『自宅で湿地帯ビオトープ! 生物多様性を守る水辺づくり』には手を出そう!
タイトルの通り、自宅で湿地帯ビオトープの作り方とその実例の本です。
そして「生物多様性を守る水辺づくり」の本です。
著者は淡水魚と水生昆虫の生態学分類学の専門家の中島淳さん。
表紙はアニメ化もされた『映像研には手を出すな!』の作者、マンガ家の大童澄瞳さん。
出版社は大和書房。
紙の本と電子書籍があります。
ビオトープは水槽に水草や魚に小エビなど様々な種類の生き物を一緒に育てることによく使われるように思いますが、それを屋外に作るのです。
それだけでなく、生物多様性からビオトープの本来の意味もサクッと説明されています。
ほかにも湿地帯ビオトープのガイドもあります。
巻末の湿地帯ビオトープの住人たちの図鑑は、トンボやアメンボなどのよく知られた生き物だけでなく、ミズムシやミズカメムシなどハンディ図鑑ではあまり見かけないようなものまで載っています。
1冊にビオトープから生物多様性、外来種のことまでまるっと簡潔にまとめられている上に図鑑まで載ってる信じられないような本。
水辺の環境の生物多様性についての入門書にもなると思います。

タグ: 自宅で湿地帯ビオトープ! ビオトープ 湿地帯ビオトープ 生物多様性

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