はるか遠くの銀河系の惑星で? マイクロフォレスト6
地球から遠く離れた惑星の林。

乾燥した岩山の中にオアシスのような小さな緑。
その奥にポツリとある林。
しかし緑色はしていません。
光合成を行う葉緑素を持たないのは、地球とはちがう進化を経たからでよう。
色からすると、紅藻を取り込んだのかもしれません。

というのは想像の話。
もちろん、どこか遠くの銀河系の話ではありません。
実は、地球上に、そして日本ならどこにでもあるような場所。
奇妙な木に見えるのは、変形菌の子実体。
変形菌は、「粘菌」とも呼ばれる単細胞の生き物。
アメーバ状になって食べ物を探しながら移動し、あるとき立ち止まってカビのような子実体つくって胞子を飛ばします。
光合成はしないので緑色はしていません。

その変形菌の名前は、サビムラサキホコリ。
多分。
変形菌は年中どこかにいますが、見つけやすいのが梅雨の時期。
里山や樹木の多い公園などの朽ち木の上に小さなキノコっぽのや、変な形をしたカビっぽいのがいれば、変形菌かもしれません。
![]() |
タグ: サビムラサキホコリ マイクロフォレスト 微小森林 変形菌 粘菌

- 関連記事
-
- 梅雨の地面に生えてくる魔物のスプーンはなんかやわらかそう (2015/06/26)
- はるか遠くの銀河系の惑星で? マイクロフォレスト6 (2015/06/25)
- ちょっとかわった子実体の変形菌のススホコリ (2015/06/05)