【 ホタルブクロ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

棚田のいきもの 2016年6月初旬の白~緑色の花

 一年半分が終わりつつある6月。
 でも、棚田ははじまったばかり。
 暖かくなって水も張られて、棚田ビオトープは騒がしくなってきました。


白い花 タグ:下赤阪の棚田の白い花
植物界 被子植物門
双子葉植物綱

ノイバラ(野茨)Rosa multiflora

バラ目 バラ科 バラ属
半蔓性落葉低木
タグ:ノイバラ

バラというと、赤やら黄色やらで言ったいくつあるのかわからないほど花びらがある大きな花のイメージですが、元はこんな落ち着いた感じ。

なんでも色をつけないと気がすまない派手好きのヨーロッパ人がつくりだしたものです。

ウツギ(空木)Deutzia crenata

バラ目 ジサイ科 ウツギ属
落葉低木
別名:ウノハナ(卯の花)
タグ:ウツギ

枝の中心が空洞なのが由来。

いろいろな種類がありますが、いろくてシンプルなのがウツギ。

ハルジオン(春紫苑)
Erigeron philadelphicus

キク目 キク科 ムカシヨモギ属
多年草
北アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:ハルジオン

ハルジオンはヒメジョオンとよく似ています。
ハルジオンのほうが舌状花が糸のように細く、はが茎を巻くようにつくのが特徴です。
「春は糸巻き」と覚えています。

名前のようにハルジオンが咲くのは春から初夏にかけて。
秋や冬に咲いているとヒメジョオンの可能性が高くなります。

ヒメジョオン(姫女苑)Erigeron annuus

キク目 キク科 ムカシヨモギ属
越年草
北アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100
タグ:ヒメジョオン

