【 プランター稲2015】

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2015年のプランター稲の1368倍!

 2016年の準備がはじまりましたが、その前に2015年のまとめを。

 2015年も前年と同じように葉が白くなり成長が悪くなる病気が発生。
 そして数年ぶりにプランター稲の底の水の調子が悪くなりました。
 この2つの影響か、収穫は少なめ。


 はじめから感じていたことですが、バケツやプランターという小さなビオトープでは、水の管理が重要で、たいへんです。
 バケツ稲の育て方では、結構簡単そうに書いているのが不思議です。

 2015年は、バケツには1本の苗しか植えませんでした。
 ですから、バケツ稲から収穫したモミの数は、1粒のモミからの収穫。
 その数は1368粒。
 なんと1粒が1000倍以上。
 もっとも、うまく育てると10000粒を超えることもあるそうなので、まだまだですが。
 重さは32グラム。プランターは65グラム。
 プランター稲が6株、6粒からですから、効率はバケツ稲の3分の1。
 病気の影響かもしれません。


 当然のことですが、植物は一粒のタネからたくさんのタネを作り出します。
 そうしなければ、簡単に絶滅してしまいますから。
 その性質を利用して、人間にとって都合よく作り変えたのが野菜。
 お米も野菜です。
 それも主食になる。

 理屈は簡単で、わかりやすくて、理にかなっています。
 でも、実際に具体的な数として目にすると、理屈とちがうおどろきがありました。

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2015年のプランター稲の稲刈りとスズメです!

 今年もプランター稲とバケツ稲の収穫です。
 穂首が黄色くなったら借り時。
 なんですが、同時に植えたのにプランターのほうが黄色くなって、バケツのほうがまだ緑。
 ということで、ちょっと待って両方一緒に刈りとりです。

 いつもどおり、園芸のハサミで株ごとまとめて切り取り、ビニールひもでくくって吊り下げます。
 もちろん、スズメ対策に網で囲います。
 網は、稲穂を守るために使った青い網。


 それでスズメですが、青い網が嫌いなのか、一度も襲撃されず。
 見た範囲では、近寄ることもせず、遠くから首を傾げながら見つめるだけ。
 次第にやってくる頻度が減って、毎日来ていたのが時々に。

 もっとも、見ていられるのは朝だけですから昼間はどうなのかはわかりません。
 それでも同じ時間帯で見られる回数が減っているのですから、全体でも減っていると考えるのは悪くはないと思います。


 スズメは青い網から何を見て取ったのかわかりません。
 今年の網は去年の網よりも濃い色。
 もしかしたら、稲が見えてないのかもしれません。
 稲穂は網に接しているところもあり、外から引き出すこともできるはず。
 しかし網にとまるどころか近寄ろうともしません。
 去年、網に中に入ってまでしてとにかく食べまくっていたのと同じ生き物とはおもせません。


 もっとも、そこまでしていたスズメは1羽だけ。
 その挑戦的なスズメがいなくなっただけなのかもしれませんが。

 これでスズメ対策完成!
 という気もしますが、スズメの進歩はとどまるところが無いのは、すでに体験しています。
 物理的に完全にスズメを遮断しないかぎりは、安心はできません。
 でも、来年は今年と同じ対策でスズメの進歩を見てみようと思います。

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2015年のプランター稲が七十二候の「禾乃登(こくもの すなわちみのる)」を迎えました。

 1年を72個にわけて、それぞれその時期の自然の様子を表した七十二候(しちじゅうにこう)。
 その42番めです。
 意味は、稲などの穀物が実る時期、ということ。


スズメよけの網の中で穂を垂れているプランター稲

 プランター稲も稲穂が頭を垂れ始めています。
 ところが、なんだかプランター稲に元気がありません。
 盛んに株が分かれていた(分げつ)のに、稲穂の数が少ないのです。
 そして、葉が黄色くなっています。
 まだそんな時期ではありません。

 まるで有機肥料を使った時のようです。
 ということは、水。
 さっそく、水抜き用のパイプから水を抜いてみました。
 臭い!
 腐ったようなにおい。


少し枯れるのが早いプランター稲

 ということは、おそらく発生しているのは硫化水素。
 酸素がない状態で有機物が微生物に分解されるときに発生するもの。
 わかりやすく言えば、「腐っている」のです。
 もちろん、硫化水素は稲にとって悪い影響を与えますから、発生はできるだけ抑えなければなりません。

 夏のころ、中干しと言って一度田んぼを乾かします。
 田んぼの表面にヒビが入るほど乾かすのですが、これで土の中に空気がはいり、硫化水素の発生を抑えることにもなります。


どんどん実ってきているプランター稲

 化成肥料を使うようになってからプランター稲ではこういうことはありません。
 生き物がいるので中干しをしないのもいつものこと。
 思い当たるのは、水やり。

 今までは土の中の水も循環するように、水抜きパイプからも水をいれていました。
 しかし、今年は土の中の肥料が回ってきて水が富栄養化し、カブトエビなどに悪影響が出たらと、上から足していたのです。
 おそらく、これで土の中が次第に酸素不足になっていったのでしょう。
 その証拠に水抜きから水を足していたバケツ稲の方は元気で、抜いた水も臭くありません。

 水を張るだけに、稲以外にも土の中の酸素と微生物のバランスを崩さないようにすることも大切です。

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2015年のプランター稲のスズメ対策が完了?

 花が咲きはじめたプランター稲。
 周りの田んぼよりちょっと早いようですが、理由はわかりません。

 ともあれ、花が咲いたということは、実がなるということ。
 実がなれば、やってくるのは、スズメ。
 1年目はまったくこなかったのですが、2年目からかならず来るようになりました。


花が咲きはじめましたので急いで準備

 最初は来るタイミングが遅かったのでさっさと稲刈りをしました。
 翌年は稲穂が隠れるくらい網をぐるりと巻くだけのかんたんなもので大丈夫でした。
 ところが次の年には上から下から入り込んでスズメの軍団が食べていきます。
 仕方ないので全体を覆ったのですが、継ぎ足し継ぎ足しで隙間を塞ぐことができなかったのか、1羽が網の中に入ってきて、みごとに食べられました。

 ということで、今年は最初から全体を覆うことにしました。
 1メートルあまりの園芸用ポールをプランターの四角に立てます。
 そのままではぐらつくので、短いポールで4本をつなぎます。
 これが骨組み。


稲は風媒花なので虫が入れなくても大丈夫のはず

 ホームセンターに行けば防鳥用の網はいろいろあります。
 しかし、長さが10メートルなんてものもあり、およそ20センチ×60センチのプランターに使うにはとんでもなく大きすぎ。
 100円ショップには小さいものがありますが、柔らかいのでちょっと扱いにくい。
 ということで、180センチ四方の防風用の網を使うことにしました。

 ぐるりとプランターを囲み、水やりなどしやすいようあわせ目は正面に。
 スズメの潜入能力は侮れませんので、もぐり込まれないよう網はプランターの底近くまで伸ばし、皺が寄らないように張って洗濯バサミでとめます。
 筒状になった上の部分は、丁寧におりたたんで正面に回して洗濯バサミで。
 前の合わせ目もお潜り込まれないように、くるりと丸めてからやっぱり洗濯バサミ。


もうちょっと網を張ったほうがいいかも

 スズメの潜入能力を確かめるために隙をつくろうかと思いましたが、まずは「これくらいで大丈夫でしょう」というレベルにすることにしました。
 スズメを見ていると、枝にとまることはできても、メジロやエナガのようにぶら下がったり幹に垂直にとまったりはできないようです。
 ということで、網につかまって垂直にのぼることができなければ、入られないはず。

 さあ、スズメのお手並み拝見です。

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2015年のプランター稲が出穂です!

 どたばたして田植えが遅れた今年のバケツ稲。
 なんと、穂が出ました!


 去年の出穂(しゅっすい)は7月下旬でしたので、田植えに遅れた分おそくなったようです。
 ただ、まわりの田んぼではまだ出穂していないような。
 確かめに行かなくては。


 今年も7月から葉が黄色くなる病気が出ました。
 いつもと同じように、見つけ次第切り取るという対症療法。
 それで何とか乗り切っています。


 稲穂が出たということで、スズメ対策を本格的にしなければ。
 今年は全体を網で覆うつもりです。
 スズメには一粒たりとも渡しません!

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2015年のプランター稲はじめました。

 ことしもバケツ稲やっています。

 ちょっと準備が遅れ、籾(もみ)まきは5月になってしまいました。

ポット苗代
ポット苗代

 去年よりおよそ半月遅れ。

 だからでしょうか、2日目にはもう発芽。

 去年は1週間かかりましたので、5日間の短縮です。

実は最初に出るのは根
実は最初に出るのは根

 今年も栽培ポットに肥料を混ぜた赤玉土をいれ、そこに一つづつ籾をまきました。

 ポット苗代です。

 籾は濃い塩水にいれて、よく混ぜてから沈んだままのものを使います。

 あとは葉が4、5枚になるまで待って、バケツ植え、プランター植えです。

単子葉植物らしく葉が1枚
単子葉植物らしく葉が1枚

 3週間あまりで葉が4枚。

 ちょっと早いような気もしますが、田植えをすることにしました。

 今年も植えるのはプランターとバケツ。

 プランターは去年と同じように、3株ずつ2箇所に。

 バケツは稲の成長がわかりやすいように1株だけ植えました。


プランター植え終了

 去年とちがうことは他にあります。

 バケツ稲、プランター稲と一緒に田んぼの生き物を育てる、バケツ稲ビオトープ、プランター稲ビオトープを行うため、肥料を大幅に減らしました。

 去年の4分の1まで。

 今まではカブトエビ、カイエビ、ホウネンエビなどがたくさん生まれてもあっという間に死滅してしまいます。

 その原因として考えたのが、肥料が多すぎたことによる富栄養化の水質悪化。

 ということで、肥料を減らし、土に混ぜないで、底の方に埋め、直接水に混ざらないようにしました。

 今までは思うようにいかなかったバケツ稲・プランター稲ビオトープ。

 今年どうなっているかは、別の機会に。

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