晩秋の万葉に山の金色の花 オオハナワラビ
立冬直前、晩秋の二上山(にじょうざん)。
大阪と奈良の境にある、万葉集にも詠われた低山です。
西面の日当たりのいいところで、金色の花が咲いていました。
ハナワラビ。
好きな植物です。

金色の花が咲いているようなハナワラビ
ハナワラビはハナワラビ属のシダ植物のこと。
ですから、これは花ではありません。
胞子が詰まった胞子嚢(ほうしのう)。

ハナワラビの金色の胞子嚢
ハナワラビにはいくも種類がありますが、これはおそらくオオハナワラビ亜属のオオハナワラビかフユノハナワラビ。
葉の鋸歯(縁のギザギザ)が細かく、葉先がとがっているので、多分オオハナワラビ。

オオハナワラビの葉
高野山や岩湧山など山でよく見かけますが、京都府立植物園や春日大社萬葉植物園のような平地でも見かけますので、自然の豊かな環境なら生えるようです。
近くの低山での思わぬ出会いでした。

タグ: オオハナワラビ ハナワラビ 二上山 二上山の植物 シダ

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