【 太陽暦】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
紅葉・黄葉・褐葉
果物・実
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について


〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

いきもの は おもしろい!の「こよみ」のはなし 二十四節気と七十二候を計算する


 最近、二十四節気(にじゅうしせっき)や七十二候(しちじゅうにこう)の本が出版されるなど徐々に注目を集めています。

 この2つは現在の「新暦」が日本に導入される以前に使われていたため「旧暦」とひとまとめにされることがあります。



 「旧暦」でよく想像されるのが「太陰暦(たいいんれき)」。

 太陽の動きの1周期を1年とする太陽暦(たいようれき)とちがい、月の満ちかけの周期を1月とするのが太陰暦。

 ですから1年の長さは太陽暦とちがってきます。

 月の動きと海の干満と関係がありますので、漁業をしている人にとっては、太陰暦はわかりやすい暦(こよみ)になります。



 日本のように四季があるところ。
 北極圏のように極端に冬が長いもの。
 熱帯地域のように雨季と乾季にわかれるもの。

 地域によって様々ですが、気候の移り変わりは生活に直接結びつきます。

 季節は地球が太陽の周りをまわる動きと関係しています。

 言い換えると、地球からみたときの太陽の動きが季節と関係しているのです。

 つまり、季節の移り変わりは太陽暦のほうがわかりやすいのです。



1日と1年のサイクルをつくる太陽(正しくは地球の自転と公転ですが)
1日と1年のサイクルをつくる太陽(正しくは地球の自転と公転ですが)
太陽観察グラスを使用 右下の黒い点は金星




 日本の太陰暦の場合、太陽暦と比べると毎年10日ほど少なくなりズレが出てきます。

 ズレは3年ごと1月増やして1年を13ヶ月にして調整しますが、それでも農業をしている人にとっては農作業の基準にしずらいでしょう。

 それで、太陽の動きを基準とした二十四節気と七十二候をつくって農作業の基準にしたのです。



 このように二十四節気も七十二候も月ではなく太陽の動きをもとに作られたものなのです。
 つまり太陽暦。

 そのため日本の「旧暦」は太陰暦と太陽暦を合わせていたので「太陰太陽暦」とも呼ばれています。

 ですから「旧暦」=「太陰暦」というのは半分ちがいます。



海の干満の周期をつくる月
海の干満の周期をつくる月




 二十四節気は1年を24等分するのですが、その分け方には二通りあります。

 ひとつは「平気法(へいきほう)」と呼ばれ、冬至から次の冬至までの時間を24等分するもの。
 もちろん、すべての節気は等間隔の時間で分けられます。
 ただ、24時間で割り切れませんので、カレンダー上は1日程度ずれることもあります。



 もう一つは「定気法(ていきほう)」と呼ばれ、地球から見た太陽の通り道(黄道)を春分の場所をはじまりとして24等分するもの。

 地球の軌道は楕円ですので、定気法では節気と節気の間の時間は厳密には一致しません。

 こちらの方法ではそれぞれ間隔の時間が変わってきます。



 といってもそんなに大きなちがいはないのですが、冬至や夏至の頃では1日ずれることもあります。
 そうなると、どちらかに統一しなければ、ちょっと具合が悪くなります。

 現在、日本の天文観測の中心といえる国立天文台の二十四節気は定気法で行われていますので、このブログも二十四節気は定気法に合わせています。



太陽と月が一緒に見られるのが日蝕
太陽と月が一緒に見られるのが日蝕



 二十四節気が定気法なのですから、二十四節気をさらに3分して、1年を72に分ける七十二候も定気法で行うのが自然です。

 ところが国立天文台が公開しているのは二十四節気まで。

 さらに天体運行の高度な計算はできないので、この記事を公開した時点では、このブログでは七十二候については節気と節気の間の時間を平気法のように3等分しています。



 ただ、少しでも定気法に近づけるために、国立天文台が公表している分単位まで計算に入れています。

 ですので、「定気平気法」ともいえるような方法で七十二候の計算をしています。

 そのため他の個人や団体などの発表する七十二候の日付とずれている可能性があります。

 ご了承ください。



◆タグ 太陽暦 太陰暦 二十四節気 七十二候 ◆

■参考外部リンク■
国立天文台 天文情報センター 暦計算室国立天文台


現代こよみ読み解き事典

新品価格
¥2,854から
(2013/11/2 22:08時点)

