【 下赤阪の棚田201406】

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下赤阪の棚田の2014年 6月中旬の節足動物編


 田植えも終わって動物に活気が出てきた6月の下赤阪の棚田。

 最後は虫、節足動物編です。



この記事にはの画像があります。






スポーツ公園から見た田植えが終わった下赤阪の棚田




下赤阪の棚田の生き物の追いかけも季節を一巡りしました。
すでに紹介している生き物については、説明等を省いているものもあります。
説明等のあるページのタグリンクをつけていますので、そちらをご覧ください。



動物界 節足動物門
六脚亜門 昆虫綱
多新翅上目 バッタ目
トノサマバッタ
(殿様飛蝗)
Locusta migratoria
バッタ目
バッタ科
トノサマバッタ属
別名:ダイミョウバッタ

タグ♦トノサマバッタ
多新翅上目 バッタ目
動物界 節足動物門 六脚亜門 昆虫綱
外翅上目 カメムシ目
ナミアメンボ?
Aquarius paludum paludum
カメムシ目
アメンボ科
Aquarius属

縄張り争い中。

タグ♦アメンボ
外翅上目 カメムシ目
動物界 節足動物門 六脚亜門 昆虫綱
内翅上目(完全変態上目)
甲虫目
マメコガネ(豆黄金)Popillia japonica
甲虫目 コガネムシ科 マメコガネ属

小型のコガネムシ。

マメ科の植物によく止まっていますが、他の科の植物も食べます。

名前の由来が「小さいコガネムシ」なのか、「マメ科の葉を食べるコガネ」なのかは、まだわかりません。
ナナホシテントウ
(七星天道)
Coccinella septempunctata
甲虫目
テントウムシ科
コッキネラ属

タグ♦ナナホシテントウ
甲虫目
動物界 節足動物門 六脚亜門 昆虫綱 内翅上目
ハエ目
ヒメヒラタアブ(姫平田虻)Sphaerophoria menthastri
ハエ目 ハナアブ科 ヒメヒラタアブ属

ホソヒラタアブと思いましたが、腹部の黒い線がちがっていました。

それ以外ははよく似ています。
ハエ目
動物界 節足動物門 六脚亜門 昆虫綱 内翅上目
チョウ目
ヤママユガ科
クスサン(樟蚕,楠蚕)Saturnia japonica
チョウ目 ヤママユガ科 Saturnia属

おそらく終齢幼虫。

かなり大型の蛾。

ということで幼虫も超大型。

スズメガの幼虫よりも大きい!

さらに毛虫なのでもっと大きく感じます。

大型だけに食欲がものすごく、大発生すると木を丸裸にしてしまうそうです。

繭は粗い網目模様が特徴。

昔は幼虫の中から絹糸腺をとりだし、酢の中でしごいて釣り糸を作ったそうです。

カイコとちがって繭になってしまうと糸として利用できないのでしょう。

ヤママユガ科
動物界 節足動物門 六脚亜門 昆虫綱 内翅上目 チョウ目
シジミチョウ科
ベニシジミ
(紅小灰蝶)
Lycaena phlaeas
の夏型
チョウ目
シジミチョウ科
ベニシジミ属

タグ♦ベニシジミ
ヤマトシジミ
(大和小灰蝶,大和蜆蝶)
Pseudozizeeria maha
チョウ目
シジミチョウ科
ヤマトシジミ属

タグ♦ヤマトシジミ
シジミチョウ科
動物界 節足動物門 六脚亜門 昆虫綱 内翅上目 チョウ目
その他の科
ツマキチョウ(褄黄蝶)Anthocharis scolymus のメス
チョウ目 シロチョウ科 ツマキチョウ属

