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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

動物たちも人間が通る道は便利なようで、雪が積もった後はいろいろなあしあとと出会います。山鳥

 雪が積もった山はたのしい。
 なかなか出会えない動物と出会うことができるから。
 あしあとで。


 雪の上にひし形のあしあと。
 4つの頂点がぐいと押されたようになっています。
 鳥のあしあと。

ヤマドリのあしあと

 大きさは10センチにちょっと足りないくらい。


 きっとヤマドリ。
 山に住むキジの仲間で、大きな鳥。
 あまり飛びたくないようで、地面の上を歩き回ります。
 いきなり出会ったときなどは驚いて飛んでいきますが、重たい音がしますのでこちらも驚きます。


 人間を恐れているのか、あまり姿を見せてくれません。
 でも雪が積もったとき、あまりメジャーでない道を通ると、よくあしあとを見かけます。


 動物たちも人間が通る道は便利なようで、雪が積もった後はいろいろなあしあとと出会います。

ウスアカヤマドリ
薄赤山鳥
Syrmaticus soemmerringii subrufus
ヤマドリ(Syrmaticus soemmerringii)の南本州太平洋側亜種
鳥綱 キジ目 キジ科 ヤマドリ属の留鳥
日本固有種

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タグ: ヤマドリウスアカヤマドリ留鳥カラスより大きい鳥冬の鳥足痕足跡フィールドサイン

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登山道のササユリを掘り出した犯人は?!

 6月。
 山道を歩いていると、道端にササユリが横たわっていました。
 引きちぎられたようです。

さっき切られたようなササユリ

 ササユリはあちこちで盗採されて数を減らしているユリの仲間。
 なんてことを!

 すぐ横の地面には穴が空いています。
 鱗茎(ユリ根)を掘り上げて、運びやすいように茎を切ったのでしょう。
 ひどい!

地面に開いた穴

 でも、よく見てみると茎は引きちぎられたようななんとも言えない雑な感じ。
 穴も小さなスコップで掘ったというより、まるで手で掘ったような荒い感じ。
 でも木の根があったり手で掘れるような場所ではなさそう。
 これはいったい。

引きちぎられたようなササユリの茎

 思い出しました。
 ササユリを掘り出す奴を。

 イノシシ。

 奴はユリ根を食べます。
 鼻は丈夫で、土をガンガン掘れます。
 鼻なのでスコップのようにスパっとは掘れません。
 盗採ではなかった、よかったよかった。

となりのホトトギスらしき植物はそのまま

 よく考えると、ササユリはそれほど萎れていません。
 切られてそれほど時間はたっていないでしょう。
 つまり、ちょっと前。
 ここにイノシシがいた?

 ほんとうに、よかったよかった?

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タグ: ササユリユリイノシシフィールドサイン

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雪が積もっていたらあしあとさがし

 今年はなかなか雪がふらない金剛山。
 2月の雨でとける前の雪に残った足跡。

テン?の足痕

 指の跡がきれいに残っています。
 金剛山の哺乳動物の種類は少ないので、幅5センチ位で爪の跡が残り、2つ並んで間が空いてまた2つの足跡。


 多分、テンの亜種ホンドテン。

 野生の中型小型の哺乳類はなかなか姿を見せてくれません。
 足跡は貴重な情報です。

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タグ: 足跡足痕ホンドテンテンフィールドサイン金剛山の哺乳類金剛山の脊椎動物冬の金剛山金剛山

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コールド・ケース 骨は語る アスファルトの上に残った骨から

 山を歩いていると、時折事件と出会ってしまいます。
 その日もそうでした。
 2年前の10月。
 天見富士と呼ばれる大阪府河内長野市の旗尾岳(はたおだけ)と周囲の尾根をつなぐトレッキングルートを歩き、千早口駅へ向かう道の途中。

この記事には動物の骨の画像があります。


ここから少し行ったところが現場

 歩道のアスファルトの上に白骨が散らばっていました。
 時間がたっているのでしょう、毛は残っていますが、筋肉や内蔵はもうありません。
 1メートルほどの範囲に散らばっていること、毛が骨の下で地面にはりついているようなことから、この場所で死んだか、死んでそれほど時間が立たないうちにこの場所に置かれたかのどちらかでしょう。
 下山も終わって駅へ向かっている途中なのでどうしても早く帰りたくなってしまいます。
 とりあえず写真を撮り、その日は帰りました。

