万両はともかく千両には負けない花は十両じゃなくて五千両だ! 藪柑子
里山公園の錦織公園でヤブコウジ(藪柑子)の花が咲いていました。
冬の間中赤い実をつける常緑樹ということで、縁起物として使われることも。
それで別名は「十両」。
マンリョウ(万両)やセンリョウ(千両)とともに、「両シリーズ」「小判シリーズ」のひとつ。

里山の林床では珍しくはありませんが、小さい上に葉の陰で下向くに咲くのでなかなか気付かないかもしれません。
ヤブコウジはツツジ目サクラソウ科。
プリムラなど観賞用の花が多い科。
同じサクラソウ科のマンリョウとはよく似てきれいな花。

センリョウはコショウ目センリョウ科は、古いタイプの双子葉植物で、花弁も萼もない小さく地味な花。
花で比べれば、十両(ヤブコウジ)のほうがきれい。
だから万両と千両の間で五千両?

ヤブコウジは常緑の小低木。
「小低木」といっても、高さは20センチほど。
木どころか、草よりも低い木。
でも、見た目は木。
例えるなら、盆栽の木。
でも、ヤブコウジの本体は地面の下。
地下茎を張り巡らせて、地面の上の部分が20センチほど。
ですから、同じ所に何本ももまとまって生えているように見えます。
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