ハルジオンよりも花期が長く、ほとんど一年中咲いているような花。

花弁が細いながらも剣のような形をしているのが特徴。
ハルジオンは糸みたい。

シロツメクサ(白詰草)
Trifolium repens

マメ目
マメ科
シャジクソウ属
多年草
ヨーロッパ原産の帰化植物
別名:クローバー
タグ:シロツメクサ

ドクダミ(蕺草)
Houttuynia cordata

コショウ目
ドクダミ科
ドクダミ属
多年草
タグ:ドクダミ

名前はなんか毒々しいですが、実は毒消しという意味。
白いのは花弁じゃなくて苞。
中心にある塔状のものが花の集まり。
花は表面に並んでいます。

ホタルブクロ(蛍袋)
Campanula punctata

キク目
キキョウ科
ホタルブクロ属
多年草
タグ:ホタルブクロ

捕まえたホタルを入れたことが由来と言われることもありますが、ホタルを入れても口を閉じることは難しそうです。

でも、現実はともかく、たしかにホタルを入れたくなる形をしています。

ヤエムグラ(八重葎)Galium spurium var. echinospermon

アカネ目 アカネ科 ヤエムグラ属
越年草
タグ:ヤエムグラ

茎を取り巻くようにたくさんの葉が生えていることが由来。

ところが、本当の葉は2枚だけで、残りは葉の付け根にできる葉のような組織(托葉(たくよう))です。

サンゴジュ(珊瑚樹)Viburnum odoratissimum var. awabuki

マツムシソウ目 スイカズラ科 ガマズミ属
常緑高木
タグ:サンゴジュ

カマズミ属ですので秋には赤い実がなります。

花を見てもわかるように、たくさんなった姿をサンゴに見立てたことが由来です。

双子葉植物綱
植物界 被子植物門
単子葉植物綱

ニワゼキショウ(庭石菖)
Sisyrinchium rosulatum

キジカクシ目
アヤメ科
ニワゼキショウ属
一年草
北アメリカ原産の帰化植物
タグ:ニワゼキショウ

外来種らしく、芝地などによく生えます。

赤紫の花もありますが、同じ種とされています。

単子葉植物綱
植物界 被子植物門
白い花
緑色の花 タグ:下赤阪の棚田の緑色の花
植物界 被子植物門
双子葉植物綱

オオバコ(大葉子)
Plantago asiatica

シソ目
オオバコ科
オオバコ属
多年草
タグ:オオバコ

踏みつけられても平気な草。
ということで、公園などでも人がよく通るところに生えるのは、たいていオオバコ。

もちろん、子供が走り回るようなところには、さすがにオオバコも生えません。

イヌツゲ(犬黄楊)Ilex crenata の雄花

ニシキギ目 モチノキ科 モチノキ属
常緑低木
タグ:イヌツゲ

名前は「ツゲ」ですが、「モチノキ」の仲間。
ですが、果実は黒い色です。

クリ(栗)Castanea crenata の雄花

ブナ目 ブナ科 クリ属
落葉高木
タグ:クリ

どんぐりができるブナ科の仲間。

細長い穂のようなものは雄花。
コナラやクヌギよりも長くてあまり垂れないのが特徴。

双子葉植物綱
植物界 被子植物門
単子葉植物綱

メリケンガヤツリ(米利堅蚊帳吊)Cyperus eragrostis

イネ目 カヤツリグサ科 カヤツリグサ属
多年草
南北アメリカ原産
別名:オオタマガヤツリ
タグ:メリケンガヤツリ

湿地に生える外来植物。
大きな株をつくります。

単子葉植物綱
植物界 被子植物門
緑色の花

 木から草から、いろいろ花が咲きはじめました。
 すぐに実ができるものから何ヶ月もかかるものまで。
 植物もいろいろです。

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法

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タグ: 下赤阪の棚田2016  下赤阪の棚田2016/6  6月の下赤阪の棚田の植物  ノイバラ  ドクダミ  ホタルブクロ  ウツギ  ヤエムグラ  白い花/SA-tanada  緑色の花/SA-tanada 

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下赤阪の棚田の2014年 6月中旬の白い花編


 田んぼに水が入り始めた6月の下赤阪の棚田。

 花も短期間で花期が終わるものから、数ヶ月咲き続けるものに変わってきたような気もします。




水面に空が映る6月の下赤阪の棚田




下赤阪の棚田の生き物の追いかけも季節を一巡りしました。
すでに紹介している生き物については、説明等を省いているものもあります。
説明等のあるページのタグリンクをつけていますので、そちらをご覧ください。



白い花
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
キク目
キク科
ハルジオン
(春紫苑)
Erigeron philadelphicus
キク目
キク科
ムカシヨモギ属
多年草
北アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100

タグ♦ ハルジオン
ヒメジョオン
(姫女苑)
Erigeron annuus
キク目
キク科
ムカシヨモギ属
越年草
北アメリカ原産の帰化植物
要注意外来生物
日本の侵略的外来種ワースト100

タグ♦ ヒメジョオン
キク科
植物界 被子植物門 双子葉植物綱 キク目
キキョウ科
ホタルブクロ(蛍袋)Campanula punctata
キク目 キキョウ科 ホタルブクロ属
多年草

ホタルを捕まえて花の中に入れて虫かごがわりにしたのが名前の由来と言われていますが、はたしてそういうことができるかどうかは定かではありません。

キキョウ科
キク目
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
シソ目
トウバナ(塔花)Clinopodium gracile
シソ目 シソ科 トウバナ属
多年草

田んぼ雑草の一つ。

シソ科らしい花や葉をしています。

トキワハゼ
(常磐爆)
Mazus pumilus
シソ目
ハエドクソウ科
サギゴケ属
一年草

タグ♦ トキワハゼ
シソ目
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
その他の目
イヌホオズキ
(犬酸漿)
Solanum nigrum
ナス目
ナス科
ナス属
一年草

タグ♦ イヌホオズキ
ウシハコベ(牛繁縷)Stellaria aquatica
ナデシコ目 ナデシコ科 ハコベ属
越年草・多年草

よく似た植物にミドリハコベコハコベがあります。

花柱(メシベの棒の部分)が5本あるのがウシハコベ。

ミドリハコベやコハコベは3本。
カワラマツバ(河原松葉)
Galium verum var. asiaticum f. nikkoense
リンドウ目 アカネ科 ヤエムグラ属
多年草

名前からはわかりにくいですが、見ての通りヤエムグラの仲間です。

細い葉が輪生していますが、この中のおよそ半分は托葉(たくよう)。

ということは、じっくりと観察すれば葉とのちがいがあるのでしょう。

シロツメクサ
(白詰草)
Trifolium repens
マメ目
マメ科
シャジクソウ属
多年草
ヨーロッパ原産の帰化植物

タグ♦ シロツメクサ
ドクダミ
(蕺草)
Houttuynia cordata
コショウ目
ドクダミ科
ドクダミ属
多年草

タグ♦ ドクダミ
ヨウシュヤマゴボウ
(洋種山牛蒡)
Phytolacca americana
ナデシコ目
ヤマゴボウ科
ヤマゴボウ属
多年草
アメリカ原産の帰化植物

