【 咲くやこの花館】

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ちょっとおもしろい実パイナップル 咲くやこの花館

 温室植物園のパイナップル。
 咲くやこの花館の熱帯花木室。

 リュウゼツランを小さくしたような葉の中から伸びた茎の上にパイナップルが載っています。


 でも、小さい。

 沖縄のお土産で売っている卓上栽培パイナップルよりも大きいですが、スーパーの店頭で小さいと思うパイナップルよりもまだ小さい。
 詳しい説明書きを見つけることができなかったのでよくわかりませんが、果物のパイナップルの元になった原種かもしれません。


 パイナップルの食べるところは実ですが、ちょっと特殊な実です。
 100個以上の花が集まって咲き、普通果実になるメシベの根本の子房だけでなく、それを支える花托、それだけでなく花の集まりをつけている軸のところまでが実に変化します。
 というか、本当の実の部分(果実)は表面の皮の下のわずかな範囲で、食べるところは本当でない実の部分になります。
 美味しく安全に食べられれば本当か本当でないかは関係ありませんが。


 本当の実は小さく、タネはもっと小さく、でも食べられるとこはたくさんということは、誰かに食べてもらってタネを運んでもらう作戦なのでしょう。
 パイナップルはアメリカ大陸の熱帯地域原産。
 アメリカ大陸、特に南アメリカには日本にはいないグループの動物がたくさんいます。

 どんな動物が食べるのでしょうか。

パイナップル
Pineapple(英語)
Ananas comosus
単子葉類 イネ目 パイナップル科 アナナス属

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タグ: パイナップル咲くやこの花館

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セツブンソウとバイカオウレン揃って咲いています。咲くやこの花館

 植物園の温室でセツブンソウとバイカオウレンが咲いていました。
 大阪市の咲くやこの花館。
 日本と世界の山に生息する植物が集められた高山植物室。

セツブンソウ

バイカオウレン

 この取り合わせは去年のNHK朝ドラの「らんまん」を意識してのことかもしれません。
 物語の序盤、植物学者牧野富太郎さんをモデルにした主人公の槇野万太郎さんの少年時代。
 病床の母に好きだったバイカオウレンを見せようと山に入りまちがってとってきたのがセツブンソウ。
 彼が植物の種類を意識するようになるきっかけのエピソードです。

 どちらもキンポウゲ科。
 よく似ています。
 まちがったとはいえ、決して適当ではなく、特徴をそれなりに覚えてのことでしょう。
 ところで石灰岩地帯を好むセツブンソウのほうが見つけるのが難しいように思うのですが、舞台となった高知ではそうではないのでしょうか。

セツブンソウの花

バイカオウレンの花

 どちらの花も白い花弁のように見えるのは花を包む萼。
 先端に黄色い物を付けた雄蕊みたいなものが花弁が変化したもので、蜜を出して昆虫を呼び寄せます。

 どちらも日本固有種。
 大阪では植物園くらいでしか見られないようです。
 高知では今も自生しているのでしょうか。

セツブンソウ
節分草
Eranthis pinnatifida Maxim.
キンポウゲ目
キンポウゲ科
セツブンソウ属

バイカオウレン
梅花黄蓮
Coptis quinquefolia Miq.
キンポウゲ目
キンポウゲ科
オウレン属

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タグ: セツブンソウバイカオウレン白い花咲くやこの花館

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大阪のコーヒーの実 咲くやこの花館

 コーヒーの木のコーヒーの赤い実。
 常設展示で去年の夏に来たときには実はついていなかったので、運が良かったようです。


 植物園の温室でコーヒーの実。
 飲料のコーヒーの原料となります。

 アフリカの中央部から西部原産と言われる暖かいところの植物。
 日本で露地栽培できるのは沖縄や小笠原諸島など亜熱帯性の地域。
 大阪では温室がある植物園くらいでしか見られません。


 コーヒーになるのは実の中に入ったタネ。
 それ取り出し乾燥し、焙煎し、挽いて粉にして、お湯を垂らして濾したらコーヒーのできあがり。
 実からコーヒーまではわりと長い道のりです。

 はじめからこんなに手間をかけていたとは思えないので、最初に飲み物にした人はどういう方法だったのか気になります。

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タグ: コーヒーノキコーヒー赤い実植物園咲くやこの花館

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宇宙よりは近い南極の数万歳の氷にさわれました 咲くやこの花館

 大阪市の温室型植物園の咲くやこの花館の新年最初のイベントのコケ展に合わせて「南極にもコケ!?国立極地研究所特別展示」が開かれています。

 南極展の定番とも言える南極の氷がさわれます。
 南極の生き物や土などを持ち出すには申請が必要ですが、氷は申請しなくても持ち出せるそうなので、あちこちで展示ができるのでしょう。


 見た目は白い氷。
 手触りは、多くの人に触られツルツルしている中に、心なしかざらついているような。


 南極の氷は降り積もった雪が固まったものなので空気を取り込んで白く見えます。
 この空気はその時代のいろいろな情報を閉じ込めています。
 さまざまな時代の空気を調べていけば、気候変動の様子もわかるようです。


 接写してみると、小さな粒がたくさん見えてきます。
 説明では数万年前の空気が閉じ込められているそうです。
 つまり、この氷は数万歳?


