【 ヒノキ】

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〔よりぬきタグ〕 ◊巨古老樹◊金剛◊恐竜◊高野◊棚田◊錦織

杉の林の苔の中の小さな芽生え

 林道から外れた登山道を歩いていると、苔に覆われた切り株。
 そこに芽生えが。


 まわりに落ちているのはスギの枯れ枝。
 切り株の柄に新しいスギの芽生え。

 と思っていたら、一番下のさじ形の葉、子葉が2枚。
 スギの子葉は3枚。時々4枚。
 スギではありません。

ヒノキの芽生え

 子葉が2枚というと、ヒノキ。
 ヒノキの芽生えです。

 ここは植林地。
 このように自然に生えた木はヒノキといえども大木に育つ芽に伐られてしまうでしょう。

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タグ: ヒノキ子葉芽生え裸子植物

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身近だけど希少な植物の裸子植物を植物園で見てみましょう。花の文化園


 植物が地上に現れたのは4億5千万年のオルドビス紀といわれています。

 もちろん当時の植物と今の植物は違っています。

 まだまだ地面に張り付くようなコケみたいな植物で、木が登場するのは1億年くらいすぎたデボン紀後期になると考えられています。

 ただこの頃の木は今とちがっていて、シダ植物です。



 その後進化した種ができる裸子植物(らししょくぶつ)が現れ、恐竜時代の中生代には、裸子植物の森が現れ繁栄していきます。

 繁栄を極めた裸子植物も中生代の終わり頃には花咲かせる被子植物に追い上げられ、恐竜絶滅後には逆転されてしまいます。

 今の植物の大半を占める被子植物が25万種。
 シダ植物が1万種。
 それに対して裸子植物は750種。

 種の数ではシダ植物にも負けてしまいます。






 身近にたくさんありながらも実は希少な裸子植物。

 でも、裸子植物ってどんなのでしょうか。

 裸子植物というのは、その名前の通り種が子房(しぼう)に覆われていない裸(はだか)の種(たね)の植物のことです。

 なんですが、イチョウの実のようにどうみても種が実に覆われているようにしか見えないものもあります。

 じつはイチョウの実は種の皮の部分が大きくなったもの、子房ではないので裸子植物なのです。

 と言われてもよくわかりません。




身近な裸子植物のメタセコイア(花の文化園)




 ということで、今も生きている裸子植物をひとつの「門(もん)」に分類した時のすべての「綱(こう)」が揃っている大阪府河内長野市の植物園の花の文化園にある被子植物を並べてみました。

 実際の裸子植物を見て、理屈よりまずは実感しましょう。




大きなテラコッタドールが迎えてくれる花の文化園




マツ綱
「針葉樹」と言われるもの。
「まつぼっくり」のように種子が丸いものに入っているので「球果植物(きゅうかしょくぶつ)」とも呼ばれます。
マツ、スギ、ヒノキ、メタセコイアなど日本では一番身近な裸子植物でしょう。

数多くの種類が日本に自生していましたが、木材として利用されるためあちこちに植林され、野生の針葉樹の状況がわからなくなってきています。
花の文化園にはたくさんのマツ綱の植物がありますが、見かける機会が多そうな高い木を中心に集めました。

マツ目
マツ科
アカマツ(赤松)
マツ属
常緑高木針葉樹

松茸ができるので有名ですが、アカマツがあるからといってかならず松茸ができるわけではありません。


ヒノキ科
ヒノキ(檜)
ヒノキ属
常緑高木針葉樹


幹や皮が使われますので、よく植林されています。
たいていスギの植林と一緒にあるので、うっかりすると見落としてしまいます。
葉はまったく違うので、落ち葉などを見ればヒノキ林かスギ林かすぐわかります。

スギ(杉)
スギ属
常緑高木針葉樹

日本中の多くの山に植林されています。
明治時代の強引な増産の結果、日本の山は杉の植林だらけになってしまい、花粉症の原因として悪者のイメージが強い部分もあります。


メタセコイア
メタセコイア属
落葉高木針葉樹
別名:曙杉(あけぼのすぎ)

中国奥地で自生していた木ですが、日本にも昔は生えていました。
現在日本に植えられているものは中国のメタセコイアを増やしたものです。
見た目はラクウショウによく似ていますが、葉の順番(葉序)が対生(たいせい)なので見分けがつきます。


ラクウショウ(落羽松)
ヌマスギ属
落葉高木針葉樹
別名:沼杉(ヌマスギ)

メタセコイア同様日本に自生していない種類ですが、公園などあちこちによく植えられています。
水辺を好むので、池の周りなどはメタセコイアでなくラクウショウのことがよくあります。
葉序(ようじょ)が互生(ごせい)のことと、幹の周りに気根と言われる根が塔のように生えているのでメタセコイアと区別できます。


セコイア
セコイア属
常緑高木針葉樹


北アメリカ原産の植物で、中には100mを超える高さにまで成長しているものもあり、地球上最大の生物と言われています。
日本の気候にはあまり合わないのか、近畿では植物園以外ではあまり目にしません。



ソテツ綱
こちらも日本に自生する種類ですが、分布は暖かい地域限られます。
ただし、太平洋側の平地などに植えられ、広い範囲で日常的に目にするようになっています。

見た目はヤシに似てないこともありませんが、ヤシは被子植物でまったくちがう種類です。

ソテツ(蘇鉄)
ソテツ目 ソテツ科 ソテツ属
常緑低木

有毒植物ですが、新芽などはデンプンに富み毒抜きをすれば食べる事ができます。
大正末期から昭和初期にかけて恐慌が起こった時、沖縄で食糧不足が起りソテツが食料にされましたが、毒を抜ききれず多くの人がなくなりました。
沖縄では「ソテツ地獄」と呼ばれています。




イチョウ鋼
中生代や新生代の初期に大繁栄した裸子植物ですが、今は中国の奥地にただ1種のみ生き残っているだけ。
それがイチョウです。
今では日本中に植えられていて、とても日常的な樹木になっていますが、1綱1目1属1種ととても貴重な植物なのです。

イチョウ(銀杏,公孫樹,鴨脚樹)
イチョウ目 イチョウ科 イチョウ属
落葉高木


日本に入ってきたのは古く、数百年から千年くらい前と考えられています。
そのため樹齢数百年のイチョウも各地にあります。

針葉樹とちがい葉が平たいので被子植物の広葉樹のようですが、葉をよく見ると葉脈が放射状に走っていて、枝分かれする広葉樹の葉とはちがっていることがわかります。



グネツム綱
1目3科しかないイチョウほどではないですが希少な植物。
日本には自生していません。
ただ温室のある植物園では、ウェルウィッチア科のウェルウィッチア(別名:奇想天外,サバクオモト)が展示されているのをよく見かけます。

奇想天外(キソウテンガイ)
グネツム目 ウェルウィッチア科 ウェルウィッチア属
別名:ウェルウィッチア,砂漠万年青(サバクオモト),


1属1種の植物です。

たった2枚の葉しか伸ばさない変わった植物。
しかも葉の根元から成長していくので、どんどん伸びていきます。
そして先のほうがかならず枯れますが、枯れたからといって切ってしまうと、残った部分が枯れていってしまうそうです。
長生きで知られ、1000年以上生きると言われています。
雄株雌株と分かれますが、花が咲くまでわからないのですが、その花もめったに咲かないようです。



 このように決して珍しくない、日常的な裸子植物ですが、そのほとんどが植樹されたもの。

 種の数からするととても貴重な植物たちです。

 球果植物のように、種を見てわかりやすいものもありますが、イチョウのようにわかりにくいものもあります。

 また被子植物でもモミジのように松の実と見た目がよく似ているものもあります。

 裸子植物は見た目ではなく、まずは理屈で覚えていくしかなさそうです。



■参考外部リンク■
大阪府立花の文化園公式サイト


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タグ: 裸子植物花の文化園アカマツヒノキソテツ奇想天外イチョウメタセコイアセコイア

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