【 丸い葉rosette/SA-tanada】

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棚田のいきもの 2016年2月上旬のロゼットの丸い葉

 花も実も少なくなった2月上旬の下赤阪の棚田ビオトープ。
 寒い真冬に観察するのは、ロゼット。
 秋に芽を出した草や多年草が、春一番に成長するために茎を伸ばさず葉を地面に貼り付けるように伸ばした状態のこと。
 年中ロゼット状態の植物もありますが、大きく成長してロゼットのときはちがった形をしている植物もあります。


ロゼット > 丸い葉
円形の葉 葉身の長さと幅が同じくらいの葉
双子葉植物綱

タネツケバナ(種漬花)Cardamine scutata

アブラナ目 アブラナ科 タネツケバナ属
越年草
タグ:タネツケバナ

タネをピンピン飛ばすタネツケバナ。

ロゼット状態のまま花柄をのばしてもう花を咲かせています。

シロツメクサ(白詰草)Trifolium repens

マメ目 マメ科 シャジクソウ属
多年草
ヨーロッパ原産の帰化植物
別名:クローバー
タグ:シロツメクサ

茎を地面の這わせますので、正しくはロゼットではないですが、葉が広がっている様子はロゼットそのものです。

双子葉植物綱
円形の葉
ロゼット > 丸い葉
長楕円形の葉 葉身の長さが幅の3~5倍くらいの丸い葉
双子葉植物綱

キュウリグサ(胡瓜草)Trigonotis peduncularis

ムラサキ目 ムラサキ科 キュウリグサ属
二年草
タグ:キュウリグサ

楕円形の葉身に長い柄が特徴のキュウリグサ。

春には長い花柄を伸ばして小さな青い花をたくさん咲かせます。

オランダミミナグサ(和蘭耳菜草)Cerastium glomeratum

ナデシコ目 ナデシコ科 ミミナグサ属
一年草
タグ:オランダミミナグサ

丈が小さいのであまり目立ちませんが、結構あちこちに生えています。

この後茎を伸ばして春先には白くて小さい花を咲かせます。

双子葉植物綱
楕円形の葉
ロゼット > 丸い葉
長楕円形の葉 葉身の長さが幅の3~5倍くらいの丸い葉
双子葉植物綱

ウラジロチチコグサ(裏白父子草)Gamochaeta coarctata

キク目 キク科 チチコグサモドキ属
多年草
南アメリカ原産
タグ:ウラジロチチコグサ

春の七種のハハコグサに似ているシリーズのなかでは、ハハコグサに似ていない方。

名前のように葉の裏が白っぽくなってます。

双子葉植物綱
長楕円形の葉
ロゼット > 丸い葉
披針形・倒披針形の葉
先か根本が尖り幅の一番広いところが中心からずれている葉
双子葉植物綱

スイバ(蓚,酸い葉)Rumex acetosa

ナデシコ目 タデ科 スイバ属
多年草
披針形
別名:スカンポ
タグ:スイバ

同じタデ科のギシギシに似ていますが、丸い葉の根本がちょっと切れ込んで上に向いているのが特徴。

セリ(芹)Oenanthe javanica

セリ目 セリ科 セリ属
多年草
披針形
タグ:セリ

春の七種のひとつ。

葉の切れ込みが、鋸歯か分裂が悩むほど粗いのが特徴。

水路のような水が流れるところにも生えます。

オオジシバリ(大地縛り)Ixeris debilis

キク目 キク科 ニガナ属
多年草
倒披針形
タグ:オオジシバリ

暖かくなると花柄を伸ばして黄色い花を咲かせます。

ハハコグサ(母子草)Gnaphalium affine

キク目 キク科 ハハコグサ属
一年草
倒披針形
タグ:ハハコグサ

春の七種の「ごぎょう」。

葉が白っぽく見えるのは細かい毛が生えているため。

ちょっと湿り気のあるところから乾燥気味のところまでいろんな場所に生えます。

チチコグサモドキ(父子草擬)Gamochaeta pensylvanicum

キク目 キク科 ウスベニチチコグサ属
一年草・二年草
倒披針形
北アメリカを原産
タグ:チチコグサモドキ

ハハコグサによく似ています。

葉の形がしっかりしていて、毛も少なくのが特徴。

ハハコグサよりよく見かけます。

ハルジオン(春紫苑)Erigeron philadelphicus

キク目 キク科 ムカシヨモギ属
多年草
倒披針形
北アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:ハルジオン

