【 大阪市立自然史博物館】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
紅葉・黄葉・褐葉
果物・実
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について


〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

特別展「植物 地球を支える仲間たち」光合成する生き物はみんなつながりがあってすごい!

 植物のことなら何でもありそうな「特別展「植物 地球を支える仲間たち」」。


 興味深い展示の中で目を引いたのが、この曲線だらけの謎のパネル「光合成生物の系統進化」。

光合成ができない動物や菌類などが書かれてなくてものすごい枝分かれ

 右から左へ流れるような曲線がたくさん枝分かれしてその先に絵が描いている箱が並びます。
 生物進化の系統樹のようですが、箱の所々から矢印のついた点線があちこちに伸び、とてもややこしい形になっています。

 実線は生き物の進化、点線はその生き物の光合成能力がほかの生き物に取り込まれるつながり。
 光合成する生き物たちは、ほかの生物に能力が移りどんどん種類を増やしていって現在に至る。
 ということ?

共通祖先から最初に別れたシアノバクテリアが光合成能力獲得

 今、光合成をする生き物は最も大きい基本的分類の「門」でもいくつもあります。
 ところがこの図をよく見ると、最初に光合成能力を持ったのがシアノバクテリア。
 それが植物の祖先の細胞に入り込み、緑色植物や紅色植物になり、さらにほかの生き物に移り、どんどん増えていきます。
 ということは、自分の力で光合成の能力を手に入れたのはストロマトライトで有名なシアノバクテリアだけ。
 ほかの光合成生物はシアノバクテリアの力を直接的・間接的に利用しているだけ。
 なんかすごい!

色々な生き物と分かれたあと植物の祖先がシアノバクテリア獲得

 地球のすべての生き物をたった2つに分けることができます。
 原核生物と、真核生物。
 原核生物は地球が誕生してたった数億年で現れた、細胞核などがなく構造が最小限という感じの単細胞生物。
 原核生物誕生から20億年近く過ぎてから現れた、細胞核がありいろいろな器官がそなわっているのが真核生物。

緑色植物や紅色植物の光合成能力がほかの生き物へ

 光合成は原核生物の1グループが獲得し、それを真核生物の植物と紅藻取り入れ、さらにほかの真核生物に広がってようです。

紅色植物から光合成能力を受け継いだのがコンブやワカメなど

 このパネルが複雑なのは、それだけ光合成生物が複雑に関係しあっていることの証。
 光合成生物はみんな繋がりがあったとは。

 すごい!

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 植物_地球を支える仲間たち植物光合成シアノバクテリア原核生物真核生物緑色植物紅色植物大阪市立自然史博物館

関連記事
スポンサーサイト



theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

特別展「植物 地球を支える仲間たち」大きいのから小さいのから古いのから新しいのまでいろいろな植物がいます!あります!

 植物展の大阪会場。
 1月から始まっていたのですが、運悪く新型コロナウイルスの感染拡大と重なり、遅くなってしまいました。


 「植物」とあまりにも漠然としたつかみにくい名前が逆に興味を引き、去年の東京の科学博物館ではじまったときから気になっていました。

 それで行ってみたら、文字通り植物でした!
 43億年前の生命の登場から様々な進化を経て、現在に至るまで長大な植物の歴史が展示されてます。
 会場の広さにも限界がありますので、かなり薄められていますが。

世界最大の花ショクダイオオコンニャク

世界最小の陸上植物ミジンコウキクサの500倍拡大模型
ショクダイオオコンニャクとともにサトイモ科

世界最古の大型維管束植物クックソニアの実物大模型

トクサの仲間のカラミステの化石の断面
今のトクサよりもずっと太くて樹木のよう

最も古い花アルカエフルクトゥス・シネンシスの実物大模型

食虫植物ハエトリソウの約100倍拡大模型
巨大な虫がつかまっています

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 植物_地球を支える仲間たち植物ショクダイオオコンニャクミジンコウキクサクックソニアカラミステアルカエフルクトゥスエトリソウ大阪市立自然史博物館

関連記事

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-〈大阪市立自然史博物館〉玄武洞の玄武岩は黒くなかった?

