【 フクジュソウ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

ふくじゅそう はる さいていました

 フクジュソウが咲きはじめています。


 ちょうど旧暦のお正月ごろに咲き始めるので、「元日草(がんじつそう)」とも呼ばれます。

 近畿では自生地は少なく、大阪では北部の京都との境にあるだけ、だとか。


 このフクジュソウも公園で育てられているものです。

フクジュソウ
福寿草、献歳菊
Adonis ramosa
双子葉植物 キンポウゲ目 キンポウゲ科 フクジュソウ属の多年草

[山野草] フクジュソウ 2芽入り

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タグ: フクジュソウ黄色い花春の花キンポウゲ科の花

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一番寒い時期ですが、よく見ると春は来ています。立春

 今日は立春
 暦の上では春がはじまります。

 でも、一番寒さが厳しい時期。
 違和感があります。

 ところが。
 生き物たち、特に植物がひそかに動き始はじめています。

フクジュソウの蕾が顔を出していました。

フクジュソウのつぼみ

冬芽を覆っていた芽鱗を脱いでいるネコヤナギもありました。

ネコヤナギの花

アジサイも固く結んでいた冬芽を開きはじめていました。

アジサイの冬芽

 日本は南北に長く起伏に富んでいますので、もう春がきているところも、まだまだ春がこないところもありますが、ここにはもう春がやってきています。

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タグ: 立春初春フクジュソウネコヤナギアジサイ錦織公園

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今年はちょっと早い金剛山の福寿草

 今年はちょっと早く福寿草が咲き始めました。
 金剛山の話です。


 金剛山山頂尾根にある大阪府民の森ちはや園地。
 園内には山野草が植えられているのですが、その中で一番早く咲くのがフクジュソウ。
 といっても、いつも見頃は3月に入ってから。
 それが今年は2月にもう見頃。


 この冬は記録的な寒さがあったものの、平均すると例年よりも暖かめ。
 金剛山も雪がないのが当たり前のような状態でした。
 フクジュソウが早く咲いたのも、そのためでしょう。


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タグ: フクジュソウ金剛山の花春の花黄色い花金剛山ちはや園地

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錦織公園の河内の里の春の花


 もふもふのネコヤナギと出会った春の錦織公園の河内の里。

 ほかにも春の花が咲いていました。



 春と言ったらフクジュソウ。


フクジュソウ


 もちろん植栽されたものです。

 河内の里は昔の農家を模したエリアですが、河内地方にはフクジュソウは自生していなかったと思います。

 でも江戸時代からの園芸植物ですから、庭に植えられていたかもしれません。



 梅も咲きはじめていました。


早咲きの八重の紅梅


 といっても、見頃はまだ先。

 早咲きです。

 早咲きの八重の紅梅ですから、八重寒紅梅でしょうか。



 そしてヒメオドリコソウ。


ヒメオドリコソウ


 一見どこにでもあるホトケノザのようですが、上の方の葉が赤くなっていて、形も先が尖った三角形なので、ヒメオドリコソウ。

 畑でホトケノザのように咲いていましたので、これは自然に生えた雑草でしょう。

 もちろんホトケノザもいっぱい咲いていました。



 ここには他にもいろいろな山野草が植えられていて、まるで植物園のよう。

 もうしばらくはいろんな花が楽しめそうです。



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タグ: フクジュソウヒメオドリコソウ春の花錦織公園河内の里