春の雑草で有名。

ヒメジョンとよく似ていますが、ロゼットはちがいます。

ヒメジョンのロゼットはもっと幅が広くて浅い切れ込みが入ります。

ヒメジョオン(姫女苑)Erigeron annuus

キク目 キク科 ムカシヨモギ属
越年草
倒披針形
北アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:ヒメジョオン

ハルジオンより葉が広くてちょっとしわっとしています。

ちょっとわかりにくいですが、浅い切れ込みがいくつかあります。

双子葉植物綱
披針形・倒披針形の葉
ロゼット > 丸い葉
卵形の葉 幅の一番広いところが中心からずれている丸い葉
双子葉植物綱

オオバコ(大葉子)Plantago asiatica

シソ目 オオバコ科 オオバコ属
多年草
タグ:オオバコ

丸い卵型のでキュウリグサに似ていますが、こちらのほうがちょっと大きめ。

そして葉脈が根本から葉の形にそってひろがり、先の方に集まっているかわった形になっています(平行脈)。

双子葉植物綱
卵形の葉
ロゼット > 丸い葉

 冬の恒例ロゼットです。
 本来ロゼットは茎が極端に短く、葉だけを伸ばした状態ですが、茎があっても地面に張り付いているように見えるものも含めました。
 葉の形についてもはっきりと定義されてないものもあり、一つの植物でも様々な形があったりします。
 ということで、おおよその目安程度に思っていただければ助かります。

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次
■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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下赤阪の棚田の2015年 3月下旬のロゼット〈楕円形・三角形・へら形の葉〉編


 春の足音が聞こえてきた下赤阪の棚田ビオトープ。

 今回と次回は恒例のロゼット編です。




ところどころで田起こしが始まっている3月下旬の下赤阪の棚田




すでに紹介している生き物については、一部画像や説明等を省いていますので、
画像や説明等のあるページへのリンクをつけています。
タグ:3月の下赤阪の棚田の植物



植物界 被子植物門
ロゼット
葉の形 ≫ 楕円形
双子葉植物綱

ウラジロチチコグサ(裏白父子草)Gamochaeta coarctata

キク目 キク科 チチコグサモドキ属
多年草
南アメリカ原産
タグ:ウラジロチチコグサ
ちょっと成長したハハコグサのように見えますが、薄っぺらい感じがして、毛も少なめなのが特徴。

