【 マムシグサ】

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木の幹だってへっちゃらです! 金剛山の天南星

 ヤマシャクを見に行った金剛山。
 林床でふと見上げると。

 傾いた年を経た大きな木。
 その苔産した幹から植物が生えています。


 毒々しい縞模様の茎に、指を広げたような独特な葉。
 マムシグサ(蝮草)とも呼ばれる、テンナンショウ(天南星)の仲間。
 金剛山には複数のテンナンショウ属の植物がはえています。
 これはコウライテンナンショウでしょうか。


 台になっている木は、はっきりした葉の側脈とはっきりとした鋸歯の落葉樹。
 蕾のようなものがぶどうのように並んでいます。
 この木はチドリノキ?
 鳥に運ばれた種が落ちた場所がたまたま苔産したところで、土代わりになったのでしょう。


 多年草ですから去年も生えていたでしょうし、来年も生えるでしょう。
 一体何年この場所で生えているのかわかりませんが、結構元気に育っているようです。
 なかなかしたたかな植物です。

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タグ: テンナンショウ属  マムシグサ  金剛山の植物  初夏の金剛山  金剛山 

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初夏の金剛山で出会った花2012 千早本道登山口~四合目編


 いくつもある登山道の中でも一番登山者が多いと思われる千早本道。
 ほぼ一合目ごとに標識があるわかりやすい道です。

 そんな千早本道で、スミレもほとんど終わった初夏の5月初旬の千早本道で出会った草花です。



※今回の「花」は学術的な生殖器官としての「花」ではなく、様々な色や形に変化した苞や萼も含む「見た目の花」を指します。
※「○合目」というのは、登山口から山頂までを、歩く時間でおおまかに十等分したものです。
※今回は、「○合目」の標識を過ぎてから次の表示が現れるまでを「○合目」とまとめています。
※一般車両通行止めの高城茶屋の前を登山口として「零合目」、バスが通る府道705号線からの分岐を「負一合目」としました。
「零合目」「負一合目」ともIWO(いきもの は おもしろい!)独自の表記です。
※標高はGPS付きカメラに記録されたものです。目安としてください。


金剛山の動植物は傷つけたり持ち帰ったりせず、マナーを守り、大切な自然を未来へ残しましょう。




▲負一合目(府道705号線からの分岐) 標高522m▲

このあたりには商店は人家もありますので、普通の雑草が目立つところです。


スイバ(蓚,酸い葉)雄花

タデ科 スイバ属
多年草
別名:ギシギシ,スカンポ,ソレル,
日本での分布:北海道,本州,四国,九州,

スイバの雄花
スイバの雄花
元気良くまっすぐ伸びるスイバ
元気良くまっすぐ伸びるスイバ
雌雄異株(しゆういかぶ)でこれは雄花(おばな)
日常的によく見る雑草の一つ。


ハルジオン(春紫苑)

キク科 ムカシヨモギ属
多年草
北アメリカ原産の帰化植物
日本での分布:北海道,本州,四国,九州,

カタカナだと外国語みたいなハルジオンの花
カタカナだと外国語みたいなハルジオンの花

日常的によく見る雑草の一つ。
同じムカシヨモギ属のヒメジョオンとよく似ています。
違いは次の通り。
(つぼみ)が下を向いていたらハルジオン。
葉の付け根が茎を巻くようになっていたらハルジオン。
茎を折って中に空洞があったらハルジオン。
これらと違ったらヒメジオン。
垂れてるハルジオンのつぼみ
垂れてるハルジオンのつぼみ
茎を巻くハルジオンの葉
茎を巻くハルジオンの葉




▲零合目(登山口) 標高539m▲

二合目のすぐ下の七曲りの階段までは谷の川筋に沿って道が続きます。
日差しを嫌い湿気を好む動植物が多いところです。


シャガ(射干,著莪)

アヤメ科 アヤメ属
多年草
中国原産の帰化植物(史前帰化?)
日本での分布:本州,四国,九州,

アヤメとはまたちがうシャガの花
アヤメとはまたちがうシャガの花
根を張ると土が安定すると言われ、登山道の斜面などに植えられることがあります。


マムシグサ(蝮草)

サトイモ科 テンナンショウ属
多年草
日本での分布:関東以西の本州,九州,

マムシグサのちょっと変わった花
マムシグサのちょっと変わった花
金剛山ではスギ林でよく見かけます。

テンナンショウ属は種類や変異が多く、見た目で区別しにくいものが少なくありません。
そのため一般的なテンナンショウ属の「マムシグサ」に似ていて判別しにくいものは「マムシグサ」としました。


サトイモ科は花の周りを葉が変化した(ほう)が花のように包むおもしろいかたちをしています。
この独特な形をした苞は「仏炎苞(ぶつえんほう)」といいます。
中でもテンナンショウ属は苞が花を筒状になって包み、先がふたをするように伸びていくのが特徴です。
仏炎苞の中に見える棒状のものは花ではなく、花にひっついている「付属体」。
花はその下に固まってついています。
このような花の並び方を「肉穂(にくすい)花序(かじょ)」といいます。
誰かが仏炎苞をめくったのか中の付属体がよく見えます
誰かが仏炎苞をめくったのか
中の付属体がよく見えます
向かって右側が上になった雄花
向かって右側が上になった雄花
向かって左側が上になった雄花
向かって左側が上になった雄花
仏炎苞のつけねに隙間があるのが雄花(おばな)ですが、巻く方向が違うのは種類の違いになるのかどうかはわかりません。
この隙間は、中にある花の花粉をつけたコバエなどが出ていくためのものです。
と言うことで雌花(めばな)にはこの隙間はありません
雌花の奥のほうでは外に出られないコバエなどが死んでいます。




▲一合目(水場) 標高618m▲

以前は「一合目」の標識がかかっていましたが、現在はありません。
水場ですので、見落とすことはないと思います。

ここから先は山頂も含めて飲用水はありません(山頂には手洗い用の水や飲み物の自販機、売店などはあります)。
必要ならばここで補給してください。
ただし消毒されていない自然の水ですので、自己責任でお願いします。


マムシグサ(蝮草)?

サトイモ科 テンナンショウ属
多年草
日本での分布:山梨以西の本州,四国,九州,

とりあえずマムシグサ
とりあえずマムシグサ
一見マムシグサですが、小さな葉っぱ縁には粗い鋸歯(きょし)(ぎざぎざ)があります。
そして小さい葉がまとまってついた茎葉(けいよう)葉柄(ようへい))が1本しかありません(マムシグサは2本)。
ということで、マムシグサでない可能性もあります。





▲二合目(ベンチ・千早城址分岐) 標高654m▲

「七曲り」の階段を登りきったところ。
ここからは尾根道になり、しばらくスギの植林が続きます。


マムシグサ(蝮草)

サトイモ科 テンナンショウ属
多年草
日本での分布:関東以西の本州,九州,

あちこちに生えているマムシグサ
あちこちに生えているマムシグサ
テンナンショウ属を見分けるポイントの一つに、花が葉よりも上で咲くか、下で咲くか、があります。
マムシグサは花が葉よりも上で咲くテンナンショウ属のひとつです。





▲三合目 標高704m▲


マムシグサ(蝮草)

サトイモ科 テンナンショウ属
多年草
日本での分布:関東以西の本州,九州,

またまたマムシグサ またまたマムシグサ
このようにあちこちに生えています。





▲四合目 標高758m▲


マムシグサ(蝮草)

サトイモ科 テンナンショウ属
多年草
日本での分布:関東以西の本州,九州,

花の位置が微妙に低いマムシグサ
花の位置が微妙に低いマムシグサ
花の位置がちょっと低めなので、ちがう種類かもしれません。





 今回は五合目より下。

 ほとんどが杉林で、今の時期は花の種類も少なくマムシグサばかり目立ちます。

 これからは梅雨時のギンリョウソウが咲き始めるまでは花の少ない時期になります。



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■外部リンク■
金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)
金剛山を歩く
金剛山愛好会
金剛山 金剛山登山道・金剛山ハイキングコース
金剛山四季と風景の写真


テンナンショウ属について参考にさせてもらいました。
サトイモ科テンナンショウ属(萩生の森)萩生の森
テンナンショウの部屋山野を散策してみませんか可憐な緑の妖精が見られますよ
テンナンショウの仲間阿波の野草散歩


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金剛山のマムシグサの怪?


 梅雨ごろ、金剛山で咲くマムシグサ。

 漢字で書くと「蝮草」。

 まっすぐ立ち上がった茎の先でにょろりと垂れ下がった花びらが鎌首をもたげたマムシを想像させるとか、茎の縞模様がマムシを連想させるとかいろいろといわれてますが、名前の由来はよくわかりません。

 ただ、「マムシグサ」というのは特定の種の名前に使われるだけでなく、サトイモ科テンナンショウ属の植物一般に使われる場合もあります。

 このテンナンショウ属は専門家でも区別の難しいところがあります。
 そこで今回は種を特定せず、テンナショウ属の話として、この属の一般的な名前の「マムシグサ」と呼ぶことにします。



マムシグサとマムシグサの“花”
マムシグサとマムシグサの“花”



 これがマムシグサの“花”です。

 実は花びらのようにも見えるのは、花を包む(ほう)と呼ばれるもので、サトイモ科では大きく発達したので仏炎苞(ぶつえんほう)とよばれています。

 テンナショウ属ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、同じサトイモ科のミズバショウ属のミズバショウだとわかりやすいと思います。


黄色い花を白い仏炎苞で包んだミズバショウ[六甲高山植物園]
黄色い花を白い仏炎苞で包んだミズバショウ[六甲高山植物園]



 そして仏炎苞に包まれているのが本当の花です。

 マムシグサの場合は、筒になった仏炎苞の中に棒のようなものが見えます。
 この下に小さな花がまとまって咲いています。


マムシグサの“花”
マムシグサの“花”



 マムシグサは、雄株(おかぶ)雌株(めかぶ)に分かれています。つまり、雄株は雄花だけ、雌株は雌花だけしか咲かないということです。

 雄花と雌花ば別ということは、花粉を運ばないといけません。

 雄花と雌花が別々の植物の多くは、風か虫をつかって花粉を運びます。
 マムシグサは虫を使う植物です。


 花に入った虫は仏炎苞の奥、花粉のあるところへ下りて行きます。
 そこは狭くなっていて、虫は逆戻りができません。
 そのまま下へ下へと行って花粉だらけになって底にたどりつくとすき間があって虫はやっと外にでることができます。



 そして雌花へ花粉を運ぶことになるのですが、雌花も中は狭くなっているので花粉はちゃんと雌蕊(めしべ)に届きます。

 しかし。

 雌花には隙間はありません。


隙間が開いたマムシグサの雄花
隙間が開いたマムシグサの雄花
隙間が無いマムシグサの雌花
隙間が無いマムシグサの雌花



 そうです。
 外に出ることができない虫たちは雌花の奥で……


マムシグサの雌花の奥で……
マムシグサの雌花の奥で……



 マムシグサの雌花怖ろしや。

 しかし、虫が最初に雌花に入ってしまったら、どうするのでしょうか。

 雌花もすき間があるほうが効率がいいような気が……


 梅雨時のハイキングでマムシグサを見かけたら、仏炎苞の付け根を見てみましょう。
 雄花か雌花かわかります。



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■外部リンク■
金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)
六甲高山植物園|六甲山ポータルサイト ROKKOSAN.COM


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