【 奈良公園】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
紅葉・黄葉・褐葉
果物・実
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について


〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

巨樹・古樹・老樹 その12 奈良公園春日山原始林の405番モミ近くのモミ


 奈良の春日大社(かすがたいしゃ)の後ろ側、若草山の右隣りにこんもりとしたあまり大きくない山があります。

 いくつかの小さな山がありますが、それらをまとめて「春日山(かすがやま)」と呼ばれています。

 長いあいだ春日大社の神域として大切に守られてきました。
 そのため多くの人が生活する都市の隣にありながら原生林(原始林)となっています。

 ということで特別天然記念物に指定されています。

 そして世界遺産でもありますが、こちらのほうは奈良の寺院群などと一緒になった「自然遺産」ではなく「文化遺産」です。



遊歩道から見た春日山原始林
遊歩道から見た春日山原始林




 今回も「巨樹に親しむ会」の『奈良公園の巨樹』をもとにしています。

 春日山にはぐるりと囲むように道が整備されています。

 その「春日山遊歩道」の北側、遊歩道の入り口からしばらく行って車止めから100mほど行ったところにまっすぐ天をつくように木が生えています。

 モミ(樅)の木です。



 そのような木は遊歩道のあちこちに生えていますが、遊歩道の木の切れ間の谷側にまっすぐ立っているので、目立ちます。

 『奈良公園の巨樹』の405番のモミを探そうとして、出会ったのはこのモミ(樅)の木。
 はじめはの405番のモミだと思っていたのですが、帰ってから地図で確認してみると、少し場所がずれているようなので、どうやらの405番モミではないようです。

 とはいえ、齢を重ねた立派なモミなのはまちがいないでしょう。



奈良公園春日山原始林の405番近くのモミ(2012年10月)
奈良公園春日山原始林の405番近くのモミ(2012年10月)




 モミは針葉樹。
 針葉樹といっても松のような針型ではなく、少し平たく細長い形をしています。
 同じような葉の木にカヤがありますが、葉の先が別れているのがモミの特徴です。

 下に落ちている葉をひろってみるとなんと先が二股に分かれていません。

 年老いたモミの木の葉は先が丸まってくるといいます。

 大きさからもわかるようにこの木は長い間ここに立っているようようです。



奈良公園春日山原始林の405番モミ近くのモミの葉
奈良公園春日山原始林の405番モミ近くのモミの葉

比叡山の若いモミの葉
比叡山の若いモミの葉




 モミは日本ではクリスマスツリーとして有名です。
 ですからとがった円錐形の形でイメージされることが多いでしょう。

 葉や枝を落としクリスマスツリーには程遠い形は、原生林の中多くの木々と戦って勝ち残った証なのかもしれません。



››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 巨樹・古樹・老樹モミの木奈良公園春日山遊歩道春日山原始林天然記念物世界遺産世界文化遺産

関連記事

theme : 樹木・花木
genre : 趣味・実用

秋の終わりと奈良公園のルリセンチコガネのおやすみ


 そろそろ糞虫の季節も終わったかなと、今年は遅めの10月下旬に行った奈良公園。



この記事にはコガネムシの画像があります。





若草山山頂付近から見た晩秋の天然記念物春日山原始林
若草山山頂付近から見た晩秋の天然記念物春日山原始林




 国立博物館近くの日当たりの良い芝の上では、相変わらずエンマコガネが鹿の糞の中にもぐりこんでいました。

 そして糞虫シーズンにはよくルリセンチコガネ(るり色のオオセンチコガネ)を見かける飛火野の林の中では、1匹も見かけることはありませんでした。



鹿苑近くで出会った晩秋のルリセンチコガネ
鹿苑近くで出会った晩秋のルリセンチコガネ




 そこで春にルリセンチコガネを何匹も見かけた鹿苑のまわりへ行ってみると、やっと1匹。

 そのあと行った春日山遊歩道で1匹。

 この日はたった2匹でした。



春日山遊歩道で出会った晩秋のルリセンチコガネ
春日山遊歩道で出会った晩秋のルリセンチコガネ




 10月下旬の奈良公園。

 秋と一緒にセンチコガネの季節も終わりのようです。



››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ルリセンチコガネオオセンチコガネ奈良公園糞虫春日山遊歩道春日山原始林センチコガネ