 地下について、いろいろな角度から様々な展示がされている、贅沢な特別展。

 玄武岩。
 マグマが急速に固まってできた火山岩。
 会場にドンと置かれた六角形の岩。
 それが玄武岩。



 それも名前の由来となった兵庫県豊岡市の玄武洞の玄武岩。
 冷えるときに収縮して割れ目が入って六角柱になった柱状節理。

玄武洞

 玄武岩の「玄武」は黒を表します。
 たしかにテレビや本で見る玄武洞の玄武岩は黒い、というイメージがありましたが、これは暗い灰色という感じ。

 ガラスケースに入っていないので顕微鏡モードで。
 「さわらないでね!」と書いている通りにして。

 白っぽい石の中に黒い点が混ざっているようです。


 もっと拡大してみると。
 白と灰色と黒が混ざっている様子は花崗岩のようです。
 そして黒く見えた点は赤みがかった茶色のようです。


 黒いイメージの玄武岩に赤茶色が混じっていたのには驚きました。

 ちょっと離れて見るのと、近くで見るのと違う顔。
 石は生き物と関係がないように思えますが、この石が砕けて細かくなっていろいろなものと混ざって土になります。
 その場所にある石によって土の性質も変わり、そこに生える植物も変わり、そこに住む動物も変わります。
 石は生き物と密接につながっています。

 石もおもしろい!

■参考外部リンク■
第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」|大阪市立自然史博物館

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 大阪アンダーグラウンド展大阪市立自然史博物館玄武岩玄武洞柱状節理火成岩

関連記事

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-〈大阪市立自然史博物館〉メカ・マシン・装置!

 会場では石や化石だけでなく、見えない行けない地面の下のことを知るためのメカや機械や装置も展示されています。

 ボーリングマシン。

ボーリングマシン

 地面に穴を開けてサンプルをとるメカ。
 思ってたのより、なんか、ちっちゃい。
 それでも100メートルくらい掘ることができる。
 むき出しのメカっぽさがいい。


 電気探査装置。

電気探査装置

 地面に電流を流し、地層や岩盤などの性質や状態などを調べる装置。

 地震探査装置。

地震探査装置

 人工的に起こした地震波をよみとり岩盤や地層の境界の深さを調べる装置。

 満点地震計 KVS-300。

満点地震計 KVS-300

 世界最小・最軽量の地震計。
 3つのコイルで立体的に揺れを計測。
 省電力化で野外にたくさん設置できるすぐれもの。

 プレート沈み込みの電動模型。

プレート沈み込みの電動模型

 海洋プレートが大陸プレートの下への沈み込みを再現した模型。
 沈み込んだプレートが戻るとき、大地震が起こる様子を再現。
 小刻みに戻ったり、妙にリアルに感じる動きがすごい。
 和歌山県立自然博物館学芸員の手作り。

 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」。

地球深部探査船「ちきゅう」

 模型じゃなく写真なのは残念だけど、となりでながれてるちきゅうの紹介動画はおもしろい。

 ツルグレン装置。

ツルグレン装置

 乾燥が嫌いな小さな土壌動物を捕まえる定番の装置。
 可動部分も動力も無いシンプルな構造。
 使用時には光源や土壌生物を捕らえるトレーなどが必要。

 見ることができない地面の下のことを知るための機械や装置。
 見ているだけでワクワクしてきます。

■参考外部リンク■
第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」|大阪市立自然史博物館

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 大阪アンダーグラウンド展大阪市立自然史博物館ボーリングマシン電気探査装置地震探査装置満点地震計KVS-300プレート沈み込みの電動模型地球深部探査船「ちきゅう」ツルグレン装置

関連記事

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-〈大阪市立自然史博物館〉大阪の地下には気候の変動が記録されてます?

 地面の下から見つかるもの、化石。
 大阪の地面のすぐ下は恐竜が絶滅してからのわりと新しいもの。
 だから、今の生き物の仲間も見つかります。
 そういうことをまとめたのが特別展で展示されているこの表。



 たとえばイチョウとメタセコイア。
 どちらも当たり前のように生えていますが、外来種。
 でも、日本で化石がみつかります。
 人間が誕生するよりずっと前の時代の。

イチョウの仲間の葉の化石

メタセコイアの仲間の葉の化石

 表の右側は酸素同位体比からみた気温の変化がグラフになっています。
 それを見てみると。
 350万年はわりと安定していた暖かかったのが、だんだん不安定になり、どんどん寒くなってきます。

酸素同位体比のグラフ
表の上が現在、下がおおよそ200万年前
チバニアンもあります!

 表の左側を見ると、その間にイチョウが消え、メタセコイアも消えてしまいました。
 逆に寒いところが好きが樹木が増えてきます。
 イチョウとメタセコイアの絶滅後も日本が大陸とつながることが何度もありましたが、それは寒いときでしたので日本へ渡ってくることはなかったのでしょう。

植物化石が見つかる年代のグラフ
表の上が現在、下がおおよそ200万年前

 ほかにもいろいろ化石が展示されています。
 実際に表と化石をみくらべるといろんなことが想像できます。

 大阪の地面の下には生き物のうつり変わりの歴史が記録されています。
 そこから未来を想像することもできるかもしれません。
 おもしろい!