チチコグサはもうちょっと長めになります。

葉の中央あたりから柄のように細くなるとチチコグサモドキかもしれません。

キュウリグサ(胡瓜草)
Trigonotis peduncularis

ムラサキ目
ムラサキ科
キュウリグサ属
二年草
タグ:キュウリグサ

細い柄がついたスプーンのような葉が特徴。

花は渦巻状につき、真っすぐ伸びながら順に咲いていきます。

オオバコ(大葉子)Plantago asiatica

シソ目 オオバコ科 オオバコ属
多年草
タグ:オオバコ
キュウリグサのようにも見えますが、葉の根元から始まった葉脈が楕円を描くように先に集まっていく平行脈。

オオバコの仲間の特徴です。

ギシギシ(羊蹄)Rumex japonicus

ナデシコ目 タデ科 スイバ属
多年草
タグ:ギシギシ
同じスイバ属のスイバに似ていますが、葉の根元があまり葉柄に巻き込まないのが特徴。

暖かくなると、葉を立ててきます。
双子葉植物綱
葉の形 ≫ 楕円形
ロゼット
葉の形 ≫ 三角形
双子葉植物綱

シャクチリソバ(赤地利蕎麦)Polygonum cymosum

タデ目 タデ科 ソバ属
多年草
北インドから中国原産
タグ:シャクチリソバ
テカテカの緑色に赤い葉脈がなんか異様な感じですが、見た通りの外来種。

成長してくると葉脈も緑になり、普通の見た目になります。
花も実もソバのような感じです。

もともとは、東大の植物園で栽培されていたのものが野生化したものだそうですが、100年ほどで大阪までやってきたのでしょうか。
双子葉植物綱
葉の形 ≫ 三角形
ロゼット
葉の形 ≫ へら形 葉の先が太く根本が細い長い葉
双子葉植物綱

ハルジオン(春紫苑)Erigeron philadelphicus

キク目 キク科 ムカシヨモギ属
多年草
北アメリカ原産
日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:ハルジオン
ハルジオンと花よく似ているヒメジョンですが、ロゼットの葉は妖艶が波打つような大きな鋸歯があります。

ロゼットを見分けるのは、花よりもわかりやすいところがあります。

セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
Solidago canadensis var. scabra

キク目 キク科 アキノキリンソウ属
多年草
北アメリカ原産
タグ:セイタカアワダチソウ
背が高くまとまって生えるのでよく目立つセイタカアワダチソウも、こんな地味なロゼットから始まります。

ハルジオン同様、ロゼットらしいロゼットです。

ハハコグサ(母子草)
Gnaphalium affine

キク目
キク科
ハハコグサ属
一年草
タグ:ハハコグサ

葉の表面に白い毛があるため灰緑色。

葉と葉がつながったような奇妙な形で、立体的な地衣類のようです。
双子葉植物綱
葉の形 ≫ へら形
ロゼット
植物界 被子植物門



 ロゼットは、茎が地面の上にはなく、葉を地面に貼り付くように広げた状態のことです。

 ですがちょっと意味を広げて、葉を立てていても、短い茎があっても、ロゼットとしました。

 次回はもうちょっと面白い形の葉がでてきます。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2015年 ロゼット

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会


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下赤阪の棚田の2014年 3月下旬のロゼット編


 花がいっぱい咲きはじめた3月下旬の下赤阪の棚田。

 とてもコンパクトですが、日本の棚田百選に選ばれた棚田です。

 でもまだまだこれから花を咲かせようとしているロゼットがいっぱいありました。

 ロゼットは、植物が茎を伸ばさず、葉を地面から四方八方に伸ばしている状態のこと。

 風の影響を受けにくく、陽の光をいっぱいに浴びることができるので、草花が冬の寒さをしのぐ時にロゼットになることがあります。

 暖かくなると、茎を伸ばして花を咲かせる準備をしようとする植物が多いですが、中にはオオバコのようにロゼット状態のままのものもあります。



 2月はある田んぼのあぜに生えていたロゼットですが、今回はあちこちで目についたロゼットです。




下赤阪の棚田の真ん中にある小さな梅林




葉の形 » 切れ込み(長い葉)
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
キク目
オニタビラコ(鬼田平子)
キク目 キク科 オニタビラコ属
一年草

先端の葉が三角っぽいのでちょっと微妙です。

春の七草にある「ホトケノザ」はコオニタビラコ(子鬼田平子)
これはオニタビラコ。

コオニタビラコとは属がちがうので親戚くらいの植物。
山菜とはされていないようなので、食べてもおいしくないのでしょう。

ノアザミ(野薊)
キク目 キク科 アザミ属
多年草

アザミというと、全体が棘(とげ)に覆われていますが、ロゼットも痛そうです。

平たいロゼットから1メートル近く茎を伸ばし、初夏には紫色の花を咲かせます。

オニノゲシ(鬼野芥子)
キク目 キク科 ノゲシ属
越年草
ヨーロッパ原産の帰化植物


名前に「オニ」が付く植物は、名前の元になるマイナス要素が強い場合がありますが、オニノゲシもその一つ。
言うまでもなく、痛そう!