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

春日山の奥で出会った小さな紅葉


 10月下旬のセンチコガネなどの糞虫の様子を見に行った奈良公園。

 いつのまにか最高気温が20℃ほどの日が増えてきました。
 予想通り飛火野(とびひの)付近ではルリセンチコガネ(オオセンチコガネ)はほとんど見かけません。



 ということで、ちょっと足を伸ばして春日山(かすがやま)原始林をぐるりと囲む春日山遊歩道を歩きました。

 まだまだ木の葉は緑色。
 ところどころに生えているモミジ(ヤマモミジ?イロハモミジ?)もまだまだ緑色。

 人里に接したところでナンキンハゼが紅葉している程度で、木々の紅葉にはちょっと時間が必要なようです。



 車が走る奈良奥山ドライブウェイからちょっと外れたところにある(うぐいす)の滝。

 そこへ行く途中でモミジが紅葉していました。



緑の中の鴬の滝近くの紅葉
緑の中の鴬の滝近くの紅葉




 葉っぱは7つに別れて鋸歯(きょし)(葉の周辺のぎざぎざ)が小さいので、オオモミジでしょうか。



大きく七つにわかれて目立たない鋸歯の葉っぱなのでオオモミジ(多分)
大きく七つにわかれて目立たない鋸歯の葉っぱなのでオオモミジ(多分)




 緑の山の中で見かけた小さな紅葉です。



他の場所よりちょっと早い鴬の滝近くの紅葉
他の場所よりちょっと早い鴬の滝近くの紅葉




››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: オオモミジモミジカエデ紅葉奈良公園春日山遊歩道

関連記事

theme : 樹木・花木
genre : 趣味・実用

巨樹・古樹・老樹 その7 奈良公園春日大社周辺の322番クスノキ


 千数百年の歴史を持つ奈良公園。

 春日大社(かすがたいしゃ)の神域として、都が置かれた奈良・京都・大阪に近いにもかかわらず、古木が多いところです。

 しかも公園として公開されているところも少なくなく、安全に古木に出会える場所でもあります。



 そんな広い奈良公園で古木と出会うために頼もしいパンフレットがあります。

 奈良市・巨樹に親しむ会が発行した『奈良公園の巨樹』。

 名前の通り広い奈良公園を6つに区切り、それぞれの場所に生えている巨樹の位置や種類などが書かれています。

 そのパンフレットを片手に奈良公園へ行きました。



 この日は春日大社周辺で巨木ハンティング。

 このエリアで最も高い樹木はクスノキ(楠,樟)。

 目につくのはルリセンチコガネの聖地飛火野(とびひの)の芝原の中にそびえる明治天皇臨席記念植樹のクスノキですが、このクスノキの高さは26m。

 この木よりもさらに高い樹高32mのクスノキがあります。



奈良公園春日大社周辺の322番クスノキ 2012年5月
奈良公園春日大社周辺の322番クスノキ 2012年5月




 場所は明治天皇臨席記念植樹のクスノキから春日大社表参道を挟んで反対側。

 『奈良公園の巨樹』では「322」と番号が打ってあります。

 芝原のなかに聳える明治天皇臨席記念植樹のクスノキとちがい、森の中にあるのでその大きさがわかりにくいのですが、木の下に近づいていくと、太い幹から太い枝が何本も分かれ、その先にも枝がつき、辺り一帯を覆うように茂っています。