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春の雪の中のソーラ・システム ちはや園地の福寿草


 標高1000mの金剛山。

 尾根にあるちはや園地では福寿草の花が咲きはじめました。
 といっても、残念ながら自生しているものではないようですが。



 フクジュソウ(福寿草)はキンポウゲ科の多年草。

 別名の「元日草(がんじつそう)」はお正月に咲くおめでたい花ということが由来たそうですが、大阪では平野部でも旧正月では芽も出ていなかったりします。

 咲くのは早くて2月下旬。
 3月にはいってもまだつぼみのこともあります。



3月の雪が積もったちはや園地
3月の雪が積もったちはや園地




 ちはや園地のフクジュソウは2箇所に植えられています。

 ロープウェイ駅の近くに植えられているのは早く咲きます。

 3月に入って遅めの雪が積もった時、雪の中から顔を出すフクジュソウの花を見ることができます。

 ただしそれはいくつもの幸運が重なったときだけ。

 今年はその幸運が重なりました。



雪の中で咲くフクジュソウの花
雪の中で咲くフクジュソウの花




 フクジュソウの花の特徴は、きらきら太陽の光を反射すること。

 パラボラアンテナのように湾曲した花びらで太陽の光を花の中心に集め、温かくして虫を呼ぶためと言われています。

 もちろん受粉のために。



花びらがキラキラしているフクジュソウ
花びらがキラキラしているフクジュソウ




 よく見るとフクジュソウのまわりだけ雪がありません。

 まとまっているところでは雪がなくなっていることもあります。



まわりの雪がとけて地肌が見えています
まわりの雪がとけて地肌が見えています




 花びらで反射させた太陽光をめしべに集め、そこで温めた水を師管(しかん)を使って茎や根に送り温度を上げて雪をとかしている。

 と思ったのですが、咲いていないフクジュソウも雪をとかしているのでちがうようです。

 雪の中で咲くザゼンソウは発熱してまわりの雪を溶かします。

 フクジュソウもそういう植物なのかもしれません。

 さすがのフクジュソウのソーラ・システムも、雪をとかすまで太陽熱を利用することはできないようです。



ちはや園地のフクジュソウの画像は別館【いきもの を ぱちり!】
【雪とフクジュソウの花をいっしょに見ることができました。】にもあります。



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タグ: フクジュソウ春の花黄色い花キンポウゲ科の花ちはや園地金剛山の花金剛山の植物

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絶滅危惧種のセツブンソウが見頃になっていました。2月下旬の花の文化園


 大阪の南河内地域にある植物園の花の文化園。

 名前のように園芸植物を中心としてはじまった植物園ですが、現在は大阪や日本の絶滅危惧種など貴重なな植物を栽培し展示しています。

 そんなものの一つがセツブンソウ(節分草)。

 キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草です。

 名前の由来は節分の頃に咲くことから。

 花の文化園では今年も節分の頃に咲きはじめました

 そして梅が咲きはじめた2月下旬。



たくさん咲いているセツブンソウ
たくさん咲いているセツブンソウ
時期ははずれていないので日蝕みはいないはずです。




 本州の関東以西の落葉広葉樹林で石灰岩質のところを好むという結構自生地が限られそうな植物。

 日本のレッドデータ検索システムで調べてみると15府県で準絶滅危惧種以上のランクに指定されています。



小さな花と2枚の葉と短い茎のセツブンソウ
小さな花と2枚の葉と短い茎のセツブンソウ




 驚いたのは、大阪で絶滅危惧 I 類に指定されていること。

 もちろん絶滅の一つ手前のランクということもありますが、レッドデータブックに記載されているということは、自生地があるということです。

 それに驚きました。



キンポウゲ科らしく光が当たるときれいなセツブンソウの花
キンポウゲ科らしく光が当たるときれいなセツブンソウの花




 IWO(いきもの は おもしろい!)の基本フィールドになっている南大阪は、花崗岩、火山岩、砂岩泥岩とそれらが風化してたまったもの。

 そして山林は広い範囲で人の手が入った里山やスギ・ヒノキの植林地帯。

 落葉広葉樹があるのは里山か山地の標高の高いところの一部。

 ちょっとセツブンソウが自生するような環境とは思えません。

 大阪府のページで調べてみると、やはり大阪北部のようです。



二つの花が重なって八重咲のように見えます
二つの花が重なって八重咲のように見えます




 そんな大阪でセツブンソウを見ることができる数少ない場所が花の文化園。

 植えられているのは梅林の中。

 梅を見に来た時には足下にも目をやって、セツブンソウの小さな花も見てください。



フクジュソウも咲きはじめました
フクジュソウも咲きはじめました
場所によっては咲いていません
場所によっては咲いていません
花の文化園ではフクジュソウのほうがちょっと遅れて咲きます。



