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2018年もプランター稲 新しいことをしたので新しい問題が。

 プランターで稲を育てるプランター稲。
 今年は一緒に育てるカブトエビ寄りの栽培です。

この記事にはの画像があります。


 稲と一緒にいるカブトエビが、毎年産卵できるまで成長しない理由を餌不足とかんがえ、今年はカブトエビの餌をやることにしました
 餌は市販されている甲殻類のえさ。
 だいたい半日で食べ切れるくらいの量にしました。

今年はプランターで大きく育ったカブトエビ

 すると、いつもは大きくなる前に死んでいたカブトエビがどんどん大きくなっていきます。
 ところが、稲はなんか元気がありません。
 葉が垂れてきます。

イネの葉が垂れています

 中には先が枯れているのもあります。

葉先が枯れています

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 バケツ稲の本『超豪快イネつくり』によれは、窒素肥料が多すぎたようです。
 カブトエビの餌には当然タンパク質が含まれています。
 タンパク質は生き物にとって大切な成分です。
 種類はとても多いのですが、基本的には炭素・酸素・窒素・水素でできています。
 そうです。窒素が含まれています。
 肥料として適量の窒素を与えていたところに、さらに窒素が追加されたような形になっていたのです。

 もちろん、食べ切るように量を調節していましたが、もちろん食べ残しもあるでしょうし、食べたものも一部の窒素は糞として排出されます。
 それらが溜まっていったのでしょう。

 プランターの土や水から窒素分だけを取り除くのは無理です。
 ということで、水を多めに足してこぼすようにしました。
 その方法だと窒素以外に肥料も流れてしまうので、窒素なしの肥料を少し足すようにしました。

 一週間もすると、葉の雰囲気が変わってきました。
 新しく出た葉は垂れなくなってています。
 やはりカブトエビの餌が肥料のバランスを崩していたようです。

新しく伸びてきた葉はまっすぐです

 なんとかバランスはとれているようですので、しばらくこのやり方を続けました。
 稲はとりあえずそれなりに元気なようです。
 ところが、稲以外で異変が現れました。

タグ♦プランター稲・バケツ稲の索引2015

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下赤阪の棚田のいきもの目次 2018年版 花と実

 下赤阪の棚田ビオトープの2018年版の花と実の目次です。
 今まで出会った植物の花と実を一ヶ月ごとにまとめましたので、その目次を作りました。
 動物編はお待ち下さい。

リンクの多くはタグリンクになります。
スマホモードはタグ表示に対応していません。
PCモードを勧めします。

下赤阪の棚田の花の色目次
茶色 赤紫 青紫
白 緑 黄 橙 赤 茶色 赤紫 紫 青紫 青

花の色について

下赤阪の棚田の月毎の花の色と果実種別の目次
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
白 白 白 白 白 白 白 白 白 白 白 白
緑 緑 緑 緑 緑 緑 緑 緑 緑 緑 緑 緑
黄 黄 黄 黄 黄 黄 黄 黄 黄 黄 黄 黄
橙 橙 橙 橙 橙 橙
赤 赤 赤 赤 赤 赤 赤 赤 赤 赤 赤 赤
茶色 茶色
赤紫 赤紫 赤紫 赤紫 赤紫 赤紫 赤紫 赤紫 赤紫 赤紫 赤紫 赤紫
紫 紫 紫 紫 紫 紫 紫 紫 紫 紫 紫
青紫 青紫 青紫 青紫 青紫 青紫 青紫 青紫
青 青 青 青 青 青 青 青 青 青
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
果実 果実 果実 果実 果実 果実 果実 果実 果実 果実 果実 果実
裂開果 裂開果 裂開果 裂開果 裂開果 裂開果 裂開果 裂開果 裂開果 裂開果 裂開果 裂開果
閉果 閉果 閉果 閉果 閉果 閉果 閉果 閉果 閉果 閉果 閉果 閉果
液果 液果 液果 液果 液果 液果 液果 液果 液果 液果 液果 液果
集合果 集合果 集合果 集合果 集合果 集合果 集合果 集合果 集合果 集合果 集合果 集合果
偽果 偽果 偽果 偽果 偽果 偽果 偽果 偽果 偽果 偽果 偽果 偽果
珠芽 珠芽 珠芽 珠芽 珠芽 珠芽 珠芽 珠芽 珠芽 珠芽 珠芽 珠芽
下赤阪の棚田の果実の目次
乾果
汁気が少ない
液果
汁気が多い
集合果
果実がひとつに集まる
偽果
子房・果皮以外が肥大
珠芽
茎などにできる種子のようなもの
裂開果
割れる
閉果
割れない
漿果
殻なしタネ
核果
殻ありタネ