ほとんどがツボミですが、下の方で白い花が咲いていました。

タグ♦ ヨウシュヤマゴボウ
サンゴジュ(珊瑚樹)
Viburnum odoratissimum var. awabuki
マツムシソウ目 スイカズラ科 ガマズミ属
常緑高木

ガマズミ属ですが、葉脈パターンも花もあまりガマズミ属っぽくありません。

常葉樹ということもありモチノキ属のようにみえます。

その他の目
双子葉植物綱
植物界 被子植物門
単子葉植物綱
ノビル(野蒜)Allium macrostemon
クサスギカズラ目 ヒガンバナ科 ネギ属
多年草
山菜

山菜としても有名。

人里近くでよく見かけること、種子ができることは稀でむかごで増えることなどから、史前帰化植物とする考えもあります。
単子葉植物綱
動物界 被子植物門
白い花



 2回めの6月ということで、おなじみの花が並びました。

 同じころに行った奈良県明日香村の稲淵の棚田とも同じ花がさいていました。

 山を一つ越しただけでなので当然ですが、おもしろいですね。



タグ♦ 下赤阪の棚田の2014年 下赤阪の棚田

■参考外部リンク■
下赤阪の棚田(11月にはライトアップ)千早赤阪村ホームページ
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法
一般社団法人 地域環境資源センター 農村環境部


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タグ: 6月の下赤阪の棚田の植物  ホタルブクロ  トウバナ  ウシハコベ  カワラマツバ  サンゴジュ  ノビル  下赤阪の棚田の2014年  下赤阪の棚田201406  白い花/SA-tanada 

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日本の棚田百選 稲淵の棚田 6月の白い花・果実・シダ編


 飛鳥時代の遺跡がいっぱいある奈良県明日香村。

 そこにあるのが稲淵(いなぶち)の棚田。

 日本の棚田百選の棚田。

 その田植えの終わった稲淵の棚田で出会った植物の続きです。




遺跡の明日香とちょっとイメージがちがう稲淵の棚田




このブログですでに紹介している生き物については、説明やコメントを省いているものもあります。
説明やコメントがあるページのタグリンクをつけていますので、そちらをご覧ください。



白い花
植物界 被子植物門
双子葉植物綱
キク目
キキョウ科
ホタルブクロ(蛍袋)Campanula punctata
キク目 キキョウ科 ホタルブクロ属
多年草

タグ♦ ホタルブクロ

ミゾカクシ
(溝隠)
Lobelia chinensis
キク目
キキョウ科
ミゾカクシ属
多年草

タグ♦ ミゾカクシ
キキョウ科
植物界 被子植物門 双子葉植物綱 キク目
キク科
ヒメジョオン (姫女苑) Erigeron annuus
キク目 キク科 ムカシヨモギ属
一年草

タグ♦ ヒメジョオン

キク科
キク目
植物界 被子植物門 双子葉植物綱 
その他の目
シロツメクサ
(白詰草)
Trifolium repens
マメ目
マメ科
シャジクソウ属
多年草

タグ♦ シロツメクサ
イヌホオズキ
(犬酸漿)
Solanum nigrum
ナス目
ナス科
ナス属
一年草

タグ♦ イヌホオズキ
カワラマツバ(河原松葉)
Galium verum var. asiaticum f. nikkoense
リンドウ目 アカネ科 ヤエムグラ属
多年草

名前ではわかりませんが、属名見ればわかるようにヤエムグラの仲間。

特徴は、輪生しているように見える葉は、本当の葉と葉のように大きくなった托葉。

ということは、一見同じようにみえる葉と托葉のちがいがどこかにあるのでしょうね。
ドクダミ
(蕺草)
Houttuynia cordata
コショウ目
ドクダミ科
ドクダミ属
多年草

タグ♦ ドクダミ
その他の目
双子葉植物綱
植物界 被子植物門
単子葉植物綱
ノビル(野蒜)Allium macrostemon
クサスギカズラ目 ヒガンバナ科 ネギ属
多年草
山菜

花を見てもわかるように、ネギの仲間。

人里に生える山菜の一つ。

ただ同じヒガンバナ科のスイセンキツネノカミソリなどの有毒植物とまちがわれることもあり、しっかりとした知識が必要。

もちろん、土地の所有者の許可も必要。
単子葉植物綱
植物界 被子植物門
白い花



果実
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
ウメ
(梅)
Prunus mume
バラ目
バラ科
サクラ属
落葉高木