入門 日本の旧暦と七十二候 (洋泉社MOOK)

新品価格
¥1,365から
(2013/11/2 22:10時点)

旧暦で楽しむ日本の四季 二十四節気と七十二候 (宝島SUGOI文庫)

新品価格
¥840から
(2013/11/2 22:10時点)

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 太陽暦太陰暦太陰太陽暦二十四節気七十二候暦の話

関連記事
スポンサーサイト



theme : 博物学・自然・生き物
genre : 学問・文化・芸術

雨水。陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり



“雨水”立春と春分の間


 立春(りっしゅん)から春分(しゅんぶん)までの間、毎年2月19日ころのことです。

 つもっていた雪や氷がとけて水となり、空からふってくるのも雪から雨に変わってくるという意味から、「雨水(うすい)」と呼ばれるようになりました。

 雪から雨、氷から水への変化が植物の萌芽(ほうが)をうながすといわれています。
 そのため農耕の準備などは、この雨水のころから始まるともいいますが、もちろん日本中で一斉に始まるわけではありません。

まだまだ春が遠そうなまだ固い桜のつぼみ
まだまだ春が遠そうなまだ固い桜のつぼみ




春の訪れ


 といっても日本の(こよみ)の基準となる京都や東京は、いくら寒いといっても日常的に雪が積もり、池には氷が張るというわけでもないでしょう。

 もしかして、江戸時代には今よりも寒く、京都や江戸の冬には雪や氷が日常的なものだったのでしょうか。

 よくわかりませんが、寒い冬の代名詞である雪や氷がとけることで、春の訪れを表わしたのかもしれません。

もう春のような梅の花
もう春のような梅の花




旧暦と太陽暦・太陰暦


 この二十四節気(にじゅうしせっき)が載っていた暦はいわゆる「旧暦(きゅうれき)」と呼ばれることが多いと思います。

 「旧暦」は「陰暦(いんれき)太陰暦(たいいんれき))」とよく呼ばれています。「太陰」とは月のことで、「太陽」の反対の存在ということです。
 月の満ち欠けの周期がおよそ30日。それが1ヶ月。
 名前の通り月の動きに合わせつくられたカレンダーなのです。

 しかし空に見える太陽の動きと月の動きはまったくちがっているので、月に合わせたカレンダーだと1年を12ヶ月できれいに分けることができないのです。


月とカレンダーと農業


 その誤差も何年もたつと1ヶ月分になり、1年13ヶ月の年もできてしまいます。

 もちろんそうなると月と季節のずれも大きくなり、カレンダーを見ているだけでは農業ができなくなってしまいます。
 種まきが1ヶ月もずれてしまうと、野菜の生長は大きく違ってきます。場合によっては収穫できません

 それではいけないですので、その埋め合わせをするために太陽の動きに合わせた「二十四節気(にじゅうしせっき)」とそれをさらに細かくした「七十二候(しちじゅうにこう)」、二十四節気を基準とした八十八夜などの「雑節(ざっせつ)」をつくったのです。

 日々の生活は月に合わせた「太陰歴」で送り、農業は太陽に合わせた二十四節気をもとに生活していました。


季節と二十四節気


 このように太陰暦と一緒に使われていたのですが、二十四節気は太陽に合わせた(こよみ)だったのです。
 なので今のカレンダーに二十四節気や雑節を写しこめば、カレンダーとのずれも1日か2日ですみます。

 1年の日数のばらつきが大きい太陰暦よりも、今の太陽暦の方がいろいろと便利だと思いますが、今使っているグレゴリオ暦は冬至(とうじ)合わせでちょっとしっくりしません。
 ですので春分合わせの二十四節気・七十二候を使えばしっくりします。

 さすがに七十二候はあまり見かけませんが、二十四節気は今のカレンダーでもよく書かれています。
 身近なカレンダーのすみっこに注意して、二十四節気で四季の移り変わりを感じてみるおもおもしろいです。


二十四節気については 記事【二十四節気表】
二十四節気の記事は タグ〔二十四節〕



●二十四節気の日付がわかります
暦要項国立天文台:トップページ





››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 雨水二十四節気七十二候太陰暦太陽暦旧暦

関連記事

theme : 雑学・情報
genre : 学問・文化・芸術

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
09 | 2022/10 | 11
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS