【 ポプラ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

ポプラの切り株からいきなり生えてきたいかにも美味しそうなキノコは?

 最近街路樹のポプラがよく切られています。
 ポプラは大きく育つのに意外と寿命が短いのか、数十年で幹に虚(うろ)ができ、それが広がって、ある日突然倒れることがあります。
 そこでまっすぐ育ったポプラが突然切られることになリます。

 最近切られたポプラ。
 その切り株から、キノコが生えていました。
 小さくて丸い傘は艶のある焦茶色。


 ブナシメジっぽく、美味しそう。
 しかし、見るからに美味しそうなところが、逆に恐くもあります。


 日に日に大きくなっていきます。
 キノコの種類はなんでしょうか。
 キノコを見分ける特徴がよく現れるのが、傘の裏と軸。
 傘の裏が襞になっているか、小さな穴になっているか。
 襞が柄のところで終わっているか、柄にまで続いているかなど、幾つものポイントがあります。
 それらと傘の形や色、生えているところで絞っていくことができます。
 ブナシメジの襞は、軸のところで終わっています。
 ところが、このキノコは軸にまで襞が続いています。


 そこで、ポプラに秋から冬にかけて生えるキノコで調べてみると。
 ヒラタケが見つかりました。

 もちろん、野生のキノコは素人は見る・観察する以上は危険。
 ということで、観察を続けました。
 ここは住宅街。
 色んな人が通ります。
 大きくなってくると、きっと子供かおっさんがもぎ取るでしょう。

 と思っていたら、キノコの塊の真ん中だけがほじられていました。
 多分、カラスでしょう。


 そして、ついに一番大きなかたまりがごっそりいかれる時が来ました。
 これは間違いなく人間でしょう。


 さて、どうしてこんなにたくさんのキノコがいきなり生えてきたのでしょうか。
 よく見ると、このポプラにも虚ができています。
 そこには木を食べる昆虫の糞のようなものがたくさん転がっています。
 さらに、根も生えていますから、ずいぶん昔からあったようです。


 きっと何年も前からヒラタケの菌糸が育っていたのでしょう。
 もしかしたらキノコもできていたのかもしれません。
 キノコは、実は胞子を飛ばすための器官で、本体は木や土の中に広がっています。
 そして時期になると、植物が花を咲かせるようにキノコを作ります。

 もしかしたら、木を切り倒したときのショックで、「これはやばい!」と思った菌糸が慌ててたくさんのキノコを作ったのかもしれません。

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タグ: ヒラタケキノコ冬のキノコポプラ

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巨樹・古樹・老樹 その17 久宝寺緑地の年老いた西洋箱柳


 大阪の八尾市と東大阪市と大阪市平野区にまたがる緑地、久宝寺(きゅうほうじ)緑地。

 住宅や工場の中にある緑地です。

 広い敷地には木が植えられ、スポーツグラウンドやプールなどもあります。



緑地というより公園という感じの久宝寺緑地
緑地というより公園という感じの久宝寺緑地




 冬。

 開園から40年。

 大きな木も目につきます。

 そんななかで数本の木に札が下げられています。

 大きなポプラの木。
 品種名はセイヨウハコヤナギ(西洋箱柳)。

 年をとり倒れる恐れがあって危険なので伐採を予定しているそうです。



 高さはまだそれほどではないようですが、幹は太く、結構年をとっていることがわかります。

 太い枝がいくつも切られ、その先に細い枝が何本も出ているので、何度も剪定を受けたので低くなったのでしょう。



久宝寺緑地の年老いた西洋箱柳(2014年2月)
久宝寺緑地の年老いた西洋箱柳(2014年2月)




 ポプラは幹がもろいのか、それとも根があまり張らないのか、それとも数が多いのか、老木が突然倒れることがあるようです。

 本来なら天寿を全うして朽ちるがままに任せる自然のままがいいのでしょうが、多くの人が集まる公園となるとそうはいきません。

 一つ間違えば人の命に関わる大事故になってしまいます。



 伐採の時期は書かれていませんでした。

 もう切られているのかもしれません。

 自然との付き合いの難しさを感じます。



巨樹(大きな木)・古樹(樹齢の高い木)・老樹(年老いて見える木)」とはIWO(いきもの は おもしろい!)が以下の独自基準で選んだものです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木




■参考外部リンク■
久宝寺緑地


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タグ: セイヨウハコヤナギ巨樹・古樹・老樹久宝寺緑地ポプラ

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2014年3月のひとりぼっちのヤドリギはちょっと復活


 ヤドリギ。

 他の樹木から栄養をもらう寄生植物です。
 ただ葉緑素を持っていて自分で栄養をつくることもできるので、半寄生植物ともいわれています。

 ポプラにとりついてまるまると茂っていた近所のヤドリギ

 ヤドリギは雄株(おかぶ)と雌株(めかぶ)がある雌雄異株(しゆういしゅ)の植物。

 でもこのヤドリギはたったひとつだけ。

 最も近いヤドリギまで直線距離でも500m。
 途中山あり谷あり建物ありで、見ることはできません。

 ということで、「ひとりぼっちのヤドリギ」です。



まるまると茂っていた2011年2月のヤドリギ
まるまると茂っていた2011年2月のヤドリギ




 ところがこのヤドリギ。
 急にやせてしまったのです。

 原因は謎。
 その年は寄生されている(宿主(しゅくしゅ)の)ポプラが葉を茂らせていなかったので、それと関係がありそう。



まるで伐採されたかのような2011年12月のヤドリギ
まるで伐採されたかのような2011年12月のヤドリギ




 そのままヤドリギは枯れてしまうのでしょうか。

 と思っていたら、その年のポプラは少し茂り、ヤドリギも少し復活したようです。



ポプラと同じように少し復活した2012年10月のヤドリギ
ポプラと同じように少し復活した2012年10月のヤドリギ




 そして2014年。

 まだまだまるまるとしていたころには及びませんが、ヤドリギも復活してきたようです。



少し復活した2014年3月のヤドリギ
少し復活した2014年3月のヤドリギ




 ヤドリギがしぼんでしまった時は、ポプラも葉が減ってしまいました。

 ポプラの葉が増えると、ヤドリギも枝が増えてきたようです。

 ポプラが先かヤドリギが先かわかりませんが、ヤドリギの成長と宿主のポプラの成長は関係があるのは確かなようです。

 丸々としたヤドリギがどうしてしぼんでしまったのかかりませんが、その原因はいつまでも続くものではなかったようです。



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2012年秋の一人ぼっちのヤドリギは?


 いつの間にか小さくなった近所の一人ぼっちのヤドリギ。

 その後は?



2011年12月の小さくなったひとりぼっちのヤドリギ
2011年12月の小さくなったひとりぼっちのヤドリギ




 ヤドリギが小さくなったからでしょうか、今年は去年と違ってポプラが葉を茂らし、以前ほどではないですが隙間だらけの去年とは大違いです。

 ヤドリギは相変わらず小さなまま。
 ここにあることを知らなかったらポプラの葉に隠れて見つけられないかもしれません。



2012年10月のひとりぼっちのヤドリギ
2012年10月のひとりぼっちのヤドリギ




 この1年ほどの変化はこうです。

 ポプラが葉を減らす。
 
 ヤドリギが小さくなる。
 
 翌年ポプラの葉が茂る。
 
 ヤドリギは小さいまま。



 この変化はポプラの対ヤドリギ対策なのか、それともヤドリギに栄養を奪われたので葉を茂らすことができなかっただけなのか。
 またはそれ以外なのかはわかりません。

 ただ、見た目はヤドリギの勢力を削ぐことには成功しているようです。

 といっても、ヤドリギを駆除したわけではありませんので、いずれヤドリギは大きく育つでしょう。

 その時、ポプラはどうなるでしょうか。



2010年11月の大きかったころのひとりぼっちのヤドリギ
2010年11月の大きかったころのひとりぼっちのヤドリギ




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復活 その後の落雷ポプラ


 8月に雷が落ちて弱ってきたところをバッサリ切られてしまった落雷ポプラ(セイヨウハコヤナギ)。

 ほとんど根元、地面から10センチくらいからきれいに切られてしまい、ついでに周りに生えていた小さな育ちかけのポプラも一掃されてしまいました。

 それから2ヶ月。



切り倒される前の落雷ポプラ
切り倒される前の落雷ポプラ




 なんと切り株の周りから新しい芽が伸びているではありませんか。
 根元から切られ葉は一枚も残っていません。
 この2ヶ月ほどの間光合成はまったくできません。
 きっと根に蓄えられていた栄養を使って再起を図ったのでしょう。

 落雷で折れてしまったところを中心に枯れはじめていましたが、木全体としてはまだまだ十分生きていく力はあったようです。



新芽を出して再起を図る落雷ポプラ
新芽を出して再起を図る落雷ポプラ




 とはいえ、落雷+伐採というダブルパンチを食らってしまった落雷ポプラ。

 最大の敵は落雷してちょっと枯れてしまった枝があっただけで根元から伐採してしまう無慈悲な管理者。

 果たして無事大きく育つことはできるのでしょうか。

 また管理者が現れ、新芽を刈っていくのでしょうか。


 今後も見守っていけたら、と思います。



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大きなポプラと雷のその後


 雷が落ちた近所のポプラ(セイヨウハコヤナギ)。

 幹が折れて焼け焦げていました。



落雷したポプラ(翌日)
落雷したポプラ(翌日)




 それから半月。

 落雷ポプラに異変です。



落雷して12日後の枯れかけている部分があるポプラ
落雷して12日後の枯れかけている部分があるポプラ

木の周りにはポプラの落ち葉がいっぱい
木の周りにはポプラの落ち葉がいっぱい




 落雷から10日ほど。

 周辺にはおびただしい数の落ち葉。
 落葉樹のポプラですが、もちろん9月の頭はまだ緑色のはずです。
 実際、他にポプラの周りにはこんなに葉は落ちていません。



 とは言え、ポプラ全体が枯れているわけではないようです。

 落雷して折れた幹の隣の幹が完全に枯れています。

 下の方に少し皮がはじけたようになっていますが、枯れる程の傷には見えません。

 一部とはいえ皮が剥がれ、日照り続きですから水を吸い上げる量が減って葉を落とすのはわかりますが、特定の幹だけが葉を落とすというのは、どういうことでしょうか。

 見えないところで大きく傷ついているのかもしれません。



落雷から17日後のすっかり枯れている部分があるポプラ
落雷から17日後のすっかり枯れている部分があるポプラ




 しばらく注意が必要なようです。

 と思っていたら、根元からバッサリ切られてしまいました。



 落雷を受けても生き行こうとしていたポプラをいともあっさりと切り倒してしまうのは、どうでしょうか。

 切られた理由ははっきりしませんが、枯れた部分が折れて歩いている人にあたったら危険だというのなら理解できます。  しかし切るのなら枯れている幹だけでも十分だったのでは。


 謎です。



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大きなポプラと雷


 夏のある日。

 夕方激しい雨と雷に襲われました。
 幸い家の中にいたからよかったものの、外にいたら10秒と待たずにずぶ濡れになるような勢いです。

 そして雷は次第に近づいてきて……

 光と同時に大音響が!

 雷を何百倍にもしたような音と同時に、何か硬いものを強引に引き裂いたような音が!
 近くに落ちたようです。



 翌日。

 通勤のために木陰の多い街路樹の間を歩いていると、大きなポプラ(セイヨウハコヤナギ)の木の皮が、太い幹の二股にわかれたところから根元まで長さ数メートル、幅は太いところで30センチ以上きれいにはがれていまます。

 そして下を見ると片面が炭になった欠片が落ちています。
 木の表面部分です。



皮が剥がれたポプラ
皮が剥がれたポプラ




 昨日の雷はここに落ちたようです。

 細かい破片は転がっていますが、剥がれた皮は見当たりません。

 多分燃えていたでしょうから、近所の人が消火して処分したのでしょう。



 こんな大きな木の皮を一瞬ではいでしまう雷の力はもちろんですが、雷に打たれて皮をはがされても何事もなかったかのように緑の葉を茂らせているポプラにも驚かきました。



地面に転がっていた焦げ跡のついた木のかけら
地面に転がっていた焦げ跡のついた木のかけら




 しかし。

 どう見ても雷のあとと思えるのは木の途中から。

 雷が落ちたのなら、もっと先のほうから跡がついていなければならないはずです。


 なぞです。



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