まるで恐竜の産状化石のように多くが失われています

 そして2年後。
 写真をもとにプロファイリングをはじめました。
 動物の種類は、哺乳類の解剖学的な知識を持つ人ならこれだけ骨が残っていればすぐわかるでしょうが、専門家ではありませんので考えていきます。
 毛があるので哺乳類。

尾のあたりには多くの毛が残っていました

 手足と思える骨の太さや長さなどからすると、中型犬くらいの大きさ。

 手のひらの骨の中指骨と足の甲の骨の中足骨の4本がほぼ同じ長さ同じ太さ、そしてなにより3つの突起のある裂肉歯をもっていることなどからも、食肉目(ネコ目)であることがわかります。

おそらく手

 この条件で日本の都市部周辺で一般的な食肉目の哺乳類となると、数種類に絞れます。

 大阪の金剛山地の西端の麓にいそうな食肉目は、イエイヌ、イエネコ、ホンドタヌキ、ニホンイタチ、テン、ハクビシン、アライグマくらいでしょうか。
 それにいないことになっていますが、目撃情報があるホンドキツネにニホンアナグマ。
 橈骨・尺骨(肘・膝から手首・足首までの骨)の長さからすると、イエネコ、ニホンイタチ、テンはなさそうです。

おそらく足

 候補はみんな同じ食肉目なので、骨も似ています。
 ましてや、生きている姿ばかり見ているので、骨から姿を想像することは困難。
 骨の細かいちがいを見ていくことになります。

 同じ食肉目の種のちがいを見分けやすい骨の一つは顎。
 上顎は頭蓋といっしょに無くなっていますが、下顎が残っています。
 先は失われていますが、裂肉歯から付け根まで残っています。
 下顎の頭骨につながる部分の形は種類によってちがいがあります。

先が欠けた右下顎

 この骨は頭骨に繋がるところが少し後ろに飛び出ています。
 そして下の部分が段になって先の方へ伸びています。
 この特徴が当てはまるのは。
 タヌキ。
 このあたりにいるとすればホンドタヌキ。

タヌキの剥製〈兵庫県立人と自然の博物館〉

 次は死因ですが、ここまでいろいろなものが無くなっていれば死因はわかりません。
 実は、ちょうど2ヶ月前に同じ道を歩きましたが、そのときにはまだありませんでした。
 死亡時期はこの2ヶ月の間でしょう。

 交通量はそれほど多くありませんが、対向2車線で他の集落とつながる道の歩道。
 夜間であれば道路の上のタヌキに気づくのはかなり近づいてからかもしれません。
 車にひかれた(轢死)ことは容易に想像できます。

 おそらく2ヶ月以内で文字通り骨と皮だけになっています。
 最初は肉食の哺乳類が体の筋肉や内臓を食べたのかもしれません。
 そのとき、いくらかの骨も無くなったでしょう。
 ただ、肉食哺乳類がここまできれいに骨と皮だけにすることはむずかしいでしょうから、あとは昆虫の出番。
 哺乳類の肉を食べる昆虫たちが集まってきて、徹底的に骨と皮だけにしたのでしょう。

 しかし、この骨がタヌキであること以外はすべて推測の域を出ません。
 今回も迷宮入りせざるを得ないようです。

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タグ: タヌキホンドタヌキプロファイリングフィールドサイン旗尾岳コールド・ケース

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ふしぎなうんちはだれのうんち

 10月下旬、不思議なうんちを見つけました。
 場所はネタの宝庫の錦織公園。
 歩道が池に飛び出しデッキのようになったところの欄干。
 手すりのうえにうんちが。

この記事にはうんちの画像があります。


 わざわざ不安定なところで、まるで嫌がらせのようにうんちをする動物というと、イタチ。
 ここは自分の縄張りだ、自分はここにいるぞとしらせるためのうんち。
 サインポストとよばれるフィールドサイン。
 ただ、ちょっとヘンです。


 イタチのうんちの特徴は、太さが1センチ以下。
 ところがこのうんちは太さが2センチくらいあります。
 うんちの太さは体の大きさに対応するのでここまで差があるということは、イタチよりもずっと大きい哺乳類ということになります。
 たとば中型犬くらいでしょうか。