 見た目は小さな泡がたくさん入った白い氷です。
 でも数万歳。

 なんか妙な感じです。

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タグ: コケボウズ大ハリガネゴケ南極の生き物南極咲くやこの花館国立極地研究所特別展コケ展

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宇宙よりは近い場所での生き物と生き物観察の格好 咲くやこの花館「コケ展」

 大阪市の花博会場跡にある温室型植物園の咲くやこの花館の新年最初のイベントがコケ展。
 それに合わせて「南極にもコケ!?国立極地研究所特別展示」のミニ展示が開かれています。


 南極と関係ないように思われるかもしれませんが、コケは南極に生育する数少ない植物の一つです。
 富士山よりも厚い氷の南極ですが、海に面したところでは夏に地面が現れる場所があります。
 昭和基地があるところもそのようなところ。
 コケが生えているそうです。

世界中にも生える南極のオオハリガネゴケの標本

 会場では南極のコケなどが展示されていますが、残念ながら茶色く変色した標本。
 コケなどの調査についてのパネル展示があるので、そちらが見どころ。
 そして南極調査の服装が展示されています。
 コケ調査は地面が現れる夏にするものと思うのですが、展示されているのは冬用の装備。
 南極の夏はそれだけ寒しということでしょう。


 スーツのメーカーロゴはパタゴニア。
 アメリカの登山などのアウトドア用品メーヵーで、由来は大昔南極と繋がっていた南米チリ最南端の地名。
 なんとなく南極には似合いそう。

 右は潜水用のドライスーツのようです。
 南極にも湖があります。
 一年中凍らない湖底には緑色の吊り鐘のようなものがあり、それがコケボウズ。
 コケに藻類やバクテリアなどが集まってできたもの。
 光合成して次第に大きくなっていき、高さ80センチになるには1000年かかるとか。

コケボウズのパネル

 雪と氷しかないようなイメージの南極にもなんかすごい生き物がいます。

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草か木かと言う前に意外な植物 バナナ

 タビビトノキのように木みたいな草。
 身近な植物ではバナナがあります。
 黄色い実を食べるあのバナナです。

咲くやこの花館のバナナ(センナリバナナ)

 熱帯の植物なので身近で生えていることは少ないでしょうが、植物園の温室ではけっこう見かけます。
 種類にもよるでしょうが、見上げる大きさで、大きな葉をいくつもつけています。


 バナナの木ともよばれるほどですが、木ではなく草と言われます。

実がなっていないのでバナナと言っても説得力がないセンナリバナナ

 それだけではありません。
 地面の上にすっくと生えている部分は、茎でも幹でもなく、葉なのです。

 何枚もの葉の柄のような部分が重なって太い幹のように見えているだけ。
 偽茎と言います。
 植物園で展示されていた輪切りになっているバナナの偽茎を見ると、たしかに何枚もの葉が重なっているだけで芯はありません。

咲くやこの花館のバナナの偽茎

 草か木かという以前に、見えてる部分は葉っぱだったのです。

 草か木かと考えるだけで、生き物の想像を超えた多様な姿が見えてきます。

バナナ
甘蕉、実芭蕉
Musa spp.
単子葉類 ショウガ目 バショウ科 バショウ属

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タグ: センナリバナナバナナ単子葉植物咲くやこの花館

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ドラマのキーとなったムジナモを植物園でじっくり見ることができました。

 植物園でムジナモ見てきました。


 ムジナモはナデシコ目モウセンゴケ科ムジナモ属の多年性浮漂植物。
 漢字では貉藻、狢藻。
 学名はAldrovanda vesiculosa L.。
 分類学の祖、カール・フォン・リンネ(L.)さんの命名。
 南北アメリカと南極を除く世界中から見つかっているものの、分布は点々として決して多くはないようです。

京都府産ということは深泥池?

 日本ではじめてムジナモを発見したのが朝ドラらんまんの主人公のモデル、牧野富太郎さん。
 すでにリンネさんに見つかっていたので、学名に「Makino」はついていません。

ドラマにも出てきた牧野さんが描いたムジナモのスケッチの複写

 モウセンゴケ科からもわかるように食虫植物。
 ナデシコ目モウセンゴケ科は食虫植物界でも一大勢力。
 モウセンゴケ属のねとねと葉っぱ系と、ハエトリグサ属の二枚貝型系があります。
 ムジナモはどちらでもないムジナモ属ですが、ハエトリグサと同じ二枚貝型系。
 ただハエトリグサのように湿地に生えるのではなく、水に浮かぶ水草。


 牧野さんに見つけられて百年ちょっと。
 残念なことに日本では野生種がほぼ絶滅状態。
 植物園では見ることができるのに。


 ドラマでは主人公の大発見から大学の出入り禁止につながる大きなポイントになります。
 ドラマは熱狂的なファンも多いようです。
 休日の植物園の牧野富太郎コーナーはさぞかし大勢の人が聖地ととりかこみ、じっくり観察することはできないでしょう。

 と思ったら、だれもいません。
 時々通りかかる人も、少し立ち止まるくらい。
 ここは大阪市の咲くやこの花館。
 地下鉄でアクセスでき、入園者も少なくありません。
 間が悪かったのでしょうか。


 ドラマの主人公の名前は槙野万太郎。
 ものすごく史実に似ていますが、創作。
 ファンの方はムジナモも創作上の架空の植物と思っているのでしょうか。

 ドラマも残すはあと1ヶ月ちょっと。
 牧野富太郎コーナーもドラマに合わせて終了するかもしれません。
 牧野さんが名付けたり見つけたりした植物は身近にもいろいろあります。
 でもわかりやすく実物を見られるのはやっぱり植物園。
 ドラマをきっかけにそういう植物を知ることになれば。
 今ならめずらしい植物をじっくり見られるかもしれません。

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タグ: ムジナモ食虫植物モウセンゴケ科浮漂植物水草咲くやこの花館植物園

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