【 マツモムシ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

水面直下のマツモムシの謎の毛

 池でニホンアカガエルの観察をしているとき、マツモムシを捕まえました。
 マツモムシは水面の下をお腹を上にして背泳ぎをするカメムシの仲間の水生昆虫。
 いろいろ種類がありますが、捕まえたのは多分マツモムシという名前のマツモムシ。

この記事にはの画像があります。


 捕まえたついでに逃がす前に色々写真を撮りました。

 パソコンの大きな画面で拡大してみると。

 おしりの方に毛が何本も飛び出しています。
 それよりもびっくりしたのか、お腹側にびっしりと細かい毛が並んで生えています。
 まるで鎧のようにぴっちり並んでいるので、拡大しなければ毛には見えません。


 この毛はなにのためにあるのか?
 ちょっと調べてみると、でてきたのが「プラストロン呼吸」。
 水中に住むカメムシの仲間などの呼吸法。
 短い毛で体を覆い、そこに空気を取り込み、その空気を呼吸します。
 もちろん空気の中の酸素は減り、二酸化炭素が増えていきます。
 すると空気と水の境界がエラのような働きをして増えた二酸化炭素を水中へ、減った酸素を水中から交換するのです。
 そのためプラストロン呼吸をする昆虫は水面で空気を交換しなくてもいいのです。

内側に向けてびっしり生えています
マツモムシ

 ただ、マツモムシは水面直下にいる虫。
 そんなことしなくても空気は取り込めます。
 それに、プラストロン呼吸で調べてみても、マツモムシは含まれていません。
 おなじマツモムシの仲間のコマツモムシはプラストロン呼吸ですが、それはいつも水面からずっと下にいるから。

背中にも空気の膜があります
松藻虫

 じゃあマツモムシのお腹の毛はなにのために?
 よくはわかりませんが、マツモムシは気門で空気呼吸します。
 それはプラストロン呼吸をする昆虫も同じです。
 ですから気門のまわりに水があると空気を吸えないので窒息します。
 気門が濡れないように、空気の膜で覆っているのでしょうか。
 そうすればお尻から取り込んだ空気もお腹の気門に自然と行き渡るでしょう。

 ホントのことはわかりませんが、なにか水中で空気呼吸をするための仕組みがかくれているにちがいありません。
 昆虫の呼吸の工夫は、ほんとおもしろい!

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タグ: マツモムシカメムシ目プラストロン呼吸水生昆虫

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マツモムシもたくさんいることをこの本で知りました。『タガメ・ミズムシ・アメンボ ハンドブック』

 またまた錦織公園のネタです。
 ほんと、いろいろな生き物がいます。

 アオダイショウと出会った石水苑の池。
 一見、何も生き物はいないように見えて、じっくり見ると、いたります。
 その一つ。
 マツモムシ。

この記事にはの画像があります。


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 水に住むカメムシの仲間で、お腹を上に向け、長い後足でスイスイと泳ぎます。
 刺されるとジンジン痛みます。
 そして何種類もいます。
 そこで、文一総合出版さんのハンドブックシリーズ『タガメ・ミズムシ・アメンボ ハンドブック』の登場です。
 そもそもマツモムシが何種類もいることを知ったのがこのハンドブック。

お腹を上に向けて泳ぐマツモムシ
マツモムシ

 2匹捕まえましたが、1匹は翅がないので幼虫のようです。
 成虫はあまりいい写真が撮れなかったので幼虫で。
 ハンドブックには幼虫の写真もあります。
 腹部の形などから、コマツモムシ?

翅が無い幼虫
幼虫

 コマツモムシの特徴は、水の中の水面あたりをあまり泳がないこと。
 よく見るマツモムシは、水面をよく泳ぎます。
 たしかに捕まえたマツモムシは真ん中あたりから底の方を泳いでいました。
 コマツモムシの可能性が高そうです。

真ん中あたりをを泳ぐ

 マツモムシをはじめタガメやアメンボなどカメムシの仲間の水生昆虫は翅を持って飛ぶことができます。
 ですから、生き物がいないように見える水たまりにもアメンボがいたりします。
 しかし、幼虫は翅を持ちませんので遠くからやってくることはできません。
 ということは、この池で産卵し、ここまで成長したのでしょう。


 マツモムシの仲間はアメンボのように水面に落ちた虫も食べますが、水中にいるコマツモムシが食べるのは水生昆虫やミジンコなどが中心。
 何もいないように見える池にも小さな生き物はいっぱいいるようです。

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タグ: コマツモムシマツモムシ錦織公園の虫カメムシ目錦織公園ハンドブック(文一総合出版)タガメ・ミズムシ・アメンボハンドブック

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