 それくらいの大きさで公園にいても不思議がない哺乳類。
 すでに確認しているのは、タヌキとアライグマ。未確認はハクビシン。
 この中で欄干の上に登ってこられそうなのは、アライグマとハクビシン。

タヌキ


アライグマ

 2種に絞り込むことができましたので、うんちを観察してみます。
 このうんちを見て感じるのは、硬そうな丸い粒状のものがやたら多いこと。
 というか、粒のかたまりのように見えます。
 鳥の羽根もネズミの毛も甲虫の鞘翅も無いようです。


 丸いのはタネ。
 つまり、木の実。
 汁気が多い液果ばかりを食べているようです。
 アライグマとハクビシンはどちらも食肉目(ネコ目)。
 名前のように肉食が多いグループですが、どちらも木の実も食べる雑食。
 ただ、ハクビシンのほうが果実食の比重が多くなることがあります。
 秋の実りの時期などには。


 またうんちをしている場所もポイントになります。
 幅10センチくらいで、わずかに湾曲している欄干の上。
 バランス感覚のいい動物。

 果実食とバランス感覚の2つを兼ね備えたとすると、ハクビシン。
 住宅の塀の上にもうんちをするといいます。

 ということで、このうんちをしたのはどうやらハクビシン。
 タヌキやアライグマだけでなく、ハクビシンもこの公園に住んでいるようです。

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タグ: うんちフィールドサインハクビシン食肉目錦織公園錦織公園の動物

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雪が残る早春の金剛山の登山道で出会ったちょっと大きめのうんちをしたのは だれ?

 タイトルのとおりなので、経緯は省略。
 金剛山を知らない人は、タグ「金剛山」を。

この記事にはうんちの画像があります。


 同じ日に同じようなうんちに2回出会いました。
 全くちがう場所なので、ちがう個体でしょう。
 でも、どちらも特徴はよく似ています。
 20センチ四方くらいの範囲に収まり、太さは5センチくらい。
 だいたい、つながってなく、ばらばら。
 中身は植物のタネがたくさんのと、ドングリの殻っぽいのや繊維質っぽいのがたくさんの。
 昆虫の体や動物の毛や羽はみあたりません。

種がいっぱい入ってるヤツ


 うんちの太さと言うのは大切です。
 だいたい体の大きさに比例します。
 太さが5センチというと、イタチ類には大きすぎます。
 だいたいイノシシやタヌキくらい。

 あまりつながらずばらばらっぽいのは、雑食性が強い動物。
 イヌやネコの食肉目(ネコ目)ではなさそう。

ドングリのかけらっぽいのが入ってるヤツ


 昆虫の体がないのは、冬なので昆虫がいないためかもしれません。
 植物の実は食肉目も食べますが、ネズミや鳥の毛や羽が見当たらないので、動物食ではなさそう。

 これらを総合すると、こんな動物。
 体の大きさは中型犬から大型犬くらい。
 植物食か植物食が強い雑食。
 多分、食肉目じゃない。

 これに金剛山に住んでいると思われる哺乳類を当てはめると。

 答えは、イノシシ。

 さあ、正解はなんでしょうか?

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タグ: フィールドサイン金剛山の脊椎動物金剛山イノシシ

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金剛山で一度も姿を見たことのないノウサギとまた出会いました。今回も痕だけ。

 金剛山の山道を歩いていると、スパッと切れた笹の葉が。
 周りを見るといくつもあります。


 これは、草食の哺乳類が食べた痕。
 その動物は?


 実はかんたん。
 金剛山にいる、地面から生えるイネ科植物の葉をかみ切って食べる哺乳類は、ウサギくらい。
 シカはいません。


 食べられているのは、地面すれすれの葉ばかり。
 これもウサギっぽい。
 そもそも、シカはこんなにスパッと葉を切ることができません。
 繊維が少し残ります。

 ということで、ノウサギ(ニホンノウサギ)の食痕でした。

ニホンノウサギ雪上迷彩仕様(兵庫県立人と自然の博物館)

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タグ: 食痕ノウサギニホンノウサギキュウシュウノウサギフィールドサイン金剛山金剛山の脊椎動物

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