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メタセコイアの森とラクウショウの森-夏-


 大阪市の長居植物園のメタセコイアとラクウショウの森も夏を迎えました。

 円錐形の木は緑の柔らかい葉っぱに覆われています。

 メタセコイアもラクウショウも大きな木。
 森の周りにも日陰を作っています。

 池の畔の用意されたベンチに座ると、真夏の暑さを忘れて……というわけには行きませんが、真夏の強い日差しを遮ってくれて、ほっと一息つくことができました。



夏のメタセコイアの森
夏のメタセコイアの森



夏のラクウショウの森
夏のラクウショウの森




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タグ: メタセコイアラクウショウ長居植物園

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公園でよく見かける病気のメタセコイア?


 生きた化石といわれるメタセコイア。

 化石が日本で見つかり、三木茂博士が命名したメタセコイア。

 その数年後中国四川省で見つかり、それが紆余曲折を経て、日本中で育てられることになり、今では昔から日本に生えていた(昔は本当に生えていましたが)かのように日常的な樹木の一つになりました。



 そのメタセコイアに妙な木、病気のような木があることがあります。

 幹の根元になにやら妙な出っ張りがあるメタセコイアです。

 株が増えているようにも見えますが、先が丸まって枝も葉もなく、何かの病気にかかったように見えます。




病気?のメタセコイア??[長居植物園]




 しかしご安心を。

 これは病気ではありません。

 それにメタセコイアではありません。



 この木はラクウショウ(落羽松)。

 根元から出ているのは気根といわれる根の一種。

 ラクウショウはメタセコイアとよく似たスギ科の木です。

 木の形もよく似ていれば葉もよく似ています。
 冬に葉を落とすのも同じです。



 ただ、葉のつき方がちがいます

 葉軸(ようじく)から左右互い違いに葉がつく(互生(ごせい))のがラクウショウ。
 左右並んで葉がつく(対生(たいせい))のがメタセコイア。

 実の形もちがいます。

 それからラクウショウは水辺でもよく育つので、池や川の(ほとり)によく植えられています。

 地面の上に根を出すから水辺でも大丈夫なのでしょう。



見た目ではちがいがわかりにくいメタセコイアとラクウショウ

冬のメタセコイア[長居植物園]

冬のラクウショウ[長居植物園]




 根元から枝も葉も無い変な幹を生やしているメタセコイアがあったら、それはラクウショウです。

 病気ではありませんので、ご安心。



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タグ: メタセコイアラクウショウ長居植物園冬のメタセコイア冬のラクウショウ

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神戸市立森林植物園 紅葉は見ごろです?


 紅葉情報などで見ごろとなっている神戸市立森林植物園へ行ってきました。


 神戸市立森林植物園は、六甲山(ろっこうざん)牧場や六甲高山植物園と同じように六甲山地(ろっこうさんち)にあります。

 ただ山地の西端の方にあり、標高は400メートルくらい。
 最高峰が931メートルなので、半分くらい。

 ですから標高数十メートルからはじまる海側からの六甲山地登山では、比較的楽なのぼりです。

 場所は新神戸駅の近くにある有名な布引の滝の北にあります。
 滝から山を歩いて1時間半くらい。人によってちがいますか。

 もちろん車でもバスでも行くことができます。
 というかそういう人の方が多いでしょう。



 山の中にあるということで、園内は山あり谷あり。
 名前の通り樹木が中心で、植物園よりもハイキングしているみたいです。

 しかし、六甲山にはえていた木をそのまま植物園にしたわけではありません。

 実は江戸時代から明治の中ごろまで、六甲山系は伐採されて地面が露出した山でした。

 そのため大きな水害が起きたこともあり、六甲山系の自然を回復するため広葉樹を中心とした大規模な植林が行われて、現在の六甲山系の姿があります。

 その過程で作られたのが、現在の神戸市立森林植物園です。


登山道直結の森林植物園東門
登山道直結の森林植物園東門
料金所まではしばらく歩きます。
正門はバス停や駐車場のそばです。



 園内には様々な落葉樹が植えられていますが、この日の紅葉ポイントは植物園の南寄りにある長谷池周辺。

 イロハモミジは池のまわりに植えられていて、対岸からも、横からも、そしてモミジの裏からもいろいろな角度で見ることができます。


長谷池の紅葉しているイロハモミジからすかして見る対岸のイロハモミジ
長谷池の紅葉しているイロハモミジからすかして見る対岸のイロハモミジ



 もう一つは、池のほとりの大きなラクウショウ。

 褐葉していますが、まだほんのりと緑が残っているところがきれいです。


長谷池の褐葉しているラクウショウの大木
長谷池の褐葉しているラクウショウの大木



 見ごろは11月20日くらいだそうです。


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タグ: イロハモミジラクウショウ神戸市立森林植物園紅葉褐葉植物園六甲山地六甲山地の植物

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セコイアとメタセコイア 名前も見た目も似ているようですが


 見た目も名前もよく似ているセコイアとメタセコイア。
 でもちがう種類の植物です。

 葉のつき方もセコイアはたがいちがいの互生(ごせい)、メタセコイアは並んでいる対生(たいせい)
互生のセコイアの葉
[花の文化園]
互生のセコイアの葉[花の文化園]
対生のメタセコイアの葉
[長居植物園]
対生のメタセコイアの葉[長居植物園]
互生のラクウショウの葉
[長居植物園]
互生のラクウショウの葉[長居植物園]



 それからメタセコイアは落葉樹ですから冬には葉を落とします。
 そのときに小さな葉が並んでついている枝まで一緒に落としてしまいます。

 一方セコイアは常緑樹ですので、冬になってもも葉を落としません。
 とはいえ、冬には生長がほとんど止まってしまいますので、新しく枝や葉を伸ばすのは、春になってから。

 そのためメタセコイアの葉がつく小枝の先には冬芽はありませんが、セコイアにはあります。

 ですからセコイアの葉は前年のばした小枝の先に新しい枝がのびて、その左右に細い葉が並びます。

 ちょうどメタセコイアの葉をいくつも縦に並べたようなおもしろい形になっています。

冬芽がいっぱいついている冬のセコイアの枝[花の文化園]
冬芽がいっぱいついている
冬のセコイアの枝
[花の文化園]




 セコイアやメタセコイアによく似ていてよく見かける樹木にラクウショウがありますが、こちらも落葉樹。
 葉の並び方は互生でセコイアと同じですが、枝の先に冬芽がないのはメタセコイアと同じです。

セコイアとメタセコイアとラクウショウの葉のつき方
名前セコイアメタセコイアラクウショウ
科-属スギ科
セコイア属
スギ科
メタセコイア属
スギ科
ヌマスギ属
落葉・常緑常緑樹落葉樹落葉樹
葉のつき方互生対生互生



 もし、セコイアかメタセコイアか、それともラクウショウか見分けがつきにくい樹木を見かけたときには、葉と枝ののつき方を見ればヒントになるかもしれません。


 でも、セコイアはメタセコイアやラクウショウほどどこにでもあるというわけではありませんから、単純に互生対生の区別だけで十分かもしれませんが。



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