パークスガーデン ビルの上の冬のビオトープの鳥たち
今では当たり前のようになっている屋上緑化。
建物の屋上で様々な植物を育てます。
その大規模になったもの、屋上庭園。
「屋上庭園」と呼ばれる施設は昔からありましたが、多くは植木鉢などに植えられた植物を並べたようなものだったようです。
それが軽い人工土壌の開発などで、まるで地上の公園や植物園のように木々に覆われた“土”の空間がビルの上にも作られるようになりました。
そんな屋上庭園の一つが大阪難波のパークスガーデン。

年中花が咲いてる7階花壇
大阪や日本の在来種にこだわらず、世界中の様々な種類の植物が植えられていますので、厳密にはビオトープとは言いにくかもしれません。
しかし、10年をすぎた屋上庭園は木々も育ちビオトープとしての風格を持ってきています。

8階で咲いている極楽鳥花(ストレリチア)
都会のビルの屋上では、さすがに哺乳類や爬虫類両生類の生き物はやってきていないようですが、鳥たちはやってきています。
淀川が近い梅田地域と違い、緑の少ない難波地域では、鳥たちにとっては数少ない緑でしょう。
花も少なくなり、木々が葉を落とす冬ですが、それでも鳥たちはやってきていました。

日陰の落ち葉の上では保護色のスズメ

目の周りの白がよく目立つメジロ

黙っているとカッコいい?ヒヨドリ
この日出会ったのはこの3種。
どれもめずらしくもない鳥たちです。
しかしこういった当たり前の鳥たちが来なくて、一体どんな鳥が来るのでしょう。
あちこち移動する鳥が来てくれてこそ、いろいろな生き物がやってきて、ビオトープになっていきます。

8階の池にいるメダカ
パークスガーデンを管理している人たちが、鳥たちに対してどのように考えているのかはわかりません。
植えられている植物を見ていると、鳥を呼ばないように考えられているような気もしないわけではありませんが、パークスガーデンが難波近辺の鳥たちが集まるビオトープになればいいな。
と密かに思っています。

タグ: パークスガーデン スズメ メジロ ヒヨドリ ビオトープ ビルのビオトープ

- 関連記事
-
- 第45回特別展「ネコと見つける都市の自然」―大阪は緑が少ないかもしれないけれど、実は増えている!?―大阪市立自然史博物館 (2014/08/21)
- パークスガーデン ビルの上の冬のビオトープの鳥たち (2014/02/05)
- 地上9階の梅田の新しいビオトープ グランフロント大阪 (2013/09/24)
スポンサーサイト