 木が何本も生える森の中でも勢力を誇る巨樹クスノキです。



 『奈良公園の巨樹』は2008年に出版されたもので、残り部数は少なくなっているようです。

 そのため近鉄奈良駅の近鉄奈良駅総合観光案内所では在庫なし。
 近鉄奈良駅とJR奈良駅の間にある奈良市観光センターで、棚の中から探してもらいました。

 現地で手に入れようと考えている方はご注意ください。

 奈良市観光協会のホームページからは、PDFファイルがダウンロードできます。



巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木




››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 巨樹・古樹・老樹奈良公園クスノキ

関連記事

theme : 樹木・花木
genre : 趣味・実用

今年も糞虫の季節がやってきました。奈良公園


 今年も糞虫(ふんちゅう)の季節がやってきました。

 「糞虫」とは、動物の(ふん)を食べる昆虫のことです。

 日本では主にコガネムシ上科(じょうか)のセンチコガネやエンマコガネ、ダイコクコガネやマグソコガネなどをさすことが多いと思います。

 南ヨーロッパや北アフリカにいるファーブル昆虫記のフンコロガシで有名なタマオシコガネ(スカラベ)の仲間も糞虫です。


今回は糞虫(動物の糞を食べるコガネムシ)の記事です。
糞虫や鹿の糞の画像もあります。
糞虫や鹿の糞が苦手な方は【記事の下へ】をクリックしてください。
記事の下にジャンプします。



 近畿地方では、糞虫の活動時期はだいたい4月から10月くらいまでの半年間。

 ということで、今年も糞虫を簡単に見つけることができる奈良公園へ行ってきました。

.
 この日は飛火野(とびひの)はもちろん、ちょっと広い範囲を見回ってみました。

 結果、紺や緑に輝くオオセンチコガネ、通称ルリセンチコガネはたくさんいました。

 ルリセンチコガネは奈良公園では最も目立つので当然ですが、センチコガネやエンマコガネは見かけませんでした。

 時期がちょっとだけ早かったのか、探し方が悪かったのか。


瑠璃色に輝く今年のルリセンチコガネ
瑠璃色(るりいろ)に輝く今年のルリセンチコガネ



 糞虫の季節ははじまったばかり。

 次はじっくり探してみましょう。


.
››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: オオセンチコガネルリセンチコガネ糞虫奈良公園

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

奈良公園の糞虫都市伝説1「奈良公園のフンコロガシと『ファーブル昆虫記』第5巻」


ファーブルの『昆虫記』とフンコロガシ


 南フランスにいる昆虫を中心とした陸上の節足動物の生態を描いたファーブルの『昆虫記』。

 多くの「虫」が出てきますが、最も有名なのは「フンコロガシ」と呼ばれるスカラベ(タマオシコガネ)でしょう。

 1巻の最初に出てくるためか、ファーブルの昆虫記はまるでスカラベについてしか書かれていないかと思うほど有名です。

 フンコロガシは動物の糞を食べるコガネムシの仲間。大きさからすると、角の無いカブトムシといったほうがいいかもしれません。
 ただ食べるのではなく、ボールのように丸めて転がしていく姿が人気の秘訣のようです。

今回はコガネムシの仲間の記事です。
コガネムシの仲間の画像もあります。
コガネムシの仲間が苦手な方は【記事の下へ】をクリックしてください。
記事の下にジャンプします。



日本に「フンコロガシ」はいるのか?


 日本にも動物の糞を食べるコガネムシの仲間は何種類もいます。

 日本の糞を食べるコガネムシの仲間、糞虫の仲間で有名なものひとつはオオセンチコガネです。
 ブログなどでもよく「日本のフンコロガシ」として紹介されています。
 なかにはオオセンチコガネが鹿の糞をそのまま引きずる姿を「ふんころがし」と言っている場合もあります。

 しかし残念ながらスカラベのように糞を丸めて転がすのはマメダルマコガネという2ミリほどの小さなコガネムシだけ。
 もちろんセンチコガネもオオセンチコガネも糞を丸めて転がしたりはしません。

 種類も生活の様子も本家「フンコロガシ」とはちがいますので、誤解を避けるためにも「フンコロガシ」と呼ぶのはやめたほうがいいのでは、と思います。

 思わず「フンコロガシ」といってしまう気持ちはわかります。

鹿の糞を引きずるフンヒキズリ(オオセンチコガネ)
鹿の糞を引きずるフンヒキズリ(オオセンチコガネ)



