【 プランター稲の害虫】

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実は2020年もやっていたプランター稲 その結果は?

 遅れましたが2020年のプランター稲の収穫結果。


 モミの総量はたったの50グラム!

 発芽がうまくいかず苗の元気がなかった2019年は90グラム。
 肥料を控えカブトエビの餌を入れた2018年は72グラム。
 シリカ以外の肥料を使わなかった2017年はたったの16グラム。
 苗を2本しか植えなかった2016年は100グラム。
 病気の影響が大きかった2015年は65グラム。
 スズメの大群に襲われた2014年は40グラム。
 出穂前に葉が病気になった2013年は150グラム。
 有機肥料を使いすぎた2012年は30グラム。
 肥料が調節された土を使った2011年はなんと250グラム。

 50グラムは普通に見えますが1年めの250グラムからすると1/5。
 その原因は。
 トビイロウンカ。
 梅雨頃、中国や台湾からジェット気流に乗って日本にやってきて、爆発的に増え、秋の稲に大きな被害を出す害虫。
 どんな被害かというと、花は咲いても実がならない。
 たくさんのもみがついても中身がないぺたんこで軽いもみばかりになるそうです。
 2020年のもみはそんな感じ。
 これを唐箕(とうみ)などで空のもみを飛ばせばもう少し減るでしょう。
 もちろん、トビイロウンカは確認しています。


なんか軽そうでぺたんこに見えるのがトビイロウンカのもみ

 トビイロウンカにはじめて気がついたのは2019年。
 このとき、大発生は稲刈り後だったので被害はありませんでした。
 2020年もそれほど多くはないと思っていたのですが、被害が出ました。


色が薄く見えるのがトビイロウンカのもみ

 2021年はトビイロウンカ対策が必要でしょう。
 1センチもない成虫を防ぐには、目の細かい網で覆う?
 それとも用心棒をスカウトする?
 今年の課題です。

 いまのところ、ハエトリグモをスカウトしようかと思っていますが、一体どこにいるのか。
 まだいい方法が見つかりません。

プランター稲・バケツ稲の索引2015

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実は2020年もやっていたプランター稲 今話題の害虫来る!

 今年も稲刈りまで終わったプランター稲。
 実は、去年から新しい害虫に襲われていました。
 それは、トビイロウンカ。
 お米に大きな被害を出す害虫です。

この記事にはの画像があります。


 梅雨頃、中国や台湾から下層ジェット気流に乗って日本にやってきます。
 その後日本で世代交代しながら爆発的に増えていきます。
 それが最大になるのが秋。
 実りの時期です。

鳶色浮塵子

 ここ数年、緑の田んぼの中の一部分だけが茶色に変色して枯れているのを見かけます。
 坪枯れと呼ばれ、それがトビイロウンカの被害。

トビイロウンカによる坪枯れ?(大阪府河内長野市)

 プランターでは坪枯れは起きませんでしたが、実の入っていないモミが多くあったように思います。
 卵を駆除して来年は、と言いたいのですが、トビイロウンカは日本では越冬できず、毎年梅雨にやってきたもの増えて被害を起こすようです。

トビイロウンカ

 ウンカが入らないような小さな網で全体を覆うのは現実的ではないような。
 来年は、トビイロウンカをみつけたらハエトリグモを集めてくるほうが現実的か。
 考えなければ。

幼虫
Nilaparvata lugens

トビイロウンカ
鳶色浮塵子
Nilaparvata lugens
節足動物門 昆虫綱 カメムシ目 ヨコバイ亜目 ウンカ科
体長5mm

プランター稲・バケツ稲の索引2015

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害虫が現れた?!プランター稲2016

 元気に伸びた稲の葉に変なものを見つけました。
 大きさは1センチくらい。
 白い泡のように包まれたもの。
 なんというか、質感と雰囲気はカマキリの卵のようです。
 何かの卵?
 ということは、稲の葉を食べる害虫!

この記事にはの画像があります。


白くて小さいカマキリの卵(卵鞘)のような謎の物体

 調べてみると、どうやらムシヒキアブ類の卵のようです。
 ムシヒキアブ?
 昆虫の体液を吸う肉食系のアブ。
 幼虫は土の中でコガネムシの幼虫などを食べるようです。

ムシヒキアブの仲間のシオヤアブの成虫

 ということは、稲の害虫ではありません。
 それどころか、稲とはほとんど関係のない虫です。
 水を張った田んぼにはコガネムシの幼虫はいませんから。
 きっとススキか何かと間違えて卵を産んでしまったのでしょう。
 コガネムシの幼虫は、植物の根を食べる害虫。
 去年、タルサトイモが被害に遭いました。
 それを食べてくれるのなら、益虫です。

大きさ1センチくらいの卵鞘

 ところが。
 ムシヒキアブの幼虫の食べ物の中に、ミミズが入っていました。
 これはよくない。
 ミミズは、土をほぐしてくれるいい虫。
 プランター稲には関係ありませんが、他の鉢植えには関係あります。
 それを食べるのなら害虫。
 駆除することにしました。

 その前に一体どれだけの幼虫が産まれるのか確かめましたが、駆除が正解だと思いました。
 広い屋外ならともかく、小さな鉢しか無い場所にあれだけの虫が放たれたとなると。
 桑原桑原。

卵鞘から生まれたムシヒキアブ類の幼虫

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バケツ稲に敵がやってきた!


花盛りのバケツ稲
花盛りのバケツ稲

 花盛りのバケツ稲。
 といっても稲には花弁がないので地味ですが。

 そんな地味な稲にもとうとうやってきました。

 それは。

 害虫です。


この記事にはバッタイモムシの画像があります。




害虫その一。


 ショウリョウバッタ(精霊飛蝗)。

 頭からおしりの先までとんがったバッタです。

 大きな体の上にジャンプしてさらに翅で飛ぶので大食漢でしょうきっと。

 写真を撮ってる最中に逃げていきました。


バケツ稲とショウリョウバッタ
バケツ稲とショウリョウバッタ



害虫その二。


 チャバネセセリ(茶羽セセリ)の幼虫。


バケツ稲と幼虫
バケツ稲と幼虫



 翅を閉じると三角になる茶色い蛾のような蝶です。

 植物というのは、動物にとっては決して効率のいい食べ物ではありません。
 大量に食べても消化できるのはほんのわずか。
 よく消化するためには長い消化器官が必要になります。

 ですのでチョウやガの幼虫のイモムシやケムシは大きな体でめいいっぱい葉っぱを食べ、糞をたくさんします。

 このチャバネセセリの幼虫も大食漢で、みるみる稲の葉を食べていてしまいます。

 アオムシによくあるパターンで活動は夜が中心のようで、昼間は自分が出した糸で葉をまるく綴じて筒にして、その中で休むようです。

 しかしちょうどいい緑色のからだは、保護色になって昼間でも見つけにくくなっています。


 大きな頭は平たくなって左右に線がはいり、シンプルなデザインのヒーローのようですが、稲の葉を食べる害虫です。


チャバネセセリの幼虫の“顔”
チャバネセセリの幼虫の“顔”



 とりあえず目に付くと処分していますが、一か所に大量の卵を産む性質のようで、とってもとってもキリがありません。

 害虫が来るんだから天敵はこないのかなぁ、と思う今日この頃です。



 しかしお茶のアブラムシの経験から、天敵は害虫がやたらと増えない限りやってこないし、全滅させる前にどこか行ってしまうものです。

 天敵に頼らず、自分の手で取り除くのが一番確実なのです……


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