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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

かわいいけど真っ白なのはよこどりのしるし? ひなのしゃくじょう

 梅雨明け。
 低山の杉林の中の登山道を歩いていると、スギの落ち葉の中から白い小さいものが顔を出していました。
 大きさは数センチ。
 注意していなければ見逃してしまうでしょう。

雛の錫杖

 多分、ヒナノシャクジョウ。
 数年前に出会ったところと同じ山。

 「腐生植物」と呼ばれる光合成をしない植物。
 でも、「腐生植物」という言葉にご注意を。
 「腐生」というのは生き物の遺体を分解して栄養とする生き方のこと。
 落ち葉が溜まって分解された土から生える植物によく使われます。

 でも、植物は落ち葉を分解できません。
 分解できるのは菌類など。
 腐生植物は、落ち葉などを分解した菌類から栄養をもらっているのです。
 おそらく菌類は栄養を奪われる一方で何もいいことがない寄生されているだけ。

 ちっちゃくかわいい花ですが。

ヒナノシャクジョウ

ヒナノシャクジョウ
雛の錫杖
Burmannia championii
単子葉植物 ヤマノイモ目 ヒナノシャクジョウ科 ヒナノシャクジョウ属の多年草

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いきなり現れて、いつの間にかに消えてなくなる白い花 たしろらん

 今年もタシロラン咲いていました。

タシロラン

 名前に「ラン」がついても蘭でない植物はいろいろありますが、こちらは蘭。
 梅雨の頃、真っ白な茎を伸ばし、白い花をたくさんつけ、あっという間に消えてしまいます。
 タシロランの本体は土の中。
 菌類から栄養をもらっているので、光合成をする必要がありません。

田代蘭

 突然落ち葉の下から現れ、いつの間にか消えてしまいます。
 その間、一ヶ月もありません。
 花を咲かせて種を作ればいいだけなので、地上の茎のつくりも簡単なのでしょう。

Epipogium roseum

 環境省のレッドリストでは、今は大丈夫ですがいつ絶滅危惧種になっても不思議はない準絶滅危惧種(NT)。
 大阪ではレッドリストに載っていませんが、日本各地で絶滅危惧種に指定されています。

■参考外部リンク■
日本のレッドデータ検索システム

 ただ、地面の上に出ている期間は一ヶ月もありません。
 それに毎年花が咲かないこともあるそうです。
 気付かれてないだけ、ということも少なくないのでは、という気がします。

タシロラン
田代蘭
Epipogium roseum
ラン目 ラン科 トラキチラン属の多年草

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今年の金剛山のギンリョウソウ 2020

 都道府県境を越えた移動の規制が解除されたので金剛山へ行ってきました。
 なぜなら、金剛山の八合目あたりから上は奈良県。
 大阪府民が金剛山に登ると府県境を越えることになります。

 梅雨の時期はギンリョウソウの季節。
 まだちょっと早いもの、もう実が熟し始めているもの様々でした。

ギンリョウソウ
銀竜草
Monotropastrum humile

 光合成をしないため真っ白な姿。
 栄養は土の中のキノコを介して樹木からもらいます。
 花が咲いて、実が熟したら地面の上から消えてしまいます。
 そして地面の上に出てくるのは、来年の梅雨。

ギンリョウソウ
銀竜草
Monotropastrum humile
ツツジ目 ツツジ科 シャクジョウソウ亜科 ギンリョウソウ属の多年草

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秋の低山で出会ったまっ白な植物 でもギンリョウソウではありません?

 金剛山で。
 秋なのに、ギンリョウソウと出会いました?


 ギンリョウソウは初夏、梅雨の頃、山の臨床で咲くまっ白な植物です。

 まっ白ということは光合成をしないということ。

 つまり、栄養を100%ほかの生き物の頼る植物。

ギンリョウソウモドキ

 梅雨でなく秋に出会ったということは。
 野草に詳しい人なら気がつくでしょう。
 それはギンリョウソウじゃなく、ギンリョウソウモドキじゃないか、ということに。

 ギンリョウソウモドキ(銀竜草擬)は、ツツジ科 シャクジョウソウ亜科 シャクジョウソウ属。
 ギンリョウソウ(銀竜草)は、ツツジ科 シャクジョウソウ亜科 ギンリョウソウ属。
 とても近い仲間で、見た目もそっくり。