 この表は解説書には載っていないようですが、印刷されたクリアファイルが販売されています。

■参考外部リンク■
第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」|大阪市立自然史博物館

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 大阪アンダーグラウンド展大阪市立自然史博物館イチョウメタセコイア化石酸素同位体比チバニアン

関連記事

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-〈大阪市立自然史博物館〉大阪の地下には地球の中心がある!

 「大阪アンダーグラウンド」つまり、「大阪の地下」。
 だから大阪の地下にあるものが色々展示されています。

リアル大阪の地下の剥ぎ取り標本
リアル大阪の地下の剥ぎ取り標本

 それがたった8日間しか開かれない特別展。
 緊急事態のために緊急事態になり、たった1日だけのところを、関係者のみなさんの努力の末、7日間の延長となったにちがいありません。

テープの跡が緊急事態を物語っています(多分)

 さて。
 大阪の地下になにがあるでしょう。
 土、植物の根、モグラ、地層、化石、岩盤。
 それらがあります。

モグラの巣の模型
モグラの巣の模型

 でも、もっとすごいものがあります。
 もっともっと深いところにあるもの。
 地殻、マントル、核。
 なんと、地球まるごとの展示です。

 陸地を支える花崗岩(かこうがん)。

花崗岩

 さすがにリアルなマントルの展示はできませんので、マントルが固まってき出たかんらん石。

かんらん石

 さすがに地球の核を取り出すのは無理なので、きっと同じものでできているにちがいない鉄隕石。

鉄隕石

 代用とはいえ、地球まるごとの展示とは。

 そして、陸の大阪の地下の話なので、展示されているとは思わなかった海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」についての展示もありました。
 こちらもまるごとの展示は無理なのでパネルと映像。

地球深部探査船「ちきゅう」がみつけた海底下の堆積物の中の生き物とちきゅう 地球深部探査船「ちきゅう」

 確かにタイトルに偽りはありません。
 予想を超えた展示で地球の中身がわかります。

■参考外部リンク■
第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」|大阪市立自然史博物館

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 大阪アンダーグラウンド展大阪市立自然史博物館剥ぎ取り標本花崗岩橄欖岩鉄隕石ちきゅう

関連記事

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-〈大阪市立自然史博物館〉とにかく急げ!

 とにかく、もう時間がない!
 悩む暇、考える暇あればいくのだ!!
 大阪市立自然史博物館 第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」。

 開催翌日から緊急事態宣言のため休館。
 最終日が緊急事態宣言最終日。
 開催たった1日!
 しかも翌月にはアインシュタイン展が。
 去年はそのまま秋まで延期されたけど、今年は無理!

 と思っていたら。
 なんと。
 一週間だけ延長決定!
 なんとか行くことができました。

会期延長!

 ものすごくざっくり言うと、博物館でブラタモリ、かも?

 前半は石の世界。
 ブラタモリでタモリさんが現地で説明する石の標本がたくさん。

ブラタモリでおなじみ柱状節理の玄武岩

ブラタモリでおなじみのチャート

 地球の内部から隕石までいろいろ。

滅多に地上に現れないマントルが固まったかんらん岩

ウィドマンシュテッテン構造がきれいな鉄隕石

 石だけじゃなくて鉱物もたくさん。

見る角度で模様が変わる虎目

アクアマリン

 後半は地下と縁のある生き物たち。
 地下から見つかった化石、地下を利用する生き物たち。

恐竜時代の海に住む大型爬虫類モササウルスの歯の化石

 大阪の地下からどんどん見つかるクジラの化石。
 どうして陸地からクジラが見つかるのかも地層で説明。

大阪市生野区で見つかったナガスクジラ類の化石

 見つかった化石で昔の大阪の自然環境がわってしまいます。
 海あり川あり湖あり。

 地下を利用する生き物と言えば植物ですが、なかでも地下にネットワークを作る菌類に頼り切っている植物など。

光合成をしないで菌類から栄養をもらうツチアゲビ

 地下に特化したモグラと、そのトイレを栄養源にするキノコ。

モグラのトイレから生えるナガエノスギタケ

 地下はおもしろい!

地下茎がとんでもないことになっているモウソウチク

 コロナ禍でたった1週間しかない開催期間にもかかわらずブロガー招待で参加させていただきました。
 ありがとうございます。

■参考外部リンク■
第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」|大阪市立自然史博物館

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 大阪アンダーグラウンド大阪市立自然史博物館ブラタモリツチアゲビ玄武岩柱状節理チャート橄欖岩ウィドマンシュテッテン構造鉄隕石

関連記事

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
09 | 2022/10 | 11
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS