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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

金剛山の深い谷に落ちていた卵の殻


 本などでは千早本道〈ちはやほんどう)ばかりが紹介される金剛山(こんごうざん)。

 そのためでしょうか、金剛山にあまり登ったことがない人は、「金剛山=健康登山の山」というイメージの人が少なくないような気がします。

 ところが金剛山はいろいろな登山道があります。
 初心者から上級者まで色々なバリエーションがあり、そのほとんどが山頂へ向かっています。

 それが登りきると車が走る舗装道路と観光施設につきあたり、「山頂」がはっきりとしない六甲山とのちがいです。



 そんな金剛山の道の一つ、妙見谷道(みょうけんだにみち)。

 ツツジオ谷道と千早本道を挟むようにしてある谷道です。

 山頂直下まで深い谷筋が続く妙見谷道は、沢登りの初歩コースとして有名ですが、沢の中を歩かない道もあります。



深い谷の妙見谷道
深い谷の妙見谷道



 そんな妙見谷を歩いていると、足元に谷にそぐわなし白っぽくて丸いものが。

 大きさも雰囲気もうずらの卵くらい。

 どうやら鳥の卵のようです。

 中は空。

 半分しかありません。

 孵化(ふか)した雛(ひな)が巣から落としたものでしょう。



妙見谷に落ちていた謎の卵 妙見谷に落ちていた謎の卵
妙見谷に落ちていた謎の卵



 半分に割れているので高さはわかりませんが、幅は2センチほど。
 白地に少し紫がかった茶色の斑(まだら)模様。

 手元には鳥の卵の図鑑がないので、金剛山にいる鳥の卵を検索して調べてみたら……

 どうやらヒヨドリのようです。



町中ではよく見るヒヨドリ(長居植物園)
町中ではよく見るヒヨドリ(長居植物園)




 ヒヨドリというと、住宅街にも住んでいる身近な鳥ですが、今まで卵なんで見たことはありません。

 まさかあまり姿を見かけない金剛山で卵を見ることになるとは思いませんでした。



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タグ: ヒヨ鳥の卵フィールドサイン金剛山金剛山の鳥妙見谷道

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genre : 趣味・実用

ツグミの◯◯◯がいっぱい!


ツグミの影


 いつの間にか住宅街(じゅうたくがい)()只中(ただなか)に住み着いていたツグミです。
 一日中(いちにちじゅう)というわけではありませんが、よくヤマザクラの木にいます。

 意外(いがい)にも逃げないのでどんどん近づいていけます。

 しかし、あまりにも近づきすぎてしまったのでツグミはとなりの木の高いところへ飛んで行ってしまいました。

 ツグミがいなくなった枝には何も……何も……ん?

 なんだかツグミのような(かげ)が枝の上に残っています。
 黒くてごつごつしたものが、ちょうどツグミを少し小さくしたくらいの大きさで枝の上に()っているのです。

ツグミと黒いごつごつした影
ツグミと黒いごつごつした影


 もしや、これは……

 もっと近づきました。


ツグミの◯◯◯のかたまり


 そうです。
 それはツグミの(ふん)(かたまり)です。
 (ふん)といっても、小さな()()丸飲(まるの)みするようで、種の(かたまり)と言ったほうがいいかもしれません。

ツグミの糞(木の種)の塊
ツグミの糞(木の種)の塊


 どうやらこの場所はツグミのお気に入りの場所のようです。
 いつもこの枝に止まって、そして(ふん)をするのです。
 木の枝の上にたまってしまうほど。

 ツグミと同じように()()を食べる鳥にヒヨ(ヒヨドリ)やムクドリがいます。
 ヒヨやムクドリが(むれ)をなして止まった木や電線の下には、いっぱい種が(ころ)がっていますが、このような(かたまり)となって木の枝や電線についているのは見たことがありません。

 どうやらツグミにはお気に入りの場所があり、ヒヨやムクドリにはこれほどまでのお気に入りの場所は無いのでしょう。


ツグミの◯◯◯の絨毯


 ツグミの(ふん)が枝の上ばかりについているはずがありません。
 足元(あしもと)を見てみましょう。

 やっぱり……

 そこにも(ふん)がが無数に(ころ)がっていました。
 芝生(しばふ)がそのあたりだけツグミの(ふん)、つまり木の種の絨毯(じゅうたん)になっているのです。

 目の前にはツグミが食べた()()証拠(しょうこ)(ころ)がっていますが、知識(ちしき)が無いので何の()()なのかがまったくわからないのが残念(ざんねん)です。

ツグミの糞(木の種)の絨毯
ツグミの糞(木の種)の絨毯




種をまく鳥


 マンガ『とりぱん』にも、ヒヨなどがよそで食べた()()の種を(ふん)として落としていくので、(にわ)にいつの()にか見知(みし)らぬ木が生えているという話があります。

 このツグミの威力(いりょく)はそんなものではないようです。
 春にはヤマザクラの木の下は、モヤシ畑か、イチゴパックのカワイレダイコンのようになってしまうのでしょうか。
 それとも、ヤマザクラの枝にヤドリギが?