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タグ: セツブンソウ春の花白い花花の文化園フクジュソウ黄色い花萼の花キンポウゲ科の花

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ちょっと遅い春がやって来てキンポウゲ科の花がいろいろ咲いています。花の文化園


 2月下旬は大阪では梅の花見イベントが植物園や公園でよく行われます。

 今年の2月は冷え込みが厳しかったようで、どこも梅の花は遅れ気味です。

 大阪南部の河内長野市(かわちながのし)にある植物園、花の文化園もちょっと遅れているようです。


まだ黒っぽい花の文化園の梅の里
まだ黒っぽい花の文化園の梅の里




 しかし、春を告げる日本の野草はしっかりと活動をはじめていました。

 まずは梅園のセツブンソウ(節分草)

 キンポウゲ科の小さな植物です。

 高さはわずか数センチ。
 先に小さな花を一輪つけます。

 草丈が低いので、小さな花も写真で見るとなんだか大きく見えます。



大接近したセツブンソウの花
大接近したセツブンソウの花




 セツブンソウの由来は、節分のころに花が咲くといわれることから。
 もう節分はすぎてしまいましたが、ほかの植物が育ち始める前に花を咲かせています。

 大きな木々が茂る山の中、落葉樹の森は今なら光が地面にまでとどきます。

 その一瞬を逃さず育つのがセツブンソウの作戦なのかもしれません。



たくさん咲いているセツブンソウ
たくさん咲いているセツブンソウ




 春の野草で有名なものの一つがフクジュソウ(福寿草)

 花の文化園には数カ所に植えられています。
 それぞれ環境が違うので、まだまだ(つぼみ)が固そうなものからかろうじて開き始めているものまでいろいろ。

 キンポウゲ科の花によくあるのが光る花びら。
 光が当たるとキラキラときれいに光ります。

 フクジュソウはきれいに光る花の一つです。

 が、この日は曇り。
 輝きは今ひとつでした。



かろうじて開いているシェードガーデンのフクジュソウの花
かろうじて開いているシェードガーデンのフクジュソウの花




 ふるさとの花園のユキワリイチゲ(雪割一華)。
 こちらもキンポウゲ科の植物です。

 花弁(かべん)(はなびら)の色が地味な上にちょっと厚ぼったくてなんだか葉のようです。

 実は花弁のようにみえるのは(がく)、葉が変化したものです。
 花は中心の小さな雌蕊(めしべ)の部分。
 本当の花弁はありません。

 キンポウゲ科の植物の花弁に見えるところは萼が変化したものも多いのです。

 もちろんセツブンソウもフクジュソウも。



ユキワリイチゲの花
ユキワリイチゲの花




 コセリバオウレン(小芹葉黄連)とバイカオウレン(梅花黄蓮)
 名前の通りどちらも同じオウレン属。

 園内の一番南にあるのがアジサイ園。
 アジサイばかりでなく小さな野草がところどころ植えられています。
 その中でも一足早く咲くのがこのオウレン属。



葉がセリに似ているのでコセリバオウレン
葉がセリに似ているのでコセリバオウレン

花が梅に似ているということでバイカオウレンで梅見の代わり?
花が梅に似ているということでバイカオウレンで梅見の代わり?
セツブンソウによく似ている花ですが、微妙に違います。




 梅はちょっと残念でしたが、セツブンソウが満開だったので、満足しました。



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タグ: セツブンソウフクジュソウユキワリイチゲコセリバオウレンバイカオウレン初春の花花の文化園初春の花の文化園キンポウゲ科の花

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