センチコガネとタマオシコガネ


 もうひとつ残念なことがあります。

 日本のセンチコガネの紹介に、ファーブルの『昆虫記』のスカラベが登場することです。
 まるでフンコロガシがセンチコガネの枕詞のようです。

 コガネムシ科のフンコロガシとセンチコガネ科のセンチコガネとオオセンチコガネは科がちがうだけではなく、生活の様子もちがいます。
 同じように扱われるのはちょっと残念です。

 たとえて言うなら、コガネムシ科のカブトムシのことをクワガタムシ科のクワガタムシと呼ぶようなものかもしれません。
 カブトムシを指差し、「クワガタムシ」というと笑われることもあるでしょう。
 センチコガネを「フコロガシ」と呼ぶのは同じことかもしれません。

フンコロガシの巨大レプリカ(左)と標本(右)[大阪市立自然史博物館]
フンコロガシの巨大レプリカ(左)と標本(右)[大阪市立自然史博物館]



ファーブルの『昆虫記』第5巻


 さらに残念なことがあります。

 ファーブルが観察した糞虫はフンコロガシ(スカラベ)しかないようなイメージが広がっていることです。
 確かに1巻の一番最初に登場する糞虫はスカラベですので、象徴的なイメージがついたのはしかたないと思います。

 しかし5巻でスカラベを含めて様々な糞虫の観察と実験について扱われています。
 その糞虫のひとつにスジセンチコガネがあります。
 その名前の通りセンチコガネの一種で、生活の様子も日本のセンチコガネに近い仲間。
 簡単に手に入るセンチコガネ類の詳細な生態を書かれた本ですので、日本のセンチコガネを理解する上でも参考にもなるでしょう。

 しかし日本のセンチコガネの生態を知るためには、スカラベはそれほど参考にはなりません。

 日本のセンチコガネについて知りたくてファーブルの『昆虫記』を読むときは、5巻のスジセンチコガネのところも読んでほしいな、と思います。


完訳 ファーブル昆虫記 第5巻 上

新品価格
¥3,480から
(2020/9/4 00:06時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: ファーブル昆虫記オオセンチコガネスカラベ糞虫奈良公園

関連記事

theme : オススメ本
genre : 小説・文学

秋になっても奈良公園は糞虫がいっぱい!

糞虫の楽園、奈良公園


 春から初夏にかけて糞虫(ふんちゅう)ウオッチングしてきた奈良公園。糞虫の楽園です。

 公園内で糞虫の姿を目にできるのは10月くらいまで。
 ということで、行って来ました。

 平城遷都1300年祭のおかげで近鉄と周辺私鉄等のお得な乗車券がありますので、今がチャンスです。



今回は糞虫(動物の糞を食べるコガネムシ)の記事です。
糞虫や鹿の糞の画像もあります。
糞虫や鹿の糞が苦手な方は【記事の下へ】をクリックしてください。
記事の下にジャンプします。




「糞虫」とは


 まず、「糞虫」です。

 簡単に言うと動物のうんちに集まる虫のことです。

 なかでも背中が硬い(はね)で覆われている甲虫のコガネムシとコガネムシに近い仲間のうち、動物の(ふん)を食べる種類を指す言葉です。
 「食糞性(しょくふんせい)コガネムシ」とも言われます。

 糞虫の中でもオオセンチコガネやセンチコガネは「フンコロガシ」といわれることがありますが、日本には「フンコロガシ(タマオシコガネ)」はいません。
 オオセンチコガネ、センチコガネはフンコロガシとはちがう種類になります。

フンコロガシ(タマオシコガネ)の標本[大阪市立自然史博物館]
フンコロガシ(タマオシコガネ)の標本[大阪市立自然史博物館]




糞虫は住み分けている?