今は「オニ」という言葉は、程度が甚だしいことを表す意味にも使われますが、オニノゲシを見ると昔からそういう見で使われていたのでは、と思ってしまいます。
オオアレチノギク(大荒地野菊)
キク目 キク科 イズハハコ属
越年草
南アメリカ原産の帰化植物


ハルジオンのようですが、鋸歯が小さくつるりとした感じの葉なのでオオアレチノギクとしました。
キク目
葉の形 » 切れ込み(長い葉)
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
フトモモ目
フトモモ目 アカバナ科 マツヨイグサ属
多年草
北アメリカ原産の帰化植物


オニタビラコのようですが、切れ込みの幅が大きく、小さい葉が並んでいるように見えます。
フトモモ目
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
葉の形 » 切れ込み(長い葉)



葉の形 » 切れ込み(短い葉)
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
キク目
ヨモギ(蓬)
キク目 キク科 ヨモギ属
多年草


薬草で山菜ですが、アスファルトの隙間でも生えるような生命力のためか、あまりありがたがられません。

普通は、役に立たなくて邪魔な「雑草」扱いでしょう。

キク目
葉の形 » 切れ込み(短い葉)
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
フウロソウ目
フウロソウ目 フウロソウ科 フウロソウ属
多年草

秋から初冬にかけていっぱい咲いていましたので、当然ロゼットもいっぱいあります。

アメリカフウロに似ていますが、ゲンノショウコのほうが葉の切れ込みが小さくなります。

アメリカフウロ(あめりか風露)
フウロソウ目 フウロソウ科 フウロソウ属
越年草
北アメリカ原産の帰化植物

成長すると切れ込みがもっと深くなり、葉も細くなります。

ピンク色のきれいな花が咲きます。

フウロソウ目
葉の形 » 切れ込み(短い葉)
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
キンポウゲ目
キンポウゲ目 キンポウゲ科 キンポウゲ属
多年草


八重咲きのものが「金鳳花(きんぽうげ)」と呼ばれます。

結構あちこちにありますので、晩秋から初夏にかけてはキラキラ輝く黄色い花がたくさん咲くでしょう。
キンポウゲ目
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
葉の形 » 切れ込み(短い葉)



葉の形 » 楕円形・卵型
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
ナデシコ目
ギシギシ(羊蹄)
ナデシコ目 タデ科 スイバ属
多年草

スイバは咲きはじめていましたが、ギシギシはまだロゼットばかりのようでした。

数はスイバよりも少ないようですが、葉が大きいのでよく目を引きます。

ナデシコ目
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
葉の形 » 楕円形・卵型



葉の形 » へら形 葉の先が太く根本が細い葉
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
キク目
オオジシバリ(大地縛り)
キク目 キク科 ニガナ属
多年草


蟲師」か「アド・バード」に出てきそうな名前です。

「地縛り」は茎を地面に伸ばし、そこから根を出す様子が地面を縛っているように見えることが名前の由来。

名前に「大」とついていますが、花茎は伸びても30センチくらい。
キク科の雑草としては小さくはないですが、決して大きい方ではありません。
キク目 キク科 ムカシヨモギ属
多年草
北アメリカ原産の帰化植物


町中でもはえている帰化系雑草野菊。

花びらが細くていっぱいあるのが特徴。

ノコンギクのように花びらがもう少し太かったら、人気がもっとでるかも?
キク目
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
葉の形 » へら形



 ロゼットを調べると、これから咲く花がわかります。

 そして、ロゼットのときと、育ったときで葉っぱの形が変わるものもあることにも気づきます。



 棚田も、そろそろ残っているロゼットもオオバコくらいになっているでしょう。



タグ♦ ロゼット 3月の下赤阪の棚田 下赤阪の棚田

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法
一般社団法人 地域環境資源センター 農村環境部


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タグ: 下赤阪の棚田の2014年下赤阪の棚田2014033月の下赤阪の棚田の植物オニタビラコオオアレチノギクヨモギギシギシロゼット/SA-tanada丸い葉rosette/SA-tanada分裂した葉rosette/SA-tanada

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theme : 散策・自然観察
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下赤阪の棚田の2014年 2月下旬のロゼット/いろいろな形の葉編


 春が訪れてきた2月の下赤阪の棚田。

 地面にへばりつ低目立たないロゼットですが、よく見るといろいろな種類の植物が暖かくなるのを虎視眈々と狙っています。

 そんなロゼット編の続きです。




2月の棚田では土が起こされているところもありました
春野菜を植えるのか、悪い虫などを殺す天地返しでしょうか。




葉の形 » 楕円形・卵形
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
キク目

キュウリグサ(胡瓜草)

ムラサキ目 ムラサキ科 キュウリグサ属
二年草

青くて小さな花が咲きます。

名前の由来は葉っぱがキュウリのような臭がするからとか。
青臭いってこと?
ナデシコ目

オランダミミナグサ(和蘭耳菜草)

ナデシコ目 ナデシコ科 ミミナグサ属
一年草

茎が伸びるとハコベみたいになります。

花も白くて小さいのでハコベみたいな感じです。

ギシギシ(羊蹄)

ナデシコ目 タデ科 スイバ属
多年草

スイバと似ていますが、葉の付け根のところの切れ込みが小さくて、たいてい葉が大きく感じます。

スイバ(蓚,酸い葉)

ナデシコ目 タデ科 スイバ属
多年草
別名:スカンポ

棚田で1番目についたロゼット。

ギシギシに似ていますが、葉の付け根の切れ込みが深く、反り返っているのが特徴。

冬にはロゼット全体が赤く染まりますが、ここの時は赤いものから緑のものまでいろいろなバリエーションがありました。

もう花が咲きかけているものもありました。
葉の形 » 楕円形・卵形


葉の形 » へら形先がふくらんだ細長い葉
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
キク目

ハハコグサ(母子草)

キク目 キク科 ハハコグサ属
一年草

葉っぱが伸びると植物っぽく見えますが、短い葉が重なって灰色がかっているのでまるで地衣類のようです。

葉の表面に小さな毛がたくさん生えているので、色が白っぽく見えます。

ハルジオン(春紫苑)

キク目 キク科 ムカシヨモギ属
多年草

道端でよく見かけるありふれた雑草。

大きく育つとヒメジョオンと見分けにくくなりますが、ロゼットだとまだ区別しやすいところがあります。
ヒメジョオンは葉の縁のギザギザ(鋸歯)の切れ込みが大きくなります。
葉の形 » へら形


葉の形 » ハート形
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
シソ目

ホトケノザ(仏の座)

シソ目 シソ科 オドリコソウ属
越年草

春の七草のホトケノザではありません。

有毒植物ではないようですが、山菜でもありませんので、おいしくないのでしょう。きっと。
葉の形 » ハート形


葉の形 » 披針形先に向かって細くなっていく長い葉
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
キク目

セイタカアワダチソウ(背高泡立草)