タグ♦ ウメ
植物界 被子植物門 双子葉植物綱
果実



シダ
植物界 シダ植物門 シダ綱
ワラビ(蕨)Pteridium aquilinum
シダ目 コバノイシカグマ科 ワラビ属
夏緑性
山菜

タグ♦ ワラビ

山菜の代名詞のようなシダ。

草刈りがよくされるところや火入されるような日当たりの良い草地に生えます。

ということで、棚田の周りはワラビにぴったりかもしれません。

植物界 シダ植物門 シダ綱
シダ



タグ♦ 稲淵の棚田 日本の棚田百選 棚田 田んぼの生き物

■参考外部リンク■
075 稲渕の棚田/奈良県公式ホームページ
ACRES_棚田の主な役割と「百選」の選定方法
一般社団法人 地域環境資源センター 農村環境部


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タグ: 稲淵の棚田  棚田  明日香村  カワラマツバ  ノビル  ホタルブクロ  ミゾカクシ  ワラビ  ドクダミ  日本の棚田百選 

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夏の金剛山で出会ったいきものたち ダイヤモンドトレール編

今回は山の生き物の記事です。
の画像もあります。
が苦手な方は【記事の下へ】をクリックしてください。
記事の下にジャンプします。



◆記事ナビ◆ 【夏の金剛山で出会ったいきものたち 千早本道編】


ダイヤモンドトレールをゆく


金剛山山頂のバス停?
金剛山山頂のバス停?

 千早(ちはや)本道から無事金剛山(こんごうざん)登頂に成功したので、今度は下山。もちろんロープウエイは使いません。
 下るのは伏見(ふしみ)峠の道。そこまでは尾根伝いに歩いていきます。

 途中、葛木神社(かつらぎじんじゃ)転法輪寺(てんぽうりんじ)の社寺や、ちはや園地やちはや星と自然のミュージアムのような観光施設、そして宿泊できる香楠荘(こうなんそう)などいろいろな施設が並んでいます。

 山頂から伏見峠まではいくつか道がありますが、その一つがダイヤモンドトレール。
 大阪と奈良・和歌山の府県境にまたがる山々の尾根伝いにつながる全長約50kmの道。

 もちろん歩くのはその中のほんのわずかな区間です。


シダ


 山頂広場の木にシダ(羊歯)が着生していました。
 平地なら間違いなくノキシノブなのですが、葉の裏のツブツブがないので違う種類のようです。

木に着生している金剛山のシダ
木に着生している金剛山のシダ




使徒襲来!? いやいやザトウムシ?


 同じく山頂広場にいた脚の長いクモ……
 にしてはなんかヘンです。

 クモは頭と胸が一緒になって脚が生えた頭胸部(とうきょうぶ)と腹部でできていますが、この虫は丸い体全体から脚が生えているように見えます。
 脚が4本なのでクモの仲間のようですが。

 どうやらこの奇妙なクモはザトウムシ(座頭虫)のようです。

 アニメをよく見る方は何となくどこかで見たことがあるような気がするかもしれません。

 丸い体から四方八方へ長い足が伸びている姿は、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』(TV版)の第9使徒マトリエルそっくりです。
 ザトウムシをモチーフのデザインをしたと言われています。

 ともかく得体のしれない怪生物のように見慣れぬすごい形をしている虫、かもしれません。

 ザトウムシはクモ綱ザトウムシ目ということで、クモには近い仲間のようです。
 確かにちょっと違和感を感じるクモといった様な姿です。

金剛山のザトウムシ
金剛山のザトウムシ



『新世紀エヴァンゲリオン』(TV版)の第9使徒マトリエル

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ブナの林


 金剛山山頂付近というと、ブナ(山毛欅)の林が有名です。

 ブナ林というと東北を中心とする東日本や中部日本の山岳部が有名ですが、近畿ではなかなか目にすることはありません。
 そんな中でかろうじてブナ林が残っているところの一つが、この金剛山山頂付近です。

 高く伸び、葉を茂らせているブナ林の様子はまるでジャングルです。

 幹には多く生き物が着生しています。
 地衣類(ちいるい)蘚苔類(せんたいるい)(コケ)、シダ類。

 木に地衣類がつくと枯れてしまうという人がいますが、そんなことを一気に否定していまうほど、ブナ林は茂っています。

 ブナ林は地衣類から哺乳類まで幅広い生き物たちに食料や住処を提供している豊かな森の象徴のようなところです。

金剛山のブナの大木
金剛山のブナの大木




菌糸束?


