います。
 ただし漢字で書くと「笄(こうがい)蛭(びる)」ですので、本来は「KB」?

 ヒルというかミミズを平らにしたような動物で、頭が左右に飛び出しています。
 身近なコウガイビルにはものすごく長いオオミズジコウガイビルがいますが、外来種。
 在来種を見たことがありません。
 というか、探そうとしていないのですから、当然ですが。

笄蛭

 このコウガイビルの名前を調べようと思ったのですが。
 わかりません。
 クロイロコウガイビルの黒くないタイプかな、と思ったのですが、わかりません。
 日本で確認されている外来コウガイビル3種のどれでもなさそうなので、20種ある在来種のどれかだと思うのですが。

コウガイビル

 コウガイビルでない可能性もありますが、縮かんでいるのかわかりにくいですが、頭の左右が少しふくらんでいます。
 コウガイビルだとおもいます。
 はたして。

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タグ: コウガイビル扁形動物KGB

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ゆるキャラみたいなのに ちょっとざんねん プラナリア

 プラナリアに会いに行ってきました。
 きれいな水に住み、ちっちゃい体で、驚異の生成能力を持つ生き物です。

この記事にはムシの画像があります。


 プラナリアを見つけた公園。
 雨水が染み出した小川。
 公園からの生き物の持ち出しは禁止されているので、その場で観察。

 プラナリアは扁形動物門ウズムシ綱ウズムシ目の総称。
 ここにいるのは日本で最もポピュラーなナミウズムシだと思います。
 三角形の頭に手足のない体。
 簡単に言えば「↑」。


 小さいのでわかりにくいのですが、三角の頭に目があります。
 卵型の白い目の中央よりに黒い瞳。
 まるでゆるキャラのようです。


 この目は光を感じる程度で、レンズがないのでまわりを「見る」ことはできません。
 厚さが1ミリも無いような生き物ですので当然ですが、頭に対してこんなに大きな目があるのに、見えないというのはちょっと残念です。

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タグ: ナミウズムシプラナリア扁形動物きれいな水の生き物

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もう原始的とは言わせない? ナミウズムシ

 錦織公園で見つけたナミウズムシ
 通称プラナリア。
 結構面白くて変な生き物です。

この記事にはやわらかい虫の画像があります。


 分類をカブトムシや人間と比べて見ましょうい。

ナミウズムシカブトムシ人間(ヒト)
動物界
旧口動物新口動物
上門 冠輪動物上門脱皮動物上門
扁形動物門節足動物門脊索動物門
ウズムシ綱昆虫綱哺乳綱
ウズムシ目甲虫目霊長目
亜目 ウズムシ亜目カブトムシ亜目直鼻猿亜目
サンカクアタマウズムシ科コガネムシ科ヒト科
ナミウズムシ属カブトムシ属ヒト属

 見てのように人間とは思いっきり遠くて、カブトムシともかなり遠い生きものです。
 ナミウズムシのような扁形動物(へんけいどうぶつ)の特徴は、呼吸器も循環器も無いということ。
 消化器は一応はありますが、入口と出口は同じ、袋状になって体の中に広がっているだけ。
 食べ物は袋の中に広がり、吸収されます。
 呼吸は体の表面で行います。


 このような仕組みの欠点は、体を大きくすることができないこと。
 ですからほとんどが小さく、長さが1mを超すようなオオミスジコウガイビルでも幅は1センチもありません。
 ナミウズムシも含まれるプラナリアの仲間は、体がバラバラにされても、それぞれが一つのプラナリアに成長できます。
 それも、このような単純な仕組みだからかもしれません。

 それでも頭はあり、2つの目や神経が集まった脳もあります。
 頭の上に2つの白い部分があり、中には瞳のような黒い点があります。
 ちょっと寄り目のようにみえて可愛いのですが、光を感じる程度で、人間のように物の形が見えるわけではありません。


 観察してみると、意外と動くのが早く、泳ぐようにスイスイと這っていきます。
 小さなケースの縁から逃げようとするのですが、さすがに水のないところへは行けないようです。
 一緒に捕まえた甲殻類のミズムシは逃げていってしまいましたが。


 呼吸器も循環器もないような単純な体の作りで、原始的な生き物とされています。
 でも、気がつかないだけで、当たり前の生き物として繁栄しているのですから、原始的というより、複雑にする必要がないほど十分な作りなのでしょう。
 ナミウズムシ、おそるべし。

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タグ: ナミウズムシプラナリア扁形動物錦織公園の虫水生生物底生生物指標生物錦織公園

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