そのほかの植物関係の目次や動物の目次はこちらへ。
下赤阪の棚田のいきもの目次 2015年版
タグ:下赤阪の棚田のいきもの目次

下赤阪の棚田について

 下赤阪の棚田は、大阪の南河内地方の千早赤阪村、金剛山の麓の標高100メートルほどにある、日本の棚田百選に選ばれた棚田です。
 山と町の中間にあるような場所で、町の生き物と山の生き物の両方を見ることができます。

お米が実った10月の下赤阪の棚田

下赤阪の棚田の花の色について

 色はデジカメで写した画像の色を基本としていますので、実際の色や図鑑の色とも異なることがあります。
 ある程度の幅を持って色検索をしてください。

 花の色は、基本的に花弁の地の色にしています。
 花弁がなかったり小さかったりして、苞(ほう)や萼(がく)が花弁のようになっているものは、その色としています。
 花弁がないだけでなく、苞や萼も花弁のようになっていないものは、オシベやメシベなど目立つ部分の色としています。
 花が小さいものの場合、花序(花の集まり)全体の見た目の色の場合もあります。
 そのため、同じ花でも複数の色に分類されていることもあります。

さいごに

 つくっているのは動植物の専門の研究者ではありません。
 誤りがあると思いますので、ヒントや参考程度に。

タグ♦ 下赤阪の棚田のいきもの目次
■参考外部リンク■
下赤阪の棚田 | 千早赤阪村観光協会
全国棚田(千枚田)連絡協議会

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今年のプランター稲ビオトープは予想が当たる?2018

 今年のプランター稲ビオトープはいつもとちょっとちがっています。
 ほったらかしの今までとちがい、手をかけます。

今年のプランター稲ビオトープ2018

この記事にはの画像があります。


 獰猛なカブトエビが他の生き物を食べてしまうのではないかと、誕生と同時に隔離をしていましたが、カイエビやホウネンエビの幼生がみあたりません。
 唯一増えているカイミジンコが、カイエビやホウネンエビの幼生を食べているのでしょうか。
 田植えをすれば土が混ぜられ少しですが孵化すると思うので、次はカブトエビだけでなくカイエビやホウネンエビも隔離することにしました。

形がわかるようになったくらいのカイエビ

 そして田植え。
 予想通り小さな生き物が生まれはじめました。
 カブトエビ、カイエビ、ホウネンエビらしき幼生は見つけ次第水槽に移します。

 カブトエビの幼生だけは、同じくらいの大きさごとに水槽を分けます。
 大きさがちがうと、小さい方が食べられてしまいますが、同じだと食べられにくくなります。
 ホウネンエビやカイエビは同じ水槽。
 こちらは大きさが多少ちがってもかまいません。

それらしい形になったくらいのカブトエビ

 えさをやりながら育てますが、小さい間はなかなか不安定で、突然死んでしまうことがあります。
 その中で、カブトエビ1匹、ホウネンエビ2匹、カイエビ3匹を成体と同じくらいの大きさに育てることができました。

 最初に孵ったカブトエビは十分大きくなっていますのでプランターに戻しました。
 餌については、甲殻類用の餌をやり続けることにしました。
 食べ切れる分だけを少しずつ。

それらしくなったカブトエビ

 カブトエビは土を引っ掻き回しながら餌ももりもり食べていきます。
 みるみるプランターの中のカイミジンコの姿が減っていきます。
 カブトエビに食べられているのでしょうか。
 それとも隠れているのでしょうか。

 結果。
 今までカブトエビ以外が育たなかったのは、カブトエビに食べられたから。
 そしてカブトエビが十分育たなかったのは食べ物がなくなったから。
 という予想が合っていた可能性が高くなりました。

十分大きくなったのでプランターに戻したカブトエビ

 ところが、プランター稲ビオトープでは、甲殻類たちと違うところに異変がおきていました。

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今年のプランター稲ビオトープは思いがけない。2018

 絶滅を回避するために積極的に飼育することにした2018年のプランター稲ビオトープ。

 卵はすでに土の中にあるので、水を張るだけ。
 今年はちょっと遅れて5月下旬ごろ、プランターに水を張りました。
 1日ほどで孵化がはじまり、2日目にはすごい数になります。
 顔を近づけてよく見ると小さな生き物がたくさん動いています。