 道端の朽ち果てた倒木に何やら白い紐のようなものがからみついていました。
 カビのようにも見えますが、ちょっと太すぎます。

 これはおそらく菌糸束(きんしそく)でしょう。
 菌類、つまりキノコが育つために栄養を求めて張り巡らせた菌糸の束です。

 こういうキノコたちのおかげで、命を終えた木が分解され、また新たな命を支える栄養になるのです。

倒木を這う金剛山の菌糸束?
倒木を這う金剛山の菌糸束?




ホタル??


 道端のシダに何か虫が飛んできました。
 なんか(ほたる)のようです。
 昼間なのに活発に活動する蛍。

 しかしよく見るとなんか違和感を感じます。
 なんか偽物っぽい感じがしてなりません。

 蛍の中には毒を持つものがあり、そのため昆虫が身を守るために蛍に似せた擬態(ぎたい)をしている例がいくつかあります。

 毒を持つ虫に擬態する例をベイツ型擬態といいいいます。
 そいう虫でしょうか。
 なら逆説的にいえば毒がないはずですから、そういう意味では安全です。

 でも擬態には毒を持つ生き物がお互いを似せてしまうミュラー型擬態というのもありますので、擬態しているから毒がなという保証にはなりません。

 とにかく写真だけとって調べてみたら、なんと蛍でした。
 その名オオオバボタル(大姥蛍)。
 昼間活動するあまり光らないホタルです。
 そして幼虫は陸上で生活します。

 やっぱりゲンジボタルやヘイケボタルとはちょっと違う蛍のようです。

シダの上の金剛山のオオオバボタル
シダの上の金剛山のオオオバボタル




地衣類


 標高1000mの山の上ということだからでしょうか、都市部には生えない地衣類がありました。
 基本的に天然の土地ということだからでしょうか。高野山ほど多くは目にしません。

金剛山のセンシゴケ(ウメノキゴケ科)?
金剛山のセンシゴケ(ウメノキゴケ科)?



金剛山のヤリノホゴケ(多分)
金剛山のヤリノホゴケ(多分)




声はすれども姿は……ウグイス


 山の中は野鳥を見るのにはあまりいい環境ではありません。
 行動が制限され、障害物が多いからです。

 よくウグイスの声を聞いていたのですが、なかなか姿を見ることはできません。
 そんな中でやっと写すことができたウグイス、のおしり。

金剛山のウグイスのおしり
金剛山のウグイスのおしり




植物


 山頂から登山道まで、いたるところでホタルブクロ(蛍袋)が咲いています。
 今が花の季節なのでしょう。

金剛山のホタルブクロ
金剛山のホタルブクロ




 ギンリョウソウ(銀竜草)はいたるところというわけではありませんが、たまに目にします。
 いろいろな人口の施設がありながらもまだ豊かな森があることの証でしょうか。

金剛山のギンリョウソウ
金剛山のギンリョウソウ




 展望台へ向かう道の途中、なんとドクダミが生えていました。
 都市部でも生きていける結構タフな植物だと思っていたのですが、このような山で見られるとはなんか意外です。

金剛山のドクダミ
金剛山のドクダミ




大和二山?


 展望台からは奈良の大和三山(やまとさんざん)が見えます。
 大和三山とは、平坦な奈良盆地の南にあるきれいな円錐形の、香具山(かぐやま)畝傍山(うねびやま)耳成山(みみなしやま)の三つの山です。

 この角度では香具山がちょっと離れてしまいますので、畝傍山と耳成山の大和二山をアップで写しました。

展望台から見た畝傍山(手前)と耳成山(奥)の大和二山
展望台から見た畝傍山(手前)と耳成山(奥)の大和二山




 そして、伏見峠に到着。
 ダイヤモンドトレールとわかれて下山です。


◆記事ナビ◆ 【夏の金剛山で出会ったいきものたち 千早本道編】
         〔金剛山〕



■外部リンク■
 ||| 大阪府民の森&箕面ビジターセンター ||| ちはや園地
 ちはや星と自然のミュージアム
 香楠荘

 金剛山登山道情報(金剛山のホームページ)
 金剛山愛好会
 金剛山 金剛山登山道・金剛山ハイキングコース
  金剛山四季と風景の写真



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夏の金剛山で出会ったいきものたち 千早本道編

いざ、千早本道へ!

 7月の金剛山(こんごうさん)へ行ってきました。

 すでに書いているように某国の有名な観光地ではなく、大阪と奈良にまたがる標高1,000mを超える山のことです。

 京阪新の有名な山の一つで登山者も多く、周辺の小学校中学校などではよく耐寒登山に使われます。

 そんな山ですがまだまだ自然が豊かなようで、いろいろな生き物がいました。

 登ったのは7月末の梅雨明け後、初心者向きとされる千早本道です。


地衣類

 バス停からすぐ登山道に入ったところ。
 この辺りは民家もあり、まだ登山という雰囲気ではありません。

 しかし石垣には家の近所では見かけることのない地衣類がいくつもいました。
 多くは都市部ではなく山地に多い種類のようです。
 地衣類は乾燥にはタフですが、大気の汚染には結構弱いところがあります。
 金剛山が大阪にありながら、まだまだ大気汚染の影響が少ないということでしょう。

ヤリノホゴケ
ヤリノホゴケ



キウメノキゴケ?
キウメノキゴケ?



ロウソクゴケ?とカラクサゴケ?
ロウソクゴケ?とカラクサゴケ?



チャシブゴケ
チャシブゴケ



◆地衣類◆ 〔地衣類〕



苔類

 花崗岩(かこうがん)でできた山は至るところから水がわいています。
 そういうこところにはお約束の苔類(たいるい)です。

ジャゴケ
ジャゴケ



◆記事ナビ◆ 〔苔類〕



変形菌(粘菌)?

 山というと当然倒木も多く、そういうところによくいるのが変形菌(へんけいきん)粘菌(ねんきん)というほうがわかりやすいかもしれません

 南方熊楠(みなかたくまぐす)先生が研究対象にしたことで有名な変わった生き物です。
 見た目はカビかキノコのようですが、変形菌は非常にゆっくりですが移動します。
 それからバクテリアを食べますので、南方熊楠先生は動物だと主張していました。

 くわしくないので自信はありませんが、これも変形菌だとおもいます。

変形菌(粘菌)ススホコリ?
変形菌(粘菌)ススホコリ?




菌類

 豊かな山は植物以外にも菌類(きんるい)が豊富です。
 キノコというと秋が有名ですが、梅雨時にも結構キノコがあります。

 よく目にしたのが登山道に生えていて見るからに食べられなさそうです。

キノコ(名前は不明)
キノコ(名前は不明)



 こちらはキツネノエフデではないかと思います。

キツネノエフデ(多分)
キツネノエフデ(多分)



◆記事ナビ◆ 〔菌類〕



ギンリョウソウ

 そして梅雨時から夏にかけての山の定番の植物です。

ギンリョウソウ
ギンリョウソウ



◆記事ナビ◆ 〔ギンリョウソウ〕



 登山道にはいろいろな草花がありますが、このときはホタルブクロの季節だったようで、いろいろなところで咲いていました。
 名前の由来は花の中に蛍を入れてしまえるような
ですが、もちろん袋にはなりそうにありません。

 でも何かでふたをすることができれば、きっときれいな蛍袋になるような気がします。

ホタルブクロ
ホタルブクロ



 中心に小さい花、周辺に大きな花が咲くアジサイは、ガクアジサイと呼ばれてアジサイの野生種と言われています。
 金剛山でいっぱい咲いているガクアジサイは、もしかしたら野生種なのでしょうか。

ガクアジサイ
ガクアジサイ



◆記事ナビ◆ 〔アジサイ〕



セミ

 ふと気がつくとセミの抜け殻が。
 近所で見かけるクマゼミやアブラゼミよりも小さいので、ヒグラシでしょうか。
 平野で鳴き声を聞くのはまだ先のことですが、標高が高い山、その頂上間近ですから、もういっぱい羽化しているのかもしれません。

ヒグラシ?のぬけがら
ヒグラシ?のぬけがら



◆記事ナビ◆ 〔セミ〕



金剛山登頂

 そして山頂広場です。
 正式な頂上はまだ先で、神社の神域ということで普通の人は行くことができません。
 このあたりが事実上の頂上でいいでしょう。

 大阪と奈良側の両方に展望が開けています。
 天気がよければ大阪湾や四国、淡路島が見えるということですが、もやっていて見えませんでした。
 それでも南河内地方のランドマークのPLの塔(大平和祈念塔)ははっきりと眼下に見えました。

金剛山から見たPLの塔(大平和祈念塔)
金剛山から見たPLの塔(大平和祈念塔)



 ここでちょうどお昼ごろ。
 昼食を食べたて一休みしたら、ダイヤモンドトレールを抜けて下山の道へ向かいます。

◆記事ナビ◆ 〔金剛山〕


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