 それはわかりませんが、(かり)に芽がでたとしても住宅街(じゅうたくがい)ですので雑草(ざっそう)一緒(いっしょ)無残(むざん)()られてしまうでしょう。ヤドリギで無ければ。

 ツグミの努力(どりょく)無駄(むだ)になってしましまうでしょう。

 そんなつもりがあったのかどうかは、ツグミに話を聞いてみないとわかりませんが。


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タグ: ツグミヒヨムクドリとりぱん

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柿、いただきました。ただし……


 ただし、渋柿(しぶがき)です。


わかっているのは


 近所(きんじょ)農家(のうか)(にわ)に植えているものなので、品種(ひんしゅ)も何もわかりません。はっきりしているのはそれが渋柿(しぶがき)ということです。
 食べても(しぶ)いだけの(かき)

 どうしてそんな食べられないような(かき)をいただいたのでしょうか。

 それは、(しぶ)くて食べられない(かき)が、食べられるようにできるからです。

いただいた柿
いただいた柿




甘柿渋柿


 (かき)といえば甘いもの。
 といっても、最近(さいきん)激甘(げきあま)果物(くだもの)(くら)べると、なんとも心細(こころぼそ)(あま)さです。
 それでも今のように砂糖(さとう)氾濫(はんらん)していなかった(むかし)は、(あま)果物(くだもの)だったことでしょう。

 (かき)日本(にほん)(むかし)からあった果物(くだもの)で、農村(のうそん)ではよくあちこちに植わっています。
 大きな木に実がたわわに()っている姿(すがた)見上(みあ)げて、ひとつくらいもらってもわからないな。
 なんて牧歌的(ぼっかてき)なことは、もう(むかし)の話かもしれません。
 それに、取ってしまったらとんでもないことになるかもしれません。


ブービートラップ


 それはブービートラップの可能性(かのうせい)があるのです。

 おいしいものがほったらかしにされているわけではありません。
 人間(にんげん)が取らなくても鳥がいます。
 このあたりでしたらヒヨの格好(かっこう)餌食(えじき)でしょう。
 何でも食べる悪食(あくじき)のヒヨでさえ食べないようなものがおいしいはずがありません。

 一口かじると口の中に(しぶ)がひろがりとんでもないことになってしまうでしょう。
 まさに「のろま者のワナ(ブービートラップ)」です。

ヒヨ(ヒヨドリ)
ヒヨ(ヒヨドリ)




渋い柿を甘くする


 そういう食べられない渋柿(しぶがき)でも食べられるようにする方法(ほうほう)があります。

 ひとつはそのまま実が(やわ)らかく(じゅく)すまで()いておく方法(ほうほう)です。
 (じゅく)して(あま)くなった渋柿(しぶがき)は、熟柿(じゅくし)と呼ばれます。
 この方法(ほうほう)欠点(けってん)は、ヒヨをはじめとする鳥たちとの競争(きょうそう)になることです。
 ヒヨとの競争(きょうそう)人間(にんげん)が勝つのは困難(こんなん)です。

 次は渋抜(しぶぬ)き。
 炭酸(たんさん)ガスやアルコールなどで処理(しょり)して(しぶ)()きます。
 大量(たいりょう)処理(しょり)できますので、お店で(なら)んでいる(かき)の中にもあるかもしれません。

 そして干し(かき)
 簡単(かんたん)に言うと、(かき)干物(ひもの)です。
 皮をむいて何日も()すのです。
 こうなるとまるで別物(べつもの)のようで、(しぶ)()けるだけでなく甘味(あまみ)()します。
 砂糖(さとう)がなかった(むかし)には、数少ない(あま)いお菓子(かし)だったと思います。
 実際(じっさい)()(かき)を使った和菓子(わがし)はあちこちにあります。


ということで


 ということで、いただいた渋柿(しぶがき)は干し(かき)となって再生(さいせい)されることになりました。

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タグ: 干し柿渋柿ヒヨ干し柿2008

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