【 小さい花】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

古い写真の中からみつけたいきもの 砂利浜の気がつかないほど小さな黄色い花 蔓菜

 1月の海岸。
 砂より石のほうが多い砂利浜。
 くたびれた消波ブロックの下に葉が厚そうな草が。
 こんな海水を浴びるところに生える植物、海浜植物。

Tetragonia tetragonioides

 植物はたいてい塩分が苦手。
 ですから塩水をかぶるような浜では生きていけません。
 ところが、そんなところにも、いや、そんなところだからこそ生えている植物があります。

 ツルナ。
 ナデシコ目ハマミズナ科の多年草。
 太平洋沿岸の熱帯から温帯に広く分布します。

ツルナ

 漢字では「蔓菜」。
 「菜」は野菜、つまり食用にする植物を指すことがよくあります。
 ツルナも各地で食用にされていたようです。

 よく見ると小さな花が咲いていました。

蔓菜

 幅が5ミリあるかないか。
 黄色で4つに別れていますが、花弁でなく萼。
 花弁はなくなっています。
 メシベの先が紐状に分かれ、その周りにたくさんのオシベが囲んでいるところは、ナデシコの仲間っぽい。

ツルナ
蔓菜
Tetragonia tetragonioides
ナデシコ目 ハマミズナ科 ツルナ属の多年草

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春に咲く小さな花はへんな名前シリーズ たちいぬのふぐり

 不思議な名前のフラサバソウのとなりで咲いていたよく似た花。
 色も形も大きさも似ていますが、こちらは葉っぱの中に埋もれるように咲きます。

タチイヌノフグリ

 名前はタチイヌノフグリ。
 フラサバソウとちがって日本語っぽい響きですが、「ふぐり」は睾丸のこと。
 同じ属にイヌノフグリという在来種があり、よく似ていて、茎が直立するのでタチイヌノフグリ。
 そして、気づいて人もいると思いますが、外来種です。

 タチイヌノフグリ。
 立犬の陰嚢。
 Veronica arvensis
 シソ目 オオバコ科 クワガタソウ属の越年草。
 ヨーロッパ~アフリカ原産の外来種。
 花言葉は「信頼」「隠れた才能をもつ」。

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春に咲く小さな花は名前も外来 フラサバ草

 春に咲く、小さくてほとんど気付かれない花はいくつもあります。
 そのひとつ。
 フラサバソウ。

フラサバソウ

 漢字では、うまく書けません。
 フランスの植物学者、フランシェとサバチェの名前の最初の二文字を合わせたもの。
 サバチェがフランシェと連名でつくった『日本植物目録』に長崎で採集されたことを記録したことに由来しているようです。
 といっても、在来種ではなくヨーロッパ原産の外来種。
 サバティエが日本に来たときに、かどうかはわかりませんが、長崎に来たヨーロッパ人が持ち込んだものなのでしょう。

 花は小さく、5ミリもありません。

 フラサバソウ。
 ふらさば草。
 Veronica hederifolia
 シソ目 オオバコ科 クワガタソウ属のヨーロッパ原産の越年草。
 花言葉「一見こわもて」。

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春の道端で当たり前に咲いている花はもうちょっと見た目に合った名前がいいな きゅうりぐさ

 4月。
 いろいろな小さな花が咲いています。
 そのひとつ。
 キュウリグサ。

キュウリグサ

 なんかハナイバナのようです。
 ハナイバナと同じムラサキ科。
 花の大きさも3ミリくらい。
 でも、よく見ると花弁が水色で、中央に黄色いポンデリングのような部分が。

胡瓜草

 へんな名前の由来は、葉っぱを揉むとキュウリのようなにおいがするから。
 実際は、キュウリのような、そうでないような。

 冬の間、スプーンのような葉っぱを広げて暖かくなるのを待ちます。

 キュウリグサ。
 胡瓜草。
 Trigonotis peduncularis
 ムラサキ目 ムラサキ科 キュウリグサ属の越年草。
 花言葉は「愛しい人への真実の愛」「小さくても夢は大きい」。

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こんなときでも花は咲いています。名前がちょっと残念系の小さい花 かすまぐさ

 春に咲く、雑草。
 自然に映える草ですが、人間が管理するところに生えるのでいずれ刈られてしまう雑草。

 ちいさい豆のカスマグサ。


 花の大きさは5ミリくらい。
 小さい。

 カスマグサ。
 漢字で書くと「かす間草」。
 なぜか「かす」が漢字にできない。
 それは、花がカラスノエンドウ(ヤハズエンドウ)とスズメノエンドウの間の大きさだから、とか。
 ラスノエンドウとズメノエンドウの
 カ・ス・間・草


 カラスとスズメの間なら、ヒヨノエンドウとか、ムクノエンドウのほうがいいんじゃ?

 カスマグサ。
 かす間草。
 Vicia tetrasperma
 マメ目 マメ科 ソラマメ属のつる性の越年草。
 花言葉「負けず嫌い」。

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こんなときでも花は咲いています。よ~くみるとおもしろいはな すずめのやり

 イネ科の植物の花は花びら無いので咲いているかどうかわからないようなものばかり。
 そんな中でもオシベやメシベやそれらを覆っている穎が色付いてきれいな花もあります。

 スズメノヤリ。
 高くても30センチほどの小さな草。
 葉も細くて、ちょっと伸びすぎた芝のような雑草。
 でも、花はきれいです。

スズメノヤリ

 ちょっと変わっているのは、花弁じゃなくてオシベメシベが目立つこと。
 しかも同時に出ません、
 まず、最初にメシベが出て、受粉してからオシベがでてきます。
 つまり、自分の花粉で受粉しないようにしているのです。

 前のも次のもメシベが出ている雌性期。
 メシベの先が3つに分かれているので、はなやかです。
 このあと花弁のような花被片が開き、オシベが出てくる雄性期になります。

雀の槍

 一つの花が2度咲きます。

 スズメノヤリ。
 雀の槍。
 Luzula capitata
 イグサ目イグサ科 スズメノヤリ属の多年草。
 花言葉 「邪魔しないで」。

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こんなときでも花は咲いています。葉っぱでごまかす?ヨーロッパからやってきた姫踊子草

 公園や田畑などに普通に生えている、雑草。

 わしゃわしゃっと塔のように地面から生える草。
 てっぺんに小さな花がたくさんついています。
 ヒメオドリコソウ。
 オドリコソウより花が小さいので、ヒメ(姫)がついています。

ヒメオドリコソウ

 小さな花のまわりの葉も同じような色に染まっています。
 目立つようにしているのでしょうか。
 よく見ると、シソ科らしいおもしろい形をした花。
 正面から見ると唇のように見えるということで、唇形花(しんけいか)と呼ばれます。

姫踊子草

 可愛い花ですが、外来種。
 園や田畑のように人間の手が加わったところでしか見かけないので、今のところ、特定外来生物や「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト」には載っていないようです。

 ヒメオドリコソウ。
 姫踊子草。
 Lamium purpureum
 シソ目 シソ科 オドリコソウ属の越年草。
 はヨーロッパ原産の外来種。
 花言葉は「快活」「陽気」「愛嬌」「春の幸せ」。

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