キク目 キク科 アキノキリンソウ属
多年草
北アメリカ原産

昔は喘息の元という汚名を着せられていました。

根から他の種類の植物の成長を邪魔する物質を出す(アレロパシー)ので、一面セイタカアワダチソウだけに占領されることがよくあります。

下赤阪の棚田ではよく手入れされているようで、棚田の中でまとまっているところないようです。

外来生物法の要注意外来生物に指定されていまず。
葉の形 » 披針形


ロゼットの葉の形の分類は『野草のロゼットハンドブック』『日本の野草300』(共に文一総合出版)等を参考にさせていただきました。




 3月に入ると二十四節気の啓蟄を迎え、暖かい日には冬越していた虫たちが動き始めることでしょう。

 もちろん冬を我慢してきた草達も花を咲かせはじめ、田植え前の田んぼも賑やかになってくるでしょう。

 体で感じる温度ではまだ春と言いにくい感じがしますが、生き物たちはちゃんと春を感じ取っているようです。



タグ♦ロゼット 下赤阪の棚田の2014年  下赤阪の棚田 

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法
一般社団法人 地域環境資源センター 農村環境部


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タグ: 下赤阪の棚田の2014年2月の下赤阪の棚田の植物キュウリグサギシギシスイバハハコグサホトケノザ下赤阪の棚田201402ロゼット/SA-tanada丸い葉rosette/SA-tanada

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下赤阪の棚田の2014年 1月中旬のロゼット編


 人が切り開いたところに生える野草は、「雑草」といいます。

 雑草は人間が管理しているところに生えるわけですから、結構したたか。

 植物が成長しないで枯れる冬でも、春になったら1番に成長できるよう「ロゼット」と呼ばれる状態でじっと待っています。



 「ロゼット」というのは、茎を伸ばさず葉だけを四方八方に広げて地面に張り付いている状態のこと。

 ほかの植物が枯れているので光をいっぱいにあびることができる上に、風や寒さにも強い状態です。

 ロゼットは平べったくなっているのでみんな同じに見えますが、よく見るといろんな種類の雑草があります。

 ということで下赤坂の棚田のビオトープで見つけたロゼットを集めてみました。

 といっても棚田じゅうを探すのは大変ですので、ある部分の畦の数メートルの範囲で出会ったロゼットです。




すっかりさみしくなった冬の下赤阪の棚田




葉の形 » へら形
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
キク目

ハルジオン(春紫苑)

キク目 キク科 ムカシヨモギ属

  • 多年草
  • 花期:4~6月
  • 帰化植物 北アメリカ原産
  • 生育場所:田,畑,荒地,空き地,
  • 別名:春女苑(はるじょおん),
  • 日本の侵略的外来種ワースト100
花になるとヒメジョオンにとても良く似ているハルジオンですが、ロゼット状態になるとちがいがわかりやすくなります。

鋸歯(きょし)(葉の縁のギザギザ)が浅く数も少ないのがハルジオン。

ヒメジョオン(姫女苑)

キク目 キク科 ムカシヨモギ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:6~10月
  • 帰化植物 北アメリカ原産
  • 生育場所:田,畑,荒地,空き地,
  • 環境省指定要注意外来生物
  • 日本の侵略的外来種ワースト100
鋸歯があまり目立たないハルジオンとちがい、鋸歯が深いのがヒメジョオンの特徴。

ハハコグサ(母子草)

キク目 キク科 ハハコグサ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:4~6月
  • 史前帰化植物? 東アジアから南アジア原産
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄,
  • 生育場所:田,畑,荒地,空き地,
  • 別名:御形(ごぎょう)
チチコグサと似ていますが、黄色いはなびらがない筒状花(とうじょうか)がハハコグサの特徴。

細かい毛が生えていて白っぽく見えるのも特徴です。




葉の形 » 楕円形
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
シソ目

オオバコ(大葉子)

シソ目 オオバコ科 オオバコ属

  • 多年草
  • 花期:4~9月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄,
  • 生育場所:平地から山地の特に人がよく通るところ
  • 別名:車前草
葉の根元から先の方に向かって数本の葉脈が走るのがオオバコの特徴。
暖かくなってもロゼット状態のままなので踏まれることに強く、ハイキングコースなど人がよく通るところでもはえています。

タデ目

スイバ(蓚,酸い葉)

タデ目 タデ科 スイバ属

  • 多年草
  • 花期:5~8月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,
  • 生育場所:野原,土手,田,道端,
  • 別名:ギシギシ,スカンポ,スカンボ,ソレル,
オオバコに似ていますが、葉柄の先に楕円形の葉がつくのがスイバで、オオバコは葉柄にも葉っぱのような広がり(翼)がついています。
よく見ると葉の付け根が切れ込んています。



