【 ボーリングマシン】

[カテゴリ リスト] 【表示記事リスト】
ビオトープ
┃《ビオトープとは
山・森・里山
川・湖・池
海岸・干潟・海
公園・緑地・田畑
都市
野鳥・鳥
モズ
哺乳類
爬虫類・両生類
恐竜と化石爬虫類

節足動物
甲虫
昆虫(甲虫以外)
甲殻類
虫(節足動物以外)
その他の海の動物
草花
野菜・食用作物
お茶
樹木
花木
紅葉・黄葉・褐葉
果物・実
コケ・シダ
その他植物について
微生物・菌類・細菌 等
地衣類
博物館・植物園・催事 等
季節
本・DVD・物語・伝承
架空・神話・創作
語彙集
フィールドワーク
リンク
ブログのご利用について


〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

大阪アンダーグラウンドのRETURNSがやってきた! 大阪環境激変の記録〈大阪市立自然史博物館〉

 ありとあらゆる、と言いたくなるほど大阪の地下の様子が展示されている「大阪アンダーグラウンドRETURNS」展。


 地面の下深くの様子を調べる方法の一つがボーリング。
 機械を使って地面に金属の筒を打ち込みます。
 そうやって取り出した円柱状のものはボーリングコアと呼ばれます。

ボーリングコアを取るためのボーリングマシン
このマシンは100メートルまで掘削できるそうです

 ボーリングコアからは地面がどんなふうにできたのかがわかります。
 大阪の地下は陸地で砂や泥が溜まった層と、海で溜まった層が交互に繰り返され、600メートルから1500メートルくらいの厚さがあるようです。

 つまり大阪は、海になったり、陸になったりをくりかえしていたのです。
 もちろん海に住む生き物と陸に住む生き物が交互にいたことになります。
 なんかおもしろい。

大阪市鶴見区浜で地下250メートルから掘削されたボーリングコア
左側の灰色の3本は淡水のときできた層
右側の赤茶色の6本は海水のときでできた層


大阪の地層の断面図
赤枠で囲まれたところのボーリングコア

 どうして海と陸が交互になったのか。
 その一つが気温の変化。
 寒くなると海水面が低くなり、暖かくなると高くなります。
 つまり海の地層は暖かかったとき、陸の地層は寒いときにできたことになります。
 ということは、今は陸なので寒い時期?

 大阪の地下には海の層が21枚あるそうです。
 つまり21回くらい暖かいときと寒いときの切り替えがあったことになります。
 もちろん海になれば陸の生き物が、陸になれば海の生き物が住めなくなります。

 そして、それ以外の層ができるときがあります。
 火山灰の層。
 それが約50枚。
 大阪周辺には長い間火山はありません。
 遠く九州や飛騨山脈(北アルプス)からやってきた火山灰だそうです。
 層になって残るほどの火山灰が積もったときは、様々な生き物が住めなくなったでしょう。

左側灰色3本の真ん中で白い部分が
58万年前宮崎県南部の小林カルデラ火山でできたサクラ火山灰層

 大阪という狭い範囲ですが、地層がつくられていった120万年の間に70回くらいの生き物の絶滅があった、といえるかもしれません。
 環境の変化がゆっくりならば、生き物たちは暮らしやすい場所へ移っていったでしょうが、50回ある火山灰が積もったときはかなり深刻だったのかもしれません。

 生き物がいない粘土や砂や石の重なりに見える地層コアですが、できた理由を考えると、色々な生き物の姿を想像できそうです。

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 大阪アンダーグラウンド展大阪アンダーグラウンドRETURNS展大阪市立自然史博物館ボーリングコアボーリングマシンサクラ火山灰層

関連記事
スポンサーサイト



theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-〈大阪市立自然史博物館〉メカ・マシン・装置!

 会場では石や化石だけでなく、見えない行けない地面の下のことを知るためのメカや機械や装置も展示されています。

 ボーリングマシン。

ボーリングマシン

 地面に穴を開けてサンプルをとるメカ。
 思ってたのより、なんか、ちっちゃい。
 それでも100メートルくらい掘ることができる。
 むき出しのメカっぽさがいい。


 電気探査装置。

電気探査装置

 地面に電流を流し、地層や岩盤などの性質や状態などを調べる装置。

 地震探査装置。

地震探査装置

 人工的に起こした地震波をよみとり岩盤や地層の境界の深さを調べる装置。

 満点地震計 KVS-300。

満点地震計 KVS-300

 世界最小・最軽量の地震計。
 3つのコイルで立体的に揺れを計測。
 省電力化で野外にたくさん設置できるすぐれもの。

 プレート沈み込みの電動模型。

プレート沈み込みの電動模型

 海洋プレートが大陸プレートの下への沈み込みを再現した模型。
 沈み込んだプレートが戻るとき、大地震が起こる様子を再現。
 小刻みに戻ったり、妙にリアルに感じる動きがすごい。
 和歌山県立自然博物館学芸員の手作り。

 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」。

地球深部探査船「ちきゅう」

 模型じゃなく写真なのは残念だけど、となりでながれてるちきゅうの紹介動画はおもしろい。

 ツルグレン装置。

ツルグレン装置

 乾燥が嫌いな小さな土壌動物を捕まえる定番の装置。
 可動部分も動力も無いシンプルな構造。
 使用時には光源や土壌生物を捕らえるトレーなどが必要。

 見ることができない地面の下のことを知るための機械や装置。
 見ているだけでワクワクしてきます。

■参考外部リンク■
第51回特別展「大阪アンダーグラウンド -掘ってわかった大地のひみつ-」|大阪市立自然史博物館

››この記事のはじめに戻る‹‹

タグ: 大阪アンダーグラウンド展大阪市立自然史博物館ボーリングマシン電気探査装置地震探査装置満点地震計KVS-300プレート沈み込みの電動模型地球深部探査船「ちきゅう」ツルグレン装置

関連記事

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

二十四節気・七十二候
プロフィール

ノート

Author:ノート
都会の植え込みから自然あふれる山まで。
フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

検索フォーム
カレンダー
04 | 2024/05 | 06
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
BLOG & NEWS | 動物プロダクション SCIENCE FACTORY ltd.
けろんの100円で昆虫採集!
相生山からのメッセージ
ななこの『生き物のお世話』ブログ
雑記帳~身の回りの出来事やら自然やら~
とある昆虫研究者のメモ
ACTOW
徳川広和・恐竜・古生物・模型・フィギュア作品ギャラリー
コトラ&ミーのこんにちは ご近所さん
すみれ奏へようこそ
そぞろ歩き
デジカメ・昆虫・写真
くろねこのチラシの裏
どくだみ荘日乗
故郷の廃家
とらログ
ようこそ大阪市立自然史博物館へ
インターネットミュージアム
いきもの を ぱちり!
管理画面
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QRコード
RSSリンクの表示
最近記事のRSS
最新コメントのRSS
最新トラックバックのRSS