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 その中からほかよりも大きい(といっても1ミリもない)カブトエビの幼生を見つけたら、別の水槽(エビ伝説を再利用)に移します。
 それを繰り返してもうカブトエビの幼生も見あたらなくなってしばらく。
 あることに気づきました。
 プランター田んぼの中にはカイミジンコばかりになっていたことに。
 カブトエビがいないことは当然ですが、なぜかカイエビもホウネンエビもいないのです。
 カイミジンコは、いつもカブトエビが全滅したあとに目立ってきていましたが、今回は最初から。

カイミジンコの一種
カイミジンコ

 いや、今回の気になるところはそれだけではありません。
 カイエビもホウネンエビもいません。
 特にホウネンエビはカブトエビがいて数匹が生き残っているのに。
 ということは、カイミジンコに食べられたのでしょうか。
 カイミジンコはカイエビよりも小さい甲殻類。
 でも食欲旺盛で、植物でも藻類でも動物でも食べます。
 カブトエビが死んだときなどあっという間に食べられてしまいます。
 カイエビは小さな幼生のときにカイミジンコに食べられたのでしょうか。

 よくわかりませんが、疑惑があるのでカブトエビと同じようにカイエビの幼生と思われるのを見つけたら、別の水槽に移すことにしました。
 しかし、時遅し。
 もうほとんど見当たりません。
 次は苗を植えるときに土をかき回すことになりますので、そのときまた孵化するでしょうから、そこがスタートになるでしょう。

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今年もプランター稲ビオトープはじめました。2018

 プランター稲でカブトエビなどを一緒に育てて田んぼビオトープの再現を目指すプランター稲ビオトープ。
 毎年失敗の連続。
 今年こそはと思いながら、なかなか結果が出ません。
 いつも、カブトエビが抱卵する前にカイエビは全滅してしまいます。
 そのカブトエビも、抱卵をはじめるかどうかというところで絶滅してしまいます。

この記事にはの画像があります。


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 水質の問題か、酸素の問題か、いろいろと対策を考えてきましたが、結果はそれほど変わりません。
 そこで、ものすごく単純な事に気づきました。
 食べ物の問題。

 つまり、カイエビが全滅するのも、ホウネンエビが激減するのも、カブトエビに食べられるから。
 そしてカブトエビが全滅するのは、食べ物がなくなったから。

カブトエビ
カブトエビ

 プランターには稲を育てるために化成肥料は入れますが、もちろんカブトエビなどの餌は入れません。
 それは田んぼも同じはず。
 田んぼでは水中に溶け出した肥料で藻類などが増え、それがカブトエビたちの餌になるのでしょう。
 プランターでも時間がたてば土の上にマット状のものが、プランターの壁には糸状のものができます。
 しかしカブトエビには十分ではなかったようです。

カイエビ
カイエビ

 ということで、今年は餌をやります。
 市販の甲殻類ペット用の餌。
 それだけでなく、隔離します。
 カブトエビを。

ホウネンエビ
ホウネンエビ

 カブトエビはいろんなものを食べます。
 特に、ほかのちっちゃい動物たち。
 自分より小さく硬い体をしていなければ、食べてしまいます。
 自分と同じ大きさのカブトエビでも共食いします。
 さらに、卵自体がカイエビやホウネンエビよりも大きく、同時に生まれてもすでにカブトエビには勝てません。

 ということで、基本的にほったらかしだった今までとちがい、今回は隔離して育てる方向へぐるっと転換することにしました。

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2017年のプランター稲 おわりました。

 バケツじゃなくて、プランターで育てているのでプランター稲。
 稲刈りも終わり、乾燥も終わり、脱穀も終わりました。
 今年の結果は。

今年の稲穂はこれで全部

 今年の出来は思いっきり悪いことはすでに書いています。
 稲藁から籾をとる脱穀を終えて、重さを測ると。

今年もガラスコップ脱穀

 16グラム!
 なんと!