葉の形 » 円形
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
シソ目

キュウリグサ(胡瓜草)

ムラサキ目 ムラサキ科 キュウリグサ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:3~5月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄,
  • 生育場所:田畑,道端,
  • 別名:タビラコ
オオバコとスイバを足して2で割ったような形の葉。
葉柄の先の葉は、丸いか角のとれた菱型のような形です。

ナデシコ目

オランダミミナグサ(和蘭耳菜草)

ナデシコ目 ナデシコ科 ミミナグサ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:4~5月
  • 帰化植物 ヨーロッパ原産
  • 生育場所:都市の道端,田畑,
固そうな毛がはえ、肉厚な感じの葉が特徴。
道端から空き地まで色んな所で見かけますが、日本だけでなく世界中に広がっています。



葉の形 » 線形
植物界 被子植物門
単子葉植物綱
イネ目

オヒシバ(雄日芝)

イネ目 イネ科 オヒシバ属

  • 一年草(越年草)
  • 花期:5~6月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,沖縄,
  • 生育場所:日当たりの良い山野
よく似た雑草にメヒシバエノコログサなどがありますが、茎が緑色(メヒシバは赤)で葉が細い(メヒシバやエノコログサは太い)のがオヒシバ。
空き地や公園など開けたところならどこでもみかけるイネ科の雑草。




葉の形 » 切れ込み
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
キク目

ヨモギ(蓬)

キク目 キク科 ヨモギ属

  • 多年草
  • 花期:9~10月
  • 分布:本州,四国,九州,小笠原諸島,
  • 生育場所:草地,林縁,畑,空き地,道端,
お餅や団子に混ぜ、沖縄では炊き込みご飯(じゅーしー)の具にする山菜。
さらにお灸(きゅう)に使う艾(もぐさ)の原料にもなる薬草。
そのうえ舗装された道端のわずかに隙間でも生えるほどのタフさは、山菜王かもしれません。



葉の形 » 細かく裂ける
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
バラ目

オヘビイチゴ(雄蛇苺)

バラ目 バラ科 キジムシロ属

  • 多年草
  • 花期:5~6月
  • 分布:北海道,本州,四国,九州,
  • 生育場所:日当たりの良い田,湿り気のある野原,
見た通りヘビイチゴの仲間です。
葉軸(ようじく)の先に小さい葉が5枚つくのが特徴。
ヘビイチゴは3枚です。
キジムシロにもよく似ていますが、キジムシロは葉軸に葉が5~7枚並ぶ奇数羽状複葉です。
※ロゼットの葉の形の分類は 亀田龍吉著『野草のロゼットハンドブック』文一総合出版 を参考にして、この記事に合うようにしました。



 田んぼで雑草というとなんかいい加減に管理しているように思われるかもしれません。

 家庭菜園やお庭でもそうですが、雑草を無くすのはとても大変で、抜いても抜いてもすぐ生えてきます。

 それが広い田んぼや畑となると、もうたいへん。



 そこで一気に枯らすために使われるのが除草剤などの農薬。
 食べ物を育てる田畑では、むやみに除草剤を使うわけにはいきません。

 つまり雑草があることは、除草剤が過剰に使われていないことになります。

 除草剤を使わないで雑草を減らす方法に草刈があります。

 しかし地面にぺったりひっついているロゼットでは草刈りできません。

 ですから、よく管理されている田んぼであっても、雑草を0にするのは難しいことなのです。



◆タグ ロゼット 下赤阪の棚田 田んぼの生き物 ◆

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ


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タグ: 下赤阪の棚田の2014年1月の下赤阪の棚田の植物オランダミミナグサオヘビイチゴオヒシバハルジオン下赤阪の棚田201401ロゼット/SA-tanada丸い葉rosette/SA-tanada長い葉rosette/SA-tanada

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