【 地衣類/SA-tanada】

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下赤阪の棚田の2015年 7月中旬の赤紫~紫~青紫・緑色の花・その他植物・地衣類編

 久しぶりに地衣類が登場する下赤阪の棚田ビオトープ。
 藻類と共生したカビ。
 でも、自分で栄養をつくる植物みたいな生き方をしています。


だんだんになっている下赤阪の棚田

植物界
赤紫色の花
被子植物門 双子葉植物綱
コマツナギ(駒繋)
Indigofera
pseudotinctoria
マメ目
マメ科
コマツナギ属
落葉小低木
タグ:コマツナギ
ホトケノザ(仏の座)
Lamium amplexicaule
シソ目
シソ科
オドリコソウ属
越年草
タグ:ホトケノザ
ノアザミ(野薊)
Cirsium japonicum
キク目
キク科
アザミ属
多年草
タグ:ノアザミ
ムラサキカタバミ
(紫片喰)
Oxalis corymbosa
フウロソウ目
カタバミ科
カタバミ属
多年草
南アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
タグ:ムラサキカタバミ
被子植物門 双子葉植物綱
赤紫色の花
植物界
紫色の花
被子植物門 双子葉植物綱
トキワハゼ(常磐爆)
Mazus pumilus
シソ目
ハエドクソウ科
サギゴケ属
一年草
タグ:トキワハゼ
アジサイ(紫陽花)
Hydrangea macrophylla
var. macrophylla
ミズキ目
アジサイ科
アジサイ属
落葉低木
タグ:アジサイ
被子植物門 双子葉植物綱
紫色の花
植物界
青紫色の花
被子植物門 双子葉植物綱
ヨメナ(嫁菜)Aster yomena
キク目 キク科 シオン属
多年草
タグ:ヨメナ
光のいたずらか、花弁のほのかに青い色がそれなりに再現できています。

色も形もノコンギクに似ていますが、ノコンギクが咲くのはもうちょっと先。

葉ももっと小さい鋸歯が並んでいますので、これはヨメナ。だと思います。
被子植物門 双子葉植物綱
青紫色の花
植物界
緑色の花
被子植物門 単子葉植物綱
オニドコロ(鬼野老)Dioscorea tokoro の雄花
ユリ目 ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
蔓性多年草
タグ:オニドコロ
左は雄花。直立します。

右は雌花。花序は垂れますが、花は上を向きます。

ヤマノイモと見た目も生えているところも似ています。

でも、落ち着いてみれば、結構ちがうところがあります。

その一つは、葉の広さ。

幅が広くてハート型になっているのがオニドコロ。
幅が狭くて矢尻型になっているのがヤマノイモ。
被子植物門 単子葉植物綱
緑色の花
植物界
植物界
その他植物
被子植物門 単子葉植物綱
イネ(稲,稻,禾)Oryza sativa
イネ目 イネ科 イネ属
多年草(日本では一年草的栽培)
インドから中国南部原産と言われる食用作物
タグ:イネ
棚田の主役。

6月上旬に来た時にはまだ田植えがされていなかった田んぼですが、もうこんなに大きくなっています。
アオウキクサ(青浮草)
Lemna aoukikusa
オモダカ目
サトイモ科
アオウキクサ属
多年草
タグ:アオウキクサ
被子植物門 単子葉綱
その他植物
シダ植物門
ワラビ(蕨)Pteridium aquilinum
シダ綱 ウラボシ目 コバノイシカグマ科 ワラビ属
夏緑性
タグ:ワラビ
山菜のワラビです。

成長するとこんな感じ。

日当たりのいい草地によく生えます。
ですから棚田の周りはワラビにとっていいところです。
スギナ(杉菜)
Equisetum arvense
トクサ綱
トクサ目
トクサ科
トクサ属
夏緑性
タグ:スギナ
シダ植物門
その他植物
植物界
菌界
地衣類
子嚢菌門 チャシブゴケ菌綱
ツブダイダイゴケ(粒橙苔)Caloplaca flavovirescens
ダイダイキノリ目 ダイダイキノリ科 ダイダイゴケ属
痂状地衣類
別名:カロプラーカ・フラボヴィレスケンス
コンクリートにオレンジ色のシミみたいなのがついていたら、このダイダイゴケかも。

もともと岩場に着く地衣類ですが、コンクリートも大好きなようです。

これもコンクリートの上です。
子嚢菌門 チャシブゴケ菌綱
地衣類
菌界

 おなじみの花がたくさん出てきましたが、ちょっと視点を変えると、まだまだおもしろいいきものと出会うことができます。

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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タグ: 下赤阪の棚田2015下赤阪の棚田2015/077月の下赤阪の棚田の植物オニドコロイネワラビツブダイダイゴケヨメナシダ/SA-tanada地衣類/SA-tanada

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下赤阪の棚田の2015年 1月中旬の果実・その他植物・地衣類編


 大阪唯一の村、千早赤阪村の棚田ビオトープ。

 1月になって鳥に食べられたのか、目立つ実が減ってきました。

 残っているのは、鳥に見向きもされないものばかり?




棚田が休みの間にちゃっかり生えてる雑草で緑色の下赤阪の棚田




すでに紹介している生き物については、一部画像や説明等を省いていますので、
画像や説明等のあるページへのリンクをつけています。
タグ:1月の下赤阪の棚田の植物



植物界
果実 〉乾果 かんか:汁気の少ない果実
〉〉裂開果 れっかいか:熟すと割れる乾果
〉〉〉蒴果 さくか:熟すと放射状に分かれる裂開果
被子植物門
単子葉植物綱
ジャノヒゲ(蛇の髭)Ophiopogon japonicus
クサスギカズラ目 クサスギカズラ科 ジャノヒゲ属
多年草
別名:リュウノヒゲ(竜の髯)
タグ:ジャノヒゲ
瑞々しい液果のように見えますが、これは種。

“実”の部分は早々に取れて種だけが残ったものです。

普通、種は実や皮に覆われていますが、ちょっと変わった実(種)です。
単子葉植物綱
被子植物門 果実〉乾果〉〉裂開果〉〉〉蒴果
双子葉植物綱
ソシンロウバイ(素心蝋梅)
Chimonanthus praecox
 f. concolor
クスノキ目
ロウバイ科
ロウバイ属
落葉低木
壺状果
タグ:ソシンロウバイ
双子葉植物綱
被子植物門
〉〉〉蒴果
〉〉裂開果
果実〉乾果
〉〉閉果 へいか:熟しても割れない乾果
〉〉〉痩果 そうか:皮と種がわかれない閉果
被子植物門 双子葉植物綱
セイヨウタンポポ(西洋蒲公英)Taraxacum officinale
キク目 キク科 タンポポ属
多年草
ヨーロッパ原産の帰化植物
環境省 要注意外来生物
日本生態学会 日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:セイヨウタンポポ
被子植物門 双子葉植物綱
〉〉〉痩果
〉〉閉果
〉乾果
植物界 被子植物門 果実
〉液果 えきか:汁気の多い果実
〉〉漿果 しょうか:種が硬い殻に覆われていない液果
被子植物門 双子葉植物綱
ウンシュウミカン(温州蜜柑)Citrus unshiu
ムクロジ目 ミカン科 ミカン属
常緑低木
日本原産と思われる果樹
タグ:ウンシュウミカン
被子植物門 双子葉植物綱
〉〉漿果
果実 >液果
植物界



植物界
その他植物
被子植物門
双子葉植物綱
クヌギ(櫟)Quercus acutissima の台場切り
ブナ目 ブナ科 コナラ属
落葉高木
タグ:クヌギ
人の胸の高さあたりで切られたクヌギ。
よく見ると、同じようなところに古い切り跡があります。

このような伐られ方をしたクヌギを「台場(だいば)クヌギ」といいます。

木炭やしいたけのホダ木の材料等として利用するときの切り方です。

このような切り方をすると、切り株から何本も枝(ひこばえ)が出てまたたくさんの材料を採ることができます。
里山のクヌギやコナラ林のよくある切り方です。

ただ、ここのクヌギは本数が少ないので全部切っても大した量ではないでしょう。
ということで、台場切りをした理由は定かではありません。
双子葉植物綱
その他植物 植物界 被子植物門
単子葉植物綱
ヒガンバナ(彼岸花)
Lycoris radiata の葉
クサスギカズラ目
ヒガンバナ科
ヒガンバナ属
多年草
タグ:ヒガンバナ
メダケ(雌竹)Pleioblastus Simonii
イネ目 イネ科 メダケ属
水路沿いに生えているササ。
あまりにも当然のように生えているので今までスルーしていました。
花も咲きませんし。

メダケかネザサか悩むところです。

この場所は尾根の棚田から漏れてきた水が染み出していて湿り気があるので、メダケとしました。
双子葉植物綱
被子植物門
その他植物
植物界



菌界
地衣類
子嚢菌門 チャシブゴケ菌綱
ヒメジョウゴゴケ(姫漏斗木毛)
Cladonia humilis var. humilis
チャシブゴケ目 ハナゴケ科 ハナゴケ属
コケのように見えますが、カビの仲間に藻類(そうるい)が共生したもの。

生えるところもコケとよく似ていますが、とんでもなく成長が遅い生き物です。
ですから年中同じような姿で、まったく成長しているようには見えません。

種類によっては環境の変化に敏感なものもあり、どのような地衣類があるかで空気の汚れ具合のおおまかな目安にもなります。

コケなどの植物とちがって少し灰色っぽく見えるのは、葉緑体を持たないから。
タグ:地衣類
子嚢菌門 チャシブゴケ菌綱
地衣類
菌界



 花も実も少ない冬の1月。

 でも、その分日頃目が向かないものに気づいたりします。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2015年

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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タグ: 下赤阪の棚田2015下赤阪の棚田2015011月の果実/SA-tanadaジャノヒゲクヌギヒガンバナメダケヒメジョウゴゴケ1月の下赤阪の棚田の植物地衣類/SA-tanada

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下赤阪の棚田の2014年 7月下旬の植物・変形菌・地衣類編


 金剛山のふもとの下赤阪の棚田。

 日本の棚田百選の棚田です。

 今回はいつもの植物以外に藻類や変形菌、地衣類と豊富な種類の生き物たちがいます。




イネも大分伸びた7月下旬の下赤阪の棚田




下赤阪の棚田の生き物の追いかけも季節を一巡りしました。
すでに紹介している生き物については、画像や説明等を省いているものもあります。
画像や説明等のあるページのタグリンクを名前につけていますので、そちらをご覧ください。



植物界
白い花
被子植物門 双子葉植物綱

イヌトウバナ(犬塔花)
Clinopodium micranthum

シソ目
シソ科
トウバナ属
多年草
対生
花期:8~10月
草丈:10~30cm
本州~沖縄に分布
少し湿った草原に生える

トウバナ(塔花)Clinopodium gracile

シソ目 シソ科 トウバナ属
多年草

ヘクソカズラ(屁糞葛)Paederia scandens

リンドウ目 アカネ科 ヘクソカズラ属
蔓性多年草

ヒメジョオン(姫女苑)Erigeron annuus

キク目 キク科 ムカシヨモギ属
越年草
北アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100

シロツメクサ(白詰草)Trifolium repens

マメ目 マメ科 シャジクソウ属
多年草
ヨーロッパ原産

被子植物門 双子葉植物綱
白い花
植物界
赤い花
被子植物門  双子葉植物綱

イヌタデ(犬蓼)
Persicaria longiseta

ナデシコ目
タデ科
ソバカズラ属
一年草

被子植物門 双子葉植物綱
赤い花
植物界
紫色・赤紫色の花
被子植物門  双子葉植物綱

ガクアジサイ(額紫陽花)
Hydrangea macrophylla
f. normalis

ミズキ目
アジサイ科
アジサイ属
落葉低木

本来の花の両性花が咲いています。

小さいですが、まわりの装飾花よりもきれいだと思います。

ホンアジサイ(本紫陽花)
Hydrangea macrophylla var. macrophylla

ミズキ目 アジサイ科 アジサイ属
落葉低木
別名:セイヨウアジサイ

コマツナギ(駒繋)Indigofera pseudotinctoria

マメ目 マメ科 コマツナギ属
落葉小低木

トキワハゼ(常磐爆)Mazus pumilus

シソ目 ハエドクソウ科 サギゴケ属
一年草

ノアザミ(野薊)Cirsium japonicum

キク目 キク科 アザミ属
多年草

ムラサキカタバミ(紫片喰)Oxalis corymbosa

フウロソウ目 カタバミ科 カタバミ属
多年草
南アメリカ原産

被子植物門 双子葉植物綱
紫色の花
植物界
黄色い花
被子植物門 双子葉植物綱

ハキダメギク(掃溜菊)
Galinsoga quadriradiata

キク目
キク科
コゴメギク属
一年草

ゴミ捨て場で見つけたのでこの名前がついたとか。

カタバミ(酢漿草,片喰)Oxalis corniculata

カタバミ目 カタバミ科 カタバミ属
多年草

クサノオウ(瘡の王)Chelidonium majus

ケシ目 ケシ科 クサノオウ属
越年草

被子植物門 双子葉植物綱
黄色い花
植物界 
緑色の花
被子植物門
双子葉植物綱

ノブドウ(野葡萄)
Ampelopsis glandulosa
var. heterophylla

ブドウ目
ブドウ科
ノブドウ属
蔓性落葉低木

紫色の実とちがって花はとっても地味です。

ヤブマオ(藪苧麻)Boehmeria japonica

バラ目 イラクサ科 カラムシ属
多年草

双子葉植物綱
緑色の花 被子植物門
単子葉植物綱

シマスズメノヒエ(島雀の稗)Paspalum dilatatum

イネ目 イネ科 スズメノヒエ属
多年草

穂にふわりとした細い毛があるのでシマスズメノヒエ?

ただ、長い毛はクモの糸?

アキノエノコログサ(秋の狗尾草)Setaria faberi

イネ目 イネ科 エノコログサ属
一年草

ブラシのようなエノコログサの実ですが、中心には実がたくさん並んでいます。

さすが粟の原種。

ヒメクグ(姫莎草)Kyllinga brevifolia var. leiolepis

イネ目 カヤツリグサ科 ヒメクグ属
一年草

オニドコロ(鬼野老)Dioscorea tokoro

ユリ目 ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
蔓性多年草

単子葉植物綱
被子植物
緑色の花
植物界 
果実
被子植物門
双子葉植物綱

マメグンバイナズナ(豆軍配薺)Lepidium virginicum

アブラナ目 アブラナ科 マメグンバイナズナ属
二年草
北アメリカ原産

名前のようにナズナの仲間。

そして名前のように身が軍配のような形。

軍配は戦国武将が戦場で指揮をするときに持っているうちわみたいなもの。

ナズナの実はハート型っぽい三角形。

オオバコ(大葉子)Plantago asiatica

シソ目 オオバコ科 オオバコ属
多年草

ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)Phytolacca americana

ナデシコ目 ヤマゴボウ科 ヤマゴボウ属
多年草
アメリカ原産

双子葉植物綱
果実 被子植物門
単子葉植物綱

タイヌビエ(田犬稗)
Echinochloa crus-galli
var. oryzicola

イネ目
イネ科
ヒエ属
一年草

田んぼの中に生えるので、農家の人にとっては厄介な雑草。

でも、農薬が大量に使われていない証拠かもしれません。
単子葉植物綱
被子植物門
果実
植物界
その他植物
被子植物門 単子葉植物綱

ウキクサ(浮草)Spirodela polyrhiza

オモダカ目 サトイモ科 ウキクサ属
一年草

「ウキクサ」というと楕円形のアオウキクサを想像しますが、こちらは丸いの蛾特徴。

そして大きい。アオウキクサよりも。

こう見えても里芋の仲間(APGIII)です。

アオウキクサ(青浮草)Lemna aoukikusa

オモダカ目 サトイモ科 アオウキクサ属
多年草

上の画像でウキクサのとなりの小さいのがアオウキクサです。

被子植物門 単子葉植物綱
その他植物
ストレプト植物門 車軸藻綱

シャジクモ(車軸藻)Chara braunii の仲間

シャジクモ目 シャジクモ科 シャジクモ属

水中に生える植物。

といっても被子植物でも裸子植物でもありません。

一旦陸上に出てから水中に戻った水草と違い、もとから水中にいた植物。

見た目はスギナに似ていますが、もっと単純な構造をしています。
ストレプト植物門 車軸藻綱
その他植物
植物界



アメーバ動物界
変形菌
変形菌門 変形菌綱

サビムラサキホコリStemonitis axifera

ムラサキホコリ目 ムラサキホコリ科 ムラサキホコリ属

変形菌は、カビのように見えますが、ゆっくりと動く生き物です。

木の上などのバクテリアを食べながら移動する変形体と、胞子を作る子実体という2つの姿を持ちます。

画像は子実体の方です。
変形菌門 変形菌綱 ムラサキホコリ目
変形菌
アメーバ動物界



菌界
地衣類
子嚢菌門 チャシブゴケ菌綱 

ハナゴケ(花木毛)Cladonia rangiferina

チャシブゴケ ハナゴケ科 ハナゴケ属
樹状地衣類

地衣類は、菌類が藻類に住むところを提供する代わりに栄養をもらう形で共生しているいきものです。

菌類は藻類がいないと生きていませんので、一つの生き物のようになっています。

成長がとても遅いうえ大気汚染などに弱く、都市部では見かける種類は少なくなります。
子嚢菌門 チャシブゴケ菌綱
地衣類
菌界



 今回はぎゅっとまとめましたので、次回は動物編です。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2014年 下赤阪の棚田

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法
一般社団法人 地域環境資源センター 農村環境部


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タグ: 7月の下赤阪の棚田の植物ヒメジソシャジクモサビムラサキホコリハナゴケ下赤阪の棚田の2014年下赤阪の棚田201407地衣類/SA-tanada変形菌/SA-tanada藻類/SA-tanada

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theme : 山野草
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金剛山が育む棚田の生き物 下赤阪の棚田2013年9月 その4 植物編の2+地衣類編


 稲穂が色付く9月の下赤阪の棚田で出会った生き物も、これで終わりです。

 今回は植物だけでなく、地衣類(ちいるい)という生き物も登場します。




よく実った9月下旬の下赤阪の棚田




田んぼの生き物400 [ 関慎太郎 ]

価格:1,050円
(2013/10/20 00:13時点)


掲載ページ数は文一総合出版『ポケット図鑑 田んぼの生き物400』初版第1刷のものです。




 「出会った時期」は写真を撮ることができた時期のことで、その時期以外にはなかったということではありません。



植物界
被子植物門
双子葉植物綱

ゲンノウショウコ(現の証拠)

フウロソウ目 フウロソウ科 フウロソウ属
多年草
掲載:P229
出会った時期:中旬・下旬

山でばかり見ていたのですが、田んぼにも生える雑草でもあります。


ツリガネニンジン(釣鐘人参)

キキョウ目 キキョウ科 ツリガネニンジン属
多年草
掲載:P291
出会った時期:中旬・下旬

名前のように釣り鐘のような小さな花は、薄紫できれいです。
棚田の梅畑のところで咲いていました。


ヘクソカズラ(屁糞葛)

リンドウ目 アカネ科 ヘクソカズラ属
蔓性多年草
出会った時期:上旬・下旬

茎や葉がくさい臭がするというのが由来です。
確かに葉をちぎると青臭い中に何か腐ったような臭がします。


メヤブマオ(雌薮苧麻)

バラ目 イラクサ科 ヤブマオ属
多年草
出会った時期:上旬


よく見かける雑草のカラムシとよく似ていますが、メヤブマオは茎に左右同じ所につく対生(たいせい)、カラムシは葉が茎に互いちがいにつく互生(ごせい)です。

ウンシュウミカン(温州蜜柑)

ムクロジ目 ミカン科 ミカン属
常緑低木
出会った時期:上旬

棚田の北側にはみかん畑が広がっています。
棚田には数本植えられていますが、棚田を作っている人の自家用でしょうか。
休憩の時に食べる用?
でも食べごろになるのは稲刈りのあとでは?


カキノキ(柿の木)

ツツジ目 カキノキ科 カキノキ属
落葉広葉樹
出会った時期:上旬・中旬・下旬

上は上旬で下は下旬。
あまり色は変わっているように見えません。
この後カキは稲刈りの頃から急に色づき始めます。

クヌギ(櫟)

ブナ目 ブナ科 コナラ属
落葉高木
出会った時期:下旬

どんぐりの袴(はかま)と言われる殻斗(かくと)はまだ緑色で柔らかそうです。



単子葉植物綱
イネ目

イヌビエ(犬稗)

イネ科 ヒエ属
一年草
掲載:P217
出会った時期:中旬

田んぼに生える厄介な雑草のひとつです。
無農薬栽培では根絶の難しい雑草ですが、逆に除草剤が多く使われていない証拠でもあります。

栽培ヒエの原種です。


タイヌビエ(田犬稗)

イネ科 ヒエ属
一年草
掲載:P218
出会った時期:上旬

こちらもポピュラーな田んぼの雑草です。
イヌビエと同じように除草剤が多く使われていない証拠でしょう。


エノコログサ(狗尾草)

イネ科 エノコログサ属
一年草
掲載:P223
出会った時期:上旬・下旬

「猫じゃらし」で有名な雑草。
田んぼではなく道端に生えていました。


ススキ(薄)

イネ科 ススキ属
多年草
出会った時期:下旬

道端に生えていました。
どこからか種が飛んできたのでしょう。


メヒシバ(雌日芝)

イネ科 メヒシバ属
一年草
出会った時期:上旬

どこにでも生えている雑草の一つ。
エノコログサと同じように道端に生えていました。


クサスギカズラ目

ヒガンバナ(彼岸花)

ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
多年草
掲載:P192
出会った時期:中旬・下旬

田んぼにつきもののヒガンバナ。
あちこちで咲いていました。


ニラ(韮,韭)

ヒガンバナ科 ネギ属
多年草
出会った時期:上旬・中旬・下旬


棚田の一角にいっぱい生えていました。
ネギと同じように花を咲かせると葉が硬くなると言われているので、食べるために育てているのではないのかもしれません。

よくスイセンの葉と間違われるニラですが、このように葉はスイセンより薄くしなやかな感じです。
もちろんちぎればニラの臭がしますし、花はまったくちがいます。
スイセンの葉は食中毒を起こしますので、間違わないように注意が必要です。
生命力旺盛なニラは、簡単に雑草になります。


ユリ目

オニドコロ(鬼野老)

ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
多年草
出会った時期:上旬・中旬



図鑑ではオニドコロの雄花の房(花序)は上を向くと書いてますが、下を向いています。
右は雄花のアップ。

葉は幅が広いハート形がオニドコロの特徴。
ヤマノイモのような芋もできますが、毒あるので食べられません。
慣れればちがいはわかりやすいのですが、ヤマノイモと同じ所に生えるので注意が必要です。
ここでもヤマノイモと同じ所に生えていました。
実がなりかけている雌花。
同じヤマノイモ属のヤマノイモに似ていますが、花がうえを向いているのでオニドコロです。


ヤマノイモ(山の芋)

ヤマノイモ科 ヤマノイモ属
多年草
出会った時期:中旬


「ヤマイモ」とも言われます。

オニドコロと比べて葉が細いのが特徴。
葉の付け根にできる丸い芋のようなものはむかご。
埋めると芽が出てきてヤマノイモが育ちますが、種ではありません。
芋と同じようなものです。
むかごができるのがヤマノイモの特徴。
オニドコロにはできません。

その他の目

オモダカ(沢瀉,面高)

オモダカ目 オモダカ科 オモダカ属
多年草
掲載:P184
出会った時期:上旬・中旬


田んぼの中に生える雑草。
水中から茎や葉を伸ばす抽水植物(ちゅうすいしょくぶつ)で、仲間には水草として水槽ビオトープなどに利用されるものもあります。

ツユクサ(露草)