 春から夏にかけてここには何度か足を運びました。

 奈良公園の糞虫はもちろん鹿の糞に集まります。
 鹿は奈良公園中にいますので、いたるところに鹿の糞はありますが、糞虫はどこにでもいるわけではありません。

 日当たりのいい芝生の上の糞には小さなマグソコガネばかりで、大きなセンチコガネたちをみかけることはありません。
 ところがオオセンチコガネがいっぱいいる飛火野ではあまりマグソコガネは見かけません。

芝生の上の糞の中で見つけたマグソコガネ
芝生の上の糞の中で見つけたマグソコガネ



 ファーブルの『昆虫記』を読んでいると、糞虫のいるところにはマグソコガネあり、という感じがしましたが、奈良公園のマグソコガネはセンチコガネにいい場所をとられているようにも見えます。

 ただ、糞の塊の下を見ると穴が開いていることがあるので、夜の間にエンマコガネやセンチコガネが食べに来ているようです。


奈良公園といえばルリセンチコガネ


 奈良公園の糞虫というと、やはり青い構造色できれいなオオセンチコガネ、別名「ルリセンチコガネ」でしょう。
 ルリセンチコガネを確実に見ることができる場所が飛火野の林の中。

 最初はなかなか見つからないと思っていたのですが、1匹見つけると2匹3匹と連続してみつかり、気がつくとルリセンチコガネだらけです。

 もちろん、飛んでいるものや地面をはっているものも少なくありませんが、やはり糞虫を見つけるのは鹿の糞の塊、です。


糞の塊の中から出てきたもの


 ためしに7センチくらいの糞の塊をほぐして見ました。

ほぐす前の鹿の糞の塊
ほぐす前の鹿の糞の塊



 糞の中やその下から見つかったのはオオセンチコガネとセンチコガネが1匹ずつ、大きいエンマコガネ2匹、小さいエンマコガネが13匹でした。
 同じくらいの大きさの塊をいくつかほぐしてみましたが、おおむねこんな感じでした。

7センチほどの糞の中と周辺から見つかった糞虫(桝目は5mm角)〈オオセンチコガネ(青)とセンチコガネ(金)〉
7センチほどの糞の中と周辺から見つかった糞虫(桝目は5mm角)
〈オオセンチコガネ(青)とセンチコガネ(金)〉



7センチほどの糞の中と周辺から見つかった糞虫(桝目は5mm角)〈死んだふりをする大き目のエンマコガネ〉
7センチほどの糞の中と周辺から見つかった糞虫(桝目は5mm角)
〈死んだふりをする大き目のエンマコガネ〉



7センチほどの糞の中と周辺から見つかった糞虫(桝目は5mm角)〈激しく動き回る小さ目のエンマコガネ〉
7センチほどの糞の中と周辺から見つかった糞虫(桝目は5mm角)
〈激しく動き回る小さ目のエンマコガネ〉



 エンマコガネは1センチほどの大きいものと1センチに届かない小さいものがいます。
 ほとんどが糞の中から掘り出したものなので、糞だらけ。
 観察したあとは逃がすので水でジャブジャブ洗うわけにも行きませんので、なかなか特徴をみわけるわけにはいきません。

 ということで、大雑把にエンマコガネとコエンマコガネということにします。


糞に集まる虫たち


 糞に集まるのは糞虫だけではありません。
 この糞もほっておいたらキンバエが集まってきました。
 別の糞の中にハネカクシの1種と思われる虫もいました。
 しかし一番多いのは、やはり糞虫です。

糞に集まってきたキンバエ
糞に集まってきたキンバエ



別の糞の中にいたハネカクシの一種と思われる虫
別の糞の中にいたハネカクシの一種と思われる虫




 秋も深まり糞虫たちの姿も減ってくるかなと思っていたのですが、まだまだいっぱいいるようです。


››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 飛火野奈良公園センチコガネルリセンチコガネエンマコガネマグソコガネキンバエハネカクシ糞虫秋の奈良公園

関連記事

theme : 散策・自然観察
genre : 趣味・実用

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS