巨樹・古樹・老樹 その81 金剛山の高畑尾根の椈杉境界手前のツツジ尾谷分岐道の標高一千廿五米の一本椈
大阪と奈良和歌山の境にある山の府県境は、概ね分水嶺となる山の尾根を通っています。
ところが、なぜか山頂が思いっきり奈良県になっているのが金剛山。
だいたい標高900~1000メートルくらいから上が奈良県。
この金剛山の府県境は、ブナ(椈)が見られはじめる境のような気がします。
高畑尾根の標高1000mのブナもちょうどそのような場所に立っていました。
そのブナから25メートルほど登ったところにも同じように1本のブナが立っています。
標高一千廿五米の一本椈(2018年11月)

幹をすっと伸ばしていた1000mのブナとちがい、こちらは下の方からあちこちへ枝を伸ばしています。
以前からまわりに競合するような木がなかったのかもしれません。

枝がたくさん出て幹も黒っぽく見え、イヌブナのようです。
根本に落ちている葉を見ると中心の葉脈から枝分かれした側脈の数は7本。

ブナは7~11本、イヌブナは9~14本。
この木はブナです。
1.一般に「巨樹」「古樹」「老樹」と認知されている樹木
2.その場所や地域の中で見た目が「巨樹」「古樹」「老樹」を感じさせる樹木
3.見た目が小さくてもその種として「巨樹」「古樹」「老樹」な樹木
4.地域の自然を愛する組織や団体などが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
5.その他IWOが「巨樹」「古樹」「老樹」と認めた樹木
タグ: ブナ 巨樹・古樹・老樹 一千廿五米の一本椈 金剛山 金剛山の樹木 ツツジオ道 高畑尾根

- 関連記事
-
- あたたかい冬のひとときの雪 金剛山葛木神社の杉 (2020/02/08)
- 巨樹・古樹・老樹 その81 金剛山の高畑尾根の椈杉境界手前のツツジ尾谷分岐道の標高一千廿五米の一本椈 (2019/04/06)
- 巨樹・古樹・老樹 その80 道の駅「柿の郷くどやま」北の芝生広場の北西の百丗歳の栴檀 (2019/03/10)