春の林床の緑色の小さい花 山猫の目草
大阪と奈良の間に連なる金剛山地。
その尾根をつなぐようにある長いトレイル。
ダイヤモンドトレイル。
その途中にある岩橋山(いわはしやま)。
金剛山と同じように、役行者(えんのぎょうしゃ)に由来する山。

600メートル余と低い上に山頂に神社もないため、杉や桧だらけになり、草花の種類も多くはなさそうです。
そんな岩橋山で咲いていた小さい花。
緑色で花のようには見えませんが、花。

ヤマネコノメソウ(山猫の目草)。
ユキノシタ目ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草。

小さな杯(さかづき)のようなものが花。
中にある小さな黄色い点がオシベですが、8個あるはずなのにそんなにありません。
咲き終わったところのようです。

よく似た花にトウダイグサの仲間がありますが、目からちがい、ゲノム情報の分類でも離れていますので、たまたま見た目が似てしまっただけでしょう。
ちょっと湿った林床に生える草です。
年中葉を茂らせている桧林の谷筋に似合った花のようです。


- 関連記事
-
- 里の山で咲いていた春の小さな花 岩湧山 (2016/05/01)
- 春の林床の緑色の小さい花 山猫の目草 (2016/04/03)
- 春を教えてくれる紫色の花 春は足下にもきています。金瘡小草 (2016/04/01)
スポンサーサイト