【 ヘビ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

ヘビだって身を守るためにがんばってます。じむぐり

 晴天でも薄暗い低山の登山道を類ていると、突然道の上をにょろと動くものが。
 ヘビ!

この記事にはヘビの画像があります。


 濃いめの肌色というか、黒い黄土色というか。
 体は細長いしとりあえずマムシではないような。
 ジムグリ?

 するすると落ち枝の中に入っていき、ちょっと離れたところこちらの出方を伺うようにとまっていました。

画像で見るとスギの落ち葉の中では保護色になっています

 体の色が違っています。
 赤地に黒くて短い筋。
 見るからにやばそうな色と模様です。
 薄暗い上に動いていたので赤と黒が混ざって見えたようです。

アップで見るとやっぱり派手
Elaphe conspicillata

 毒があるようにしか見えない派手なヘビですが、本州にいる毒ヘビはたった2種。
 マムシとヤマカガシ。
 マムシは薄い茶色期で人を死に至らしめるほどの毒がありながら、かなり地味。
 ヤマカガシは色使いは似ていますが、このヘビほどいかにもってほどではありません。

地潜

 いったい、このヤバそうなヘビは?

 それはジムグリの子供。
 親になれば黒っぽい黄土色の地味なヘビですが、子供はまるで別の種類ような派手さ。
 ジムグリに限らず、本州のヘビの子供の頃は派手な模様だったり、マムシのような模様だったりします。
 いかにも毒があるように見せて捕食者から逃れるため、とも言われます。

別の機会に出会った大人のジムグリ
ジムグリ

 とはいえ、ヘビが自分の意志で体の模様を決めるわけではないので、気が遠くなるような試行錯誤の結果と考えると、とても尊い模様に思えてきます。

ジムグリ
地潜
Elaphe conspicillata (Boie, 1826) 爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 ナメラ属

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タグ: ジムグリヘビ保護色

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ツツジの上で固まっている? シマヘビ

 公園の切りそろえられたツツジの上にヘビがいました。

この記事にはヘビの画像があります。


 黄土色の体に黒い筋。
 シマヘビです。

 写真を撮ろうと近づいても、動きません。
 普通、これくらいの距離ならヘビは逃げていきます。
 そうでなければ威嚇してきます。
 なぜでしょう?

縞蛇

 人間のように活動しやすい体温を維持できない爬虫類。
 活動しやすい体温に上げるために日向ぼっこをすることがあります。
 でも、今は暦の上では夏。
 暑い。

シマヘビ

 ヘビは体温調節が苦手なので体温が高いときには冷たいところの上で涼むこともあるそうです。
 植物は葉の裏の気孔から水を蒸発させることで温度を下げることがあるようです。
 曇りなので直射日光があたらず、ツツジが気温を下げるので、シマヘビは涼んでいるのでしょうか。

 謎です。

シマヘビ
縞蛇
Elaphe quadrivirgata
爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 ナメラ属

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タグ: シマヘビヘビツツジ

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林道で出会ったヘビは隙間に潜り込んでいくヘビでした。

 低山の林道を歩いていると、細い長いものが道を横切りました。
 ヘビです。

この記事にはヘビの画像があります。


 日本には30種類以上のヘビが生息していますが、本州と四国と九州にいるのはたった8種類。
 覚えるのがかんたん。
 と思いますが、それぞれ色や模様のバリエーションがいくつもあり、小さい頃はマムシに似ているものもあってまぎらわしい。
 意外と一筋縄には行きません。

 このヘビは濃い黄土色かくらい茶色。
 するすると道を横切り舗装の下へ。


 刺激しないようにそっと覗くと、向こうもこちらを見ているようです。
 隙間で薄暗くてコンパクトデジカメのピントがなかなか合いませんが、ズームしてみると。

ジムグリ

 頭は鼻先がスパッと切れたような感じの長方形に近い台形。
 あごの後ろのエラはあまり張っていなくて、頭からそのまま胴へつながっているよう。
 黒いまだら模様がなんとなくヤマカガシのような気もしますが、あごから首にかけての白い筋がありません。
 そして、頭に黒いV字模様が。

地潜

 頭の模様と形などから、このヘビはジムグリ。
 名前の由来は、穴に入るところから。
 ネズミやモグラなど、穴に住む小型の哺乳類を食べるとか。

 この日も舗装の下の隙間に潜り込んでいきました。

Elaphe conspicillata

ジムグリ
地潜
Elaphe conspicillata
爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 ジムグリ属

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タグ: ジムグリヘビ

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ヘビはいつも突然現れて、あっという間に消えていく。 マムシの幼蛇

 ヒバカリの子供と思しきヘビと出会って数時間後。
 登山道を歩いているとまたガサッ。
 ヘビだ!

