【 ヤマブキソウ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

2017年の春の大型連休後の金剛山のヤマブキソウの花

 春の大型連休から続く花の締めくくりはヤマブキソウ。
 ケシ科の多年草。


 同じ頃クリンソウも咲きますが、ミカエリソウらしき植物に圧倒され、数が減ってしまいました。
 ここのクリンソウは植栽されたもので管理されていると聞いていました。
 何かの事情で管理ができなくなったのかもしれません。
 金剛山では自生していると思しきクリンソウを見たことがないので、山の環境に合わなかったのでしょう。


 ヤマブキソウはニリンソウの谷からのぼったところ、山頂広場直下の林床に生えています。
 ここも種をまいたものと聞いたことがありますが、ほかの谷の人が近寄れないようなところにも生えているので金剛山には合っているのでしょう。


 ヤマブキソウの中には葉が深く切れ込んだものがあります。
 セリバヤマブキソウ。
 金剛山にもあるそうです。
 確かに切れ込みの深いものもありますが、はたしてセリバヤマブキソウでしょうか。

セリバヤマブキソウと言うには浅い切れ込み

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タグ: ヤマブキソウ初夏の花春植物スプリング・エフェメラル金剛山の花金剛山の植物金剛山黄色い花

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初夏の金剛山 赤と黄色のお花畑 クリンソウとヤマブキソウ


 5月下旬の金剛山の二つのお花畑。

 ひとつはクリンソウ。
 漢字で書くと「九輪草」。

 サクラソウ科の濃いピンク色の花。

 花がいくつもまとまって咲く輪生花序(りんせいかじょ)。

 「九」という文字には、「ちょっと多め」くらいの意味があります。

 「九輪草」はイチリンソウ(一輪草)やニリンソウ(二輪草)とちがって「花が9輪咲く」という意味ではないようです。



クリンソウの谷
クリンソウの谷




 山頂近く、カトラ谷の源流部で咲いています。

 ニリンソウのお花畑とは隣同士。

 ニリンソウの谷と分かれ、木に覆われた狭い谷を登ると、すぐ先に現れます。



クリンソウの花
クリンソウの花




 聞いた話では、ここは人の手によって作られたお花畑。

 しかも管理が代々引き継がれているとか。

 歴史が古く、信仰の対象にもなり、登山者も多い金剛山ならでは。



たくさん咲いているクリンソウの花
たくさん咲いているクリンソウの花




 そしてこの時期にできるもう一つのお花畑。

 ヤマブキソウ(山吹草)。

 ケシ科の黄色い花です。



ヤマブキソウの花
ヤマブキソウの花




 山頂広場から青崩(あおげ)道につながる道を下ってすぐ。

 林床が黄色く染まっています。



ヤマブキソウで黄色く染まる林床
ヤマブキソウで黄色く染まる林床




 ここも誰かが種をまいてできたお花畑と聞きます。

 金剛山ならではのお花畑です。



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金剛山の山吹色の絨毯 ヤマブキソウ


 金剛山ではクリンソウと同じ初夏に咲く花の一つにヤマブキソウがあります。

 頂上近くで一面山吹色になっているお花畑があります。
 ここは種を()くか苗を植えるかして増やしたものだとか。



金剛山山頂近くのヤマブキソウの花畑
金剛山山頂近くのヤマブキソウの花畑





 と聞くこと残念に感じてしまいますが、歴史が古くて都市に近い金剛山です。
 一体どれだけ人間活動の影響がない自然が残っているのでしょうか。

 おそらくは、「0」?
 ということで、細かいことを考えず、花を()でましょう。



金剛山のヤマブキソウの花
金剛山のヤマブキソウの花




 ヤマブキソウ(山吹草)の名前の由来は、見たとおりヤマブキ(山吹)に似てるから。
 色はヤマブキソウのほうが少し明るいような気もしないではありません山吹色(やまぶきいろ)でそっくり。

 しかしヤマブキソウは多年草でヤマブキは落葉低木。

 そしてヤマブキソウはケシ科でヤマブキはバラ科。

 さらにヤマブキソウの花びらは4枚の偶数、ヤマブキは5枚。

 ということで、よく見ればちがいははっきり。


山吹色(やまぶきいろ)
日本の伝統色 和色大辞典


 目線から上の方で咲くのはヤマブキ。

 足下で咲くのがヤマブキソウ。



笹薮の中で咲いているヤマブキソウとユキザサ
笹薮の中で咲いているヤマブキソウとユキザサ




 どちらも同じ山吹色ですが、木のほうが「ヤマブキ」で草のほうが「ヤマブキソウ」になったのは、木のヤマブキのほうがよく目立つから、でしょうか。

 確かに金剛山ではヤマブキソウより早い4月末頃から、人が住む登山口に向かう府道沿いを山吹色に染めているのがヤマブキです。



4月に咲く金剛山のヤマブキ
4月に咲く金剛山のヤマブキ




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