【 メタセコイア】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-〈大阪市立自然史博物館〉大阪の地下には気候の変動が記録されてます?

 地面の下から見つかるもの、化石。
 大阪の地面のすぐ下は恐竜が絶滅してからのわりと新しいもの。
 だから、今の生き物の仲間も見つかります。
 そういうことをまとめたのが特別展で展示されているこの表。



 たとえばイチョウとメタセコイア。
 どちらも当たり前のように生えていますが、外来種。
 でも、日本で化石がみつかります。
 人間が誕生するよりずっと前の時代の。

イチョウの仲間の葉の化石

メタセコイアの仲間の葉の化石

 表の右側は酸素同位体比からみた気温の変化がグラフになっています。
 それを見てみると。
 350万年はわりと安定していた暖かかったのが、だんだん不安定になり、どんどん寒くなってきます。

酸素同位体比のグラフ
表の上が現在、下がおおよそ200万年前
チバニアンもあります!

 表の左側を見ると、その間にイチョウが消え、メタセコイアも消えてしまいました。
 逆に寒いところが好きが樹木が増えてきます。
 イチョウとメタセコイアの絶滅後も日本が大陸とつながることが何度もありましたが、それは寒いときでしたので日本へ渡ってくることはなかったのでしょう。

植物化石が見つかる年代のグラフ
表の上が現在、下がおおよそ200万年前

 ほかにもいろいろ化石が展示されています。
 実際に表と化石をみくらべるといろんなことが想像できます。

 大阪の地面の下には生き物のうつり変わりの歴史が記録されています。
 そこから未来を想像することもできるかもしれません。
 おもしろい!

 この表は解説書には載っていないようですが、印刷されたクリアファイルが販売されています。

■参考外部リンク■
第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」|大阪市立自然史博物館

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タグ: 大阪アンダーグラウンド展大阪市立自然史博物館イチョウメタセコイア化石酸素同位体比チバニアン

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genre : 学問・文化・芸術

大きなメタセコイア、褐葉しています。錦織公園

 錦織公園も紅葉があちこちで進んでいます。
 残念ながらどんぐり類が多いので、風景として紅葉を楽しめるとこは限られます。
 でも、樹木ごとならいろいろあります。

 やんちゃの里のメタセコイア。


 まわりの林からちょっと離れて数本が集まっています。


 見上げるとメタセコイアが空を覆っています。


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タグ: メタセコイア褐葉紅葉錦織公園の紅葉錦織公園

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巨樹・古樹・老樹 その19 花の文化園の園内最大のメタセコイア(仮)


 大阪府河内長野市にある植物園、花の文化園。

 開園24年ですが、意外と大きな樹木があります。



 今年、園内の巨木の高さが測られ、結果がセンペルセコイアに掛けられていました。

 それによると園内最大の樹木はカラーリーフガーデンのメタセコイア。

 高さは30.5m。

 ところがそこは何本もメタセコイアが並ぶ場所。



どれが30.5mのメタセコイア?
どれが30.5mのメタセコイア?




 地図は簡略化され、木にも印はついていないようです。

 どれが30.5mのメタセコイアでしょうか。

 しかたないので、となりの広場から見て、いちばん高そうなメタセコイアにしました。



花の文化園の園内最大のメタセコイア(仮)(2014年5月)
花の文化園の園内最大のメタセコイア(仮)(2014年5月)




 樹高30mはメタセコイアとしては限界の高さのようです。

 となりには100m超えもありうるセコイアがあります。

 現在27.2m。

 いずれメタセコイアを抜き、園内一番になることでしょう。

 楽しみです。

 あと何年かかるかわかりませんが。



巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木




■参考外部リンク■
大阪府立花の文化園公式サイト


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タグ: 巨樹・古樹・老樹メタセコイア花の文化園

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特別展「恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス」と長居植物園で 恐竜ビオトープを感じてみる! トリケラトプス登場編


 博物館と植物園がコラボした「恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス-知られざる大陸ララミディアでの攻防-」。 
 そして「恐竜戦国時代の『エサ』?!-化石と長居植物園で知る植物の進化-」。

 化石と植物園で見ることができる植物の紹介も、いよいよ最後。




白亜紀にあったかもしれない植物に囲まれた会場入口




 もちろん今回の主役、トリケラトプスがいた時代・場所の植物です。

 トリケラトプスの大好物もあるかもしれません。



サントニアン 8630万年~8360万年前
カンパニアン 8360万年~7210万年前
中生代 白亜紀 後期
マーストリヒチアン 7210万年~6600万年前
トリケラトプス
鳥盤類
ケラトプシア類
産地:アメリカ
展示:恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス

今回のテーマになっている人気恐竜トリケラトプス。

体も大きくなり、各地で多様化していたそれまでのケラトプシア類とちがい、たった一種で各地に広がっていきました。

しかしそんなトリケラトプスも白亜紀末の大量絶滅に飲み込まれ、最後のケラトプシア類になってしまいました。


下に並ぶのはトリケラトプスと同じ時代のララミディア大陸にはえていた植物の化石です。
つまりトリケラトプスが食べたかもしれない植物。

白亜紀の後期になると被子植物の化石が増え、繁栄をはじめたことがわかります。

ただ、今の植物との関係がわからないものも少なくないということなので、一気に多様化して、絶滅してしまったものも少なくないのかもしれません。
まるでカンブリア爆発のようです。

セコイア・ダコテンシスの球果
裸子植物
球果類
ヒノキ科
産地:アメリカ
展示:恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス

今のセコイアの球果とよく似ています。

トリケラトプスが食べるのには小さいですが、ブドウのようにまとまっていたのなら、食べごたえがあったかもしれません。
セコイア
裸子植物門 マツ綱 マツ目 ヒノキ科
産地:アメリカ
展示:長居植物園内北 明石植物群北

100mを超える巨木になることで有名。
トリケラトプスも余裕で森の中を歩くことができたでしょう。

この植物園のセコイアはそこまで大きくありませんが幾本も植えられ森になっています。
セコイアの森の中を歩いてみると恐竜の気分を味わえるかもしれません。

メタセコイアの枝
裸子植物
球果類
ヒノキ科
産地:アメリカ
展示:恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス

葉の形や生え方、対生(左右同じ場所から葉が生えること)のところなど、今のメタセコイアにそっくりです。

葉と葉の間隔が開いているようにみえるのは、化石になる前に離れてしまったため?

落葉したものが化石になったのなら、枝に小さな葉がついたまま落ちるところもメタセコイアと同じです。
メタセコイア
裸子植物門 マツ綱 マツ目 ヒノキ科
産地:中国
展示:長居植物園内北 小池東

葉が上の化石とそっくりです。

数百万年前まで日本にも生えていましたが、その後絶滅しました。

今、日本のあちこちにはえているのは、は中国で見つかったメタセコイアを増やしたものです。
コルノフィルムの葉
被子植物
産地:アメリカ
展示:恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス

現在のミズキ属の植物と同じように葉の縁にそうように葉脈が走っています。

ミズキ属ならば、ヤマボウシのような花が咲き、甘い実がなっていたかもしれません?
ヤマボウシ
被子植物門 双子葉植物綱 ミズキ目 ミズキ科
産地:日本・朝鮮半島・中国・台湾
展示:長居植物園内中央 ユーカリ北西

花弁のように見えるのは総苞片。

モクレン同様、白亜紀の花は花弁がまだ現れていなかったのでしょうか。

マーストリヒチアン
後期
白亜紀
白亜紀末の大量絶滅
中生代

新生代 6600万年前~現在 哺乳類の繁栄



 白亜紀末の大量絶滅で恐竜は絶滅。

 その後哺乳類が繁栄することで、新生代の動物相は変わってしまいました。

 しかし植物は今もある植物と同じもの、近いものが白亜紀には生えていました。

 化石に残っているくらいですから、決して少なかったわけではないはずです。

 白亜紀末の大量絶滅はもちろん植物にもキカデオイデア類の絶滅など影響があったものの、生き残った植物が少なくないというのは、おもしろいところです。



 「恐竜戦国時代の覇者!トリケラトプス」はもう終わってしまいますが、植物園の樹木たちはまだまだ残ります。

 会場に行ったけど植物園に行けなかった方も、会場に来られなかった方も、ぜひ長居植物園で恐竜ビオトープを感じてみてください。



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タグ: 恐竜戦国時代の覇者!Ceratopsia球果植物恐竜ビオトープトリケラトプスセコイア・ダコテンシスセコイアメタセコイアコルノフィルムヤマボウシ

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巨樹・古樹・老樹 その15 大阪市立大学理学部附属植物園の外国産針葉樹木園のメタセコイア


 大阪の北東部の交野市(かたのし)私市(きさいち)。
 ちょうど生駒山地(いこまさんち)が始まるところにあるのが大阪市立大学理学部附属植物園。

 名前の通り大学の研究施設ですが、一般に公開されています。

 植物園の入口付近には芝の広場などがあり、天気が良ければ、緑に囲まれ都会の喧騒から離れれて、お弁当を広げるのにはちょうどいい場所です。



 そこに植えられている天をつくような鋭い三角形の樹木。

 初春に訪れると、木は2種類あることがわかります。

 ひとつは常緑針葉樹のセコイア。

 そしてもうひとつは落葉の針葉樹。
 30mを超える高さと言われるメタセコイア。



大阪市立大学理学部附属植物園のメタセコイアとセコイア
大阪市立大学理学部附属植物園のメタセコイアとセコイア




 メタセコイアは日本に生えていたスギの仲間です。

 といっても、いまから300万年くらい前の話です。

 この頃は世界的に気温が下がる寒冷化で、日本でも針葉樹と落葉広葉樹の混交林が発達します。

 メタセコイアもそうした針葉樹の一つでした。

 その後の温暖化で常緑広葉樹の林が発達。

 それを繰り返して70万年くらい前に日本のメタセコイアは絶滅しました。

 そのメタセコイアの化石を見つけた三木博士が園長だったのが、この植物園。



外国産針葉樹木園のメタセコイア(2013年4月)
外国産針葉樹木園のメタセコイア(2013年4月)




 植物園に縁のメタセコイアの生きた樹木。

 もちろん、「ジュラシックパーク」のように化石の中からDNAを取り出し、ラクウショウの胚(はい)の中に入れてつくりだしたもの、ではありません。

 1945年に中国で見つかった、現在まで生き残っていたメタセコイアを増やしたものです。

 ここには日本で二番目に古い苗木があります。

 ただそれを知ったのは帰ってから、このときは生駒山地縦走がメインだったので植物園の下調べが不十分でした。

 しっぱい。

 また次回。



巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木




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いろんないろがいっぱい! 花の文化園の紅葉


 12月の第一日曜日。

 駐車場無料デーということで花の文化園に紅葉(こうよう)を見に行ってきました。



花の文化園の褐葉しているメタセコイアと大温室
花の文化園の褐葉しているメタセコイアと大温室




 大阪の河内長野市の府立植物園、花の文化園。

 紅葉の見所はなんといってもモミジ谷。

 12品種約120本のモミジ(カエデ)が植えられているそうです。

 斜面を利用した立体的な遊歩道でいろんな方向から見ることができます。

 もちろん、紅葉の中を歩くこともできます。



モミジ谷の中から見た紅葉
モミジ谷の中から見た紅葉




 ただ今年の残暑がたたったのか、それとも早すぎたのか、ヤマモミジなどが黄色。
 真っ赤な紅葉を期待していたら、ちょっと残念かもしれません。

 ところがここにはいつでも真っ赤になるノムラカエデが植えられています。

 ノムラカエデの赤、ヤマモミジの透明な黄色、そしてクヌギの濃い黄色に、メタセコイアの明るい茶色、常緑樹の緑が複雑な模様をつくりだしています。



いろんな色があります
いろんな色があります




 決して広くありませんし、離れて眺められるようなところもあまりありません。

 ここの紅葉のポイントは、飛び込むこと。

 中から紅葉を見ることが、花の文化園の紅葉狩りです。



モミジトンネル
モミジトンネル




光に透かして見る紅葉
光に透かして見る紅葉




春にも紅葉するノムラカエデ
春にも紅葉するノムラカエデ




今年は黄色いヤマモミジ
今年は黄色いヤマモミジ




足下も楽しめます
足下も楽しめます




赤いカエデと黄色いクヌギ
赤いカエデと黄色いクヌギ




メタセコイアとノムラカエデとクヌギ
メタセコイアとノムラカエデとクヌギ




小さなモミジ谷の小さな橋
小さなモミジ谷の小さな橋




 もみじ谷を離れてもいろいろな木が黄葉や褐葉しています。



遊歩道の大きなコナラ
遊歩道の大きなコナラ




大きなメタセコイアの並木
大きなメタセコイアの並木




ふるさとの花園近くのイチョウ
ふるさとの花園近くのイチョウ




遠くからは褐葉が目立つ花の文化園
※画像スライドできます ⇒⇒



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メタセコイアの森とラクウショウの森-夏-


 大阪市の長居植物園のメタセコイアとラクウショウの森も夏を迎えました。

 円錐形の木は緑の柔らかい葉っぱに覆われています。

 メタセコイアもラクウショウも大きな木。
 森の周りにも日陰を作っています。

 池の畔の用意されたベンチに座ると、真夏の暑さを忘れて……というわけには行きませんが、真夏の強い日差しを遮ってくれて、ほっと一息つくことができました。



夏のメタセコイアの森
夏のメタセコイアの森



夏のラクウショウの森
夏のラクウショウの森




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