オスの前翅の端が黄色いのが名前の由来。
メスにはありません。

翅の3つの黒い斑紋の位置がツマキチョウのメスと同じと判断しました。

翅はかなり傷んでいるようです。
チャミノガ
(茶蓑蛾)
Eumeta minuscula
チョウ目
ミノガ科
Eumeta属

タグ♦チャミノガ
イモムシ(芋虫)
チョウ目

イモムシにはチョウ以外にもハバチやテントウムシなどの幼虫がありますが、大きさからもチョウかガの幼虫だと思います。

クスサンの幼虫ではないようです。
その他の科
チョウ目
動物界 節足動物門 六脚亜門 昆虫綱 内翅上目
ハチ目
ハチの1種?
ハチ目

首と腰のくびれ、途中で折曲った触覚、あまり大きくない複眼ということで、“ハチ”だと思います。

でも、よく見れば見るほど翅の生えたアリに見えてきます。

アリもハチと同じハチ目です。
ハチ目
内翅上目
六脚亜門 昆虫綱
動物界 節足動物門
鋏角亜門 クモ綱 クモ目
オオシロカネグモ(大銀蜘蛛)Leucauge magnifica
クモ目 アシナガグモ科 Leucauge属

横向きからしか写真が撮れなかったのですが、腹部の形や模様からオオシロカネグモとしました。

腹部がひっついた荷物みたいなおもしろいクモです。
鋏角亜門 クモ綱 クモ目
動物界 節足動物門
甲殻亜門 鰓脚綱
背甲目
カブトエビ
(兜蝦)
Triopsidae
背甲目
カブトエビ科
カブトエビ属

タグ♦カブトエビ
背甲目
動物界 節足動物門 甲殻亜門 鰓脚綱
無甲目
ホウネンエビ(豊年蝦)Branchinella kugenumaensis
無甲目 ホウネンエビ科 ホウネンエビ属

カブトエビと同じように田んぼのおなじみ甲殻類。

ですが、カブトエビと同じようにいる田んぼといない田んぼがあります。

去年は見かけなかったのですが、小さくて田んぼ迷彩みたいな体なので気がつかなかったのでしょう。

ホウネンエビのオスメスは、頭部の形で見分けます。
頭部にアノマロカリスのような渦巻状になった太い触覚のようなものがあればオス、なければメス。

この角度ではわかりにくいですが、腹部に卵の素らしきものが見えるので、メスかもしれません。

背甲目
甲殻亜門 鰓脚綱
動物界 節足動物門



 田植えからそれほど時間が立っていないはずなのに、もう十分すぎるほど成長していたカブトエビ。

 成長が早いこともありますが、田植えよりもずっと前に水を張るので、田植えのころには結構成長していたことでしょう。

 それも1ヶ月から長くても2ヶ月の寿命。

 真夏の高い水温は苦手なカブトエビだからでしょう。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2014年 下赤阪の棚田

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法
一般社団法人 地域環境資源センター 農村環境部


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下赤阪の棚田の2014年 6月中旬の脊椎動物・冠輪動物編


 暖かくなるだけでなく、田んぼに水が張られると急に動物の活気が出てきます。

 6月下旬の下赤阪の棚田の動物編は2回。

 水があってこその田んぼビオトープのようです。




中学のほうから見た下赤阪の棚田




下赤阪の棚田の生き物の追いかけも季節を一巡りしました。
すでに紹介している生き物については、説明等を省いているものもあります。
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動物界
脊索動物門 脊椎動物亜門
哺乳綱 ネコ目
ホンドテン?(本土貂)
Martes melampus melampus
の糞
ネコ目
イタチ科
テン属

冬の間見かけなかったテンの糞もみかけるようになりました。

タグ♦ホンドテン
哺乳綱 ネコ目
脊索動物門 脊椎動物亜門
鳥綱 スズメ目
イソヒヨドリ(磯鵯) Monticola solitarius のメス
スズメ目 ツグミ科 イソヒヨドリ属
留鳥
ハトより小さい

名前は「ヒヨドリ」ですが、ツグミの仲間。

地面の上に立つときは、ちゃんと「つぐみん立ち」。

本来は名前の通り海岸に近いところが行動圏ですが、大阪では最近内陸部への進出が目立っているようです。

たいてい1羽かオスメスのペアで行動しますので、するりと入り込むニッチ(すきま)はあるでしょう。

カワラヒワ(河原鶸)Carduelis sinica
スズメ目 アトリ科 ヒワ属
留鳥
スズメくらい

住宅街でも緑が多い公園などでみかけます。
ただ、この棚田で見るのは初めて。

菜種(アブラナの種)を群れで食べていました。

木田内川でも菜種の時期には群れで来ていましたから、菜種が大好物なのでしょう。

あまりきれいな色ではありませんが、飛ぶと翼に入った黄色が鮮やかでよく目立ちます。

モズ(百舌,百舌鳥,鵙)Lanius bucephalus のオスと幼鳥?
スズメ目 モズ科 モズ属
スズメより大きい
漂鳥

タグ♦モズ

左は過眼線(眼のところの黒い線)が濃いのでオス。

右はなんか色がうすぼんやりしているように見えるのでオスの幼鳥かもしれません。
時期的には遅めギリギリって感じですが。

ホオジロ
(頬白)
Emberiza cioides
のオス
スズメ目
ホオジロ科
ホオジロ属
スズメより大きい
留鳥

タグ♦ホオジロ
鳥綱 スズメ目
脊索動物門 脊椎動物亜門
両生綱  この先カエル画像があります。【とばす】
有尾目

菜種と下赤阪の棚田
アカハライモリ(赤腹井守)Cynops pyrrhogaster
有尾目 イモリ科 トウヨウイモリ属

手の届かないところだったのでお腹の確認はできませんでしたが、サンショウウオというには丈夫な脚なので、イモリだと思います。

水路を流されてきたのか、わずかに残った水場で冬を越していたのかどちらでしょう。

1年でこの1匹しか見たことがないので、流されてきたのでしょう。
有尾目
脊索動物門 脊椎動物亜門 両生綱
無尾目
ヌマガエル
(沼蛙)
Fejervarya kawamurai
無尾目
アカガエル科
ヌマガエル属

タグ♦ヌマガエル
ヌマガエル?
(沼蛙)
Fejervarya kawamurai
のオタマジャクシ
無尾目
アカガエル科
アカガエル属

タグ♦ヌマガエル
無尾目
両生綱
脊索動物門 脊椎動物亜門
動物界
冠輪動物上門
軟体動物門 腹足綱 有肺目
モノアラガイ(物洗貝)Radix auricularia japonica
有肺目 モノアラガイ科 モノアラガイ属

田んぼにたくさんいる小さな巻き貝。

田んぼの水がなくなるといなくなりますが、土の中で冬眠しているようです。

半年も水がない土の中にいるの?!
軟体動物門 腹足綱 有肺目
冠輪動物上門
環形動物門 貧毛綱 ナガミミズ目
フトミミズ
(太蚯蚓)
Pheretima
ナガミミズ目
フトミミズ科
フトミミズ属

タグ♦フトミミズ
環形動物門 貧毛綱 ナガミミズ目
冠輪動物上門
動物界



 半年間は水がなくなる下赤阪の棚田ですが、水が張られると同時に現れる動物たち。

 その多くは水がないと生きられないものたち。

 田んぼに水がない半年間、どうやって命をつないでいるのか、気になります。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2014年 下赤阪の棚田

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タグ: 6月の下赤阪の棚田の動物イソヒヨドリカワラヒワアカハライモリモノアラガイモズ下赤阪の棚田の2014年下赤阪の棚田201406鳥/SA-tanada虫/SA-tanada

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下赤阪の棚田の2014年 6月中旬の緑色の花・果実・その他植物編


 今回は、6月の下赤阪の棚田の緑色の花と目についた果実など。

 花が咲いてから果実が熟すまでの期間は植物によって様々なところが、おもしろいと感じます。




まだまだ稲も小さい6月中旬の下赤阪の棚田




下赤阪の棚田の生き物の追いかけも季節を一巡りしました。
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緑色の花
植物界 被子植物門
単子葉植物綱 イネ目

ホソムギ(細麦)Lolium perenne

イネ目 イネ科 ドクムギ属
多年草
ヨーロッパ原産
タグ♦ホソムギ

世界中で牧草として栽培されています。

果実のようにも見えますが、オシベの葯(やく)が見えますので、咲いているか咲き終わった直後と考え、花編にしました。

確かに「ムギ」の親戚のような姿です。

「ドクムギ属」という物騒な名前のグループですが、牧草に使われるようですから、毒はないようです。

単子葉植物綱 イネ目
植物界 双子葉植物綱
双子葉植物綱 シソ目

オオバコ(大葉子)
Plantago asiatica

シソ目
オオバコ科
オオバコ属
多年草
別名:車前草

タグ♦オオバコ
双子葉植物綱 >シソ目
植物界 双子葉植物綱
緑色の花



果実
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
バラ目

ナワシロイチゴ(苗代苺)
Rubus parvifolius

バラ目
バラ科
キイチゴ属
落葉小低木

タグ♦ナワシロイチゴ

ビワ(枇杷)
Eriobotrya japonica

バラ目
バラ科
ビワ属
常緑高木

食べごろはすぎた?

タグ♦ビワ
バラ目
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
ツツジ目

カキノキ(柿の木)
Diospyros kaki

ツツジ目
カキノキ科
カキノキ属
落葉低木

タグ♦カキノキ
バラ目
双子葉植物綱
植物界 被子植物門 
単子葉植物綱 イグサ目

クサイ(草藺)Juncus tenuis

イグサ目 イグサ科 イグサ属
多年草

タグ♦クサイ
葉を持たないものが多いイグサ科の中で、細いながらも葉を持っているので「草のようなイグサ」が名前の由来だそうです。

単子葉植物綱 イグサ目
植物界 被子植物門
  果実



その他植物
植物界 被子植物門 双子葉植物綱 セリ目

セリ(芹)
Oenanthe javanica

セリ目
セリ科
セリ属
多年草

タグ♦セリ
植物界 被子植物門 双子葉植物綱 セリ目
その他植物



 緑色の花はイネ科が多いかと思いましたが、意外にも少なかったのは、スルーしていたからでしょうか。

 花被片がない上に花自体が小さいイネ科は、花と実の区別もつきにくく、ついつい見逃してしまうのでしょう。

 来年はイネ科にちょっと力を入れようかな、と思いました。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2014年 下赤阪の棚田

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下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ
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夏至 乃東枯 の下赤阪の棚田


 一年で最も昼間が長い夏至(げし)。

 10番目の二十四節気。

 その最初の七十二候が「乃東枯」。

 よみは「ないとう かるる」「なつかれくさ かるる」。

 この「乃東」は「夏枯草(なつかれくさ/かこそう)」のことで、「夏枯草」はシソ科のウツボグサのことと言われています。



乃東枯のころが花期の下赤阪の棚田のウツボクサ
乃東枯のころが花期の下赤阪の棚田のウツボクサ




 花が終わると枯れてしまうウツボグサですが、今はちょうど花期。

 枯れるにはちょっと早いような気もします。

 諸説ありますが、中国語では「夏枯草(シァクツァォ/かこそう)」は「ウツボグサ」のことということなので、「夏枯草」=「ウツボグサ」説がよくとられているようです。



乃東枯のころの下赤阪の棚田のウツボグサ
乃東枯のころの下赤阪の棚田のウツボグサ




 ウツボグサが咲いている下赤阪の棚田は、田植えも終わり、水を張った田んぼに空や山が映っています。

 棚田が美しい時のひとつ。



景色が映る乃東枯のころの下赤阪の棚田
景色が映る乃東枯のころの下赤阪の棚田




 同時に棚田中に水がまわっていろいろな動物たちの生活の証があちこちに。

 田んぼに命があふれる季節がはじまりました



緑にかこまれた乃東枯のころの下赤阪の棚田
緑にかこまれた乃東枯のころの下赤阪の棚田




タグ♦ 乃東枯 夏至 ウツボグサ 下赤阪の棚田 七十二候 二十四節気

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ


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