 それでもいくつかちがいがあり、もっともわかりやすいのが、咲く時期。
 金剛山では梅雨時に咲くのがギンリョウソウ、9~10月ころに咲くのはギンリョウソウモドキ。
 だからまたの名をアキノギンリョウソウ。

 ということで、ギンリョウソウモドキ。
 でしょう、きっと、たぶん。

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秋彼岸 尾花の陰の思い草 姿見るほど 万葉思う

 9月。
 ナンバンギセルの季節です。

 ナンバンギセル(南蛮煙管、Aeginetia indica)はハマウツボ科ナンバンギセル属の一年草。
 そして寄生植物。
 イネ科の植物に寄生しますが、ススキが定番。

 ススキの根本で咲いていました。

ナンバンギセル

 昔はススキの陰でうつむき加減で咲いている様子を、思い悩む女性の姿のみたてて、「思ひ草」と呼ばれていました。
 和歌にも読まれ、万葉集にも次の歌があります。

第十巻2270
道の辺の尾花が下の思ひ草 今さらさらに何をか思はむ

道端の尾花(おばな/ススキ)の下で咲いている思ひ草(おもいぐさ/ナンバンギセル)のように、いまさら何を思い悩んだりしましょう。

南蛮煙管

 言われてみれば、思い悩んでいるように見えてきます。

■参考外部リンク■
万葉集/第十巻 - Wikisource

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梅雨にしか現れない白い植物の白い花 田代蘭

 梅雨。
 今年も咲いていました。
 全体が白い植物。
 タシロラン。
 田代蘭。
 ラン科 トラキチラン属の多年草。


 花をいくつもつけた花柄だけ。
 小さな苞(ほう)のようなものはありますが、葉は見当たりません。
 花はもちろん、茎も白。
 緑色をしていないということは光合成をしないということ。
 つまり、栄養は他からもらう植物。

タシロラン

 調べてみると「腐生植物」という説明がよくあります。
 腐生植物とは、もともと落ち葉などが厚く積もったところに生える光合成をしない植物のことで、腐った落ち葉から栄養を得ると考えられていたことからつけられました。
 腐った植物のところに生えるので、腐生植物。

田代蘭

 ところが、植物は腐った落ち葉などから栄養を取ることはできません。
 植物は、落ち葉などを分解できないのです。
 落ち葉などを分解できるカビやキノコの菌類から栄養をもらっているのです。
 共生です。
 ただ、タシロランが栄養をもらったお礼をなにかしているようには思えないので、一方的に得している寄生かもしれません。
 結果的に落ち葉がたくさんたまったところに生えるのですが、落ち葉から栄養をとってはいないので、「腐生植物」という呼び名は微妙。
 ということで、最近は「菌従属栄養植物」という倍近い長さの名前で呼ばれることがあります。

Epipogium roseum

 タシロランが地面の上に出てくるのは花を咲かせ、タネを作るときだけ。
 それ以外は地面の下にいます。
 そして、花を咲かす気にならなかったら、地面の上には出てきません。
 花は毎年咲くとは限りません。
 実際、今年咲いている場所は2年前とはちがっています。

 去年も咲いていたそうなので、毎年咲いているようですが、きっと持ち回りしているようにちがう株が咲いているのでしょう。
 来年はどのように咲くのか、たのしみです。

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銀竜草が減ってちょっと残念な今年の梅雨の金剛山

 梅雨も後半。
 ギンリョウソウの季節です。
 ということで、金剛山に行ってきました。

 ギンリョウソウは金剛山では梅雨のころに現れる真っ白な植物。
 光合成をやめてしまい、地下でいろいろな植物とネットワークを作っている菌類に寄生している植物。
 漢字では「銀竜草」。
 鱗片状の葉をつけた茎とその先につく花を白い竜に見立てたもの、と言われます。
 ということで、竜ぽいようなな気がする銀龍草です。




 金剛山でギンリョウソウというと、メインルートの千早本道。
 三合目をすぎたあたりから山頂まで、登山道の左右の落葉の中や土留めの丸太の下から顔を出します。
 ところが、ここ数年千早本道の改修が進み、すっかり減ってしまいました。
 この日も最初に見かけたのは四合目を過ぎたあたり。
 その後は八合目まではほとんど見かけません。
 残念です。

 といっても、金剛山からギンリョウソウがなくなったわけではありません。
 時間がたては千早本道にも戻ってくるでしょう。
 きっと。

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