この記事にはヘビの画像があります。


 今度は、茶色系の薄い色から濃い色まで楕円形の市松模様のように並んでいます。
 これは!
 マムシだ!
 子供のマムシ。

 マムシは北海道から九州まで分布する毒蛇。
 その毒はときには死に至ることも。

ニホンマムシ
子供の間マムシそっくりになるヘビが数種いますが
目の瞳孔が縦長になっているのでマムシ
日本蝮

 ここは、山の中。
 マムシに噛まれたときには安静といわれますが、登山道で安静にしていたら死が訪れるだけ。
 とりあえず、助けを呼べるところ、できれば車が来られるところまで行かなければなりません。
 そしてなにより、電話の通じるところ。
 このまま下れば林道がありますが、手入れされていないので車は入ってこれません。
 なによりも携帯電話が通じません。
 ここの尾根には林道があるので車は上がってこれますが、携帯電話が通じるかどうかは微妙。
 噛まれて、腫れて、痛みを感じる状態で、下るほうが楽か、登るほうが楽か。
 一体どっちを選ばべいいのだろうか!

 と考えているうちにマムシは藪の中へ消えていきました。

ニホンマムシ
日本蝮
Gloydius blomhoffii
爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 クサリヘビ科 マムシ属

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タグ: ニホンマムシマムシヘビクサリヘビ科毒蛇

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ヘビはいつも突然現れて、あっという間に消えていく。 ヒバカリの幼蛇

 登山道を歩いていると、ガサッ。
 ヘビです。

この記事にはヘビの画像があります。


 小さなヘビ。
 子供のヘビ。
 幼蛇です。

 全体が赤茶色っぽい。

日量

 首から頭にかけて逆ハの字型に白くなっている。

日計

 画像を拡大してみると、顎はどうやら白。

ヒバカリ

 ということは、ヒバカリの子供?

 スギの枯れ枝の中でこちらの様子をうかがってから、スギの落ち葉の中へ消えていきました。

ヒバカリ
日計,日量
Hebius vibakari vibakari
爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 ヒバカリ属

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タグ: ヒバカリヘビナミヘビ科幼蛇

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初夏の低山でいきなりヘビさんを驚かせてしまいました。ジムグリさん?

 新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が解除されましたので府県境を越えないよう、大阪府内の低山に登りました。

 落葉樹の下を歩いていると、いきない「ガサッ!」。

 音の大きさ、方向、距離からすると、ヘビ?

この記事にはヘビの画像があります。


Elaphe conspicillata

 そろりそろりと音のした方を見ると、やっぱりヘビ。
 黄土色っぽい色はシマヘビのようですが、肝心の黒い縞がない!

 えーと、ジムグリ?
 ジムグリの特徴の一つは、首がないこと。
 正しくは、首のクビレがないこと。
 ヘビは顎の付け根あたりが広がり、三角形っぽい頭をしていることがよくあります。
 毒のあるマムシは目立ちますが、毒のないシマヘビもちょこっと飛び出しています。
 ところがジムグリは、頭からそのまま胴へと流れるようにつながっています。

ジムグリ

 さて、そろりそろりと頭を上から見える位置に移動して、写してみると。
 首はないようです。
 それに薄っすらと頭に「Λ」模様。
 ジムグリのようです。

地潜

 ちょうど写真を写し終わった頃、森の中へ消えていきました。

 ジムグリ。
 地潜。
 Elaphe conspicillata
 爬虫綱 有鱗目 ヘビ亜目 ナミヘビ科 ナメラ属の固有種。

山溪ハンディ図鑑 増補改訂 日本のカメ・トカゲ・ヘビ

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タグ: ジムグリヘビナミヘビ科固有種

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錦織公園で3匹目のヘビと出会いました。今度は生きてたの

 たくさんのネタをくれる錦織公園。
 里山をもした、樹木に覆われた公園です。
 でも、なぜかヘビがいません。
 何年も、何十回も来ているので、いまだ出会ったのは2匹だけ。
 しかも1匹は生きていませんでした。

この記事にはヘビの画像があります。


 そして、なんと、3匹目の錦織公園のヘビと出会いました。
 7月のとても暑い日。
 公園の南の入口。
 石水苑という小さな池と小さな滝がある庭がつくられています。
 木陰があり、テーブルつきのベンチがあるので休憩にはいいところ。

石水苑

 そこで池を眺めていると、岩の陰からなにか棒のようなものが流れてきました。
 と思ったら、岩陰に戻っていきました。
 変だな、と思ったて見に行ったら、ヘビでした。

泳ぐヘビ

 緑色のような、褐色のような、それで全体は黒っぽいような微妙な色。
 よく見ると黒い斑が規則的に並んでいます。
 画像を拡大してみると、目のところに太くて黒い線が入っています。
 おそらく、アオダイショウ。
 毒は持っていません。

アオダイショウ
アオダイショウ

 たいていヘビは人間を見ると逃げていくのですが、何故かこのアオダイショウは微妙に逃げ腰になるのですが、逃げていきません。
 頭を反対に向けているのですが、体は池の中。
 出ようとしません。


 記録的な暑さのため体温が上がりすぎ、池の水で冷やしたかったのでしょう。
 とはいえ、自分で体温を上げることはできないので、水に浸かりすぎると体温がさがりすぎて、動けなくなることもあるので、いつまでもつかっているわけにはいかないでしょうが。

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タグ: アオダイショウヘビ錦織公園のヘビ錦織公園

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フィールドワーカーのノートが生き物たちとの出会いを書いています。

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