ツユクサ目 ツユクサ科 ツユクサ属
一年草
掲載:P193
出会った時期:中旬・下旬

きれいな花ですが、結構しぶとい雑草です。
湿気の多いところを好んで生えます。
花期の長い花です。


アオウキクサ(青浮草)

サトイモ目 ウキクサ科 アオウキクサ属
多年草
掲載:P183
出会った時期:上旬

平たい葉っぱだけでまるでコケのようですが、種子植物です。
そして葉っぱのようにみえるのは葉でも茎でもない葉状体(ようじょうたい)。
葉状体は苔類のコケの特徴でもあるので、収斂進化でコケ型に変わったのでしょうか。





シダ植物門

ノキシノブ(軒忍)

ウラボシ綱 ウラボシ目 ウラボシ科 ノキシノブ属
出会った時期:上旬

葉っぱが細かく分かれた(羽状複葉)イメージのあるシダですが、葉が1枚(単葉)がノキシノブの特徴。
家の軒に生えるのが名前の由来ですが、今は家よりも石垣や大きな木の幹に生えているのをよく見かけます。


ヒメノキシノブ(姫軒忍)

ウラボシ綱 ウラボシ目 ウラボシ科 ノキシノブ属
出会った時期:上旬

名前の通りノキシノブを小さくしたようなシダ。
草のように見えますが、花が咲かず種もできませんので、種子植物ではありません。
胞子で増えるのはコケと同じですが、茎の中に水や栄養を送る管の集まり(維管束)があり、その点では種子植物と同じです。

コケとちがい維管束(いかんそく)があるので大きく育つことができ、種子植物が繁栄するまでは数十メートルの高さまで育つシダがありました。
現在でも暖かい地域には高さ数メートルにもなるシダ植物が残っています。





菌界
地衣類

 地衣類にはちょっと説明が必要かもしれません。
 あまり聞き慣れないだけでなく、ちょっとかわった生き物だからです。

 地衣類は簡単に云うと、カビと光合成生物(シアノバクテリアや緑藻)が一緒になったものです。

 細胞の中に光合成をする葉緑体がいる植物に対して、光合成生物を細胞に入れずに菌糸で囲い込んで共生させているのが地衣類。

 高い山や南極など他の生き物が生きられないようなところにもいます。
 その分成長はとても遅く、1年かけても数ミリから1センチくらいと言われています。

 体を作っているのはカビやキノコの仲間ですが、見た目も育つところもどちらかと言うとコケの方に近いふしぎな生き物です。


コガネゴケ(黄金木毛)

コガネゴケ科 コガネゴケ属
痂状地衣類
出会った時期:上旬

粉をまぶし長に見える痂状地衣類(かじょうちいるい)。
樹皮につく地衣類です。
ノキシノブがついていた同じクヌギについていました。


ヒメレンゲゴケ(姫蓮華木毛)

ハナゴケ科 ハナゴケ属
樹状地衣類
出会った時期:上旬


草のように立ち上がった樹状地衣類。
「樹」とついていますが実際は2~3センチほどの大きさです。
先についている赤い部分には胞子が詰まっています。

小屋の横に倒れていた丸太についていました。



 4回続いた9月の棚田の生き物もこれが最後。

 生き物の種類が多く、農薬や除草剤も少なく丁寧に守られていることがわかります。

 作業者が通れるように舗装された道をちょっと歩いただけでこれだけの生き物と出会うことが出来ました。

 専門的にじっくり探すともっとたくさんの生き物がいることでしょう。

 棚田は景観だけでなく、生物の多様性でも大切なビオトープのようです。



◆タグ 田んぼの生き物 下赤阪の棚田 田んぼ ビオトープ ◆

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法
一般社団法人 地域環境資源センター 農村環境部


『ポケット図鑑 田んぼの生き物400』以外に参考にした本の一部

日本の野草300(夏・秋) [ 鈴木庸夫 ]

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タグ: 9月の下赤阪の棚田の植物果実/SA-tanadaシダ/SA-tanada地衣類/SA-tanada珠芽/SA-tanadaヤマノイモイヌビエ下赤阪の棚田2013下赤阪の棚田201309棚田の植物1309

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