今年の籾はこれで全部

 苗を2本しか植えなかった2016年でも100グラム。
 病気の影響が大きかった2015年でも65グラム。
 スズメの大群に襲われた2014年でも40グラム。
 出穂前に葉が病気になった2013年でも150グラム。
 有機肥料を使いすぎた2012年でも30グラム。
 肥料が調節された土を使った2011年はなんと250グラム。

 今までで最も少ない!
 こうなった原因は、肥料。
 今年はミネラル以外の肥料は0。
 実は、稲は無肥料でもそれなりの収量があるという不思議な作物。
 ただし、それは山や川の水を使った場合。
 いろんな場所を通ってきた水には、様々な肥料になる成分が溶け込んでいるのです。
 さすがに、水道水には肥料の成分はありません。

稲刈り前はこんな感じ

 初めから予想はしていましたが、実際に結果を見ると「少な~」と思います。
 なぜそうしたかというと、それはビオトープのため。
 プランター稲の土にはカブトエビやカイエビなどの卵があります。
 春に水を入れると数えられないほど孵化します。
 ところが、親になる前にみんないなくなってしまいます。
 それが水の汚れ(富栄養化)が原因かもしれないと思い、肥料をなくしてみたのです。

 しかし、多少カブトエビが長生きした程度で全滅してしまいました。
 それで考えなおしました、絶滅の理由を。
 まず、カブトエビは餌不足。
 プランターの水は透明で、藻類も目立つほど発生しません。
 それに苗は大きすぎてカブトエビは食べることができません。
 ですから、わずかにできた藻類を食べて生き延びてきたのかもしれません。

全然株が増えていません

 カイエビが消えるのはカブトエビがそれとわかるほどの大きさになってから。
 基本的に底の方で生活するカイエビは同じ生活をするカブトエビにとっては格好の食べ物かもしれません。
 そう考えると、常に浮かんでいるホウネンエビがカイエビよりも生き残っていることにも納得できます。

 それらをふまえて来年のプランター稲。
 最初の肥料は化成肥料を少なめにして、徐々に追加していく。
 そしてカブトエビの隔離。
 趣旨に反しますが、場合によっては餌やりもありかもしれません。
 それで原因が絞れれば、プランター稲ビオトープへ大きく近づくでしょう。

 来年はもう少し稲の収穫とカブトエビ・カイエビ・ホウネンエビの長生きが両立させたいと思います。

タグ♦プランター稲・バケツ稲の索引2015

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2017年のプランター稲ビオトープの結果とプランター稲の途中経過

 もう9月ですので、当然今年のプランター稲ビオトープはほぼ終盤。
 ということで、まずは結論を。

 窒素・リン酸・カリの三大栄養素の肥料なしのプランターで育てた結果、4匹のカブトエビが育ち、もっとも長生きしたのが1ヶ月あまり。
 数回産卵しました。
 カブトエビの寿命からすると、ちょっと早いですが、今までよりは長生きしています。
 ただ、カイエビは成長することはできず、ホウネンエビも数が激減してしまいました。
 こちらはいつもと同じ。

水を入れて3日後のカブトエビ

もうカブトエビの形をしています

 カブトエビが今までよりも長生きできたことは、予想通り窒素やリンによる富栄養化しなかったからではないかと思います。
 そのことから、カイエビやホウネンエビが1週間ほどでいなくなってしまったのは、カブトエビに食べられたことが最大の原因でしょう。
 カイエビもホウネンエビも生まれたときからなんでも食べるカブトエビよりもずっと小さいので、格好のエサでしょう。
 たしかに田んぼでも、大抵カイエビが多いところにはカブトエビはいないか少なく、カブトエビの多いところにはカイエビは少ないかいないような気がします。
 もっとも、そうでないところもありますので、こんなに単純な理由ではないでしょうが。

水を入れて1週間後のカブトエビ

水を入れて1週間後のカイエビ

カブトエビよりぶっと小さい

水を入れて10日後のホウネンエビ

カイエビよりは大きいけどカブトエビよりは小さい

水を入れて10日後のプランター植え

 ただ、肥料を減らした結果、稲のほうがほとんど分蘖(ぶんげつ/株が増えること)せず、ほとんど植えたときと同じ数のまま。
 今までにない少ない数です。
 いくらカブトエビが育つからと言っても肥料なしは問題あります。
 それにカブトエビが死んだのも、水がきれいすぎて食べ物がなくなったような気がします。
 カブトエビが生きている間は目立つ藻類はなく、プランターの中はきれいなまま。
 育った稲は硬すぎてカブトエビも食べられないようです。
 カイエビもホウネンエビもいなければ、水中の栄養で育つ藻類くらいしか食べ物はないでしょう。
 過度な肥料は水が汚れてしまいますが、少なすぎても問題。
 水清ければ魚棲まず。

17日後に抱卵したカブトエビ

アメリカカブトエビなので1匹だけでも産卵します

1ヶ月後のカブトエビ

 ということで、来年は水中のアンモニア量を調べることができる試薬でモニタしながら、肥料の量を調整してみようと思います。

タグ♦プランター稲・バケツ稲の索引2015

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